扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年11月23日 読書会18時30分から 懇親会21時15分から
  • 第144回 名古屋アウトプット勉強会 「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」

11月23日、名古屋駅近くのウインクあいちにて、第144回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。

今月の課題本は吉川浩満『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』です。
一風変わった書名に戸惑われた方もいるかもしれませんが、これはカール・マルクスが『資本論草稿』に書きつけた一節から採られたもの。
人間に関する、進化論・遺伝子・人工知能といった新しい技術に関する要約や評論をまとめた一冊となっています。



今回は著者の吉川浩満さんをゲストにお招きしての読書会となりました。
吉川先生からは、上記のような本書の特色に触れつつ「自分が考えて書いた本というよりも、読んだ人がいろいろと考えてほしい本」という言葉をいただき、読書会がスタートします。


それでは各テーブルで、どのようなアウトプットが生まれたか見ていきましょう。

〈進化と絶滅〉
・ホモサピエンスは絶滅すると思っているが、昔の置き換わりタイプではない、違うタイプの絶滅になるのではないか?
・人間は学問・思想が発達しただけで進化したわけではないのでは。



〈道徳と倫理〉
・道徳的ということを行動ではなく、それがもたらす結果で捉えるというのが衝撃だった。
・SFの話が現実になりそうな世の中だから、倫理を考えないと。


〈人工知能〉
・人工知能が人間より賢くなったら、それで人間の仕事は終わり? そうなったときに、人間は何をして生きていくのだろう。
・未来についての考察は、「いずれそうなってしまうけど、それでいいのか?」という著者からの問いかけだと感じた。




〈チューリングの革命と変容するリアリティ〉
・「現実」とは何か? 誰もが同じ現実を見ているわけではなく、自分が選んだ情報に基づいて構築されている(実は選ばされているかもしれない)。
・開かれた世界である現実は、閉じた世界であるバーチャルよりも本当にいいのか?



多様なキーワードをヒントに、各テーブルで活発な議論が繰り広げられます。

本書には『サピエンス全史』『利己的な遺伝子』『実践 行動経済学』など、これまでアウトプット勉強会課題本になったものも多く登場します。
今回の本を読了して集まった参加者の間では、他の本も読んだか、過去の読書会に参加したかと聞き合う声も多く聞こえてきました。

そして『サピエンス全史』の著者による新作であり、本書でも言及されている『ホモ・デウス』が来年1月25日(金)の課題本になることが発表されると、会場は大きな歓声に包まれました。



全員で集合写真を撮影して読書会は終了です。近くのELLE HALL Diningに場所を移しての懇親会となります。
乾杯の後、吉川先生による講演会も開催されました。

講演のテーマは「<時代>に対する態度」。「人間とは何かというより、我々は我々をどう思っているのか」「知識そのものというより、我々がどう感じているか、考えているか」など、「人間とは何か」という根源にせまる内容で、皆さん、とても熱心に聞き入っていました。


講演の後は、ゲストイベントならではのサイン会を開催。自分の本にサインもらえた参加者の方はとても嬉しそう。ついついもう一度課題本を眺めてしまいます。



これで今年のアウトプット勉強会定例会は終了となります。
一年の最後にアウトプット勉強会に参加された皆様へ、猫町倶楽部から特別なプレゼント…!?


そう、12月15日(土)には、名古屋猫町倶楽部の全分科会合同でクリスマス読書会&パーティーが開催されます。
平成最後のクリスマス読書会。今年猫町倶楽部に参加した人も、初めての人も、ぜひ参加をお待ちしています。

文/Jun 写真/あさこ・Yuki

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