扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋藝術部

  • 2019年02月13日(水) 
  • 【名古屋藝術部】渡辺 裕『聴衆の誕生 – ポスト・モダン時代の音楽文化』

2019年の名古屋藝術部第2回目は、渡辺裕著『聴衆の誕生 ーポスト・モダン時代の音楽文化』を課題本に開催されました。

参加者21名での開催となりました。
まだまだ寒さ厳しい2月の平日夜に、20名を越える人々に集まって頂けるなんて、猫町倶楽部の確固たる魅力を感じながらも、皆さんに感謝しかありません。寒い中、本当にありがとうございました。

そして、初参加のかたも1名いらっしゃいました。また、猫町倶楽部にはよく参加しているが、藝術部は初めてというかたもいらっしゃいました。

猫町倶楽部のルールは、課題本を読了してくることと、他人の意見を否定しないことです。
課題本を読了してくることで、初めて会った人たちとも共通の話題があり、すんなりお話に入っていけます。



まずは、おいしいお料理を囲みながら、自己紹介です。そして、順に課題本の感想を話していきます。
もちろん、短い感想で構いません。順番に話していく中で、皆さん少しずつ思っていたことが溢れていきます。
学生さんやいろいろな職業のかた等、普段出会わない人たちとお話していくと、思ってもみなかった意見や感想、まったく気付かなかったことを聞けて、自分自身の意見や感想がどんどん膨らんでいくのも読書会の魅力のひとつです。

それでは、皆さんのご意見ご感想をご紹介しましょう。

・音楽の聴き方として、集中的聴取や構造的聴取という理解による聴き方と、軽やかな聴取という感覚による聴き方との対比が面白かった。
・現代のクラシック演奏会においては、軽やかな聴取をしている人がほとんどのように思える。
・クラシックが「わかる」とはどういうことを指すのか。
・「わからなければならない」という思い込みがクラシックの敷居を高くしている。
・「わかる」の代表が「評論家」だと思うが、その評論の多くは他の演奏との比較であり、それは著者の言う水平的拡散であり軽やかな聴取ではないのか。



・録音できるようになって、生にこだわらなければいくらでも良い演奏が聴けるようになった。ただ、それで本当に聴いていると言えるのかと、ふと思うことがある。
・ネットの普及の前に、カラオケの普及も音楽の聴き方を変えた気がする。
・ベートーヴェンの最も有名な眼光鋭い肖像画との比較で、優男風の肖像画や神格化された半裸の彫像を見て、音楽家のイメージも操作されていることを再認識した。



・第九を歌うグループに参加したら高齢の方ばかりで同世代がおらず、三十代の自分が若者と呼ばれる状況に驚いた。

クラシックのみならず、Jazz、J-POP、ROCKと広がっていき、好きなアーティストやアイドルのお話も飛び出して、ジャンルを超えた話に花が咲きました。



次回の名古屋藝術部は、3月3日(日)『ようこそ浮世絵の世界へ』と題しまして、2月23日(土) より 名古屋市博物館で開催される特別展『 挑む浮世絵 国芳から芳年へ』 の関連企画として開催します。
講師は、名古屋猫町倶楽部で大人気の美術ライター佐藤晃子先生です。

浮世絵なんて普段見ない、日本美術なんてわからないというかた、大丈夫です。
私もわかりません。普段行くことのない場所で、一緒に扉を少し開いて覗いてみましょう。
ご一緒できるのを楽しみにしています。
(文:まき / 写真:リュウセイ、カツカレー水谷)

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