扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2020年02月15日(土曜日) 受付開始 16:00 読書会 16:30〜19:00 懇親会 19:00〜21:00
  • 第19回フィロソフィア東京読書会 濱野ちひろ「聖なるズー」

第19回フィロソフィア東京読書会が2月15日(土)にモンスーンカフェ G-Zone 銀座にて開催されました。


今回の課題本は濱野ちひろ『聖なるズー』。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞の話題作のためか70名弱の参加となりました。男女比は半々、初参加の方の割合は1割でした。大変な盛況でした、ありがとうございます。

 



 

 
動物性愛者の観察を通して人と人との関わりを考察しようというテーマだけあってどのテーブルも盛り上がります。



 

 
「性とは何なのかについて著者が答えを出す旅をしている」「思い返すと発情した飼い犬に飛びかかられたことがある」「セクシュアリティを選ぶとはどういう感覚なのか考えさせられる」といった意見も。「感染しないかどうかが気になる(by医師)」とおっしゃる方もおり、参加者の背景により様々な意見が出てくるのが読書会の特長だと改めて感じました。


 

2時間半ほど熱く語った後は同じ店で懇親会がスタート。課題本を離れて色々な話題が飛び出します。生理的に無理な男とめちゃくちゃ格好良いドーベルマンとだったらどっちとするかなど課題本に沿った(?)疑問で盛り上がるテーブルも。性、奥が深いですね。


 

懇親会後も希望者は同じ店で三次会を開いていました。フィロソフィアと聞くと難しい話が乱舞しそうに思われるかもしれませんが、意外と日常生活にも課題本に繋がるような哲学が隠れてたというのを語るうちに発見できるものです。楽しいので是非参加してみてくださいね。

次回は4月に開催されます。詳細は後日HPにて発表されます。皆様をお待ちしております。

文章 新井 写真 長谷 こうとく 小山

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特別イベント

  • 2020年2月11日(火) 受付開始15:50~16:10 読書会16:10~17:40 レクチャー17:50~18:50 懇親会19:00~21:00
  • 第9回 関西藝術部 宮下規久朗『カラヴァッジョへの旅』『闇の美術史』

2月11日(火)建国記念の日、第9回関西藝術部読書会が開催されました。

今回の課題本は2冊からの選択制。宮下規久朗さんの『カラヴァッジョへの旅』『闇の美術史』です。
そしてさらに、今回は作者の宮下さんをゲストにお迎えしてのレクチャーもあり、まさにカラヴァッジョ漬け。
初参加4名を含む、総勢43名(関西藝術部過去最多!)の方々にご参加いただき、賑やかなひとときとなりました。

今、読んでくださっている方の中には、「猫町倶楽部って興味はあるけど、どんな会なのかな・・・」と少し不安に思われ参加を迷われている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫!
今日は、猫町倶楽部の読書会の流れを順を追ってご紹介いたします。雰囲気を少しでも感じていただけたら幸いです。

●受付
読書会は1テーブル大体6~8名ほどに分かれて行います。
まずは受付を済ませ、各テーブルへ。
皆さん同じ課題本を読んできた者同士、初対面でも意外と話が弾むものですよ!


 

※あべのハルカス美術館で開催されていた「カラヴァッジョ展」にちなみ、会場をカラヴァッジョ展風にしようと、サポーター有志による会場の飾り付けが行われました!
(サポーターとは、読書会運営に携わるポランティアのことです!)



●読書会

各テーブルで1名、進行役のファシリテーターを決めていよいよ読書会開始です。
名前や参加のきっかけなど簡単な自己紹介を終えた後の進め方は、テーブルごとそれぞれです。
本の中で気になった部分を思い思いに話したり、ファシリテーターが「皆さんに~を聞きたい」と質問を振ったり、難解な課題本の時は「わからなかった」という話に終始するかと思いきや、思わぬ方向に話が盛り上がって行ったり・・・

ここではたった一つ、ルールがあります。それは、「他人の意見を否定しない」こと。

本の内容や作者への批判は意見としてOK!ただ、他の参加者の意見や見方に対する批判はしないことを猫町倶楽部はルールとして大切に守ってきました。

 

今回はゲストの宮下さんも各テーブルをまわってくださいました。


 

また、あべのハルカス美術館で「カラヴァッジョ展」が開催中(2/16で終了)であり、合わせて展示を観られた参加者も多く、展示品について宮下さんに尋ねる方も多くいました。

 

★『カラヴァッジョへの旅』テーブルの声

・(カラヴッジョ展の展示品が)真筆ではないことにショック!
・前期の作品が好きな人と後記の作品が好きな人に分かれた。
・(カラヴァッジョ展に本物は2.5点しかないという宮下さんの話を受け)
本物主義の話になり、上手に偽物を作る画家の芸術性への言及など話が広がった。




 

★『闇の美術史』テーブルの声

・(初参加の方)元々読書が好きでカラヴァッジョにも興味があり参加。
・「闇」という観点から美術を観たのは初めて。
・(歴史好きな方で)カラヴァッジョのみでなく、闇と光を上手く描いた多くの画家が登場し、美術史の流れが分かり興味深かった。
・宮下さんの文章に惹き込まれた。学者の域を超えて文学的。



 

●レクチャー

いよいよ宮下さんのレクチャーです。課題本やカラヴァッジョ展に展示された作品の画像をスライドに映していただきながらの解説でした。宮下さんの、勢いのあるドラマチックな語り口に聴き入りながらあっという間の一時間でした!

読書会から話題に上っていた、カラヴァッジョの真筆なのか?という点についても、スライドに映された絵を観ながら「カラヴァッジョは布の描き方に迷いがなくすごく上手い。これはどこから観てもカラヴァッジョではない」など、興味深い話もありました。「カラヴァッジョが描いたんじゃないのか・・・」とショックを受けた方も多かったようです(苦笑)
そこから、カラヴァッジョ云々に留まらず自分なりの美術の見方、感じ方にまで思いをめぐらせた方も多かったように思います。



最後に、あべのハルカス美術館のカラヴァッジョ展のポスターに言及されました。

◆↑の写真左側が当初のポスター。絵は《ホロフェルネスの首を斬るユディト》(部分)
右側が新ポスター。《法悦のマグダラのマリア》(部分)

新ポスターをよく見ると、右上部に一言、「赦したまえ」。
最初このポスターを見た時、おそらく画題のマグダラのマリアにちなんでの「赦したまえ」なのだと思っていました。

今回の展示は、当初の目玉作品であり、旧ポスターに取り上げられた《ホロフェルネスの首を斬るユディト》の来日中止という事態がありました。
何とその事を受けての、「赦したまえ」なのだそうです。(ユディトが来なくてごめん!ということ) そういうことか!
展示会のメインが来なくなるという、きっと大きかったであろう試練を切り抜けるご担当者のユーモア、センス!すごいですね!!

レクチャー後は、課題本に宮下さんのサインを求める長い列が出来ていました。
宮下さん、快く気さくに応じていただき、ありがとうございました。

 

読書会後に、全員で記念写真をパシャリ!


 

●懇親会

読書会終了後は懇親会です。今回はカラヴァッジョつながりということで、お料理はイタリアン!

まずは読書会のテーブルメンバーでスタートです。この頃には皆さん緊張もすっかり解けて、美味しいお料理とドリンクをお供に読書会での話がさらに盛り上がることが多いですね。さらには、普段どんな本を読んでいる?猫町倶楽部の他の分科会には参加しているのか?次はいつ参加する?などなど・・・

 

ひとしきり食事が済んだら、席替えタイムです。「え?そういうの苦手なんだけど・・・」「どこに行けば良いの?」と思われる方もいらっしゃいますよね。

私も初めて参加した時はそうでした。でも、この席替えではテーブルごとにテーマが設けられ、皆さんには好きなところに移動していただきます。
いつもなかなか興味深いテーマが並びます。進め方は各テーブル様々ですが、名前程度の簡単な自己紹介をしてテーマについて気軽にお話する感じでしょうか。

読書会でのテーブルは違っていても、元は同じ課題本を読んでいる者同士!やっぱりこの共通点は大きいんですよね。

自分の興味のあるテーマの世界をさらに広げるきっかけになったりするかも?!

ちなみに今回のテーブルごとのテーマは、以下の通りでした。
「宮下さんともっと話したい」「闇の〇〇」(課題本『闇の美術史』にちなんで 笑)「オススメの企画展・美術展」「旅行」「フリーテーマ」



ここまで来ると、あっという間に終了の時間に・・・

ご参加の皆さん、ありがとうございました!

 

自分が読んだ本の感想を、きちんと自分の言葉で声に出して伝えること。

これって有りそうでなかなか無い機会なんですよね。頭と心の風通しが良くなった気がするのですごくオススメです!

このレポートを読んでくださった方の中で、「参加してみようかな」とお一人にでも思っていただけたならこんなに嬉しいことはありません。

皆さまのご参加をお待ちしています!

【文:eri愛里  写真:いっとく、のんこ】

猫町倶楽部ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから関西藝術部に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。
mixi – コミュニティ『読書会◆関西藝術部』

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年2月5日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 長編読書会『平家物語』第一回

2020年2月5日、北風に乗って琵琶法師の声が微かに聞こえてきそうな冬の日に、『平家物語』(三の巻まで)の読書会が開催されました。こちらは今年度の長編読書会の第1回目も兼ねています。
誰もが聞いたことのある「祇園精舎の鐘の声…」のフレーズ。そこからいったいどんな物語が紡がれるのか。「普段は読まない古典ジャンルだけどこれを機に挑戦してみたい!」「思い入れのある作品なので、久しぶりに読書会に参加してみました!」と意気込む40名の方が参加され、会場は満員御礼です!

入り口では「琵琶にゃんこ」がみなさんをお出迎え。

そして月曜会恒例・今回も素敵なテーブル札…!!

『平家物語』の訳本は各出版社ごとにそれぞれ特色があり、どれを選ぶかで作品の印象も少しずつ変わってきます。
一つのテーブルでも、こんなにたくさんの種類の訳本・関連本が集まりました!自分の選んだ本をお互いに見せ合うのも読書会の楽しみのひとつですね。
関連本として学生時代の教科書をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。

猫町倶楽部のルールは「他人の意見を否定しない」こと。それさえ守れば、何を話しても大丈夫です。
「『平家物語』には初めて挑戦する!」という参加者も多かった今回、それぞれのテーブルではどんな意見が出たのでしょうか。

・敗者に焦点を当てた物語になっているのが面白い。やはり日本人は負けた側の話が好きなのか。
・清盛が悪者として描かれていて、一族から信頼が厚かったとされる本来の清盛像とは異なっている。
・歴史に忠実であるとは言えないが、それだけに誰が何のためにこの物語を作り、琵琶法師に語らせたのかが興味深い。

・当時の庶民にとっては、成功物語よりも悲劇や没落の方が面白かったのかも。ワイドショーを見る感覚。
・重盛の早すぎる退場は、今後の平家の運命を匂わせている。
・師長が流罪先でもポジティブ。当時の人にとって流罪や出家の位置づけはどのような感じだったのだろうか。

・人間の欲望が露骨なのは昔も今も同じ。
・歴史の勉強をもっとしておけば良かった。
・いろいろな翻訳があり、見比べると面白い。
・源氏物語と違い、女性の章が少なく、また軽んじられて書かれていると思った。
・貴族から武士へ徐々に時代が変わっていく状況の中、いろいろな人物が暗躍しているのが分かった。

・平家の成り上がりの過程が描かれなかったのは残念。
・源氏が天下をとった正当性を示すために平家のダメなところを挙げている感じがする。
・お坊さんたちがこんなに暴れて好き放題していることに驚いた。信長の延暦寺焼き討ちはひどいことだと思っていたが、彼らの振る舞いをみて納得した部分があった。

さて、読書会も終盤に差し掛かりここでベストドレッサーの選出へと移ります。本日のドレスコードは「夢」です。

自らの夢(と眠り)を体現した方、はたまた誰かの夢を背負った方など、さまざまな「夢」の形を見ることができました。ベストドレッサーに選ばれた方々、おめでとうございました!


読書会の後は懇親会へと移ります。今回の懇親会会場は、しゃぶしゃぶの「UMEHA」さんです。


懇親会でもこのように本を開く勉強熱心なテーブルも……!
ほんの三巻分でも、登場人物も事件も盛りだくさんだった平家物語、まだまだ話は尽きません。


長編読書会「平家物語」(今回含め全四回)は、今後4・6・8月に特別イベントとして開催します。平家を待ち受ける運命に思いを馳せたみなさん、ぜひ読了を目指してみませんか?
第2回以降のサポーターもまだまだ募集していますので、興味のある方はぜひサポーターまでお声がけください!

文:はるこ
写真:月曜会12.5期サポーター

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  • 第121回東京文学サロン月曜会 町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『告白』『くっすん大黒』

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年1月27日(日) 読書会&トークショー:16:30~19:15 懇親会:19:30~21:30
  • 第121回東京文学サロン月曜会 町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『告白』『くっすん大黒』

どうも人というものは色んな性分がございまして、その中でも読書が好きという人も多くございます。そんな人たちが集まる猫町倶楽部ですが、この度、町田康先生をお招きしての特別イベントを開催することになりました。

場所はいつもの代官山chano-maですが、さすが人気作家、今回は募集開始したとたんに、五千に五千また五千、合わせて一万五千の参加者が、というのは大げさですが、とにかく、代官山会場では久しぶりの満席になりました。

課題本はこの3冊からの選択です。



さて当日。なんといっても特別イベントですし、人数も多いしでどんな雰囲気になりますかね、初参加も多いけどやっぱりみんな町田康ファンの人なのかな、などということをわあわあ言いながら京成志津駅を出まして、勝田台から特急に乗りまして、京成船橋で降りまして、そこから船橋FACEの中を真っ直ぐに、JRに入りまして、総武線の快速で江戸川を越えまして、錦糸町駅で地下鉄半蔵門線に乗り換えまして、そこから渋谷まで参りまして、渋谷から東横線で代官山、そこから歩いてchano-ma代官山店に着いた頃にはずいぶんくたびれた。

近いところ遠いところから参加者が続々と会場に訪れ、開始時間が近づくと、ようじょこのように大賑わいとなりました。

まずは注意事項及び主催者のタツヤさんの挨拶、挨拶途中で町田先生が入場されました。

各班で進行役となるファシリテーターを決めて……、



いよいよ読書会の開始となります。

読書会は、唯一のルール「人の意見を否定しない」を守りつつ進んだわけですが、今回は課題本ごとに班が分かれていますので、詳しい様子は他の人たちに語っていただきましょう。ということで、よろしく。



『くっすん大黒』
『くっすん大黒』は町田康の処女作なり。我は初めて読みしとき、その音楽的なリズムを感じる文体にたいそう魅了せしものなり。読書会においても文章についての感想が多く見られたり。また、登場人物の特異さも話題にあがれり。個性的な人物が続々と現れ出でたるところは読書の楽しみを実感せしものなりとする意見が見受けられり。他、大黒の意味するところについても論を交わしたり。他の参加者より本にまつわる異なる思いや有益たる知識を聞きたることこそ読書会の大いなる魅力なれ。
なお、我は本作以外の町田作品を読まざりき。読書会に参加するものはすべからく他作も読むべきものと思われ、当日の朝は冬の寒きも相俟って心中安んじること能わざりしが、その実は我に似て初心者のものも多くあり、胸をなでおろした次第なり。また、同じ班に居合わせた町田を好みて読むものより、お薦め作品を賜りしことは有り難きことなり。
くっすん大黒は短き作品なれど、語るべき点は大なりしことは参加者の一致するところなり。


『告白』
はい、では『告白』読書会の感想です!
『告白』は、明治時代に起きた「河内十人斬り」という殺人事件をモデルにした小説です。なんと文庫本で842ページという、この本自体が凶器として使えちゃうんじゃないの!? という分厚さで、私は本屋で手に取って京極、じゃなかった驚愕しちゃったんだけど、でもなんと今回の読書会ではこの本を選んだ人が一番多かったんだって。参加者の意気込みがうかがえるよね。
内容はというと、主人公である熊太郎の心理描写が凄くて、どんどん引き込まれていっちゃった。悪いところだらけの熊太郎は、不幸な目にあいながらも、それでも何とか生きようとして、でも、自分が思っていることをうまく言葉にできなくて、周りの人も熊太郎のことを、何も、分かろうとしていなくて、周りから距離を置かれて、それで、それで……っ、…ちょっと待ってて …………    お待たせ。ごめんね。でも笑えるシーンもいっぱいあって、その話でも盛り上がったよ。あと、この事件をもとにした河内音頭とか、作中に出てくる河内弁の話とか。私が気づかなかったことに注目した人も多かったから、それを踏まえてもう1回読みたくなっちゃった! 


『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
「『しらふで生きる』は、禁酒した町田先生が、その過程で経験したり考えたりしたことをつづったエッセイだよ」
―ということは、この本を選んだ参加者は大酒飲みばかりだったんですか?
「いや、飲まない人も意外と多かったねー。酒じゃなくても止められないことがある人も多いから、参考になったと言ってたよ。私は飲むけど」
―知ってます。
「この本も飲みながら読んだんだけど、酒飲みの気持ちがつづられているところは共感したね。基本的にはこの本は同意するところしかなかった」
―じゃあ何で酒止めないんですか。
「それと表現が独特で面白かったと思ったので、そういう話もしたよ。私の考えは玉川通りに落下していった、とか。あとはちょっと脱線して好きなお酒の話とかもした。町田康はまだ、この本しか読んでないけど、小説はどんな感じなのか気になるなあ」
―読みましょう!
「もう1杯飲んでからね」



ありがとうございました。持つべきものは友達だねえ。読書会中は町田先生が各テーブルを回り、参加者からの質問に答えていらっしゃいました。



読書会後は町田康トークショー。読書についてユーモアを交えつつ、以下の3点について語っておられました。
(1)1冊の本を100回読んで読みを深くする。
(2)読書は最短距離を行かない
(3)まずは孤独に耐えて一人で本と向き合う



皆さんも真面目に聞いています(この開催レポートも100回読んでくださいね~)。



「賢くなるただ1つの方法は本を読むことである」という言葉でトークショーを締めた町田先生は、そのまましらふで帰られたのでした。ありがとうございました!

さて続いてはベストドレッサー賞の発表です。今回のテーマは「パンク」または「白黒」。苦労された方も多いようでしたが、選ばれたのはこちらの方々です。



ここからは懇親会に入ります。食事やお酒も登場し、席を移動して他の班の人と話す人も。




恒例の猫町堂古書店も開かれました。家から本を持ってくれば、テーブルの上の本と交換することができます。

そうこうしている間に、石油ファンヒーターからラブミーテンダーが流れる時間も過ぎ去って、お別れの時間となりました。参加者は名残を惜しみつつ家に帰ったり、3次会に参加してまた大いに盛り上がったりしたという、2020年1月の東京月曜会のお話でありました。

文:たかはし  写真:ハセ、たかはし

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  • 第118回 関西アウトプット勉強会『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年1月25日(土) 読書会17:30~懇親会20:00~
  • 第118回 関西アウトプット勉強会『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』

暖冬と言われつつも寒さが厳しい2020年1月25日、2020年初めの関西アウトプット勉強会が大阪工業大学梅田キャンパス301/302会議室で開催されました。
猫町読書会での本会場使用は初めて。広い、白い、綺麗!
今年初、新会場ということも相まってとても新鮮な雰囲気を感じます。



新鮮と言えば、今回の読書会初参加者数はなんと18名、全参加者56名(満員御礼)中の約3割にのぼりました
皆さん、新年に新しい事にチャレンジしようと参加に踏み切ったのでしょうか。

新年推しはこのくらいにして、今回の課題本は

「他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論」(著:宇田川元一)。

他者と自分の「わかりあえなさ」により生じる「適応課題」を「対話」を使っていかに解決していくか、を書かれた一冊です。
現代社会では多かれ少なかれ他者との関わり合いが必須。参加者の皆さんも自分が持つ「適応課題」を考えつつ本書を読んできたのかも。

今回の読書会は8テーブル、参加者は受付でテーブル割を聴いた後、開始時間までのんびり待ち。
時間になったら運営ボランティアであるサポーターから読書会ルール2点
・課題本を読了して参加する
・人の意見を否定しない (課題本の内容/著者の否定はOK)
の説明、そして猫町主催者のタツヤさんからの挨拶の後、読書会スタートです。





各テーブルでファシリテーター(進行役)決め、自己紹介の後、課題本に関する話し合いへ。







読書会で出た意見の一部を紹介します。
・「対話」「橋を架ける」等、専門用語ではなく筆者独自の言葉で語りかけられているように感じた。
・課題が2種類(「技術的課題」と「適応課題」)あると分かっただけでも気が楽になった。
・対話により他者に橋を架けても戻ってくるのが難しい。馴れ合いになってしまう。
・橋を架けることは困難を伴うことが多いけど「誇り高く生きること」はやめないでおこうと思う。
・「今どきの若者は」の言説は、相手のナラティヴを考えていないことを表している。逆も然り!
・上司は部下を経験してるが、部下は上司を経験していないから、部下は上司のナラティブを理解してくれない。
・部下は部下で上司のタイプによってナラティヴは変わる(上司のナラティブを読み取って対応を変えてる)。
・すべての他者のナラティヴを理解しようとすると疲れてしまう。使い分けが大事。

2時間程の読書会の後、サポーターから次回・他の定例会告知があり閉会です。



その後、今回の懇親会会場「プロント 梅田楽天地ビル店」へ移動して懇親会スタート。
料理、ドリンク、ポップコーン(食べ放題)片手にまったりお喋り。カフェでポップコーンが出たとき素手で食べるか箸で食べるか…悩ましい問題です。



参加者のご経歴は様々なので、懇親会の話題も様々です。今回、個人的に印象的だったは、
楽器のマンドリンに仲間がいるという事実。(マンドラ、マンドロン・チェロ等)

後半はサポーターが用意したテーマ毎に集まる「ゆる席替え」へ。
今回のテーマは「話足りん」「お薦めの本」「映画」「やってみたい副業」「おすすめ旅行先」「2020年やりたいこと」
各テーブルどんな話になったのでしょうか。



次回の関西アウトプット勉強会は2月22日(土),課題本は

『身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質』(著: ナシーム・ニコラス・タレブ)
http://www.nekomachi-club.com/schedule/76992

になります。

またのご参加お待ちしております。

(文:みやっち、写真:光流)

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2020年1月18日(土曜日) 受付開始 15:30 読書会 16:00~
  • 東京アウトプット勉強会 『[新版]競争戦略論Ⅰ』

1月18日(土)、新年最初の第126回東京アウトプット勉強会が六本木ミッドタウン シスコシステムズ会議室にて開催されました。

課題本は マイケルE.ポーター「新版 競争戦略論Ⅰ」でした。本著の表紙裏には、「競争戦略&企業戦略のエッセンスがこの一冊でわかる。ITは競争戦略をどう変えるか、経営者の使命は何か、企業の社会的責任をどう考えるべきか、現代の経営課題を『戦略』の視点で説く」と記載されており、450ページを超えるこの本を読了した39名が参加されました。猫町倶楽部の課題本は骨のあるものも多いですが、課題本かつ読了条件といういい意味での強制力が働き、一人では読了できないものが読了できることも猫町倶楽部の大きな魅力なのかもしれませんね。



猫町倶楽部のルールとして「本の内容の批判はいいけれども、他人の意見を否定しない」があります。今回の課題本は経営学の定番という定評がある、いわば固いとも思われるものですが、このルールがあるためかいつものように和やかな雰囲気でスタートとなりました。

今回の課題本はページ数も多く、経営学の定番ということもあり、内容については好き嫌いが分かれることもありましたが、「他人の意見を否定しない」というルールもあり様々な感想や意見交換がされておりました。


参加者の方の感想等をここで紹介したいと思います。
一番盛り上がった話はそんな内容でしたか?
・本の評価で別れたこと、面白い派と面白くない派に分かれた。
・日本には戦略が不足している。
・使えないおじさんと20代30代
・競争についてどう思うか

読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・いろいろな人のいろいろな経験に基づく意見が聞ける。
・本を通じて、幅広い話ができたこと
・自分の意見を言葉にできる
・本の話題に派生して色々な話ができて理解が深まる。


その後、会場を近くの居酒屋「小松」に移し懇親会となります。読書会から大多数の皆さんが参加されました。ハードルが高い課題本を読了し、その話題を2時間あまり話したこともあり、初めて会った参加者同士にも関わらず課題本以外でも様々な話題で話が尽きません。さらに3次会まで流れるものも…。

さてここで小さなお知らせです。

東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。

入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。

次回開催についてです。

2020年2月29日(土曜日) 受付開始 15:30 読書会 16:00
場所は今回と同じく 六本木 ミッドタウン シスコシステムズ内 21Fトレーニングルーム で開催予定です。
課題本は 宇田川元一 『他者と働く -「わかりあえなさ」から始まる組織論 -』です。

ご参加をお待ちしております。

文書:かつのり  写真:たかひろ

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  • 猫町UG(アンダーグラウンド)『マゾヒストたち~究極の変態18人の肖像』

猫町UG(アンダーグラウンド)

  • 2020年1月13日(月・祝) ランチ:11:30受付開始:12:00読書会&トークショー:12:30
  • 猫町UG(アンダーグラウンド)『マゾヒストたち~究極の変態18人の肖像』

お待たせしました、お待たせし過ぎたかも知れません。


今回、猫町UG開催レポを担当させていただく、タカハシでございます。

なんて、村西とおるのマネゴトは置いておいて、猫町UG「マゾヒストたち」の開催レポです!どうぞ。

2020年1月13日(月・祝) 晴れ。

阿佐ヶ谷ロフトAにて猫町UGによる松沢呉一「マゾヒストたち」の読書会が開催されました。


 

そう…、今回の課題本は「マゾヒストたち」。
10年以上前に「スナイパーEVE」というSM雑誌で連載されていた本作は、著者の松沢さんがSMバーや女王様を通じて知り合ったインパクトの強いM男さん達を取材していくという内容で。昨年、新潮社文庫から10年越しで奇跡の出版となりました。

 


 

本作では18人のM男さんが取材されています。M男さん達は、かなりヘンタイ性を帯びた性癖であったり、凄まじいSMのエピソードを語っているので、一本一本どれも強烈で味わい深く、「人間って面白い…。」と嘆息を吐かずにはおれません。

しかも、今回はゲストに著者の松沢呉一さんがやって来てくださるとか!エロ、アングラ、サブカル関係が好きならタマんないゲストです。


 

そんな素晴らしい課題本&ゲストだけあって、当日、会場には、なななんと70名以上もの人間が集まりました!


 

参加者の中には、AV監督の二村ヒトシ監督や猫町お馴染みのメンバーの他、わざわざ名古屋方面、関西方面からお越し下さった方も多く、猫町UGの底力を思い知らされました!

猫町UGにはドレスコードとして「仮面(マスク)」をつける…という文化があります。

参加者は、それぞれ仮面を用意してやって来て読書会中、素顔を隠した状態で性にまつわるアレコレを話したりするのです。

例えるならそれは、限りなくセックス に近い行為…、ぶっちゃけ度の高いピロートーク?といった感じでしょうか。

「仮面」といっても多種多様であります。
定番なのは、ベネチアンマスク、お祭りのお面、薬局に売ってるマスク…ちょっと変わったモノでは、アメコミのマスク、プロレスラーのマスク、SMプレイ用のマスク(本物)、などなど。最早、何がフツーで何がフツーじゃ無いのか分からない世界。


 

衣装も、課題本がSMにまつわるものなので、女性陣はボンテージやコルセット、網タイツなどのSM系のコスチュームに身を包んだ方が多かったです。自分は30歳超えてから軽くED気味なのですが、危うく勃起しかけました。

さて今回、タカハシが猫町UGに参加するにあたって、3つ目標がありました。

1・女性にケツを蹴ってもらう。
2・あわよくばワンナイトを狙う。
3・更にあわよくば、前立腺を開発してくれる女性を探す。


そんな感じの目標を立ててたんです。(おい!)
そして、そんな感じだったんですが、なななんと読書会が始まる前に、第一の目標クリアー!
網タイツの女性に頼んでお尻を蹴ってもらうことを了承してもらいました。
痛かったし、ありがたかった!


 

話が脱線したので元に戻します…。
会場にはSM衣装の他にも着物の人がいたり、ブリーフ一丁の人がいたり(オレ)、女装されてる人がいたり、ペニバン付けてる人がいたりと、入り乱れるに入り乱れていて、一言で表現するなら「まさにカオス」な状態。

ちなみにこの日、阿佐ヶ谷ロフトAでは、当日限定のオリジナルカクテルとして「女王様の聖水」「マゾヒストの鮮血」「黄金トレーニング」と課題本にちなんだオリジナルドリンクも販売。
まさにカオス。
意外とどれも評判が良かったようです。(名前とのギャップ効果…?)

さて、70名以上もの人数が集まった読書会なので、参加者はまず「A」から「J」まで10個のテーブルに振り分けられます。
読書会が始まると各テーブル様々な話題で盛り上がりました。

「SMプレイが好きな人って、どういうきっかけで目覚めたの?」
「『マゾヒストたち』には、色んな性癖を持った人たちが出てきたけど、どう思う?」
「ドギツイな内容だけど、著者の視点がニュートラルなおかげで、ユーモラスな本として読むことが出来た。」
「本で取材されているM男さん達のその後を調べてみた。10年以上経った現在も活動してる人が結構居て驚いた。」
「昔、しつこく絡んでくる男子がいて、キモいから、金蹴りしまくってたんだけど、『マゾヒストたち』を読んで『逆に悦ばせてしまっていた可能性もある!』ということに気付いてしまい、悔しくなった。」
「読めば性について、より深く知れるのかと思ったけれど、読んでますますわからなくなる感じが面白かった。」
「本の中に出てくるM男達には負けてられない。今年はウンコを食ってみようと思う。」
「僕はこんな性癖を持っている。」
「私はこんなプレイをした事がある。」
「xxxxxxx(自主規制)」
「jxueijjeheh(自主規制)」
「 dhskwsbbhsh(自主規制)」

…コンプライアンスがあるので、これ以上お見せする事は出来ません。

開催レポで全てをお伝えできないのは残念ですが興味を持った方は是非次回の猫町UGへお越しください!←したたかに宣伝

 

読書会中、著者の松沢さんにも各テーブルを回ってくださいました。


松沢さんは参加者の質問に答えたり、SM界隈にまつわるエピソードを語ってただいたりして、一参加者的に貴重な体験ができて嬉しかった!気になる方は是非次回の(以下略)

そして読書会の後は、猫町名物ベストドレッサー賞。ベストドレッサーに選ばれた方達にはチアキ隊長お手製、巾着袋と、猫町倶楽部オリジナル付箋セットがプレゼントされました。


…それにしても!
写真からカオスな雰囲気が伝われば幸いです!

BD賞の後は休憩を挟んで、松沢さんのトークショー。休憩中には受付前で「マゾヒストたち」担当の新潮社の編集さんが、松沢さんの前著「闇の女たち」を販売していました。
「闇の女たち」は、松沢さんが街娼ルポを取材している本。この本もスゴイです。

休憩が終わると、松沢さんのトークショーが始まりました。トークショーはUG隊長チアキ女王様(実はM)、副隊長ヘイデン女王様(実はSMに興味がない)も壇上に登り、トークは鼎談形式で進行。


 


 

「マゾヒストたち」という本は、M男さんが主役の本なので、本を読んだだけでは著者松沢さんの姿は、あまり見えてきません。

ですので、トークショーで松沢さんが「最近どんな活動をしていて、何故そのような活動をしているのか?」といったようなお話をされていたのは、とても興味深かったです。

例えば「最近の女王様の特徴」「SMバーとプレイ中の死について」「都内で蛇が出る場所を探してる」「チンコの皮を伸ばす方法」などなど…、この書き方だと、なんだか取り止めのない話題の羅列のようですが、どれも突き詰めていくと「マゾヒストたち」や、「闇の女たち」に繋がっていく思想の流れがあり、松沢さんの物の見方には、根底の部分に、ゆっくり流れている大きな川があって、その存在が垣間見えるような内容のトークでした。

その辺りの事を、もっと深く知りたい方は、松沢さんのメールマガジン「ビバノンライフ」を購読してみると良いかも知れません!←ここ重要

ちなみに、私がトークショーの内容で印象に残ったものを1つだけ書かせてもらうと、「毛の処理問題」です。松沢さん曰く「日本人は下の毛の処理が甘い」という話なのですが…

自分はケツ毛が濃くてボーボーなので、ウンコをすると、ケツ毛にウンコが絡まって痛くて痛くて…。でも、人に「ケツ毛の処理どうしてる?」なんて聞いても、ギャグだと思われて全然相手にされないんですよ!

それについて松沢さんは、ケツ毛のケアーについて、かなり具体的にお話ししてくださっていたので、とてもありがたかった。
そして、松沢さんは「日本人はもっと性的な事柄を話しあっていくべきだ。」みたいな事を仰っていました…。自分は(ヤバイ、わかりみしか無い…。)と思いました!

まあ、そんなこんなで松沢さんのトークショー、とても面白かったです!

トークショーが終わると阿佐ヶ谷ロフトAから飛び出して、阿佐ヶ谷の商店街に在るインド料理のお店で懇親会が行われました。スパイシーな味付けのお肉や唐揚げが美味しいお店です。

懇親会会場では、みんな仮面やコルセットを外していましたが、性的な話題は尽きないもので、みんな楽しい時間を過ごしたとか、過ごしていないとか。

さて、先ほど書かせていただいたタカハシの目標「ワンナイトと前立腺」ですが…この時点では達成出来ていません。

半ば諦め気味で懇親会でわちゃわちゃしていると、美人でしっかりしたタイプの女性がxxxの話をされていました。

美人さんだし、一見、xxxした事がある人には見えないのですが、話を聞くとxxxに留学している時にxxxに釣られてxxxを体験したらしい。
私はxxxなんてものの存在を初めて知ったので、驚いたのですが、聞くとxxxは、xxxとは違うけど、xxxをした後はxxxな状態になるとか…!(でも、その状態に到る為にはxxxを伴うらしい。)
唖然…。

いやー、世の中には知らない事がいっぱいありますね!そして、人は見かけによらないから面白い!

他にも爽やかな青年がxxxxをxxxxxされた話とか、IT系の某氏がxxxx…なんて話をしてるうちに楽しい懇親会もお開きです。

いやー、タカハシ今回目標達成ならず…!
ワンナイトも前立腺開発も出来なかったです。
まあ、お尻蹴ってもらえたし、いーか。

 


 

全ての目標は達成できなかったけど、結果メチャクチャ楽しかったです!
また次の猫町UGでお会いしましょう!
おわりでーす!

 


text by TAKAHASHI    Photoes by 真珠

special thanks : Terada(photographer)

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東京シネマテーブル水曜会

  • 2020年1月11日(土) 
  • 東京シネマテーブル『ベスト&ワースト2019』

今年初の東京シネマテーブルが2020年1月11日(土)に開催されました。
会場はいつもお世話になっております渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。


当日のルールは以下の通り。
【2019年に公開された作品のうちベスト3&ワースト1と最も印象に残ったシーンをひとり90秒で発表。】

シネマテーブル代表のワカマツさんによる乾杯、


リーダーのマサトさんのあいさつの後、新年会がスタートしました!


好きな映画について熱く語る途中でも、制限時間の90秒で発表は終了となります。
誰かのベストが誰かのワーストだったりと、どれも楽しい発表ばかりです。


全員の発表が終わったら懇親会の始まりです。



発表内容や最近のおすすめ映画を語り合いました。

では、最後に結果発表です。1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計します。

【結果】
1位 : グリーン・ブック/ 13ポイント
2位 : ジョーカー / 12ポイント
3位 : ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/ 9ポイント

この結果にもっとも近いベスト3を挙げた参加者3名の方に、賞品としてミニシアター鑑賞券が渡されました。


ちなみに前回は・・・
1位 : スリー・ビルボード / 22ポイント
2位 : ボヘミアン・ラプソディ / 18ポイント
3位 : 寝ても覚めても / 13ポイント

名前挙がった映画昨年67本→今年は86本と今年は票が割れたのがわかりますね!

そしてそして!今年は特別にサポーター・ミキティ賞!
特に印象に残った2名に、ミキティおすすめ映画のムビチケを贈呈しました。


なお、4位~10位は以下のようになりました。

4位 : アベンジャーズ/エンドゲーム
スパイダーマン: スパイダーバース
家族を想うとき
男はつらいよ お帰り 寅さん / 6ポイント

5位 : アマンダと僕
アラジン
イエスタデイ
カツベン!
希望の灯り
工作 黒金星と呼ばれた男
新聞記者
翔んで埼玉 / 5ポイント
どれも素晴らしい作品です。
皆さんのお気に入りの作品は東京シネマテーブル的ランキングの何位になっていたでしょうか。

当日のみなさんの発表内容はmixiコミュニティにて掲載しています!
次回東京シネマテーブル次回定例会は2月12日(水)、課題映画は『パラサイト 半地下の家族』です。
カンヌ国際映画祭では最高賞となるパルムドールを受賞し、アカデミー賞には6部門ノミネートされている話題作です。
http://www.nekomachi-club.com/schedule/76742


皆さんのご参加を心よりお待ちしております。


文 : マーシー
写真 : 東京シネマテーブルサポーター

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関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2020年1月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第59回関西文学サロン月曜会 カラマーゾフの兄弟 第1巻・第2巻

2020年、新年最初の関西文学サロン月曜会の読書会が
1月9日 大阪 四ツ橋ラポーティアにて開催されました。


今回の課題本は
【カラマーゾフの兄弟 / ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 第1巻・第2巻】

文学史上屈指の傑作の1つにも数えられる名作ですが、話の長さと内容の難解さから
敬遠している人、途中で挫折してしまった人も多く、まさに読書会にうってつけの作品です。

この機会に挑戦した人から、ロシア語原著を保有している猛者(?)まで
カラマーゾフの本編さながらに多様な参加者が総勢60名(初参加の方は14名)集いました。



今回の読書会は1テーブル6~7人、9テーブルに別れて行います。
参加者の皆さんの感想を見ていきましょう。


・登場人物がみんなエキセントリック
・セリフがとにかく長い!
・難解で倫理のテキストを思い出した
・宗教の話は分かりにくいが、キャラ立ちがすごいのでスラスラ読めた
・だめんずに恋する女性の物語として読んだ



主人公アリョーシャについて

・人間味が薄く、考えが掴みきれないので感情移入しにくい
・信仰への態度等、自分を重ねて読めた
・キリスト的で、相手の本音を引き出すのが上手い人物
・相手の話から善性を聞き取る人



カラマーゾフ家について

・長男ドミートリーは近くにいたら嫌だけど遠くで見てるぶんには可愛い
・次男イワンは神様の気を引きたくて悪魔の話をしているかまってちゃん
・イワンは理屈が勝ちすぎて本心が読めない
・父フョードルはけしからん人物だが、自由奔放な姿は共感できる



その他登場人物について

・グルーシェニカになら騙されてもいい
・ゾシマ長老の過去を読むと彼の発言の説得力が増した
・スネギリョフの家族はカラマーゾフ家のオルタナティブでは?



2巻ではカラマーゾフの兄弟でも特に有名な劇中劇「大審問官」が登場します。
本作でも特に難解で、人によって解釈も別れる部分です。

皆さんどのように読んだのでしょうか。

・イワンはキリスト教と現実世界との矛盾を指摘している
・大審問官への応答が、書かれなかった続編で描きたかったのでは?
・アリョーシャは何故口付けでしか答えることができなかったのか



読書会終了後はベストドレッサーの発表が行われます。

関西文学サロン月曜会の読書会では毎回、課題本を元にしたドレスコードが存在します。

今回のドレスコードは2巻内の章タイトル「プロとコントラ」にちなんで【白または黒】。
各テーブルで選ばれたベストドレッサーの方には景品が授与されます。



ベストドレッサーの発表後は懇親会へ。
懇親会は好きなテーマ席へ移動して行います。
テーマ席は「話し足りん」「本」「映画」「芸術」「マンガ」「恋愛」「酒」「フリートーク」の7つ。







恋話から2019年推し本、漫画の実写化について、スメルジャコフの魚スープは美味しいのか。。
懇親会も大盛り上がりで、時間が来るまで語り尽きない読書会となりました。




次回の関西文学サロン月曜会は
2月9日(土)
課題本【沈黙 / 遠藤周作】
ドレスコードは「クロス」です。

また、長編読書会の第2回も下記日程で開催が決定しています
3月14日(土)
課題本
【カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 第3巻】
今回参加できなかった方でも大歓迎ですので、ご参加お待ちしております。
※第1巻と第2巻も読了している必要があるのでご注意ください

(文:キタ、写真:タクミ、Tomomi)

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名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年12月28日(土) 
  • 名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2019』

帰省ラッシュでにぎわうこの名古屋の片隅に、令和最初の名古屋シネマテーブル忘年会『ベスト&ワースト2019』が開催されました。


 

今年で8回目になる年末恒例のお楽しみ。会場はナゴヤグランドホテルの宴会場です。

乾杯が終われば、ここからがシネマテーブル忘年会の主戦場、ベスト&ワースト発表のはじまりです。
1人90秒の持ち時間で、2019年の新作映画の鑑賞本数、ベスト3、ワースト1、印象に残ったシーンを参加者全員が発表します。


ファーストマンはワカマツさん。さすがの貫禄できっちり90秒以内にまとめます。


発表は続々と続きます。初参加の方も多く、意外な映画をベストに選んで会場を沸かせていました。


ネタを仕込んでくる人もいれば思いが強すぎて一本もタイトルを言えず無情にも時間オーバーになる人も。

全員の発表も終わり、集計がはじまります。例年以上にたくさんのタイトルが挙がった今回。ヒットした作品より、個人的に「刺さる」映画をベストに挙げる人が多いようでした。

その間も会場はどんどん盛り上がり、まさにクライマックスです。

そんな中、上位を制した「2019年シネマテーブル的ベスト3」の結果がこちら。

 

ベスト3:アベンジャーズ/エンドゲーム(14ポイント)


 

ベスト2:ROMA ローマ(15ポイント)


 

ベスト1:ジョーカー(25ポイント)

 

R指定でも大ヒット!2019年一番の台風の目がここでもベスト1でした。

以下、ベスト4~ベスト6はこうなりました。(ベスト6は同率2作品)

ベスト4:スパイダーマン:スパイダーバース(12ポイント)
ベスト5:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(11ポイント)
ベスト6:グリーンブック(7ポイント)
ベスト6:WEEKEND ウィークエンド(7ポイント)

さらに「2019年名古屋シネマテーブル的ベスト3」に最も近かった3名にはミニシアター鑑賞券がプレゼントされました。

「大作映画はやらないけど、ミニシアターでも映画を観てね」




 

大盛り上がりだった忘年会もここでエンドゲーム。しかし映画好きの話が尽きるはずもなく、会場を移動して二次会のはじまりです。


 

楽しすぎて後半は記憶にございません。

2020年もみなさんに素敵な映画の夜明けがおとずれますように。

☆名古屋シネマテーブルmixiコミュニティにて発表内容をアップしています!ぜひご覧ください。

 

そして名古屋シネマテーブル、次回2020年1月の定例会は、
1月29日(水)開催。会場は伏見のNov.Cafeにて

課題映画は『パラサイト 半地下の家族』です。


カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の最新作がついに公開!

そして懇親会での話題映画は『マリッジ・ストーリー』。
(こちらは鑑賞していなくても定例会にも懇親会にも参加できます。)



詳細・お申込みはこちらまで。
http://www.nekomachi-club.com/schedule/76634

本年もシネマテーブルをよろしくお願いします!


文 : チカモリ
写真:名古屋シネマテーブルサポーター

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特別イベント

  • 2019年12月14日 (土) 
    15:30~17:30 読書会/18:00~21:00 パーティー
  • 名古屋猫町倶楽部 クリスマス読書会&パーティー 2019

私はケイコ(仮名)、猫町倶楽部で「サポーター」をやってるの。サポーターっていうのは猫町で読書会等を運営するボランティアスタッフのこと。「サポ」って呼ぶ人も多いわね。
これから古い友人のマナミ(仮名)と「クリスマス読書会&パーティー」(通称、クリパ)に行くの。
ちゃんとした開催レポートも書くから安心して。急いでる人は会場の「千種グリル」に先に行ってもいいよ。


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「遅かったじゃない」

午後1時過ぎ ―― クリパが始まる2時間前、私とマナミは千種駅の目の前にあるコメダ珈琲店で待ち合わせをしていた。いつもなら私のほうが早く着くのが常なのだが、今日はめずらしくマナミのほうが早かった。

「なんでサポーターのあたしより、初参加のあんたの方が早いのよ」

「これ、読んでたから」

そう言ってかざしたマナミのスマホには、Kindleアプリにダウンロードされた『読書会入門』が映っている。

「あきれた。ホントに昨日の今日で参加するのね。あんた、ちゃんと申し込んだの?」

「昨日やったわよ」

お申し込みは余裕をもってお願いします…という言葉が喉まででかかったが、飲み込んだ。早く申し込んでくれた方が運営側の苦労(というか混乱)は減るが、何より一人でも多く参加して欲しいというのが素直な気持ちだ。

また、マナミは普段本を読まない。映画はたまに観にいくのでシネマテーブルに誘ったことがあるのだが、「そんなお金と時間があるなら、もう一本映画を観た方がいい」とけんもほろろに断られたこともある。
そんなマナミが昨夜急に「クリパ参加する!」といって連絡してきて、私に申し込み方法やKindleの使い方などをあれやこれやと聞いてきたのだ(サポの仕事が残っていたのですごく迷惑だった)。しかも選んだのは映画ではなく「著者がいるならサインくらいもらえるやろ」という(セコい)理由で『読書会入門』。まあどんな形であれ、本を読んでくれること自体は嬉しい。

「それでどこまで読めたの?感想は言える?ハンカチ持った?」

「親か!まだ読んだのは70%くらいだけど…結構面白いわよ。何よりこのタツヤっていう人? 読書会の主宰っていうからどんなガチガチの文系オタクかと思ったら、結構な遊び人じゃないの」

そうなのだ。『読書会入門』を読まれた方はわかると思うが、この本には猫町倶楽部の主宰であるタツヤさんの学生時代のエピソードが多くでてくる。私が読了したのは1ヶ月ほど前だが、今感想を聞かれたら「本の内容の1/3は六本木の話だった」と答えるだろう。

「それだけ理解してれば十分よ」

「あたし読書会でたことないけどさあ、これで十分ってことはないんじゃない?」

まあ細かい感想は読書会で言ってくれればいいから…といいつつ時計を見たら、もう1時40分をまわっている。

「ゴメン、あたしもう行くわ」

「サポーターは2時に集合だっけ?頑張ってね~」

「あんたもちゃんと読了しなさいよ」

そう言って、私は今日のために用意した白色のコート(クリスマス仕様❤)を手に取り、さっさと店を出た。

そして、会場への道すがらコートを羽織り、ボタンをとめた時にふと「そういえば、なんでマナミは急に参加するなんていいだしたんだろう?」と頭にうかんだ。おおかた婚活界隈では有名(?)な猫町のネット記事でも読んだのか。それとも…

クリパが終わった後、私がアイツに告白するのを、物見遊山しにきたか。

まあ、そんなことはいい。今は全力でクリパに専念するのみだ。しかも今年は、開催レポートの担当である。
さて、どうやって作ったものか…

そんなことをウダウダと考えている間に、会場である「千種グリル」に到着した。




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なんだかんだで2時きっかりに会場に到着したけど、すでに殆どのサポーターが集合し、準備の真っ最中であった。



店内もすっかりクリスマス。

着たばかりのコートを急いで脱いで作業に取り掛かるも、準備の半分以上はすでに終わっているようだった。
そして、事務仕事をしながら出来上がっていく会場を見ていたら、早くも感慨深いものが込み上げてきてしまった。

みんな、よく頑張ったな…

内輪の話になってしまうけれども、ちょっとだけ聞いておくれ。実は、サポのみんなはクリパの準備を1ヶ月以上も前からやってきているのだ。



こういった全体ミーティングから、



美術班、読書会班、パーティー班、広報班ごとに集合して話し合いも。

で、今でも覚えているのが、全体ミーティングの時のこと。私なんかは「ミーティングを理由にみんなに会える♪」とお遊び気分で参加したのだが(屑)、会議室に入っていきなり



「これ…作ったんですけど…こんな感じで大丈夫ですかね…?」
って、とんでもないクオリティーの名札みせられて、正直「これマジ?」って思ったから。

またその後も司会担当の方やアシスタントを中心に会議がガンガンまわっていき、「あかん、この(遊び気分の)ままじゃ、やられる…」って思ったからね。

で、なにがすごいかって、こんだけガンガンやってるみんなが、ほぼ全員イベントに関しては素人だってところ。もちろん去年までのフォーマットはあるけど、繰り返しにならないよう、毎年基本ゼロベースから知恵をしぼって考え直してこのイベントは作られているのだ。

だから…

本番は、グダグダでもいい。トラブルも全然OK!(よっぽど酷いのは困るけど 笑)

サポーターと、参加者の皆さんも含めて、これだけの思いで作られているパーティーが、成功しないはずないからね。

今までの努力を思うと、ガラにもなくそう思えてならない。

「それでは間もなく開場しま~す。その前にサポーターだけで写真を撮りましょ~」

おっと

作業をしつつボーっとしていたら(屑)、アシスタントの適度に力の抜けた声が聞こえてきた。
いかんいかん。また妄想にふけってしまった。年を取ったか、苦労話が身に染みる…いや…



これは、「こんなにいいメンバーと仕事できたぞ!」っていう私のちょっとした自慢話、だな。
これから、待ちに待ったクリスマス読書会&パーティーが始まるよ!


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世間が「クリスマスまであと少し…」というところで、名古屋には一足早いクリスマスが!



さあ、今年もやって参りました猫町のクリスマスパーティー!



今年もなんと総勢180名近くの方にご参加いただきました!開場の午後3時には、早くも参加者の方がご来場です!そして…



猫町クリパといえば、プレゼント本交換!ということで、今年は交換する前に、舞台の特設ステージに本を並べることにしました! ツリーを彩るかのように並べられたプレゼント本は、とっても素敵なデコレーションですね!多くの方が見たり写真を撮ったりして楽しんでいました!



皆さんが用意したプレゼント本のタイトルと著者名が書かれた付箋を貼ったツリーのデコレーションです。付箋の一枚一枚から本を選んだ人の思いが溢れています。



やや、そうこうしている間に、早くもクリパ開始のお時間です。まずは主宰のごあいさつ。



今年は猫町倶楽部の副代表であるパクちゃんも参加してくれました!
二人だと、いつもとっても楽しそう 笑。





そして、クリスマスにふさわしいステキなエンジェルコーデと、全くふさわしくないメタルコーデの二人の合図で、第一部・読書会のスタートです!



そう、ここは猫町倶楽部。いくらクリパとはいえ、課題作品を読んでこなければ参加できません! 読書会を乗り越えてこそ、楽しいパーティーが待っているのです!(あ、もちろん読書会も楽しいですよ 笑)

そしてなんと私、この開催レポートを書くために、課題本と課題映画を全部制覇してまいりました!
そのほうが、開催レポートのグレードが3段階くらいあがるだろう!と思っての所業ですが、このことを信頼できるサポ仲間に話したときに

「え?そんなことしても意味ないんじゃ…」

って言われたときのわたしのかお

まあいいです(涙)。せっかくだから、全ての課題作品のテーブルにインタビューを決行いたします!
まずはアウトプット勉強会のテーブル『影響力の武器』から行ってみましょう!



お洒落な扉を抜けると、そこはアウトプット勉強会のテーブルだった。

さて、この『影響力の武器』なんですが、私がアウトプット勉強会のサポだと言うことを抜きにしても生粋の名著です!本自体は古く、今世間で売れているビジネス本の元になっているのですが、なによりも各議題につくエピソードが素晴らしい!早速インタビューしていきましょう!

―― こちらのテーブルではどんなお話が?

まず、満場一致で「読んでよかった本」だったね。今でもビジネスに十分使えるし、逆に消費者としては防御策がとれるようになっているところも素晴らしい。

―― ですよね! 最近のビジネス本違うところなどはありますか?

単にテクニックを紹介するだけでなく、その背景にある人間心理を丁寧に書いていること。また作者を含めた失敗談を沢山交えているところも、わかりやすさの一因だと思う。

―― この本、分厚いので、敬遠されている方もいると思うのですが…

確かにビジネス本には厚くて難しい本もあるけど、この本は本当に誰でも読めるほどわかりやすく、また面白いところが名著なんだと思うよ。うちのテーブルでは、「それは返報性の原理を使えば…」なんて早くも参加者同士でアドバイスをしていたし。それくらい「使える」本なんだね。

―― ありがとうございました!

アウトプットのテーブルでは大好評だった『影響力の武器』。みなさんも、ぜひ読んでみてくださいね!



では続きまして、お隣のフィロソフィア『AI時代の労働の哲学』にいってみましょう。

この本の著者である稲葉振一郎氏は社会学分野のトップランナーでありまして、猫町でお馴染みの吉川浩満さんとも交流があり…つまり、本には何が書いてあるかサッパリわからないということですね(Q.E.D.)。
題名から想像されるほどにAIの話はなく、総じて資本主義に対する考察と、そこから検証された価値観が書かれている…ように思います(不安)。それではいってみましょう。

―― この本、難しいですよね?

ウチのテーブルでも、みんなサッパリわからなかったよ 笑。

―― ですよねー(安堵)

でも、わからないなりに一生懸命読んでみんなと話をすると、色々な考えが出てきて面白いよね。

―― そこが猫町読書会の醍醐味ですよね!どんなお話がでましたか?

本の論調では「AIに人権にあるのは当然」というような帰結だったと思うけど、テーブルで「AIが進化することによって、人間というものが再定義されるのでは?」っていう話題がでたのが興味深かったな。あとこの本を触媒に、みんなとそれぞれの労働環境を説明しながら振り返ることができたのは有意義だったよ。

―― いいなあ。難しい本ほどなんとか読了した参加者の絆が強まって(笑)いい話ができたりするんですよね。お隣のテーブルは?

こっちは割と詳しい人がいてね。「大きな資本主義」とかになってくるとついて行くのが大変だけど、それでも面白い話が聞けてよかったよ。

―― 読書会での独演会は禁物…ですが、面白い人の話は面白いですよね 笑。慣れた方だと上手に話を振ってくれるので、いい読書会になりますし。ありがとうございました!

さあ、難しい課題本のコーナーを抜けてホッとしております(正直)。



続けてお隣のシネマテーブル『ラストクリスマス』へ。

こちらの作品、パッとみただけではクリスマスのベタベタな恋愛映画で、私なんかは「こんなもん一人でみてられっか」と思っていたのですが(正直)、実際に観るといい意味で予想を裏切られる形となりました。
ただ、それでも私にはピンとこない映画だったこともたしか。そんなときでも猫町は、つまらないと感じてもつまらないなりに話し合うのが流儀。いってみましょう!

―― こちらのテーブルでは、どんな評判でしたか?

みんな好評でしたよ。まさにクリスマス!な誰がみてもハートウォーミングな映画だと思います!

―― へー(棒)。まぁつまらなくはなかったですけど。

そうなんですか?ウチのテーブルの男性なんか「久しぶりに感動して泣いた」って言ってましたよ。

―― 私も、ちょっと泣きました。

泣いたのかよ!逆にどんなところが引っかかったんですか?

―― 『ジョーカー』のときも思ったんですが、安易に「社会問題取り上げときゃええやろ」っていうのを感じちゃうと、興ざめしてしまうんですよね。私にとってのアメコミのダークヒーローは、ただの快楽殺人者で十分ですし、今回の映画でも社会問題が「恋愛のエッセンス」程度に入ってるのがちょっと…て感じでしたね。

なるほど。でも、例えばホームレスの方が出てくるシーンで、ホームレスのほとんどが白人で、ボランティアスタッフが恐らく移民の方なんですが、そういうところも今のイギリスのリアルをちゃんと描いてたりするんです。

―― へえ、そうなんですか。(全然きづかなかった)

あと社会問題についても、深刻に論ずるのでなく、こうやって朗らかなムードのままで表現することも、とても意義深いことだと思いますね。

―― そ、その通りだと思います。(感涙)

もし「途中で泣いた」とおっしゃるなら、あまり余計なことを考えずに、たまには素直に映画をみるのもいいんじゃないでしょうか。

―― し、師匠!ありがとうございました!

いやー、いい映画だったですね(熱い掌返し)。いや真面目な話、こうやって自分と違う視点と出会って作品の良い部分をみつけられるのは、素晴らしいことだと思っています。

さてさて続いてのテーブルは…



おお、ここは我らが主宰、タツヤさんの著書『読書会入門』で行われる初心者限定のテーブルです。(サポが作ってくれた、課題本をビールジョッキに見立てたデザインがとってもキュート!)

このフレッシュなテーブルに、猫町3年目の荒んだ私なんかが交ざるわけにはいかないので、ここは聞き耳を立てて、意見だけを聞くことにしましょう。

「勇気を出して来てよかったです!」

「私なんか、参加するのに2年も迷ってました 笑」

「違う人の意見を聞くのってこんなに楽しいんですね!」


うんうん、フレッシュフレッシュ。猫町の良さを楽しんでもらえて本当にうれしい。

「この本を読んで、六本木に行ってみたくなりました!」

…なにその面白い意見!こうやって、次々と新しい逸材が生まれてくるのか…

猫町は、今後も安泰ですね 笑。

さて、老兵はそそくさと去りまして、



続いては藝術部の『アート思考』です。

こちらの本は、「アートは常に新しい視点を求めており、その視点はビジネス等に活かすことができる」といった論調から始まり、加えて仕事上での実例なども挙げられますので、ビジネスの観点からも切り込める内容となっています。が、トータルでみると、私は「現代アート入門」というような印象を受ける本でした。
私自身、芸術(特に現代アート)とは縁遠い生活を送って来ましたが、一年半くらい前から藝術部に参加するようになり、おかげで段々とその面白さがわかるようになってきました。さて、テーブルではどんな感じでしょうか。

―― こちらはどんなお話を?

え?ちょうど今、「現代アートがわかる人って、逆に…」みたいな話で盛り上がってました。

―― 逆になんなのかは聞かないでおきましょう 笑。普段はどんなものがお好きなんですか?

藝術部にはよく参加するほうなんですが、好きなのは印象派の絵画で、現代アートはあんまり…っていうか、このテーブルは誰も好きじゃなかったですね。

―― いくら芸術が好きでも、好みはそれぞれですからね。本の内容としては?

やはり、ビジネス書としてのわかりやすさが良かった反面、アート書としては、もっと図版などが欲しかったですね。

―― 確かにアートというよりも思想書という印象が強いですね。

あとは、せっかく芸術好きが集まったので、オススメの作品とか美術館を紹介しあいっこしました 笑。

―― それは楽しそう!ありがとうございました!

さあ、突撃インタビューも、いよいよ佳境に入って参りました!



続いては、一番参加人数が多かった『うたかたの日々』です。

ちなみにこちらのテーブル札、各テーブルに置かれています。写真立てにもなる職人の力作なんですが、あまり褒めると来年の制作予算の拡大を求めてくるので程々にしておきます 笑。

さて、毎年クリパでは月曜会(文学)の参加者が一番多いのですが、だからといってみんなが面白いと思うものが課題本になるわけではありません。
とくに、今回の作品はファンタジー(SF?)ということで、私も読んだときは「これは好みが別れるな…」と感じました。さあ、テーブルではどうでしょうか?

―― お、ファシリテーターご苦労様です!どんな感じでしたか?

うちのテーブルでは、面白いと思った人は少数派だったよ。僕もよくわからなかった方なんで、ファシリでよかった 笑。

―― ファシリだと、自分に意見がなくても人に振れますからね 笑。どんな部分がわかりにくいんでしょう?

「肺に睡蓮の花が咲く病気」とか「カクテルを作れるオルガン」とか。そういったファンタジーをファンタジーだとそのまま受け止められるといいんだろうね。僕なんか「まぶたをパチンと切る」という場面で、何回も眉毛じゃないの?って見直しちゃったから。

―― 私も最初は戸惑いました 笑。でも2回目に読んだときはすんなりと入って来ましたね。

そう!このテーブルでも「2回目のほうがおもしろかった!」という方がいました。やっぱり、その独特の世界観に入り込めるかどうかがカギだよね。好きな人は「まぶたを切ったところで引き込まれた」って言ってたから。

―― なるほどありがとうございます!



おや、隣のテーブルでは映像を覗き込んでいるぞ…

―― 何を見ているんですか?

この作品は映像化もされているので、ちょっと画像を。とても映像化に向いてるんですよ。

―― 知らなかった!ぜひ見てみたいです!あとこのテーブルではどんなお話がでましたか?

この作品が書かれた当時のフランスは大戦後なので、そのころの空気が出ているのではないかと。あと登場したパルトルは、実在の哲学者サルトルのパロディで、登場フランス国民がなんでもサルトル頼みだったことをよく現してると思います。

―― おお、そういった観点から作品を見ることができると、より面白いですよね。他にはなにか?

テーブルの女性から「コランはマジ女心わかってっから。男性諸君は見習うように」なんて話題もでました。

―― どこの部分なんだろう、あとで詳しく聞きますね。ありがとうございました!

いやあ、人数が多いのでインタビューも大変です。でも、その分色んなお話が聞けてよかった。

そして、読書会レポの大トリを飾る作品…それは…



猫町UG(アンダーグランド)の課題本、マルキ・ド・サドの『閨房哲学』です!

こちらの作品は…細かい内容の描写は避けますが 笑、インモラルで苛烈な性描写と、その正当性を主張する哲学が交互に織り成して絶妙なハーモニーを奏でており、私のなかで間違いなく一番おもしろかったクリパ課題本であります。

またこういった題材で読書会ができるってのが、猫町の素晴らしいところですよね。ああ…私もアウトプットのサポでなければ、ここに参加したかった…

さあ、放送コードが不安ですが、最後のインタビュー、行ってみます!

―― この課題本で、どんなお話がでましたか?

こちらのテーブルは(UG的に)初心者の方が多く、よくわからなかったとか、こういう機会がなければ読まなかったから読めてよかった、などの意見がでました。

―― こういった話題に疎くても、意見交換ができるのはいいですよね!もうちょっと過激な話題は出ませんでしたか?(ワクワク)

サドの他の作品よりは読みやすかったとか、窃盗や中傷を正当化する部分にたくさん付箋を貼った、なんて方もいましたね。でも、過激さならもう一つのテーブルのがすごいかも…

―― 本当ですか?ちょっと行ってきます!…すいませーん、こちらのテーブルではどんな話題がでましたか?

やはり皆さん(ピーー)に興味をもっている方が多く、(ピー)(ピーーー)してみたいという話で盛り上がって…

―― 早速つかえねえよ!すみません、もう少しやさしめのヤツでお願いします…

そうですね。現代こうやって色々なことが楽しめるのは、過去に偉人たちが戦ってきた結果なので感謝せねば…ということと、「抑圧あってこその快楽」なんていう意見もでましたね。その方は、自分を抑圧するためにあえてお堅い職業に就いて、その分解放した時の喜びを味わっているそうです。

―― (レベルが違いすぎる…)

また、人生百年時代に向けて、肉体的な悦びだけでなく、(空想を含めた)精神的な悦びにももっと目を向けたほうがいい、とのアドバイスをいただきました。

―― (すごく面白いけど、もうここにはいられない)ありがとうございましたー!!

はあっはあっ、これでインタビューは終わりです。どうですか皆さま!それぞれの課題本での読書会を、ほんの少しでも感じとっていただけましたでしょうか?
よかったら、普段は手に取らないタイプの本を読んでみて、読書会にも参加してみてくださいね。

はい、これにて読書会は終了となります。そしてここからは「ベストドレッサー」の選定タイム。
猫町倶楽部の月曜会では、読書会の終わりにテーブルで最もドレスコードにあった方を決めるベストドレッサーというものがあるのですが、今回はクリパということで、分科会ごとの「ベスト・オブ・ベストドレッサー」を決めていただきました。今回のドレスコードは「クリスマス」です!



そして、選ばれた皆さまはこちら!
皆様とってもステキです。おめでとうございます!

で、ベスト・オブ・ベストの方の他にも、色々な趣向を凝らした方達がいらっしゃいましたので、ここでちょっとご紹介いたします。



電飾ツリーだだ被り兄妹や

そのツリーから毒リンゴをもいでいく魔女。



クリスマスにステキな着物で来てくれた皆様!

そんな思い思いのドレスアップがある中で、私が一際注目したのは…

こちらの男性です!なんとこれ、自作のオリジナルTシャツだとか。昨今の猫町婚活ブームに警鐘を鳴らす、ストレートな気持ちのこもった力強い5・7・5ですね!

さあベスト・オブ・ベストの選定も終わり、いよいよお待ちかね!パーティーのお時間です!



パーティーでの司会は、天使の羽を最後まで嫌がったのに光に照らされるゆうみさんと、天使の羽を最後まで押し付けたのに奥で闇落ちする流汐(るしお)くんの迷コンビ。



でも、ナイスコンビでしたね 笑

そして乾杯のお時間なのですが、なんと運営がスムーズにいきすぎて、グラスをもちながらも少々お待ちいただくことに。



じりじりと乾杯を待つ皆様。そして…



いざ乾杯になったときのこの躍動感よ。
カンパーイ!!!!



さて、ようやくパーティーがはじまると…



仲良しグループや



クリパで久しぶりに出会う仲間



テーブルでまったり語らう女子達などなど

皆さん思い思いの場所で歓談を楽しみます。

でもってクリパはイベントが目白押し!まずは参加者総出のビンゴ大会から!

このビンゴは、空いているマスに自分以外の方の名前を本人に書いてもらはなくてはなりません!面識のない方とも自然と交流がはかれるスグレモノ!
ビンゴカードのマスには「骨折したことがありそうな人」や「ピンヒールが似合いそうな人」といった「条件」が書かれたものもあります。該当しそうな人を探せ、探せ!!



そして、マスが埋まったら、ビンゴスタート!
ランダムに選ばれた参加者さんの名前が順番に読み上げられます。



見事にビンゴになった方は、各分科会のリーダーから素敵なプレゼントを受けとることができます。



UGのプレゼントを選んだ方は、喜んでその場で仮面をつけていました 笑。
おめでとうございます!

つづいては、TwitterのRT(リツイート)キャンペーンの抽選会です。

こちらはクリパ特設アカウントの告知ツイートをリツイートしてくれた方の中から抽選で20名にプレゼントをあげちゃおう!というもの。



3等と2等は事前抽選でしたが、1等はタツヤさんに直接クジを引いていただきます。気になる当選者は…



おめでとうございます!1等はなんと「自分の選んだ課題作品で読書会ができちゃう権利」です! どんな作品を選ぶか、楽しみにしてますよ!

そして最後はプレゼント本の交換会。今年のテーマは「愛する人と語り合いたい本」でした。



私もプレゼント本選びには相当悩みました。そんなプレゼント本のなかには…



「愛する人には生きていて欲しい」と、こんな本を送るかたも。



思いを込めて選んだ本を贈りあう、ドッキドキのプレゼント本交換会でした。

そして、名古屋の猫町クリパは、最後まで



笑顔



笑顔



笑顔で幕を閉じました!

皆さまありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします!


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パーティーの2次会は、そのまま千種グリルで行われる。まだ熱気は冷めやらぬが、サポーター達も、幾分落ち着きを取り戻し…パーティー成功の喜びを分かち合う。

よかった。色々あったけど、本当にいいクリスマスパーティーになった。参加してくれたみんなの笑顔が、ずっと目の前に浮かんでいる。

でも、

私のクリパはまだ終わっていない。もう一つ、重大なイベントが残っている。

アイツに、告白する…

大きく息を吐き、よし!と気合いを入れて、この2年間ずっと思い続けてきたターゲットをさがす。

2次会だというのにちょこまかと動き回っているので、ヤツはすぐに見つかった。ありがたいことに、パーティー中に着ていたツリーの着ぐるみは脱いでいる。
よかった。あの格好のままでは、さすがに告白できない。理由はわからないが、半ば無理矢理剥ぎ取って持ち去っていってくれたマイミクさんには感謝だ。

「ちょっと、いい?」

「おう」

本当は心臓が口から飛び出しそうだが、アイツには何も気取られずに、まるで外に用事があるかのごとく誘い出すことができた。二人とも薄着だが、構わない。時間をかけるつもりはない。
そうそう都合のいい告白のセリフなど、あるわけがないのだ。気持ちを伝えて、あとはアイツの返事次第。

当たって砕けろだ…

そう小さく呟いて、店のドアをあけた。

「どうした、なんかあったの?」

あたしの気持ちも知らないで、間の抜けた声出しやがって…

「アンタさあ、」

「はい?」

「付き合ってる人、いるの?」

言った。ついに言ってしまった。こうなってしまったら、結果はどうあれ、いままでの関係ではいられなくなる。
いや、いまさら何を迷っているのだ。ええい、ままよ!

「もしいないんだったら、あたしと…」

「いるよ」

「へえっ?」

間の抜けた声を出したのは、自分のほうだった。

「付き合ってるやつがいる、っていってんだよ」

「ええ?でもあんた前に『恋人いません』みたいなこと言ってたじゃん!」

もういい

「まあつい最近の話だしな」

「……猫町の、人?」

もういい!やめろ!私! もう終わったんだ!これ以上聞いて何になる!

「そこまで言わないとダメか?」

「いや、いい。ゴメン…」

終わったーーー

ああ、こんな気持ちになったのは何年ぶりかな。こーゆーのがメンドクサくて、恋なんてしないようにしてたのに。

ダメだ。ちょっとアタマが回らないや。

「…大丈夫か?なんか、ゴメンな」

慰める言葉までブサイクなやつだ。いや、私も意地悪はこのくらいにしておこう。

「ゴメンゴメン。もう大丈夫。ほら、アンタ女っ気ないからさ…ちょっと声かけただけよ」

私の捨て台詞も大概だな。だがもういい、あとは二人の幸せでも願って…

「女っ気がないのはしょうがないなあ。相手男だし。」

願って…

え?

いまお前、何て言った?

「ちょっと!!付き合ってる相手って男なの!?どういうこと!?」

「おっと、発言には気をつけてくれよ」

確かに!

私は多様性を体現する団体、「猫町倶楽部」のサポーターである。この令和の時代に同性愛を云々なんて、チャンチャラおかし……いやしかし!だがしかし!

「ちょっと前に読書会で、タツヤさんと同じテーブルになってさ」

何…急に、何!?

「ちょうど多様性がテーマでさ。俺タツヤさんに『猫町で色んな本読んで考えたんすけど、俺男でもいけそうです』って相談したわけ」

発言には気をつけるがこれだけは言わせてくれ。お前猫町でなにを学んだんだ?

「そしたらタツヤさんがさ、『え!メッチャ羨ましいじゃん』って言ってくれて」

えぇ…

「『だって単純に考えても人の2倍楽しめるじゃん!絶対そっちの方がいいよ』って言ってくれたんで、俺も背中押された気分でさ。まあ、今に至るわけだ」

「へー」

もともと何言ってるかわかんないヤツだったけど、今日はもう異次元の領域だわ…

なんかもう疲れた。帰ろう。

「ゴメン、ありがとう。もうわかったから、帰るわ」

「荷物、持ってきたほうがいいか?」

「いや、自分で取りに行くからいい」

正直、今は顔も見たくなければ、声すら聞きたくない。できるなら、一瞬でいいから存在も消えてほしい。

「じゃ、俺もどるわ」

「ん」

目を閉じて、アイツが完全にいなくなるのを待ってから、再び目を開けて、入口に向かった。

はぁ…これからどうしよう…サポーターの任期も終わったし、潮時かな…

そんなことを考えながら入口のドアを開けようとしたら、入口の前に、何とも迫力のある人影があった。
なんとそこには、私の荷物と白のコートを抱えたマナミが仁王立ちしていた。

「話は聞かせてもらった!」


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もう…ほんとふざけんじゃないわよ!よりにもよって何で男と付き合ってるのよ!アタシの今までの思いは何だったっていうの!女だから全部ムダだったってこと!?ありえないっつーの!! 時間と今日の美容院代とコート代とかともかく全部返せバカヤロウ!!

うん。うん。

タツヤさんもタツヤさんよ!多様性っつっても限度ってもんがあるでしょうが!自分はヘテロなのになに他人そそのかしてくれちゃってんの!こちとら小さいときから積み上げてきた人間性とか宗教観とかそんな簡単に「今は多様性の時代です~」なんてホイホイと変えれねえんだよ!だいたいそういうヤツって昔は「自分がない」とか言って敬遠されてたじゃない!ちょっと時代が変わったからって今は「自分が多様性がある」と思ってる人が多様性が無いと思える人をバカにしていい気分になってるだけでしょ!それのどこが多様性だよ!ほんとバカじゃないの!? 何なのよもう!!

うん。うん。

わかってる!わかってるわよ!誰が誰のことを好きになったって自由よ!ただアタシがアイツにフラれただけよ!その腹いせにマイノリティを叩いてるだけなのよ!普段は涼しい顔してるくせに自分に不利になったからって急にマイノリティ責めてんの!ほんと醜いわ!ほんと…ほんとに…もう…

……

……

少しは落ち着いた?

……うん。

「ねえケイコ」

居酒屋で1時間以上も黙って私の愚痴を聞いてくれたマナミは、めずらしく真剣な面持ちで話始めた。

「なんで今日、私が猫町に参加したか、わかる?」

「え?こうやってフラれた私を慰めるため…じゃないの?」

マナミには学生のときから世話になりっぱなしだ。こういうとき、いつもすぐに駆けつけて、話をきいてくれる。
あれ?でもそれだと、私がフラれる前提ってことになるわね…

「それもあるけど」

あるのかよw」

「でも、そんなことならわざわざクリパに参加しなくても、終わりがけに外で待ってればいいじゃない」

確かにそうだ。じゃあ、なんで普段読まない本まで読んで参加したのだろう…
ポカンとする私に、マナミは「聞いて」と一言告げた。

「人と接する時は、相手の立場になって物事を考えること。これって、小学生で習うことよね?」

「うん」

「でも、それは本当に大変で、時間もかかるから、私達は表層面だけでコミュニケーションをとることがほとんど。しかも、ネットは更にそれを加速させてしまった。悪い面をね」

人がフラれた時に何を話はじめるんだこの女は…と思ったが、話ているマナミの顔は真面目そのものだった。

「そんな時代にだよ、読書会なんていう、いかにもケンカ別れしそうなグループが、十何年も運営したあげくに、クリパには200人近くも来るっていうじゃない」

そう、それは私も不思議に感じていたことだ。猫町に2年通っていても、実はよくわかっていない。

「でも本を読んで、さらに参加してみてわかったことがある。あのN宮…ナカミヤさんて人?アンタにTwitter見せられたときはビックリしたけど、実際に会うとすごくいい人じゃないの」

マナミの言う、『読書会入門』にも登場するN宮ことNAKAMIYAさんは、昔はすごかったらしいが、今は(とくに女子に対しては)やさしい。

「それって排除をしなかった結果でしょ?誰でも出来るってわけじゃないけど、それだけにあの場所は貴重よ。それに…」

それに?

「読書会の時に確信したわ。ああ、『人の意見を否定しない』っていうのは『相手の立場になって物事を考える』ってことを、最大限速く、効率的に実行できるルールなんだってね。だから…」

だから?

「あんた、もうちょっとだけ、あの場所にいなさい。あそこはあんたにとって、必要な場所よ」


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帰りに駅までマナミを送りしな、大事な質問があるのを忘れていたことに気がついた。

「そういえば、あんた今日は楽しかったの?」

「楽しかったわよ。色んな人がいて」

イイ男はいなかったけどね、と言って、マナミはホームに消えていった。あ、これもう猫町に来なくなるやつだ。まあいい。来るものは拒まず、去るものは追わずってね。

そして駅から一人、とぼとぼと歩いて帰る。

今日は長い一日だった…

走馬灯のように思いが駆け巡るなか見上げた空には、冬の美しい星達が満天の輝きをみせていていた。

色んな人がいて、か。

そう、猫町には、私と気の合う人もいれば、苦手な人もいる。

もちろん逆に、私のことを好きだったり、考えが合わないと思っている人もいるのだろう。

そんな場所で一つの作品に対して意見交換ができる場所は、マナミの言う通り、今の私にはもう少しだけ必要なのかもしれない。一つ「人の意見を否定しない」っていうルールだけ守ってね。

来年は、もっといい年になるといいな…

『他者との対話を求めるすべての人に』

メリークリスマス!


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文:たくま
写真:テラダユキヒロ、まりそる。、ひら、Q
編集アシスト:Q

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月29日 19:15~
  • 第155回名古屋アウトプット勉強会『世界史とつなげて学ぶ中国全史』

2019年11月29日に、第155回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、岡本隆司著『世界史とつなげて学ぶ中国全史』でした。



 

この本は東洋史家の著者が現代中国を理解するために「教科書では教えてくれない真実の中国史」を赤裸々に書いた本です。

今回の読書会は寒い中、初心者の方、久しぶりの方も含めたくさんの方にお越しくださいました。
ありがとうございました!!



司会からの挨拶のあと、テーブルごとに進行役であるファシリテーターがトランプで選出されます。引いた数字が多い人など各テーブルで自由にルールを決めて引きます。 (ファシリテーターになる方は5回以上参加されている方のみです)

 

ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。

・課題本の読了。(←絶対必須)
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、どなたでも参加OKです!!

 

今回の課題本は中国好きの方も多く、様々な意見が交わされました。



・中国に関する歴史小説をよく読むが小説は一部の時代にフォーカスしており、課題本では中国の歴史の全体像を知ることができてよかった。

・年表がないので、分かりづらかった。



 

・読書会前の自己紹介で、ひとりずつ「好きな中華料理」を紹介しました。餃子、チャーハン、ナツメの黒蜜漬け、パイナップル抜きの酢豚⑤ホイコーロー、飲茶、麻婆豆腐→全員バラバラで面白かった。中国文化が日本に浸透していることを実感した。



 

・本の帯に「仕事に効く知識が満載」とあるので惹かれたが、近現代の章が少なく、具体的にどこが仕事に効くのか分からない…という意見に対して、「ここが仕事に役立てられるのでは?」という提案が他の参加者からあり、話が膨らみました。



・中国がこんなにバラバラの国とは思わなかった。何となく漢民族の国かと思っていたが、沿革をたどれば人種も文化も様々な人達が共存していたことがわかり、面白かった。

・塩が財源という話があったが、中国物語の主人公には「塩の密売人」がとても多い。それだけ希少であり、重要であったことがわかる。

 

また、今回は今年最後の例会ということで、今期でサポーターを退任される2人から挨拶がありました。

ひらさんはサブリーダーとして主に事前準備を、たくまさんは懇親会の会場予約と当日の開場など、お二人には大変お世話になりました。

 



ひらさん、たくまさん、1年間ありがとうございました!!

 

最後に全員で記念撮影です!



 

読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、「HUB名駅4丁目店」さんでした。

 



懇親会では、各々共通のテーマで盛り上がりました。
皆様ご参加ありがとうございました!!

次回12月は名古屋全分科会合同のクリスマスパーティーです!!
名古屋アウトプット勉強会の課題本は、ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器(第三版)』 です。
ぜひ奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ゆっこ 写真:OPサポ全員

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特別イベント

  • 2019年12月7日(土) 
  • 関西猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2019

師走最初の週末となった、12月7日(土)。
大阪難波の#702 cafe&dinerで、関西猫町倶楽部クリスマス読書会&パーティー2019が開催されました!
アウトプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル・藝術部の4分科会で合同開催です。当日は参加者104名(うち初参加は9名!)、名古屋・静岡・東京からの参加者もおり、大盛況でした。

今回の課題本・課題映画は、
アウトプット勉強会・・・片山杜秀/著『歴史という教養』
文学サロン月曜会・・・川端康成/著『雪国』
シネマテーブル・・・大島渚/監督『戦場のメリークリスマス』
藝術部・・・宮下規久朗/著『モチーフで読む美術史』
初心者推奨・・・山本多津也/著『読書会入門 人が本で交わる場所』
(猫町倶楽部に初参加、または過去参加回数が1回だけの方限定)
の5つ。この中から好きなものを1つ選び、読了・鑑賞して参加します。普段参加する分科会とは違う課題本・課題映画を選ぶ方も。

サポーターは一足早く会場に入り、参加者の皆様を迎える準備。
今回のお菓子は甘いものと辛いものをループしそうなセレクトと、サポーターが焼いてくださったシフォンケーキでした!
受付開始時間になると、参加者が次々と来場。受付後に持参したプレゼント本・DVDにメッセージを書き、引換券を受け取ります。
今回のプレゼント本・DVD交換の方法は例年とは違う様子。後ほどのお楽しみです。

定刻になり、主宰者のタツヤさんの挨拶と司会から本日のスケジュールの説明があり、読書会スタートです。
猫町倶楽部には、参加者が気持ちよく過ごすために大切なルールがあります。それは、他人の意見を否定しないこと。
本や映画の内容・著者について批判はOKですが、参加者の意見は尊重しながら各テーブルでファシリテーターと呼ばれる司会進行役を中心に進めていきます。

今回の課題本・課題映画では、
アウトプット勉強会『歴史という教養』
・「徳川家康」が流行った背景と日本経済の繋がりには気づかなかった。
・カリスマが活躍できない時代という論調に、『ティール組織』に通じるものを感じた。
文学サロン月曜会『雪国』
・女性を四季の移ろいのように情景、風景、美術品として見ている。
・島村は現代的な価値観に照らし合わせれば身勝手なだけの男性だが、閉鎖的な田舎に住む女性の感覚からすれば、裕福で都会的な男性として魅力があったのではないか。
シネマテーブル『戦場のメリークリスマス』
・日本と西洋の考え方の違いが色濃く出ていた。そんな中でも生まれる友情を描いていたのではないか。
・ヨノイは秩序や正義の人、たけしは時代が作った戦争の人、セリアズは自分の信念のままに生きる人で、時に時代や秩序と衝突する。
唯一ローレンスが普通の人に見えるのは、物語が彼の実体験を元にした実話だからである。
藝術部『モチーフで読む美術史』
・これまでモチーフの持つ意味について考えた事はなかったので、これからの絵画鑑賞の幅が広がりそう。
・フランダースの犬のネロが最後に見る絵にもしっかりと意味があって、そこまで含めてのあの作品だということを初めて知った。
など、様々な話が出てきました。

話も尽きませんが、そろそろ時間。各テーブルで今日のドレスコード『ホワイトクリスマス』にふさわしいと思うベストドレッサーを選出。
選ばれたベストドレッサーはステージに登場。ポイントを一言ずつアピールします。
白い装いや、サンタクロース・クリスマスモチーフ柄の服や小物。赤や緑を取り入れた方もいらっしゃいました。
いったん読書会は終了。ここからは席替えとパーティーが始まります。

最初にプレゼント本・DVDにメッセージを書いたときにもらった引換券。席替えとプレゼント交換を兼ねていました!
今回は、この引換券を1曲流れている間に会場内の参加者と次々に交換していきます。
みんな笑顔でほかのテーブルだった参加者と積極的に交換していき、曲が終わったときに持っていた引換券に書いてあるアルファベットのテーブルへ。
そしてテーブルに準備されていた、引換券に書いてあるアルファベットのあとの数字のプレゼントを受け取ります。
プレゼントを開けた参加者が盛り上がり、ひとしきり歓談したあとは謎解きの問題が。
今年の関西猫町倶楽部の課題本にちなんだ問題などがあり、全問解いて各問題の文字を抜き出すと答えになります。
すぐに解答がわかったテーブルも、なかなか解けないテーブルもみんなでワイワイ協力しながら考えるのが楽しそうでした。
問題の解説を聞いて、納得する声や「わからなかった!」などいろいろな声が上がるのも、また楽しいひと時です。
参加者に書いてもらった、本や映画の名言たち。素敵な言葉が並んでいました!

名残惜しいですが、楽しい時間も終わりに近づき、各分科会の次回告知と猫町倶楽部をタツヤさんと共同で立ち上げた朴ちゃんの挨拶、最後に集合写真を撮って終了。
本当に楽しい時間はあっという間ですね。

次回の開催は、
・文学サロン月曜会 
【長編読書会】ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟1』『カラマーゾフの兄弟2』

・シネマテーブル 
【関西シネマテーブル】ベスト&ワースト映画 2019

・アウトプット勉強会 
宇田川 元一『他者と働く-「わかりあえなさ」から始める組織論』

・藝術部
ゲストイベント『カラヴァッジョの旅 天才画家の光と闇』or『闇の美術史-カラヴァッジョの水脈』
となります。

2020年も関西猫町倶楽部で会いましょう!

(文:未来 写真:そねっち、光流、あにき)

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月23日(土) 
  • 第125回 東京アウトプット勉強会『AI時代の労働の哲学』

第125回目の東京アウトプット勉強会が11/23(土)に「東京ミッドタウン シスコシステムズ会議室」にて行われました。

 

今回の課題本は、稲葉振一郎著『AI時代の労働の哲学』です。

本書は読売新聞や朝日新聞の書評でも取り上げられた話題の本です。


昨今のAIブームによって様々なAIに関する本が出版されていますが、この本は少し毛色が異なります。近代の産業化や機械化の歴史を紐解き、技術が仕事を奪うという「古くて新しい問題」について、哲学的な思索が展開されます。

 

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸にAIの話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

 

実際の会場の様子がこちら。


 

以下、読書会に参加した皆さんの意見を紹介していきます。

 

(1)一番盛り上がった話はどんな内容でしたか。

・AIが判断する世界は怖いんじゃないか。

・選択がなくなった世界で人は何をするようになるのか。

・読むのが大変だったという話で最初は大いに憂さを晴らせた。

・AIが仕事を奪う未来。

・特定の職業が残るのかどうか、これからどんな職業に就くべきか。

・本書の読み辛さ。

・人工知能が生み出す新たな格差社会。

 

(2)読書会に参加してよかったと思うことはなんですか。

・理解できなかった本の話が繋がった。

・難しい本だったが、班の方と議論することで少しずつ読み解けたこと。

・普段と違う層の人と話すことで身の回りのものの価値を再発見できること。

・一人ではわからないことばかりだったが、色々共有するなかで理解が深まったこと。

・本の延長として、本の内容を具体例に置き換えて議論することができた。

・1人で読むだけだと暗くなってしまうような内容でも、ポジティブな見方の意見も聞くことができたので、とても良かった。

・否定されることのない優しい空間。

 

(3)今日の課題本を勧めるとしたら、どんな人に勧めたいですか。

・労働がつらい人。

・おすすめしにくい……。

・AI導入に戦々恐々としている人。

・哲学が好きな人。

・職場の後輩にすすめて、俺はこんな難しい本を読んだんだぞとマウントをとりたい。

 

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


 

そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話題や最近の話題などで各テーブルが盛り上がりました。


 

―――――――――――――――――――

さてここで小さなお知らせです。

東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。

入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。

―――――――――――――――――――

 

さて、次回は12月22日(日)クリスマス読書会&パーティー2019となります。定例会としての次回は、2020年1月18日(土)にマイケル E. ポーター 『[新版]競争戦略論I』(ダイヤモンド社)で開催します。

 

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

 

文章:たかひろ 写真:マサ

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関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月23日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第116回 関西アウトプット勉強会 『誰のために法は生まれた』

秋の気色が深まり、肌寒くなってきた11月23日。
第116回関西アウトプット勉強会が梅田・ちゃやまちアプローズタワーで開催されました。


会場にはたくさんの人の熱気が…!
今回の課題本である「誰のために法は生まれた」は
数々の賞を取った話題作。


参加者は36名、うち初参加は6名。
中には「面白そうな課題本だから1年ぶりに猫町に参加した」なんて方も!


参加回数が少ない方向けのテーブルもあるので、気負わずにいらしてくださいね


初めに、猫町倶楽部のルールの説明があります。
・他人の意見を否定しないこと(本の批判はOK)

このルールを守って、自分の感じたことや疑問点を共有していきます。


それぞれのテーブルではこんな意見が出ました。

「法から税、教育にまで話しが広がり面白かった」
近松物語や演劇まで幅広い議題がありました。この本を読み終わり、次はギリシャ神話や山椒大夫を読みたいという声もちらほら。

「教授が結論を誘導しているように感じる、生徒も求められている答えを言っているのでは」
「法の起源がギリシャにまで遡って議論されるとは!」

「実際に個人を守るのは難しそう。本当に一旦ブロックできるのか?」
「グルvsグルだったらどうなるんだろう?」
なんて、さらに疑問点も出てきます。




あっという間に2時間の読書会は終了!

猫町倶楽部の各分科会から読書会の案内があります。




来月は合同のクリスマス会!
好きな課題本または映画を選んで参加してください。



読書会後は懇親会です。
今回はアプローズタワー地下の居酒屋にて。


たくさんの方が参加してくださり、熱気に溢れる会となりました!


前半は読書会のメンバーで、後半は好きな話題のテーブルに移動します。

今日のテーマはこちら
・学生時代にやっておけば良かったこと
・こんなクリスマスしてみたい
・週休3日になったら何をしたい?
・話し足りん
・フリートーク



どのテーブルも盛り上がっていましたね!


さて、次回の関西アウトプット勉強会は
12月7日(土)、関西猫町倶楽部の4分科会合同クリスマスパーティーです。
課題本は5つからお好きなものを選択してください。
①川端康成著『雪国』
②片山杜秀著『歴史という教養』
③宮下規久朗著『モチーフで読む美術史』
④【初心者推奨】山本多津也著『読書会入門—人が本で交わる場所』 
⑤映画 『戦場のメリークリスマス』

会場はなんばパークス7階「#702」です。
★ドレスコードは「ホワイトクリスマス」 
★プレゼント用の本またはDVDを1つご用意ください。


お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.nekomachi-club.com/schedule/74578

■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91702606



(文:たまちゃん、写真:そねっち、えり、たまちゃん)

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特別イベント

  • 2019年11月20日(水) 19:00~受付開始 19:30~21:00シネマテーブル 21:00~22:30懇親会
  • 関西シネマテーブル 第31回 『真実』or『楽園』

師走が近づく2019年11月20日水曜日の夜、大阪心斎橋のラポーティアにて関西シネマテーブルの定例会が開催されました。
今月の課題映画は『真実』と『楽園』。いつもは課題映画が1つのところ、今回は2作品のうち、どちらか一つでも観ていれば参加できるという形での開催となりました。
この2作品、どちらも大・大・大注目な話題作ということもあり、参加された方の中には両方とも観たよ、という方も少なくなく、会場は熱気に包まれておりました。

『真実』は『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、初めて国際共同制作で手掛けた長編作品。
フランスを代表する女優、カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュが母と娘を演じ、愛憎の入り混じった家族の「真実」を描き出す話題作でした。
当日は『真実 特別編集版』を上映していた時期でもありましたので、通常版はもちろん、特別版だけみたよ、という方も、両方観たよ!という方も様々おられました。

もう一つの課題作品『楽園』は、「悪人」「怒り」など数々の著作が映画化されてきたベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」の映画化作品でした。
小説好きの方はもちろん、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市といった超有名キャストが出演していたこともあって、俳優さん目当てで鑑賞された方も参加しておられました。
未解決の少女誘拐事件をめぐるなかなかディープな題材ということもあって、皆様、真剣な面持ちで語り合っておられたのが印象的でした。

そして今回は、なんとゲストとして『楽園』の宣伝に携われた古野さんにも来ていただき、それぞれのテーブルに入っていただきました!
古野さんはお仕事として映画に携わっておられるというだけでなく、プライベートとしてもかなりの映画ファンでいらっしゃるとのことで、そんな公私共に映画のプロから聞かせていただけるお話は、目から鱗なお話ばかりでした。短い時間ではありましたが、一つ一つのテーブルで丁寧に参加者の方々と話をしていただけましたよ。
また、今回は開始前に参加者の皆さんへアンケートをお配りし、定例会終了後に回収、そして古野さんへ直接質問をぶつけてみる!トークショーの企画もありました。

そんな盛りだくさんな今回の定例会。参加者は26名で、初参加の方はそのうち3名でした。
また、全参加者のうち『真実』で参加された方は14名、『楽園』で参加された方は12名と、だいたい半分ずつの割合での開催となりました。


参加者の皆さんは6~7人程度のグループに分かれ、まずは簡単な自己紹介を行った後、課題作品について語り合います。
シネマテーブルでのルールはたった2つ。
1.課題映画を鑑賞していることと、
2.他の参加者の意見を否定しないこと
です。もちろん、「作品のここが納得いかない!」、「あのキャラクターのここが苦手!」等、作品について批判するのは問題ありません。
このルールがあるため、皆さん気持ちよく、思い思いに自分の感想を述べることができます。初参加の方も臆さず参加できる雰囲気作りを心掛けています。

では、各テーブルで盛り上がっていた話題を少し紹介していきます♪

こちらは『真実』のテーブル
●俳優陣の演技やロケーションについて
カトリーヌ・ドヌーブをはじめとする名優ばかりの出演作ということもあり、俳優陣の演技のすばらしさを語る方が多くおられました。
有名俳優はもちろん、特に話題に上がったのは、ジュリエット・ビノシュの子供、シャルロットを演じたクレモンティーヌちゃんの自然な可愛らしさ!
そして、カトリーヌ・ドヌーブが劇中劇で共演する役を演じたマノンさんの、スッと軸の通った美しさ!
是枝監督ならではの自然な子役演出、フランスの美しい街並みを映し出すカメラ演出に心奪われたという方も多かったようです。
●母親になることについて
この映画はカトリーヌ・ドヌーブ演じるファビエンヌの成長譚のように、多くの方が感じられたようです。
ワガママでチャーミング、まるで女の子のようなファビエンヌから、一人の母としての彼女の変貌ぶりには、是枝監督の過去作「そして父になる」を連想した、という方もおられました。
●母娘関係について
『真実』で描かれる母娘関係は、ある時は姉妹のように、ある時は良きライバルのように移り変わっていき、そこに共感したり感情移入できるかどうか、といった点が人によって様々でした。
また、この母と娘の間のシーンで度々問題にされる“演じること”自体への捉え方も様々でした。「彼女たちがお互いの関係を築く上で、互いの間に“演技”や“セリフ”をフィールターのように挟んで交流しているように感じた」「他者(母親、あるいは娘)との直接的な向き合えなさを感じた」という人もいれば、「そもそもこの母や娘にとっては、生活することと、自分(という役)を演じることがイコールの関係にあるように感じたので、“演じること”そのものが他者と向き合うツールとなっているのではないか」といった捉え方の人も。
自分と異なる捉え方を知れるのも、シネマテーブルの醍醐味でもあります。
様々な意見を素朴に話し合えたことで、母子関係、あるいは演技そのものの多面性に触れることができ、この映画についての理解が深まったように感じました。

こちらは『楽園』のテーブル
●俳優陣の演技について
綾野剛、杉咲花といった、今を時めく俳優陣が出演ということもあり、俳優陣の演技のすばらしさについて言及される方が多くおられました。
特に、柄本明さんのおじいちゃん、出戻りの幸薄奥さんについては「本当に田舎に居そうでとてもリアル!」とい盛り上がっておられました
●コミュニティの中の孤立について
この映画をとおして、社会の中でどのように所属し、生活していくかについて考えられた方が多かったようです。
村八分にされる善次郎の姿は辛く「心をえぐられた」「心に突き刺さった」等、ずんと胸の奥に重くのしかかるような印象を持たれた方が大半のようでした。
そして、こういう事は「この社会のなかに居ると、どこでも起こりうる事ではないか」「コミュニティの中で誰かを悪者にしないと辛くてしかたがないということも、普通に起こりうる構造ではないか」という意見もありました。
●タイトルについて
『楽園』とは正反対の内容の作品に、なぜこのタイトルなのか?についても議論が白熱しました。
特に、このタイトルを想起させるような、作品の終盤のあるキャラクターの台詞が印象的だった人が多くおられたようです

そして定例会後は、ここでしか聞けない古野さんへのQ&Aイベントが開かれました
映画『楽園』の制作裏話や、宣伝というお仕事の事について、皆様の質問アンケートから根掘り葉掘り聞いてしまいました!
時にはそんなことまで話してくださるんですか!という内容まで答えてくださり、会場はとても盛り上がりました。
定例会に参加された皆様だけにおススメする、今、そしてこれから観るべき映画についてのご紹介もいただきましたよ
本当にありがとうございました!!

惜しまれながら会はお開きに…。しかし話は尽きず、続いて、懇親会に突入いたします!
今回も9割ほどの方が参加されていました。
各テーブルでは、最近見た映画や公開を心待ちにしている映画、あるいは課題映画についてまだまだ話したりん!という人がテーブルに集まっておられました。
中には、最近食べに行った美味しいお店があって…といった話など、映画に関係なく自由にご歓談されているテーブルも。
もちろん、どんな話をしたらいいのかわからない…という初心者の方でも安心して懇親会に来ていただけるよう、「懇親会話題映画」というテーブルもございます。
このテーブルは毎回設定される「話題映画」を見てきた人が、懇親会の時に集まって意見交換をするテーブルとなっています。
今回の「話題映画」は『yesterday』。
課題映画の作品はどちらも現実的なストーリーでしたが、こちらは、売れないシンガーソングライターが事故にあい、目を覚ますと世界からビートルズがいなくなっていた!?という突拍子もないストーリー。
課題映画で描かれていた、胃がキリキリ、心が抉られるような現実とは対照的に、ビートルズ愛に溢れた、とてもハートウォーミングで、ある意味安心して(笑)観れる作品でした。
テーブルには、もちろんビートルズファンの方々が集まり、思い思いにビートルズ愛を語っておられましたよ!

シネマテーブルは年齢問わず、趣味を通して色々な人と出会える自由な社交の場です
ぜひぜひお気軽にお越しください♪

次回のシネマテーブルは、1月19日(日)開催となり、課題映画はありません。
なぜなら、毎年恒例の「年間ベスト&ワースト 2019」を開催させていただくからです!!!!
この一年間に劇場公開された新作映画の中から皆さんの「ベスト&ワースト」を発表する新年会企画となっております
詳細は↓からご確認ください♪
http://www.nekomachi-club.com/schedule/63985

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

文:むー
写真:ジュリア

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  • 【文学サロン月曜会×藝術部コラボ】ゲストイベント&文楽鑑賞会『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

特別イベント

  • 2019年11月17日(日) 読書会12:50-14:30 トークショー14:40-15:40 観劇会16:00-20:25 懇親会20:40-22:40
  • 【文学サロン月曜会×藝術部コラボ】ゲストイベント&文楽鑑賞会『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』

11月の第57回関西文学サロン月曜会並びに第7回関西藝術部はコラボ企画!第161回直木賞受賞作『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を課題本に、著者の大島真寿美さんをゲストにお迎えしての読書会&文楽鑑賞会を行いました。


ありがたい事に、参加者47名(初参加の方は1名)に、ゲストの大島真寿美さん、文春の担当者さん、猫町倶楽部主宰のタツヤさんを合わせた計50名の満員御礼!なお、読書会会場には、読書会後の文楽鑑賞に便利な国立文楽劇場の1階にある旧レストランスペースを利用させて頂きました。


この日の読書会は、16:00~20:25の文楽鑑賞会に合わせ、いつもよりかなり早めの12時30分より受付開始。受付係も関西文学サロン月曜会のサポーターと関西藝術部のサポーターのコラボです☆

ちなみにサポーターとは、各分科会の運営をお手伝いするボランティアのこと。分科会にもよりますが、原則半年ごともしくは1年ごとに募集しますので、気になる方は是非お近くのサポーターまでお声掛けください♪

猫町倶楽部主宰のタツヤさん並びにゲストの大島真寿美さんより一言ご挨拶を頂いた上で、読書会の前に簡単なお願いごとのPR。

猫町倶楽部には、会が発足した2006年からずっと大事にしている理念が一つだけあります。それは、「人の意見を否定しない」こと。個人の感じ方の違いですので課題本の否定は問題ありませんが、同じ課題本を読んできたメンバー間で、それぞれがこの本のどの箇所に対してどのように感じたかを共有し合う事が目的の会であり、何が正解で何が間違いという訳ではありません。誰もが話しやすく、楽しい時間が過ごせ、好きなものや嫌いなものを共有出来るような場であり続けたいと考えていますので、それだけは守っていただけると嬉しいです。そしてまた、「参加してみたいけど勇気が出ない・・・」という方も、きっと安心してご参加頂けると思っていますので、勇気を出してまずは一歩を踏み出して頂けると幸いです☆

その後、それぞれのテーブルで読書会の開始。各テーブルには15分起きにゲストの大島真寿美さんが回って下さり、課題本に関する様々な質問にお答えして頂きました☆


大島さんが直木賞を受賞したということもあり、テーブルによってはちらほらと下世話な質問も出ていましたが(笑)、嫌な顔一つせず気さくにお話して下さり、すっかり僕も大島さんのファンになってしまいました♪実はまだ今回の課題本しか読んだ事が無いのですが、様々なジャンルの本を手がけているとの事ですので、これをきっかけにいろいろ読んでみたいと思います☆


ここで、各テーブルで出た感想をいくつか紹介。

「文楽の知識は全く無かったが、文楽の知識が無い人にも分かりやすいよう丁寧に説明がされていて、最後まで一気に読む事が出来た」

「半二が生きた頃の道頓堀や、作中に出てきた文楽作品の話で盛り上がった」

「歌舞伎も文楽も、今はどちらも伝統芸能という位置付けでハードル高い印象があるが、当時は大衆向けの身近な娯楽だったという事を知れて面白かった」

「半二の人生の浮き沈みに自分を重ねて読んだ」


「最近は、若い女性に受けることが新商品のヒットの秘訣みたいに言われているが、当時は斬新な発想だったのかな?」

「女性が背負う社会的な不条理さみたいなものを正直に描いて、それが共感されて今でも残り続けてるという事を知り、なんだか胸が熱くなった」

「色んな人と一つの作品を完成させていく過程が面白く、自分に引きつけて読む事が出来た」

「大島さんの史実とそれを補う空想のバランスが絶妙」


「お佐久が一番好き。お佐久のような嫁が欲しい(同じテーブルの女性陣4人共通の意見)」

「半二の最後のセリフ『まあまあ、いうんは、あんがい、ええもんなんやで』が、同じ専門職に生きるものとして非常に共感した」

「少し説教くさい感じになりそうなセリフをお三輪に語らせる事で、嫌味なく受け入れる事が出来た」

「立作者としての作品は2作しか無いにも関わらず、50作を越える作品に合作者の一人として名前が残されている三好松洛さんの描写が素晴らしかった」


「小説だと違和感を持つことの多い関西弁の会話が、違和感無くすらすら読めた。」

「『』を使ったり、会話を文中に埋め込んだりの使い分けが上手」

「半二は大島先生自身なのかも??」

「歴史の伝記物になりがちだけど、お佐久が出てきて、印象が変わった」


「言葉遣いが印象的で、会話のリズムもすごく良かった。大島さんは名古屋出身なのに何故??」

「大阪にオーロラが出現した時期と妹背山婦女庭訓が作られた時期の時間軸はほぼ合っていると知り、ビックリした。実はノンフィクション??」

「正三と友達だったかどうかは不明らしいが、ご近所さんである事や年齢の設定は正しいらしい。事実と創造とのバランスが絶妙。」


「空気を読む事が求められる今の時代に、人形だからこそ表現できる、共感こそ出来ないが一心に何かを貫き通すお三輪の姿に共感の時代のその先を感じた」

「読んでてワクワクする。非常に読みやすい」

「全ての登場人物が個性的かつ魅力的」


「本の装丁のデザインが好き」

「作家が別の物書きを書いたのが凄い」

「うまくいって終わり、ではないところが現実的」

また、この日は関西文学サロン月曜会とのコラボイベントという事で、関西藝術部では通常実施していないお茶菓子とドレスコード付きの読書会になりました。今回のドレスコードは「人形 または 渦」。


ドレスコードと言われてしまうと身構えてしまう方もいらっしゃるかとは思いますが、あくまでもこれは読書会を楽しくするための「遊び」。過去には全身シロクマの着ぐるみで参加された方も居たりしますが(笑)、ハンカチや文具などの小物1点だけ取り入れるだけでも全然OK!自由な発想で楽しんで頂けたらと思います☆

ちなみに、ドレスコードを間違えたのでは無いかというくらいにお揃いのペアルックで参加されていた二人も居ました(笑)。


読書会終了後は、各テーブルでベストドレッサー賞を決定。受賞者の方たちは、おのおのでドレスコードのポイントをPRして下さいました♪




その後、大島さんを囲んで受賞者の皆さんで記念写真。


続いて、関西猫町倶楽部の各分科会による次回告知。


関西猫町倶楽部には、文学サロン月曜会と藝術部のほかにも、ビジネス書がメインのアウトプット勉強会と、映画について語り合うシネマテーブルの4つの分科会があります。今回はアウトプット勉強会とシネマテーブルのリーダー並びにサポーターの方たちも何名か参加して下さりましたが、多くの方が複数の分科会に参加されていますので、たまにはいつもと違う分科会に参加してみても良いかと思います♪

そして最後に全員で集合写真。


続いて、10分間の休憩を挟んだのち、読書会中に書いて頂いた質問表を使って大島真寿美さんとのトークショーを開始。和気あいあいとした楽しいトークショーとなり、あっという間の一時間でした♪以下に、トークショーで出てきた話題のうち、差し支えが無さそうなものをいくつか紹介。

Q:どの登場人物も魅力的ですが、どのようにキャラクターをイメージされたのでしょうか?
A:キャラクターをイメージして書いたのではなく、書いているうちにそのようなキャラクターになった感覚に近いです。

Q:大阪弁が非常に上手ですが大阪にゆかりがあるのでしょうか?
A:語りをちゃんとやりたかったのでしっかり勉強した。一方で、正確過ぎても大阪の人以外にとっては読みにくくなるので、とにかくリズムを大切にして書きました。


Q:一番気に入っている登場人物はいらっしゃいますでしょうか?
A:そういうのは全く無く、全ての登場人物に対して気持ちはフラットです。

Q:大島さんの作品で時代小説は初めてでしたが何か苦労されたところはありましたでしょうか?
A:特に時代小説を書いたという感覚は無くて、たまたま書きたい話が昔の話だった感覚だったので、特に苦労したという感覚はありませんでした。むしろ、当初の予定では現代の話も織り交ぜていこうと考えていましたが、楽しくなってきてしまい、最後までこの時代で書き切ってしまった感じです。


Q:元々は歌舞伎が好きだったとお聞きしましたが、歌舞伎と文楽の最も大きな違いは何でしょうか?
A:文楽は太夫が物語を語り継いでいくものなのに対し、歌舞伎は役者を観るものである点が最も大きな違いだと思います。仮名手本忠臣蔵は何度も歌舞伎で観た事がある作品なのですが、何度観てもおかるの行動が腑に落ちませんでした。しかし、文楽で観て一気に腑に落ちる事が出来ました。

Q:文楽作品には、心中ものや忠義のために我が子を殺すと言った狂気が描かれる事が多いですが何故でしょうか?
A:今と違って当時は死がもっと身近なものだったからかも知れません。身近だからこそ、美しく死ぬ事に対する憧れなどがあったのかも。また、人形というものを介して私たちが普段見れない世界を見せてくれていたのかも知れません。

楽しかったトークショーの後は、いよいよ文楽鑑賞。今年は国立文楽劇場開場三十五周年ということで、普段は有名な演目しかやらない『仮名手本忠臣蔵』を、4月公演・夏休み特別公演・11月公演の3回に分けて全段完全上演されており、この日は八段目~十一段目までをみんなで鑑賞しました。

4時間半という長丁場であり、かつ、文楽は今回が初めてという方もたくさん居た事もあり、ちらほら寝ている参加者の皆さんも居ました(笑)。ただ、江戸時代の劇場の風景を描いた絵を見ると、観客たちは実に思い思いのことをしているそうです。

元々江戸時代の日本人は長時間じっとしていることが苦手な民族で、演者側も観客の集中力が続かないことを初めから心得ていて、「ここは緩めて、ここで締める」という演出を心がけていたのかも知れませんね☆また、締めるべきシーンになると自然と音が大きくなるため、鑑賞後にみんなの感想を聞いてみると、意外と観るべきシーンはみんな観ていた感じでした♪なので、途中で寝てしまっても全然大丈夫ですし、むしろ無理するくらいなら潔く寝ちゃいましょう(笑)。

鑑賞後は、再度みんなで集まって記念撮影。


その後、希望者は、国立文楽劇場のほど近くにある韓国焼肉居酒屋にて食べ飲み放題の懇親会。10時間を超える長丁場にも関わらず最後までお付き合い頂き、本当にどうもありがとうございました♪




なお、12月の関西猫町倶楽部は、アウトプット勉強会・文学サロン月曜会・シネマテーブル・藝術部合同主催で、クリスマス読書会&パーティー2019を開催します。課題本・課題映画は、以下の5つの中から好きなものを選んでご参加ください。
①片山杜秀/著『歴史という教養』
②川端康成/著『雪国』
③宮下規久朗/著『モチーフで読む美術史』
④【初心者推奨】山本多津也/著『読書会入門 人が本で交わる場所』
⑤映画『戦場のメリークリスマス』
申し込みはこちらから

(文:VAN、写真:タクミ、Tomomi、のんこ)

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  • 第154回名古屋アウトプット勉強会【新版】日本語の作文技術/【新版】実践・日本語の作文技術

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年11月1日 19:15~
  • 第154回名古屋アウトプット勉強会【新版】日本語の作文技術/【新版】実践・日本語の作文技術

カラッとした天気で過ごしやすい季節となった11月1日(金)に第154回名古屋アウトプット勉強会がウインクあいちで行われました。課題図書は本多勝一著「【新版】日本語の作文技術」と「【新版】実践・日本語の作文技術」です。

自分の文書を直すとき、なんとなくこっちのほうが良い気がすると感覚で直していました。この本はなぜ読みにくいのか? なぜ誤解を生むのか? 文書を書く技術が学べる本です。句読点1つを取ってもどのように打つかは案外難しいものです。



 

今回は「【新版】日本語の作文技術」のみを読了したグループと「【新版】実践・日本語の作文技術」も読了したグループに分かれて行われました。2冊読了で参加者は全体の3分の1ほどでした。

サポーターより開催の挨拶と注意事項の説明があった後、各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。

猫町読書会のルールは2つです。

・課題本の読了

・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

 

簡単に自己紹介をした後、読書会がスタートします。



・確かによくよく考えると小学校では作文技術は習わなかった。

・小学校では素直に書けば良いと言われ、結局何が良いのか分からなかった。

・この本を読んでも悪い例文の何が悪いのか分からなかった。ただ喧嘩を売っているイメージ。

・この本が書いているのは本当に作文技術なのか?一つの文を書く技術ではないか?

・この本が書かれた頃の風潮として英語は論理的だと言われていたということがあり、筆者はこれに新聞記者として争う気概で書いたのではないかと思う。

・ライトノベルから読書を始めた人たちにとっては、この本に書いてある悪文の何が悪いのか理解できない気がする。

・いまやライトノベルがメジャーになって一般図書もライトノベルに寄って来ている傾向があるように思える。



・助詞の使い方や句読点の打ち方などの理屈は分かるが、例文が多すぎて、日本語がゲシュタルト崩壊して見えてしまった。

・外国語の発音を無理やり日本語で再現するのはおかしい、という主張には共感した。ポリティカルコレクトネスの観点では他にも、特定の漢字を使わない(例えば子供→子ども)ようになっているが、
行きすぎると不便が多い。

・日本語作文の作法を学ぶには良い本だと思うが、40年ほど前の本であり、時代のニーズと合わなくなってきている面もある。 現代ではビジネスメール、ツイッター、ネット記事などで、短い文章で目を引くもの・レスポンスの速さが求められている。本書が想定しているような、新聞記事や一方的な長い文章へのニーズは減っているのでは。

・公文書の世界では、語順やコンマの打ち方が作法として決まっている。



・本書で良しとされている書き方とは大幅に異なるため文章の作法もTPOに応じて使い分ける必要があると思った。

・レポートで早速役に立った。

・仕事がら外国籍の方と接することが多いが、下手な日本人よりも文章が上手なことが多い。やはりしっかり学ぶことが大事。

・50年も前の作品ということもあり、作者の思想の偏りがはっきりとしているのが逆に新鮮だった。
ロングセラーなのにつまらなかったので読書会に出るのが心配だったが、みんなの評判が悪くて安心した笑。「理科系の作文技術」はオススメです!

・他人を説得するための文章を仕事で書くことが多いが、
その大前提となる“一読了解”な文を書くための重要なヒントを得られたように思う。

・読みやすい文章を書くという観点からは良いかも知れないが、
作者の言うとおりに実践すると、むしろ迫力や説得力が弱まってしまうように感じた。

・高校生くらいの子だと、主語が述語が合致してなくても気付かない等、
この本に書いてあること以前の最低限の作文技術もない子が多い。

・今まで何となく主語は文の先頭に持ってこなければならないと思っていたが、短い主語の場合はむしろ述語の直前に持ってきた方が読みやすくなるというのは目から鱗だった。

・長い文を先に書くということは役に立つ。

・書く文書の種類によると思う。思いを伝えるときに分かりやすさを求めると、熱意が伝わらないと思う。

 

実際に文書を書く人にとっては参考になる本だったようです。作者の思想について話が出たグループや、当日に配布されるプログラムの文書を皆で校正してみたグループがありました。

 

最後に集合写真を撮って終了です。



読書会終了後は近くの居酒屋へ移動し懇親会が行われました。参加者の8割ほどが参加します。



懇親会は読書会のグループごとではなくフリーで座りますので、読書会のグループとは違う参加者と話しができる場となります。



次回は11月29日(金)に開催されますので、参加をお待ちしております。

 

文;よしこ 写真:サポーター全員

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年10月26日(土) 
  • 第124回 東京アウトプット勉強会『歴史という教養』

前日の大雨から一転、爽やかな秋晴れとなった10月26日(土)、東京駅八重洲口から徒歩5分ほどの場所にあるTKP東京駅前会議室にて、東京アウトプット勉強会が開催されました。


今回の課題本は 片山杜秀(著)『歴史という教養』
本書は…
先行きの見えない時代の中で歴史に学ぶとはどういうことなのか、本当の教養とは何なのかをについて考えさせられる内容となっております。

今回は約60名が参加してくださいました。

猫町には「本や著者の批判はしてもいいけれど、他の参加者の意見は否定しない」という大切な決まり事があります。今回もそのルールを確認し、読書会スタートです。

また猫町の読書会では、テーブルごと1名、進行役のファリシテーター(ファシリ)を決めていただきます。ファシリの決め方は毎回様々ですが、今回は本のタイトルにも入っている『歴史』からの連想で、『一番最近京都に行った人』にファシリさんになっていただきました。
(ちなみに、ファシリは猫町に3回以上参加している方から選ばれますので、初心者の方ご心配なく)

自己紹介が始まると、緊張がほぐれ、一気に和やかな雰囲気になります。今回の読書会も、あちらこちらから笑い声が聞こえ、あっという間に時間が経っていきました。


以下、読書会後に参加者の皆さんから頂いた感想の一部をご紹介します。

Q1:本日一番盛り上がった話はどんな内容でしたか?
・歴史が好きな方とあまり興味のない方でお互いにどういうところに興味が湧くのか、なんで興味がないのかを話合ったのが面白かった。
・閉塞感を感じている中での歴史の重要性
・色々な史観のお話。

Q2:本日の読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・自分では考えないような意見、したことのない体験談を聞くことができた。
・違う意見が聞けたこと。
・開始まで音楽がかかっていて気楽になった。
・開始まで雑談しやすい雰囲気だった。
・いろんなタイプの人がいて、いろんな視点を学べて楽しい。
・自分にとっては難しい本だったですが、易しかったという参加者の方がいてくれたおかげで、本の理解が深まったこと。

読書会の後はみんなで写真撮影★



読書会の後は会場を「素材屋」に移して懇親会スタートです。懇親会では他のテーブルの方とも話す機会があり、いつも賑やかに時間が過ぎていきます。この日も話題の尽きない懇親会となりました!


猫町には何年も継続して参加してくださっている常連さんも多くいらっしゃいますが、何度読書会に参加しても全く同じメンバーがテーブルに揃うことはまずありません。まさに一期一会であり、参加者全員に『初めまして』がある時間です。
今回隣に座った人とはもう二度と会うことがないかもしれません。自分と違う意見が述べられたとしても、異なる意見や感想の出会いを楽しんでいただき、そしてできるだけ多くの方と話す機会を持つことで、昨日までとは違う自分を作っていっていただければいいな、と思いますし、毎回自分自身に言い聞かせていることでもあります。

今、この開催レポートを書きながら、今回のアウトプット勉強会がみなさんに素敵な新しい出会いを運んでくれたものであればいいな、と心から思っています。

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さてここで小さなお知らせです。
東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。
これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。
東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。
LINE OPEN CHATの参加方法は、読書会会場でご案内しています。
入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。
運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、アウトプットサポーターもしくはTwitter宛にお気軽にご意見・アイデア等お寄せください。
―――――――――――――――――――

☆次回開催のお知らせ☆
次回は11月23日(土)に開催。
課題本は稲葉振一郎著『AI時代の労働の哲学』(講談社)。会場は東京ミッドタウンになります。

初参加の方も、お久しぶりの方も大歓迎です。みなさまのご参加お待ちしております!

本文:ヤスコ  写真:なかじー

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年10月27日(日) 読書会:16時30分~19時 懇親会:19時~21時
  • 第118回 東京文学サロン月曜会 太宰治 「人間失格」

猫町倶楽部東京月曜会、10月の定例会はラグビーワールドカップが盛り上がりを見せる10月27日に開かれました。
課題本は太宰治『人間失格』、場所はいつもの代官山chano-maです。



「ちょっと早く着すぎちゃったかな。ええと、同じ班の人ですか?」
「いえ私は隣の班なんです。私は何回か来てるんですけど、ひょっとして初めての方ですか」
「そうなんですよ~。読書会が最近話題だと聞いて、ネットで検索したら最初に出てきたので申し込んじゃいました。でも太宰治って今まで『走れメロス』ぐらいしか読んでなくて。『人間失格』も申し込みしてからあわてて読んだんですけど大丈夫ですか? 素人意見を言っちゃって恥の多い人生になってしまうかも」
「詳しい人ばかりが集まっているわけではないから、課題本さえ読んでいれば大丈夫ですよ。とりあえずデザートでも食べながらお待ちください」




「わっすごい。これ全部食べてもいいんですか」
「ええと、これは1人1皿ですが、飲み物はフリードリンクですのでご自由にどうぞ。あとは司会の方から説明がありますよ」

そうこうしている間に参加者が集まり、開始時間となりました。司会より、今日の流れとルール説明です。ルールは「他人の意見を否定しないこと」。



続いて主催者のタツヤさんから挨拶とお知らせ。猫町倶楽部について書かれた『読書会入門』(幻冬舎新書)が発売中です。



進行役となるファシリテーターを決めて、さっそく読書会の開始。班ごとに、課題本について語り合います。




読書会の後はベストドレッサー賞の発表と、お楽しみの懇親会。同じ班の人だけでなく、他の班の人とも交流できます。



「あ、またお会いしましたね。懇親会になるとアルコールも出るんですか。やっぱりこういう場所ではお酒が出ないと世間が許さない」
「(世間というのは、君じゃないか) ええと、料理もありますよ」



「わっすごい。これ全部食べてもいいんですか」
「まあ、ほどほどに。読書会はどうでした?」
「盛り上がりましたよ。やっぱり太宰は力がありますね。私はすっかり主人公の葉蔵になった気分です」
「あ、危ないなあ。でも葉蔵、意外と人気ありましたね」
「なんてったって、神様みたいないい子ですから。逆に、全然共感できなかったという人も多かったですけど」
「読んだ年齢によっても違うみたいですからね」
「でも葉蔵は、環境が悪かったと思いますよ。この読書会みたいに同じ趣味を持った気のおけない仲間がたくさんいて、それで一緒に美味しい料理食べれば人生変わったかも」
「私は、葉蔵の悩みは乾布摩擦すれば解決すると思います」
「でた! 三島由紀夫的見解」
「まあ意見は人それぞれですよね~」
「ところで今、最高に面白い人間失格ジョークを思いついたんですけど、言ってもいいですか?」
「…………どうぞ」
「懇親会は飲み放題だからといってあまり飲みすぎると、葉蔵みたいに酔うぞう(笑)」
「そういえば今日のドレスコードは『ハロウィンまたはグランジファッション』でしたけど、どういうコンセプトで来ましたか?」
「ええと、あまり凝っていませんけど、ハロウィンにちなんで黒っぽい服装にしました。そんなことよりですね、葉蔵みたいに酔う」



「今日はハロウィンだけあって、ベストドレッサー賞に選ばれた人はみんな気合が入ってましたね~」
「そうですね。仮装したり、小道具をうまく使ったり(何の話をしていたんだっけ)。ところで向こうでも人が集まっていますけど」
「あれは猫町堂古書店といって、持ってきた本を交換できる場所ですよ。あとはテーマを決めて話すテーマトークテーブルというのも開かれていて、今日は太宰についてもっと話したいという人が集まっています」

21時になると懇親会も終わり、chano-maを出る時間です。

「初参加でしたけど、色々話ができて、来て良かった!」
「じゃあ、またここで会いましょう。次回は11月24日ですね。課題本は分かりますか?」
「もちろん! 『すっとび三太郎のすちゃらか冒険旅行』ですよね」
「全然違いますよ! ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』。私は初めて読むから楽しみ~」

こうして参加者は会場を後にし、引き続き三次会に行ったり、家に帰ったりと、それぞれの道を歩いてゆくのでした。

写真:iken、たかはし  文:たかはし

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特別イベント

  • 2019年10月27日(日) 受付時間17:00 シネマテーブル17:30~19:00 懇親会19:00~20:30
  • 第30回関西シネマテーブル「人間失格 太宰治と3人の女たち」


日の暮れが早まった十月の終わりに『第30回関西シネマテーブル×月曜会』年に一度のコラボ企画が開催されました。

10月の課題映画は『人間失格 太宰治と3人の女たち』

今回は参加者41名(内初参加者1名)月曜会・シネマ両方参加された方は12名。両方に参加された方にはオリジナルの栞をプレゼントさせて頂きました。

人の意見を否定しない。これは猫町の大事なルールで、参加者全員で確認してから毎回シネマテーブルはスタートします。

「全く共感出来なくて、異星人の日記を読んでいるみたいだった。太宰にイライラして、二人が死んだ時、嬉しかった」

「太宰治は文豪というより俗っぽく、女性の口説き方、接し方が自分の周りにいるミュージシャン関係の人っぽかった」

「太宰治の小説は私小説だから、人間失格を読まずにこの映画だけ観て、猫町でみんなの意見を聞ければ充分かな」

「愛人に家の掃除をされるのは耐えられない」

「沢尻エリカ演じる静子が劇中で、太宰の記憶だけで生きていけるというセリフが物語っているように、静子には野心としたたかさと強さがあり、太宰に翻弄されることなく3人の中で一番華やかに見えた」

「愛人の沢尻エリカと二階堂ふみは小栗旬が抱いているが、本妻の宮沢りえだけが小栗旬を逆に抱いていて、愛人と本妻の差、愛の深さが表現されているのではないか」

「小栗旬がかっこよすぎて、太宰治本来の雰囲気と違う。ドラマのグッドバイで太宰を演じた山崎まさよしの方が合っている」

などなど、テーブルごとに色々な意見が上がりました。
そして、一時間程各テーブルで語り合った後、各テーブルでドレスコードを発表され、代表者を決定しました!いつもはドレスコードのないシネマテーブルですが、今回は月曜会とのコラボということで、ドレスコードがありました。ドレスコードは文豪またはvivid。

新潮社が発売している人間失格Tシャツや太宰治が好きだ公言されている方は、宮沢りえが青、沢尻エリカがピンク、二階堂ふみが緑なので、自分は黄色で太宰の四番目の女にという方もおられました。
ドレスコードの発表の後は懇親会へと移行。懇親会ではラポーティアさんの粋なはからいで、太宰治の好物の水炊きをご用意して頂きました。夫人の回想録で、虫も殺さぬ太宰が、この好物の水炊きを食べるために自ら鶏を絞めたのだそうです。CAFE&BARのラポーティアさんで、普段目にすることのないお鍋を目にし、それを囲む猫町の絵は一風変わった風景でした。


 

懇親会での席替えテーマは、フリートーク、最近、読んだ本、話題映画のジョーカー等。なんとこの日は、ジョーカーを語りたいという人が多く、2テーブルを予定していたのですが、急遽3テーブルに増やす人気っぷり。
「憂鬱になる」「アーサー自身とジョーカーによって扇動される人は区別して考える必要あり」「アーサーの背骨が凄い」「自己責任と言われがちだけど、主人公のような境遇でどうやって堕ちずにいられるのか」「あらゆる場面で行動の選択する自由があったはずで、そのなかで最悪の選択をし続けた結果がジョーカー」「映画『キング・オブ・コメディ』を観てほしい」「ホアキンの演技最高!!!」
課題映画よりも参加された方々の熱量が凄かったような(個人的な感想ですが・・・)時間はあっという間に過ぎてしまい、名残惜しくも第30回シネマテーブルは閉会となりました。

さて、次回の関西シネマテーブルは11月20日(水)開催となります。
課題映画は「真実」「楽園」のどちらか一方をご鑑賞下さい。



懇親会の話題映画は「イエスタデイ」になります。


皆様のご参加、心よりお待ちしております。

文:こも 写真:ジュリア/井口

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  • 第6回関西藝術部 イケフェスツアー&読書会『生きた建築 大阪』橋爪紳也監修

特別イベント

  • 2019年10月26日(土) イケフェスツアー受付10:00 出発10:30-17:30 読書会受付17:40 読書会18:00-19:30
  • 第6回関西藝術部 イケフェスツアー&読書会『生きた建築 大阪』橋爪紳也監修

立冬も越え、季節はすっかり冬ですが、
10月の最後の週末に、関西藝術部では、建物巡りイベントへの参加&読書会を開催させて頂きました!初参加者を5名を含む24名の方にご参加頂き、日中は「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2019」に参加。晩は、橋爪紳也監修『生きた建築 大阪』を課題本に、大阪府立中之島図書館内のカフェ『スモーブロー キッチン ナカノシマ』で食事をしながらの読書会です。

当日は、猫町の読書会にしては珍しい朝の10時集合です。



さすが!猫町の遅刻者ゼロでした^ ^



今回参加させて頂いたイベントは、「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2019」です。

今年で6年目のこのイベントは、普段は外観だけしか拝めない、大阪が世界に誇る超レトロな建物(保存状態バッチリです!)から超高層ビルまで、を無料で一般公開する、日本最大級の建築イベントです。関西藝術部では、当日集合時に5種類の見学コースを提案し、参加者の皆様にその場で希望コースを選んで頂いて、サポ引率のもと10時半〜17時半頃この2日間限定で一般開放された約169軒の建物の中から10〜20軒を電車&徒歩で見学させて頂きました(*’▽’*)。



































10時から18時まで、『あっ!』というまでした(*’▽’*)。
18時からの読書会は、中之島のスモーブロー キッチン ナカノシマでおいしい料理をいただきながらです。













「生きた建築」という言葉通り、
解放された建物は、ふだん店舗や会社等に使用されており、歴史的価値と実用性が見事に融合されていて、お金と時間をかけた修繕と、使用する人間の手入れと愛情によって、建物が今も生きていることを実感させて頂きました。



当日は、お散歩日和にピッタリのほどよい気候で、午後からお天気も良くなり、絶好の行楽日和でした(*’▽’*)。

個人的に、猫町の読書会で一番楽しい読書会になりました。
各自課題本で事前に知識や意見を持ったうえで、みんなで同じイベントに参加して、一日歩き回った心地よい疲労と空腹を満たしながら、違うコースをめぐった人の話を聞いて、自分の感想を話す!三次会まで、至福の時間でした。またこんなイベントをやってみたいです。猫町ルールの、他人の意見を否定しない。は言わずもがなで、みんなが、他の人の経験や感想を楽しく聞いて過ごした、あたたかい読書会でした。



さてさて。
11月の関西藝術部は、
文楽鑑賞『仮名手本忠臣蔵』&読書会『渦』&直木賞作家の著書と対談!の豪華セットです。
満員御礼のため募集を締め切らせて頂きましたが、12月のクリスマスパーティー(関西猫町4分科会合同)で、お待ちしています!
申し込みはこちらから

来年も、みんなで鑑賞イベント後の読書会を企画させて頂いていますのでお楽しみに(^^♪

(文/つぎ 写真/つぎ、ジャスティス、あにき、未来、VANちゃん、しゅがー、のんこ)

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名古屋藝術部

  • 2019年10月26日(土) 
  • 名古屋藝術部 カラヴァッジョ関連企画読書会 ゲスト:宮下規久朗氏

名古屋市美術館にて行われているカラヴァッジョ展初日。
伏見のリリーバンケットにて、美術史家 宮下規久朗氏をお迎えして読書会とレクチャーを開催しました。



宮下氏の著書が課題本になることやゲストにお招きすることは
過去にも何度かありましたが、名古屋でのレクチャーは初めてです。
当該レポートは過去の開催結果レポートに掲載されておりますので、ぜひご覧ください。



今回の課題本は宮下氏の著書2冊からの選択制でした。
1冊目の『カラヴァッジョの旅 天才画家の光と闇』は
カラヴァッジョの生涯と作品について記述されている
内容の濃いものです。

そして2冊目の『闇の美術史-カラヴァッジョの水脈』は
カラヴァッジョのテネブリズムに着目しており、先日も
名古屋藝術部で課題本にした宮下氏の
『そのとき、西洋では 時代で比べる日本美術と西洋美術』
同様の流れで、光と闇を扱う古今東西様々な作品・芸術家が
登場します。

この2冊を使った読書会の後には宮下氏の
カラヴァッジョに関するレクチャーが行われました。

【読書会】

猫町倶楽部の皆様にはお馴染みのルール
「課題本を読了した状態での参加」「他人の意見を否定しない」
に基づき、7つのテーブルに分かれて読書会を行いました。
課題本にはモノクロ図版が多かったり宗教主題の作品が多かったりしたため、
自主的に図録や参考書籍を持参する方が多かったです。



それぞれのテーブルでは次のような話が出ました。

・カラヴァッジョは苦悶に歪んだ表情の作品が上手い。
場面の切り取りに臨場感があって、印象に残る。
・実際に現地教会の暗さで実物が観てみたくなった。
・カラヴァッジョがいなかったら美術史はどうなったのだろうか。
・イタリアには気軽に行けないけれど
アジアの美術は実物を観に足を運んでみたい。



また、読書会の時間中には宮下氏自ら各テーブルを回り
参加者の質問に答えてくださいました。
読書会の前に名古屋市美術館に足を運んだ方からは
展覧会の作品リストを片手に沢山の質問が出ました。

【レクチャー】

レクチャー前に猫町倶楽部の宣伝タイムを挟んだところ、他部の課題本に対して宮下氏がコメントをくださる場面がありました。



レクチャーでは両課題本に基づき、カラヴァッジョ展を
楽しむのに活かせる情報を教えて頂きました。
本ではモノクロ印刷だった作品や写真をカラーで見られただけでなく、
他の講演では聞けないようなお話やカラヴァッジョ作品の見分け方を
知ることができ、大変盛り上がりました。



※内容は参加者特典ということで割愛しますがご了承下さい

【懇親会】

読書会と同じ会場にて立食パーティーを行いました。



宮下氏ご自身から気さくに話しかけてくださったおかげで
多くの参加者が宮下氏とお話しできたかと思います。
カラヴァッジョに関する話だけでなく、宮下氏監修のバスキア展や
名古屋めしの話など、話題が尽きません。
通常の読書会も勿論楽しいのですが、
ゲストレクチャーのある会は「著者に直接聴ける」、「さらに理解が深まる」楽しさがありました。



次回の読書会はレポートアップのタイミングで事後報告になってしまいましたが、
名古屋文学サロン月曜会とコラボし、11月4日(月・祝)にイプセン作品の読書会と来年1月に上演される「ムンク|幽霊|イプセン」の演出家、鳴海康平氏のトークイベントを開催しました。
その際の課題本はイプセンの『人形の家』『幽霊』『ヘッダ・ガーブレル』でした。

来年1月には愛知県芸術劇場で「ムンク|幽霊|イプセン」の鑑賞会も企画中です。
ぜひmixi等でチェックしてください。

写真:藝術部サポーター
文:ごん

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  • 第115回 関西アウトプット勉強会『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年10月19日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第115回 関西アウトプット勉強会『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』

秋の気配が感じられる2019年10月19日(土) 、大阪梅田、ちゃやまちアプローズタワーの会議室にて、第115回アウトプット勉強会が開催されました。

参加者数31名(うち初参加3名)の方にご参加いただきました。



受付からすでに楽しい猫町☆

初めて参加される方は受付の時が一番不安が大きいかもしれませんが、楽しい雰囲気でお出迎えします。



前回より、読書会の各テーブルの司会進行役である「ファシリテーター」が
事前指名制から当日決定に変更になりました。

ファシリテーターは、過去3回以上参加された方の中から選出されます。
各テーブルごとにお題が書かれたカードを引いて、そのお題に最も該当する人がその日のファシリテーター役となります。

私のテーブルは、「ジャンケンで勝った人」。

結局ジャンケンかーいと爆笑しながらのファシリ決めでした。



今回の課題本は、ピーター・ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則』です。

ビジネス界に多大な影響を与えたドラッカー、ビジネス書をあまり読まない方でも名前は知っているほどの名著だけに、期待が高まります。



テーブル毎に簡単な自己紹介から始まり、様々な意見が飛び交います。

・「何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない」というのはすごく共感できた

・マネジメントする立場の人、される立場の人どちらもこの本を読んでおいたらお互い話が通じやすくなる(共通言語のイメージ)

・以前の課題本だった、『ティール組織』との比較(ティール組織とピラミッド型組織の違いなど)

・基本や原則が書かれているところは良いが、具体的にどうすべきなのかをもう少し詳しく書いて欲しかった。このままだと、実際には使いづらそう。もう少し実例が紹介されていると良いと思う。

・日本企業の事が述べられている箇所は、実際より結構よく書かれている様に感じる。ドラッカーは日本好きだったらしいので、その影響が出ているのでは?

・日本の年功序列について→ある程度は、年とともに責任のある立場にするべき。立場が人を作ることも。

堅めの内容だったり、分厚いとそれだけで読むのを躊躇してしまうけど、理解できない所の多い本ほど、他の人の考えを聞ける読書会を利用する価値は高いと感じます。



最後には参加者で集合写真!

写真NGの方は本で顔を隠していただけるので、ご安心を(^o^)

 

読書会の後は、歩いて2分ほどの『甘太郎 梅田茶屋町店』に移動して、懇親会です。

前半は読書会と同じテーブルメンバーで、親睦を深めながらおいしいお料理を楽しみます。









後半は、「ゆる席テーマ」、気になるテーマに分かれて席替えします。

今回のテーマは、「モチベーションの上げ方」「マイナー旅行先」「マネジメントしたいこと」「おすすめ恋愛アプローチ」。





来月のアウトプット会に思いを馳せ、ほこほこした気持ちで家路につきます。

 

次回の関西アウトプット勉強会は、11/23(土)に開催予定です。

課題本は、 木庭 顕『誰のために法は生まれた』(朝日出版社)

2018年『朝日賞』、2019年『紀伊國屋じんぶん大賞』受賞。

法とは何か、自由とは何かー。

中高生と共に、映画などを絡めながら考察を深めていきます。

 

お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.nekomachi-club.com/schedule/72897
■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91136882&comment_count=14

初めましての方も、お久し振りの方も、ご参加お待ちしております(^o^)

 

(文:セオ、写真:そねっち、たまちゃん、ナカスギ)

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特別イベント

  • 2019年10月13日 読書会10時~ トリエンナーレ鑑賞13:30~ 懇親会17:30~
  • 特別イベント「佐久間裕美子とあいちトリエンナーレにいこう&読書会」

台風19号の影響で開催が危ぶまれましたが
10月13日(日)に特別イベント「佐久間裕美子とあいちトリエンナーレにいこう&読書会」を行いました。

課題図書は佐久間裕美子著「真面目にマリファナの話をしよう」です。

今回の読書会は、ゲストとして著者の佐久間裕美子さんにお越しいただきました。

 

マリファナと大麻とハシシが同じものだと、この本を読むまで知りませんでした。
(ハシシは厳密にはちょっと違うようですが)

マリファナと聞くと「悪いもの・怖いもの」というイメージが強いですが
この本を読むとマリファナのイメージが180度変わると思います。



 

今回は特別イベントということで

読書会:10時~12時 会場は愛知芸術文化センター12F アートスペースE/F

あいちトリエンナーレ鑑賞:13時30分~17時

懇親会:17時30分~19時

というスケジュールで行われました。

 

■読書会

サポーターより開催の挨拶、注意事項の説明があった後、各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。



 

猫町読書会のルールは2つです。
・課題本の読了
・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

簡単に自己紹介をした後、進行役を中心に読書会がスタートします。

・マリファナを切り口とした真面目なアメリカ史の本だった。

・いままで悪いものだと思っていたマリファナがそうではないことに常識がぐらついた。

・マリファナ解禁と犯罪率増加の因果関係を詳しく分析すべき。
今はまだよくわかっていないようなので、問題がないとは言い切れない。

・医療上の効果や副作用を調べるためには多くのデータが必要で、時間がかかる。
日本では解禁以前の問題として規制のために研究すらできていないのは問題だと思う。



 

・カジノ法案しかり、よく議論しないまま突然決めてしまう政治は問題だ。
メリット、デメリットの議論、研究を始めるのきっかけとしてこの本が読まれてほしい。

・今の子どもたちはインターネットで容易に情報が入手できる。
これからは「ダメ、ゼッタイ」ではなく、「なぜいけないのか」を大人が説明できないと子どもへのブレーキにならないのでは。

・解禁されたら、自分に合うか合わないか、まず試してみたい。(大人になって、お酒タバコを試してみるように)

・あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」もそうだが、
駄目だといわれて何も考えずにいることは本当に駄目なことだと思う。

・課題本だけでなく他のマリファナの本も読んだが、佐久間さんの本は本当に中立に書かれている。



・嗜好目的はともかく、医療目的のものは早く合法化してほしい。
せめてマリファナを研究できる環境を段階的につくっていくべきではないか。

・酒だけでも犯罪の原因になりがちなのに、酒に加えて大麻まで解禁したとき、犯罪率があがることは間違いないように思う。アメリカではアンダーグラウンドで広く大麻が出回っており、法のコントロールの下におく必要があったため、苦渋の決断で合法化した経緯があるように思うが、大麻が出回っていない日本で解禁するのはデメリットが多く、やめておいた方がよいのではないか。



 

マリファナをめぐって歴史、政治、医療、教育と幅広いトピックで意見が出ました。

アメリカへ留学や旅行された経験がある方々が
現地のマリファナの扱いについて見聞きしたエピソードを披露する場面もありました。

最後に、全員で集合写真を撮って読書会は終了です。



 

 

■あいちトリエンナーレ

読書会終了後、いったん解散となり各自で昼食を取り
あいちトリエンナーレの鑑賞となります。

あいちトリエンナーレは名古屋市3会場、豊田市1会場で開催されていました。

読書会の会場となった愛知芸術文化センターはトリエンナーレ会場の1つです。



 

読書会の参加者と一緒に、あるいは一人じっくりと見て回ったりと、思い思いに過ごしました。



ウーゴ・ロンディノーネ「孤独のボキャブラリー」

 


葛宇路

 


弓指寛治「輝けるこども」

 

 

■懇親会

懇親会は、名古屋市中区錦にあるイベントスペースで行われました。
読書会参加メンバーの8割ほどが懇親会に参加しました。



 

ゲストの佐久間さんも参加いただき
課題本には書ききれなかったことや、出版にまつわるエピソードなど
興味深い話していただきました。



 

席を入れ替えて全員が佐久間さんと話す機会を作りましたが参加メンバーからいろいろな質問が飛び交い盛り上がりました。

 

終了予定は19時でしたが20時まで延長する盛り上がりでした。

 

参加を迷っている方、一度来てみてください!

 

文;よしこ 写真:サポーター全員

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関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年10月5日(土) 受付16:30、読書会17:00~18:40、懇親会19:00〜21:00
  • 関西文学サロン月曜会 第56回 太宰治『人間失格』

暑さの厳しかった夏も一段落。・・・したとは思えないほど、2019年10月5日の「猫町倶楽部関西文学サロン月曜会」は熱かった!!

その熱気の理由を明らかにすべく、我々はアマゾンの奥地・・・ではなく、おなじみのカフェバー「ラポーティア」へと向かった。


 

店内に一歩入ると、にこやかな運営スタッフが受付をしてくれる。


 

リラックスできる落ち着いた雰囲気の店内。ここまではいつも通りだ。だが・・・何かがおかしい。何かが気になるのだ。そういえば、心なしか着物を着用している参加者が多いような気もする。


 

そこまで考えを巡らせたところで、私ははっと気が付いた。そうだ、今回はいつもの読書会とは一味違うのだ。今回の課題本は太宰治の『人間失格』。関西シネマテーブルとのコラボ企画であり、次回の関西シネマテーブルでは『人間失格』を題材とした映画『人間失格 太宰治と三人の女たち』が取り上げられる・・・まさに太宰好きにはたまらない会!


 

「『人間失格』、初めて読んだのはいつ?」

「太宰って結構好き嫌い分かれませんか?ちなみに僕は大好きです!」

読書会が始まる前から話が盛り上がるのは猫町倶楽部ではよくあることだが、今回はすごい。参加者58名(うち初参加者7名)それぞれの太宰への熱い思いが伝わってくるようだ。司会が登場し、簡単な説明が行われたところでいよいよ読書会スタート。

「主人公も太宰治本人も、女をここまで惹きつける魅力はどこにあるのか?ダメな部分も自己開示するからでは?」


 

「昔読んだときの印象と違っていた。自分が大人になってみると共感できるところが増えた」


 

「世の中は明るく前向きが求められる中、これだけ読まれているのは、みんな少なからず共感があるからでは」

「道化を演じる事、常に世間の目を気にすることは芸能人にも通じるところがありそう」

・・・はっ、いけないいけない。あまりの楽しさに当初の目的を忘れてしまっていた。私はこの読書会の熱気の謎を知るためにここにいるのだ。ベストドレッサーの発表が始まるようなので、ここで一度クールダウンしてゆっくり考えをまとめてみよう。

参加者それぞれが「文豪」「vivid」というテーマで自分の装いについて発表していく。


 

同じテーマでも、参加者によって全く異なるアプローチで作り上げられた装いはどれをとっても素晴らしく、個性的だ!


 

しかし、今回は何といっても艶やかな着物姿が美しい・・・はっ、またやってしまった。全く熱気の謎は解けていないが、どうやら読書会は終了し、懇親会がスタートするようだ。


 


 

美味しい料理を囲むと、自然と笑顔が増えてくる。さっきまで初対面だったとは思えないほど打ち解けた参加者の面々は、思い思いに話に花を咲かせているようだ。

ここで恒例の席替えタイム!今回のトークテーマは「映画」「グルメ・酒」「旅行」「恋愛」「話し足りん」「フリートーク」「最近読んだ本」など。行きたいテーブルがたくさんあって迷ってしまう。だが、私には熱気の謎を解き明かすという使命が・・・・目的が・・・・・!

「『ボヘミアン・ラプソディ』が去年のベストかな~」

「最近行った美味しいお店ってありますか?」

「太宰って、生きてたらYoutuberとかになってそうな気がする!」


 

「素敵な出会いってどこにあるのかな~」

・・・楽しかった。ひとしきり「恋愛」のテーブルでおしゃべりを楽しんだ後、私は思った。結局最後まで熱気の謎は解けなかったが、それ以上の心地よい疲労感と充実感が私を包んでいた。だが、これでは駄目だ。このレポートの目的が全く果たされていない。

我々は、決して諦めない。猫町倶楽部の何がここまで人々を惹きつけ、熱気を生み出すのか。その謎を解くために、まずは10/27(日)開催の関西シネマテーブル(課題映画は『人間失格 太宰治と三人の女たち』、会場は引き続きラポーティアです)に参加しなければ。そして、11月17日(日)の特別イベント(文学サロン月曜会と関西藝術部コラボ!『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を課題本として、読書会の後に作者の大島真寿美さんによるトークショー&文楽の観劇があります!)にも参加しよう、と決意しながら、私は家路に着いた。


 

最後に、今回ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

また猫町倶楽部でお会いしましょう!

(文:しほ、写真:タクミ、Tomomi、ジュリア)

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  • 第123回 東京アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年9月28日(土) 読書会16:00〜18:30 懇親会19:00〜
  • 第123回 東京アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

まだまだ残暑の9月28日(土)、しばらくぶりの六本木ミッドタウン シスコシステム会議室にて東京アウトプット勉強会を開催。

今回の課題本は 綿野恵太 著『「差別はいけない」とみんないうけれど。』です。

本書は近年話題になりつつある「ポリティカル・コレクトネス」の変遷、過去の文献と日本の時事問題も紐解きながら、自分と社会が『差別』との向き合い方をどう捉えていくのかのヒントとなる内容です。

本日は著者である綿野さんをゲストとしてお迎えし、一緒に読書会に参加していただいた後、質疑応答コーナーもあり・・と盛りだくさん!

今回は課題本のタイトルや装丁の雰囲気から(?)、本日が初参加の方は少し緊張したという話もちらほら出ましたが、そこはいつもの「本や著者(会場にいらしてますが・・)の批判はしてもいいけれど、相手の意見は否定しない」という猫町ルールにのっとって和やかにスタート。


読書会の各テーブルで一緒に参加する、著者の綿野さん




自分以外の人が様々な『差別』やその構造についてどう考えているのか、気になるところ。
どのテーブルも様々な意見が交わされました。



読書会後半は、著者の綿野さんの質疑応答コーナーです。
集めておいたアンケート用紙から、多くの質問に答えていただきました!

本のテーマから好きな食べ物まで・・



今回の課題本については、一筋縄ではいかないテーマに加え「引用が多く難しい」「思っていたよりも難解な印象」などの声もありましたが、
いろんな人の意見を聞き、著者に直接質問することもでき、理解が深まった有意義な読書会になった!との感想も多かったです。

読書会終了後、みなさんからのアンケート結果より(抜粋)
Q1:本日一番盛り上がった話はどんな内容でしたか?
・差別と炎上、その背景について
・ここ数年でパワハラが一気になくなった話
・中国での監視社会がビジネスに有利なことを鑑みて、世界的にもそうなっていくのでは?
・環境型セクハラの難しさ
・「差別」と「合理的な区別」との違いは何か
・いじめについての体験談。痛みを知ることは差別しない原動力になるか?

Q2:本日の読書会に参加してよかったと思うことはなんですか?
・課題本にならなかったら、多分読まなかったと思われる本に出会えた
・違う意見を聞けて、自分の立場が鮮明になって楽しかった
・普段話しにくい話題ついて話せた。著者の話は非常に興味深かった
・色々な受け取り方を知ることができるのはやはり良い
・難しい本に対して、不明点を共有して新しい発見を得られること


読書会の後は、六本木会場の定番「小松」に移動して恒例の懇親会へ。
著者の綿野さんにもご参加いただき、まだまだ質問し足りない皆さんと話題の尽きない懇親会となりました!

———————————————————

さてここで小さなお知らせです。


東京アウトプット勉強会では試験的に『LINE OPEN CHAT』を始めました。

これはLINEを利用していれば誰でも参加することができるグループチャットで、
普段使っているLINEとは別の名前・別のアイコンを設定することができます。

東京アウトプット勉強会の参加者のみなさんとの様々な交流を行う場として活用したいと考えています。

前回の読書会にて初の案内を行い、現在は32名(9/30時点)の方が参加中。

参加方法は、読書会会場でご案内しています。
入退出自由なチャットですので気軽にご参加ください。

運営方法はまだまだ試行錯誤中ですので、ご意見・アイデア等がありましたら
弊分科会のサポーターもしくはTwitter宛に気軽にお寄せください。



———————————————————

次回は10月26日(土)に開催予定。
課題本は、片山杜秀『歴史という教養』(河出新書)です。
2019年の猫町もあっという間に残すところあと3回となりましたが

初心者の方もいつでも大歓迎ですので、皆さんのご参加お待ちしております!

本文:サイトウ  写真:カツノリ

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年9月27日(金) 19:15~
  • 第152回名古屋アウトプット勉強会 木庭顕著『誰のために法は生まれた』

9月はもう終わるというのに真夏日が続く中、
9月29日(金)に第152回名古屋アウトプット勉強会が開催されました。
今回の課題図書は木庭顕著「誰のために法は生まれた」です。



映画や戯曲を題材に
大学教授が中高生に対して「法」について対話していく内容ですが
参加している中高生は打てば響くような答えを返しており優秀さに驚きます。

読書会に参加するメンバーはこの本をどのように読んだかが気になるところです。

 

アウトプット勉強会サポーターより挨拶、注意事項の説明後
各テーブルごとに進行役を決めて読書会が始まります。

各テーブルは参加回数、性別、年代が偏らないように振り分けています。
進行役は複数回参加しているメンバーから決めます。

猫町読書会のルールは2つです。
・課題本の読了
・他の参加者の意見を否定しない(本の内容の批判はOK)

 

簡単に自己紹介をした後、読書会がスタートします。



・ギリシャで生まれた法を日本に当てはまるのは無理があるのではないか

・文学がこれほどまでに政治を語っていたことに驚いた。文学の読み方を教えてもらった。

・思想は寄っているが、とても勉強になる本。

・日本国憲法9条の解釈は勉強になった。



・裁判員制度や、虐待をした人が無罪となった最近の事例など、アクチュアルな話題にも話が及びました。

・徒党を組む、お金のやり取りが上下関係を生むといった人間社会の本質はギリシア時代から変わってない。世知辛い。

・占有の概念は大事。特に精神の自由は人間にとって根源的なもの。今日の法律はそれがうまく機能していない?

・感情は外から見えないから物証にならない。どうしたら感情を救えるのか。



・難しい本だったが、追いつめられた個人を守るものが法とデモクラシーなのだということが分かっただけでも良かった。

・これまで漠然と「法=制約」というイメージを持っていたが、この本で「個人を守るためのもの」という視点を新たに持つことができ、大変有意義だった。

・この本で、近松物語の主人は悪役のように描かれているが、仕事面では優秀なリーダーでもあり、利益を受けている人も多くいるように思った。法が個人に肩入れをすると、損なわれる利益もあるのではないか。

・日本のロースクールでは、ソクラテスメソッド(問答形式)で授業が行われるが、著者ほどソクラテスメソッドの上手な人を見たことがない。

・中高生が優秀すぎて驚いた。悪く言うと、若くて柔軟な脳に著者の価値観をすり込んでいるようにも思えた。

 

1テーブル7人のグループでしたが偶然、7人中4人が法学部出身!というテーブルもありました。

 



最後に、参加者全員で集合写真を撮って読書会は終了です。

 

 

懇親会は、近くのワインバーで行いました。
読書会参加メンバーの8割ほどが懇親会に参加します。



懇親会はフリートークですが課題本について引き続き話したり、

最近の時事ネタや映画の話など話題は尽きることなく盛り上がりました。

 

参加してみたいけど・・と思っている方は、ぜひ一度来てみてください!

 

文:よしこ 写真:名古屋アウトプットサポーター

 

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名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年9月25日(水) シネマテーブル:19時30分~ / 懇親会:21時10分~
  • 第109回:名古屋シネマテーブル『ガーンジー島の読書会の秘密』

私はジュリエット・アシュトン。ロンドンで作家をしています。

ロンドンから遠く離れたナーゴヤー島という場所で、映画をテーマにした読書会のような催し「猫町倶楽部 名古屋シネマテーブル」が開催されるという情報を手に入れた私は、さっそく行ってみることにしました。



名古屋シネマテーブルは今回でもう109回目を数えるイベントで、課題映画はマイク・ニューウェル監督、リリー・ジェームズ主演「ガーンジー島の読書会の秘密」という映画でした。

【「ガーンジー島の読書会の秘密」あらすじ】

第二次世界大戦が終わったばかりのイギリス。主人公ジュリエットは、ひょんなことから「ガーンジー島 読書とポテトピールパイの会」の参加者ドーシーと文通を交わすようになる。次第に読書会とドーシーの人柄に興味を持ったジュリエットは、意を決してガーンジー島を訪れる。ドーシーをはじめとする島の人々と交流するうちにこの読書会にはある秘密が隠されていることに気づく。

なんだかこの映画の主人公ジュリエットは私に似ているわね…、全然他人とは思えない!?

名古屋シネマテーブルの会場は、ナーゴヤー島の伏見駅からほど近い「Nov. CAFE」



暗くて落ち着いた雰囲気の内装



隠れ家感のある穴ぐらのような壁



こんな素敵なカフェでした。

今日のシネマテーブルのために集まった参加者は54名もいて大盛況。その中には初参加の人も7名いらっしゃいました。

そしてこの猫町倶楽部のシネマテーブルにはとても大事な「ルール」があることを、私を含めた初参加の皆さんは教えてもらいました。

それは「他の参加者の意見を否定しないこと」。

 



このルールのおかげで、初参加の人や、人前で自分の意見を話すことに慣れていない人でも安心して自分が映画を見た感想を話すことができるのね。

それはとても大切なことだし、このシネマテーブルという会の大きな魅力ね。100回以上も続いている理由も分かる気がするわ。

そしてシネマテーブルでは、ポテトピールパイならぬNov.CAFE名物のサンドイッチも人気の理由のひとつ。



私もおいしくいただきました!

さて、「ガーンジー島の読書会の秘密」について、シネマテーブル参加者の皆さんから出たお話をまとめてみますね。

・どの登場人物もルックスがハマり役でとても良かった! エンタメ要素盛りだくさんで、ロマンスであり、ミステリーであり、歴史ものでもある。ガーンジー島の自然は美しいし、主演女優は可愛くて、ドーシーはイケメンでうっとり。

・戦時中という厳しい状況の中、読書会というのはパッと出た嘘だったのだと思うけれど、そこに逃げ込めるというか文学の方に救いを求めるということができて、その間だけは戦争を忘れられたのかもしれない。

・ポテトピールパイを作ったり自家製ジンを飲んだり豚を隠れて飼育したり、人間はどういった状況でも楽しみを見つけられるし生きてゆけるのだと。

・マークとジュリエットが上手く意思疎通できていないように見えた。婚約者なのに。別に昨日から付き合い始めたばかりのカップルという訳じゃないんだから。

・風船が天井にあたるというシーンがあったが、あれは「人生が頭打ちになる」という暗示だったのでしょうか?

・シャーロットがジュリエットの指輪をじろじろ見ていたのは金目のものに目がくらんだのではなく、彼女は敬虔なキリスト教で、婚約指輪をした女性が1人で島を訪れているという状況を怪訝に思ったからなんだと思います。

・書いちゃダメって言われてもどうしても書きたい作家のさが、業を描いている。

・劇中でも外出禁止令等により島民は人との繋がりに飢えていましたが、SNS社会で直接的な人間関係が希薄となった現在でも、繋がりを求める人に読書会は一定の需要があると思います。



※関連作品
『ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど』
『きみに読む物語』
『ヒトラーの忘れ物』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『嵐が丘』(本)
『朗読者』(本)

会が始まって1時間半、楽しい時間はあっという間に過ぎ時刻は21時に。

シネマテーブルは一旦ここで〆になるのだけれど、この後は近くのブリティッシュパブ「Elephant’s Nest」に会場を移して懇親会が始まります。



まだまだ話足りない、もっと映画の話をしたい、という参加者はこの懇親会をとても楽しみにしているみたいね。だいたい8割くらいの参加者がそのまま懇親会に行きました。もちろん私もね!







懇親会では、映画について本当に気ままに話題フリーで話すことができるのだけれど、毎回一卓だけ「話題映画テーブル」を置いています。



今日の懇親会話題映画は、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。



レオナルド・ディカプリオ、そしてブラッド・ピットというハリウッドの2大トップスターを主演に迎えた話題作ね。

こちらについても参加者の皆さんから出たお話を簡単にまとめてみますね。

・ブラピがとにかくかっこいい。歳を重ねてもずっとかっこいい。
・タランティーノ10作品で引退説があるものの、今回の作品はいわば「彼がハリウッドで見聞きし、経験したことの集大成」と言っても良い、もし10作品目があるとしたら一体何をテーマにするのか、ひょっとして本当に今作で引退してしまうのではないか不安。
・衝撃的なあの事件について、史実とは異なる映画の展開に、タランティーノの「こうであって欲しかった」という思いが汲み取れ、涙しそうになった。
・シャロン・テート事件を知っている分、話が進むにつれて本当にドキドキした。
・劇中に出てくるハリウッドの過去作を知っていればもっと楽しめたかも。その分過去作品にも興味が湧いた。「大脱走」はディカプリオがうまく合成にはめ込まれていて、本当に実在する映画なのか、今作のための架空の映画なのかわからなかった。
・シャロンの映画ではロマンポランスキーの「吸血鬼」が彼女が本当に美しいのでオススメ。
・ディカプリオが8歳の天才子役女優に「あなたよくやったわよ」と言われ涙するという感動的な一幕がありましたが、けっきょく男ってやつは女性からの承認を得るために頑張っているのだなと。女性の年齢は関係ないです。今回のように少女でもそうだし大人の女性でもそうなのですが、女性から承認を与えられると「ああ俺はまだ大丈夫なんだ」と思える。

懇親会は明確な終わりの時間が決まっていないのだけれど、22時を過ぎると少しずつ人が減りはじめて、23時にはほとんどの人が帰ります。でも今回は(今回も?)終電まで頑張っている参加者もいたんですって! でも私はその前に帰りましたけどね。

さて…、実は最後に皆さんに謝らなければいけないのだけど、私がナーゴヤー島だって思いこんでいた今回の開催地…、名古屋市だったみたい。ゴメンなさい!

とにかく言えることは、今回初めて名古屋シネマテーブルに参加してみて、最初は不安もあったけど映画好きの参加者の皆さんと話し合うことができて、お互いに理解を深め交流することができたのはとても大きな収穫でした。次の機会にもこうして皆さんとお話しできることを願っています。

それではまた、シネマテーブルの会場でお会いしましょう!
愛をこめて
ジュリエット
———————————————————————–

次回のシネマテーブルは10月30日(水)、
課題映画は「JOKER(ジョーカー)」

第76回ベネチア国際映画祭で、アメコミ映画史上初となる最高賞にあたる金獅子賞を受賞した本作。すでに来年のアカデミー賞でも有力候補になるのではないかと噂されています。

10月4日(金)よりミッドランドスクエアシネマほか全国の劇場で上映開始です。

そして懇親会話題映画は、是枝裕和監督の「真実」
こちらは10月11日(金)からミッドランドスクエアシネマほか各館で公開
が始まります。

※懇親会話題映画の鑑賞は任意です。未鑑賞の方でも定例会・懇親会のどちらにもご参加いただけます。

 

定例会申し込みはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://www.nekomachi-club.com/schedule/73155

名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://c.mixi.jp/cinematable

 

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  • 第114回 関西アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年09月21日(土曜日) 読書会17:30〜20:00、懇親会20:15〜
  • 第114回 関西アウトプット勉強会『「差別はいけない」とみんないうけれど。』

まだまだ暑さの残る2019年09月21日(土) 、大阪梅田、ちゃやまちアプローズタワーの会議室にて、第114回アウトプット勉強会が開催されました。
参加者数22名(うち初参加1名)の方にご参加いただきました。


受付と参加者で仲良くパシャリ!「猫町」ゆえの猫ポーズですね。


今回から、読書会の各テーブルの司会進行役である「ファシリテーター」が
事前指名制から当日決定に変更になりました。

過去3回以上参加された方の中からファシリテーターは選出されます。
各テーブルごとにお題が書かれたカードを引いて、そのお題に最も該当する人がその日のファシリテーター役となります。


この日出たお題は・・・
「最近海外旅行に行った人」「今日一番遠くから来た人」「一番年の離れた兄弟がいる人」などなど。

「海外旅行いつ行ったっけ?」「京都と神戸はどっちが遠いのか?」
「9個下の弟がいるから絶対自分だと思った!」・・・  など、
いつもの自己紹介に加えて、ファシリ決めでも、各テーブル早くもわいわい盛り上がった模様。読書会前の良いアイスブレイクになったようです。

今回の課題本は、綿野 恵太さん『「差別はいけない」とみんな言うけれど。』です。


「セクハラや差別が跡を絶たないのは、「差別はいけない」と叫ぶだけでは、解決できない問題がその背景にあるからだろう。反発・反感を手がかりにして、差別が生じる政治的・経済的・社会的な背景に迫っていきたい。」(課題本表紙より引用)

「差別」・・・普段なかなか大っぴらに意見を表明したり、他人と語り合ったりはしない難しいテーマです。そんなセンシティブなテーマを誰かとオープンに語り合えるのも読書会だからこそ、かもしれません。


どのテーブルも様々な意見が活発に飛び交います。

課題本のテーマである差別やポリコレなどは、普段、馴染みが無かった人が多かったようで、
「なかなか読み進まず難しかった」
「読み終えるのは結構大変では?と危惧していた」
「いざ読み始めると、これまでは何と無くモヤモヤしていた差別の要因や構造などが整理されて理解しやすかった」という方もおられました。


また、
「これは誰に向けて書かれた本か?」
「自由主義と民主主義は本来は相容れないものであるという点は、これらが一緒にいる事は当然と感じていた身にとってはハッとさせられた気付きだった」
「皆が何らかのマイノリティである。それを自覚した上で、どうするか」

「差別がはびこるのは社会に余裕がないからでは」
「ヘイト発言をすると、SNSで簡単に人気が取れたりする。本来、強い者、上の者を批判すべきところを、言いやすいからと弱い者、目下の者に安易に矛先を向けがち」
「組織や競争で敗者が出るのは仕方がないかもしれないが、弱い者を踏み付ける以外のフラストレーションの解決策はないのか」

など、真摯な意見や問題提起も多数飛び交いました。

今話題のあいちトリエンナーレや言葉狩り、「#Me too」についてや「企業や組織のトップは男女同数であるべきか?」など、本のテーマから派生したディスカッションも。


「猫町に参加しなければこの様な本を自分では手に取る事も無かったし、例え読む機会があったとしても自分の読み方や受け取り方だけでは得られなかった気づきを、お互いにアウトプットしながら得られるという点では、猫町の読書会の良さを再認識出来た定例会にもなった」という声もあり、参加者それぞれにとって充実した時間となったようです。

最後に全員で集合写真です!皆さん良い笑顔!


さて、読書会の後は、お楽しみの懇親会です。

懇親会の前半では、読書会の同じテーブルのメンバーと同じテーブルで親睦を深め、その後、後半では猫町関西アウトプット恒例、話したいテーマ別の席替え、通称「ゆる席テーマ」による席替えを行います。
「ゆるっと席替え」するから「ゆる席テーマ」・・・なんでしょうか。

今回から、懇親会でのテーマ札も新しくなりました。
「猫町倶楽部の読書会」なので、テーマは「猫」と「本」のデザインです。
猫町らしくて可愛いですね。

今回のテーマは「話し足りん」「フリートーク」「こんな本で読書会がやりたい」
「丸投げしたいこと」です。


普段は居酒屋での開催が多い懇親会ですが、今回は会場近くのお洒落な「お野菜ダイニング&カフェSOLVIVA」さんにて。天井が高く開放感のある店内です。



美味しいごはんと楽しい会話・・・。各テーブルそれぞれに大変盛り上がりました。
読書会に引き続き、まだまだ熱く楽しく話が弾みます。



こうして、月に一度の楽しい猫町倶楽部定例会の夜も更けていくのでありました。

次回の関西アウトプット勉強会は、10/19(土)に開催予定です。
課題本は、 ピーター・F・ドラッカー『マネジメント[エッセンシャル版]-基本と原則。
これぞアウトプット勉強会・・・といった感じの、名著です。
仕事にもプライベートにも役立つ示唆を得られそうですね。

お申し込み、参加表明はこちらから。

■ 猫町倶楽部HP http://www.nekomachi-club.com/schedule/72897
■ mixi関西アウトプット勉強会 https://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=4791644&id=91136882&comment_count=14

また、猫町倶楽部主宰の山本多津也さんの本が9/26に出版となりました!
■『読書会入門 人が本で交わる場所』 https://www.gentosha.jp/article/13859/

猫町倶楽部の読書会について、詳しく書かれております。
「ちょっと興味はあるけど、なんだか怖い。」「読書会って、猫町倶楽部ってどんなとこだろう・・・?」と思われて参加を迷っている方がいらっしゃいましたら、是非この本で会の雰囲気を感じて頂き、勇気を出して一歩を踏み出して頂ければ幸いです。

猫町倶楽部はフレンドリーかつアットホームな会です。
ちょうど季節も「読書の秋」です。猫町倶楽部の読書会で、あなたも新たな扉を開いてみませんか?


皆様のご参加をサポーター一同、心待ちにしております。

(文:光流、写真:みやっち、えり)

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  • 名古屋藝術部 ゲスト:大島佐紀子『アーティスト症候群』『アート・ヒステリー』

名古屋藝術部

  • 2019年9月14日(土) 読書会14:00~ レクチャー16:40~ 懇親会18:30~
  • 名古屋藝術部 ゲスト:大島佐紀子『アーティスト症候群』『アート・ヒステリー』

 9月14日(土)、藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」に課題本の著者をゲストに迎えて名古屋藝術部の読書会を開催しました。参加者は31名、初参加の方は3名でした。

 課題本は大野左紀子さん著の2冊「アーティスト症候群…アートと職人、クリエイターと芸能人」「アート・ヒステリー…なんでもかんでもアートな国・日本」からの選択制です。「アーティスト」や「アート」という言葉を見聞きすることが多くなり、それがどんな人や物を意味するの分からなくなってきている現状について、そこに至る経緯や背景を芸能ニュースや身近な話題を引合いに笑いや共感を誘いながら、自身のアーティストとしての経験や学術的な分析を伝えて読者に考えさせる、非常に面白い本です。


猫町倶楽部主宰のタツヤさんから挨拶とゲストの紹介があり、大野先生から「読者の方とゆっくり話をする機会はなかなか無いので楽しみです」とお言葉をいただきました。いよいよ課題本ごとにテーブルに分かれて読書会スタートです。靑猫のマスターが用意してくれたお菓子をいただきながら、参加者それぞれの意見や感想を話し合います。猫町読書会のルールはたった一つ「他人の意見を否定しないこと」です。このルールがあることで参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。つい話に熱が入ってしまった後は一息ついて周りの意見に耳を傾けると、自分の中の別の意見や感情に気づくことも。今回はゲストの大野先生にも順番にテーブルに加わってお話していただきました。



「アーティスト症候群」のテーブルではこんな意見が交わされました。
・芸能人や歌手が日展や二科展に入選したとかイベントの総合プロデューサーに就任したというニュースを見るたびに違和感を感じていたので、本職のアーティストによる作品の評価や作者の精神分析をよんでスッキリした。
・TVでよく見る有名人の作品が入選したり展覧会に出品されることは、多くの人に美術に関心を持ってもらう仕掛けとしては有効だと思う。もともと好意を持っている人の作品が素敵に思えることと、教科書や新聞で名前を覚えた有名な芸術家の作品が高尚なものに思えることは紙一重だと思う。
・広告の仕事をしており、自分が若い頃に先輩から「アーティスト根性を出すなよ」と厳しく言われたのを思い出した。
・若い人たちにとってはアーティストやクリエイターという言葉が標準で、逆に芸術家・音楽家と名乗る方が大袈裟で違和感があるかも知れない。


「アート・ヒステリー」のテーブルでは、アートとは何かが話題になったようです。
・アートという言葉があまりにも溢れているため、それが指し示すものやそこに含まれるものが何なのか分からなくなっている。
・学生時代に美術の成績が悪かったが理由が分からなかった。結局は教師が特権的に決めているだけなのでは。
・現代アートが登場して常に新しい試みが求められる風潮があるが、それもアートの歴史のほんの一部であり絶対的なものではないのでは。


各テーブルで議論が沸くなか読書会は終了時刻を迎え、休憩をはさんだ後はゲストの大野先生のレクチャー開催です。日本の美術教育について、明治・大正・昭和から戦後そして現在までに時代背景や社会的要請によりどの様に変化してきたのかを解説していただきました。実用的技術が求められる時代と想像力や精神性が求められる時代、写真や印刷技術の登場がアートの在り方にどう影響したか、などとても興味深かったです。また、世界各国どこでも子どもの描くものは共通していて、ただの線から曲線や円になっていき、円が描けると顔に足がついただけの人間を描くようになる等、教育が始まる前の本能的な部分のお話もあり面白かったです。

定刻を迎え、課題本を持って参加者全員での集合写真。



読書会の後は場所を移して懇親会です。大島先生にも参加いただき、課題本以外の美術全般についてなど読書会やレクチャー後の質疑応答では出なかった話もお聞きできました。参加者同士でも気になるアーティスト・アート、実際に見た作品・展覧会について、「好きな人の作品に対しては贔屓目になってしまう」「名前で入選している人は絶対にいるはず」「とにかく実物を見て判断するべき」など様々な意見が出て盛り上がりました。




次回の名古屋藝術部読書会は10月26日(土)、美術史家の宮下規久朗さんをゲストにお迎えして開催します。課題本は「闇の美術史-カラヴァッジョの水脈」と「カラヴァッジョへの旅・天才画家の光と闇」の2冊からの選択制です。名古屋市美術館の「カラヴァッジョ展」にあわせて開催する、芸術の秋を満喫できる絶好のイベントです。皆さんと一緒に楽しい会にしたいと思っていますので是非ご参加ください。

(文:リュウセイ 写真:ゆり、HIROKO、リュウセイ)

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年8月10日(土) 
  • 名古屋月曜会浴衣読書会@白鳥庭園 川端康成『古都』

夏らしい強い日射しの中、白鳥庭園にて開催された毎年恒例、浴衣読書会の模様をお伝えします。名古屋の浴衣読書会は今回で10回目の開催となりました。

今年も80人以上の方が参加してくれました。

 

 

開会前には浴衣姿一色となった会場からいつもと違った高揚感が伝わってきます。

 

 

今回の課題本は川端康成「古都」。京都の四季と伝統ある行事を描いた美しい文章が印象的な長編小説です。

 

 

「映像的な美しさがある」

「過去に何回も映画化されているって」

 

 

「観光案内みたいな読み方ができる、海外の人に受けがよさそう」

「京都に住んでいたことがあるけど、作中の年中行事にはあまり行かなかった」

「京都にいる私の妹が「葵祭」に参加したことがあるよ、「お稚児さん」みたいな大役じゃないけど」

 

 

「千重子も苗子もいい子だと思うけど、できすぎて人形みたい」

「千重子って素直だけど受け身、友達にはなれそうもない」

「この姉妹は出会ったことできっと一生苦しみ続けるだろうな」

 

 

「物語が計算されコントロールされている、人工的な美しさだと思う、川端康成の見た京都の幻想なのかも」

「行間を読む楽しさがあった、こういうタイプの作家は好き」

 

 

今回のドレスコードは「浴衣」。ベストドレッサーに選ばれたみなさんの華やかな晴れ姿をご覧ください。

 

読書会後の集合写真です。ずらりと並んだ浴衣姿は壮観です。

 

 

懇親会でも課題本やこだわり浴衣など、話は尽きません。

参加者のみなさん長丁場お疲れさまでした。

 

 

文責:おりがみ

写真:名古屋月曜会サポーター、寺田

 

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186】

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特別イベント

  • 2019年7月24日(水) 受付時間19:00 シネマテーブル19:30~21:00 懇親会21:00~22:30
  • 第27回関西シネマテーブル「COLD WAR あの歌、2つの心」

夏らしい日差しが和らぐ夕暮れ時、ラポーティアでは、「COLD WAR あの歌、2つの心」の民謡が穏やかに流れ、仕事帰りのみなさまをあたたかく迎えてくれました。


第27回関西シネマテーブル 課題映画は「COLD WAR あの歌、2つの心」。
第91回アカデミー賞ノミネート(監督賞・撮影賞・外国語映画賞)、第71回カンヌ国際映画祭 監督賞受賞、そのほかにも数々の栄誉に輝いた作品です。
ちなみに、2019年は日本とポーランドの国交樹立100周年だそうです。


タイトルは「コールド・ウォー」ですが、冷戦ものの映画ではなくて、冷戦下で東西に引き裂かれた恋人たちのストーリーを、美しいモノクロの映像と音楽で描いています。


テーマ曲でもある「Dwa Serduszka(ふたつの心)」で何度も繰り返される「オヨヨ~ィ♪」(としか聞こえないので)。

「この印象しかない!」と言うくらい脳内リフレインしていました。

モノクロ映像の醸し出す情景が綺麗で、ズーラの着る民族衣装も色彩豊かに見えてきて、どのシーンも写真のように美しい。


最初はズーラが追いかけていたが、途中で逆転してヴィクトルが追いかけていた。女性は強いなぁ。

「2人が惹かれあったエピソードがなかったのは?」「2人が運命の人(ソウルメイト)である。」「なぜか2人は何度も離れることはあっても 離れられない。とわかっているから。」「だから、何年も会わなくても 再会したときに、情熱が燃えあがるんですね。」と盛り上がったり。

ヴィクトルが弾いていたのは、ショパンで(ポーランドが生んだピアニストでしたものね)、ラストシーンの廃墟の教会で流れていたのは、バッハ。とても印象的だった。


サンドイッチを頬張りながらの、お喋りは楽しいですね~(o^^o)♪ いつも美味しいお料理をありがとうございます。

猫町倶楽部では「他人の意見を否定しない」というルールを設けているため、和やかに会は進みます。

シネマテーブルの後は、休憩を挟んで懇親会が始まります。

関西シネマテーブルでは、懇親会で課題映画のほかに「話題映画」テーブルを設けています。今回の話題映画は、ホームレスの両親に育てられた女性の衝撃の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した「ガラスの城の約束」です。
他に「最近観た映画」「フリートーク」がありました。

課題映画のテーブルでは、「今年のベスト3に入る!」と言ってくれはる方がいらしたり。奔放な両親で育てられたのに、子ども達は自立して、しっかりしてたよね。

フリートークテーブルでは、今ハマっていることや、夏休みが近いこともありオススメの旅行先について盛り上がりました。


次回関西シネマテーブルは、8月21日(水)ここラポーティアにて開催します。

☆課題映画  「よこがお」
2019年7月26日公開の日本・フランス合作映画。
監督は深田晃司。2016年に『淵に立つ』で深田  とタッグを組んだ筒井真理子が主演を務める。

特別ゲスト、『よこがお』の広報をしておられる日宣の古野さんを迎えます。
監督の撮影裏話など話してくださいます!
お楽しみに!!

劇場情報:テアトル梅田、なんば パークスシネマなど。


☆話題映画  「天気の子」
「君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督の最新作。公開中。

劇場情報:TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、大阪ステーションシティシネマなど。

19:00 受付開始
19:30〜21:00 シネマテーブル(グループに分かれて課題映画の感想を話し合います)
21:00〜22:30 懇親会

暑い日差しが続きますので、映画館で涼をとりながら鑑賞はいかがでしょうか。
みなさまと語らいができるのを、心よりお待ちしております(o^^o)♪

文 : ジュリア  写真 : あきちゃん、とむまつ、ジュリア

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特別イベント

  • 2019年7月20日(土) 受付開始16:10 読書会16:40~18:20 説明会18:25~18:55 懇親会19:00~21:00
  • 【大阪開催】猫町倶楽部の全てが分かる!初心者限定読書会 説明会付き

 

読書会って最近よく聞くけど、どんな感じ?常連さんばっかりだったら怖いカモ、、、
猫町倶楽部って何なの?
課題本も色んな種類があるなー。映画もあるんだ!
もう訳が分からないよーーー涙

 

そんな疑問や不安を一気に解決!

猫町倶楽部の全てが分かる!ビギナー限定読書会を7月20日(土)に大阪本町ラポーティアというカフェにて開催致しました。


 

猫町倶楽部の読書会は、生涯学習が一つの目的であり、課題本(課題映画)を各自読了(鑑賞)してきて、
当日は各々自由に感想を語り合うというスタイルの読書会です。
(※たまに違うスタイルの時もあります)


Q:人見知りするので、好きに語り合うって言われても、猫町倶楽部って人数多そうだし、ちょっと不安なんです、、、
A:事前に、男女比や過去参加回数のばらつきがなくなるように5~8名程度のグループ分けをしているので、話しやすいですよ!
そして猫町倶楽部の読書会の鉄の掟、「他人の意見の否定をしない」がありますし、
各グループにファシリテーター(持ち回りのボランティア)がいるので、全員気持ちよく感想を語り合えます。

 

また、猫町倶楽部は、各地域にて、扱う課題本の種類別に分科会が存在しており、
この日は、関西地区で活動している、以下4つの分科会合同にて、開催致しました。
■関西アウトプット勉強会
■関西文学サロン月曜会
■関西藝術部
■関西シネマテーブル

分科会には分かれていますが、実際の参加者は色々な会に参加されており、
コラボ開催や、合同開催も頻繁に行われています。

では、当日のそれぞれのテーブルからどんな様子・感想が飛び交ったかをちょっとだけご紹介。


 

■関西アウトプット勉強会 『FACTFULNESS』

実際に参加するまで、最長で1年間程度悩まれて今回満を持して参加頂いた方や、教員を目指している大学生の方などにご参加頂きました。

「数字は大切だけれど、見方によっては判断をゆがめてしまう。正しい数字のとらえ方をいつも忘れず、自分で判断できるようになりたい。」

「データのアップデートはすごく大切で古いデータを基に間違った提案を顧問先にしてしまわないようにしなければ…」

「職種や立場が違うだけで本の内容のとらえ方、今後への考え方が違うのかと参考になった。」



 

■関西文学サロン月曜会 『春琴抄』

今回最も参加人数も多く、大盛況だった『春琴抄』!

漫画版持参の方や、広島からお越しの方、谷崎潤一郎で論文を書かれた方など多くの方にお集り頂きました。

「佐助にとっての春琴は理想化された女神=観念の愛であって、現実の春琴はそこにいないのでは?」

「火傷した春琴に自分で自分の目を突いたと言わなかった佐助は卑怯」

「パッとしない佐助、漫画版ではイケメンに!」



 

■関西藝術部  『ベートヴェンを聴けば世界史がわかる』

『孤独死天国』を読んで猫町倶楽部に参加された方や、名古屋のビギナー会にまず参加してみてといった方などにお集り頂きました。

「世界史の流れとともに書いてあるのでクラシックは難しい印象だったけれど分かりやすかった」

「急に評価が変わるのは芸術作品の面白いところだと思った」



 

■関西シネマテーブル  『パドマーワト』『アラジン』

前半にパドワーマトの紹介をし、後半はアラジンの話で盛り上がりました。

「映画最初にジニーが人間になっており、自分の物語を話す伏線が素晴らしかった」

「実際に魔法のランプがてに入ったら3つ何を願うか」



 

読書会の後は、各分科会と課外活動のプレゼンを行いました。


 

■関西アウトプット勉強会

○普段の会場は梅田のちゃやまちアプローズの貸し会議室。

○課題本はビジネス書から、哲学・人文系など。話題のものから過去の名著まで。積読を解消出来るきっかけにも!?

○大体月の後半の土曜日の17時半~から開催。遅め時間なので土曜日仕事帰りの人も参加しやすい。

○著者がお越しになって直接お話を聞けるゲストイベントも頻繁に開催。

○いろいろなバックグラウンドを持った人と意見を交換でき、本の感想だけでなく、仕事や生き方の相談に及ぶ時も!



 

■関西文学サロン月曜会

○会場は今回と同じラポーティアで主に開催。たまに和室などに飛び出します!

○課題本は日本から海外、ミステリーやSFから純文学まで幅広く。

○大体第一(たまに第二)土曜日の17時~

○「遊び」のドレスコードがもう一つのお楽しみ。ベストドレッサーになるといいことが!?

○シネマテーブルや藝術部とのコラボ、合同開催も!

○文学作品の前では老若男女、ふだんはどんな仕事をしている人でもみな平等!読書会で色々な人の感想を聞くと、また新たな読み方が見つかって、帰ったらもう一度読みたくなるが癖になる。



 

■関西藝術部

○会場は靭公園沿いのATRIO CAFE。窓からのぞく木々が綺麗です。

○課題本、絵画、音楽、古典芸能、演劇などなど幅広く。

○隔月開催で月後半の日曜日の16時半~。日曜日なので早めに終われるのが嬉しい。芸術の秋は毎月開催に。

○2月からはじまったばかりの分科会なので、これからみんなで創り上げていける。先日は参加者さん発案で日本絵具体験を実施。

○その道のプロを呼んでのレクチャーイベントや、鑑賞会+読書会など、本+@でより芸術に親しめる。

○そのジャンルのプロみたいな参加者さんはほぼおらず、みんなで昨日よりもほんのちょっとだけでも芸術を知り日々をより豊かで楽しいものにしよう!といった好奇心豊かな参加者さんがほとんど。美術展の情報交換も楽しいひと時。



 

■関西シネマテーブル

○会場は今回と同じラポーティアで主に開催。

○課題映画は、開催時期に公開されているもので、日本も海外も、メジャー作品から単館映画館のみで上映される映画まで様々。

○開催は、主に水曜の19時半~開催で3か月に1度は日曜の夕方から開催。平日が都合がつきやすい人も土日が都合がつきやすい人どちらにも嬉しい!

○課題映画の他に懇親会で感想を語りあえる、話題映画も!一粒で二度おいしい。

○新年会の、昨年のベスト映画とワースト映画を発表する会も大盛り上がり

○ストーリー、俳優さん、監督さんや演出さん、音楽、ファッション、時代背景など、多角的に感想を飛び交わすことが出来るのがシネマテーブルの楽しみ!あのシーンのあの意味はそうだったのか…!といったスッキリ感?謎は深まる感?もたまりません。



 

■関西猫町課外活動

○定例会以外で、猫町参加者経験者同士で、イベントを企画したり参加したりしながら交流する放課後みたいな場

○他の分科会をメインに参加している参加者さんと仲良くなれたり、大人数ならではの企画が出来たり



 

その後は食事も交えての懇親会です。

ここまでの読書会で語り合った仲、本の感想の続きを語ったり、猫町倶楽部のことを聞いたり、今ハマっていることを聞いたりなどトークが弾みます。


 


 

途中で、関西猫町倶楽部定番の、「テーマ別席替え」を行います。

話したいトークテーマを基に、席替えを行い、読書会中同じテーブルではなかった人たちとも交流できますし、

自由に席替えとなると「ぽつんとなったらどうしよう、、、」といった不安もあるかと思いますが、テーマ別なので安心して盛り上がることが出来ます。

この日のテーマは「好きな本」「最近ハマっていること」「アート」「フリートーク」などなど。

 

最後はもう終わってしまうのか!といったぐらい、時の過ぎるのが早く感じられるほど、盛り上がりの中、閉会致しました。

この会をきっかけに、また猫町倶楽部にご参加いただき、猫町ライフを皆様にお楽しみいただけると、サポーター一同嬉しく思います。

 

■次回の予定■

関西アウトプット勉強会 8月24日(土) 聴く読書 オーディオブック読書会

関西月曜会 9月7日(土) 梶井基次郎『檸檬』/森見登美彦『四畳半神話大系』 

関西藝術部 8月31日(土)五十嵐 太郎 『日本建築入門』

 関西シネマテーブル 8月21日(水) 「よこがお」

 

ビギナー会にご参加頂いた皆様も、参加できなかった方も、また読書会でお会いできることを楽しみにしております。

 

<文:のんこ 写真:あっしー、しんちゃん、タクミ>

 

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特別イベント

  • 2019年7月17日(水) 
  • フィロソフィア名古屋 中島義道「差別感情の哲学」

2019717日(水)に猫町倶楽部の読書会、フィロソフィア名古屋が藤が丘のJAZZ茶房青猫にて開催されました。フィロソフィアは隔月開催ですが、前回の5月は特別イベントでしたので、青猫での開催は20193月以来の4カ月ぶりとなり、ずいぶんと久しぶりです。



 今回の課題本は、中島義道「差別感情の哲学」(講談社学術文庫)となります。ちなみに上に掲げた写真右側の方が著者の中島義道氏です。今回の参加者は27名になり、これまたフィロソフィア名古屋としては久々の大入りで、4テーブルに分かれての読書会となりました。

 

「差別感情の哲学」は、いわゆる差別問題を扱う本ではなく、差別が生まれるその感情的根源を丁寧に分析していきます。それは「他人に対する否定的感情―不快、嫌悪、軽蔑、恐怖」から生まれるものもあれば、逆に「自分に対する肯定的感情―誇り、自尊心、帰属意識、向上心」から生まれるものもある。これらの感情は差別感情も生むかもしれないが、豊かな文化的創造の源泉でもまたあるのです。単純になくせばよいとは言えない。では、どのように考えればよいのか?



 

今回の読書会であがった感想からいくつかを以下に記します。

 ・合理的に解決できない問題を取り組むのが、哲学ですね。

・自分の内面についてのみんなの話が面白いと思った

・無自覚な差別感情についての意見交換が印象に残りました。

・差別をなくすには多様性が鍵となるのではないか、という話が印象に残りました。

・正常や普通の中身は時代とともに変わっていく。価値判断の物差しも変わっていく。

 ・差別は無くならない。自分の中のその感情を冷静に見つめ、考えることが必要。

私が面白いと思ったのは、『ある差別を指す言葉が死語になる、と、自然とその差別は無くなる』ということ。消極的だけど、一番効率が良いかも。

 ・哲学会話に女性がいると、概念的な話より、実際の行為側に話が行きやすいのが新鮮でした。

 

・「正常だと思われたい欲望」というのが、人間が差別感情から逃れられないキーワードなのかも。では「正常」とはどういう状態を言うのか定義しようとすると、環境に左右されてしまう余りにも曖昧なもの。「正常」こそ絶えず変化するものであり、そしてそれは「正しさ」とは違うということを自覚しておかなければと思った。

 ・「著者のクセが強い」という意見があったが、この本自体が中島氏の決意表明であり、ここまで真剣に差別と向き合ったからこそのこの書き方では?個人的にはクセの強さがかわいいと思ってしまった。

・「何も言わなければ無くなる(死語になる)差別もある」という記述に対して「私は差別と戦いたい」という意見があった。差別により解決法は様々だろうが、「ほうっておく」というのも真剣に差別と向き合ったからこその答えであろう。



今回は、試験的にですがQRコードをスマートフォンで読み込むと、すぐにその場で感想を書き込める仕組みを導入してみました。多くの方から読書会の感想を書いていただきまして、今回の開催レポートにはその一部を反映させていただいおります。以下はそのアンケートのワード分析となります。



さて、懇親会は「ニクバルダカラ藤が丘店」に移動しての開催となりました。そこで店内のモニターにニュースが入ってきました。「大島真寿美さんが、直木賞受賞決定!」とのこと。先日、猫町倶楽部にゲストで来ていただいた方が受賞したとの報に一同たいへん盛り上がりました。

 

今回は、懇親会にも多くの方が参加していただき、和やかに歓談できました。



次回のフィロソフィア名古屋は、2019911日(水)にJAZZ茶房青猫にて開催します。課題本は ミシェル・ウエルベック 『ショーペンハウアーとともに』 

 http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784336063557

 となります。

 申込ページはこちらです。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/71564

 たくさんの方のご参加をお待ちしております。

 開催レポート担当  文章:潤  写真:まりそる 

 

 

 

 

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年6月30日(日) 
  • 第114回 東京文学サロン月曜会 スタニスワフ・レム『ソラリス』

「ソラリス」の読書会の開催されたのは日曜日。
細かく柔らかな雨が時折降っては止む、そんな日でした。
会場となる代官山のchano-maは、
白を基調にしたインテリアと配線がむき出しの天井、
柔らかな麦わら色の照明が美しい場所です。
会場に入ってすぐの受付で席が案内されます。



参加者の多くは初対面です。少し緊張気味に話す声がいろいろな場所から聞こえてきます。
セルフサービスのドリンクとお菓子を味わいながら読書会が始まるのを待ちます。



読書会は時間きっかりに始まりました。

猫町倶楽部のルールは一つだけ。
「相手の意見を否定しない」

-コミュニケーションをとっているつもりの人間の傲慢さ
-主人公の解決方法はかなり唐突で乱暴
-脱ぎ捨てられたドレスが残ることの意味するものは





憶測、希望、願望等の入り混じった各々の考え方や視点を共有することで
新しく見えてきた物語の一面に歓声が上がったり
1人では気づけなかった解釈の視点に爆笑したり
感じ方、考え方、見方の幅が広がっていく事が現在進行形で感じ取れる。
読書会の醍醐味です。



読書会の後は本日のベストドレッサーを選んでいきます。
今回のテーマは「海または宇宙」
遊んだもの勝ち、自由な解釈で皆さん装っていらっしゃいました。



この後は懇親会です。
お酒も出て、おいしい食事をしながらの自由時間。
席に座ってそのまま話をする人や、他のテーブルに参加する人、知り合いに挨拶に行く人。
皆さん思い思いに過ごされています。



お腹がくちくなってきたころ、「テーマ・トーク・テーブル」が開催されました。
誰でも参加OKの「ソラリス読書会」延長戦です。
話したりなかった人や、他のテーブルの人と話してみたい人が集まり話に花を咲かせます。
それと同時に「猫町古書店」もオープンしました。
本と本の物々交換所。「つけ」もききます。
ここでも本を通していろいろな話で盛り上がります。



懇親会のお開きの後、名残惜しい人たちは恵比寿での三次会へ足を運びます。
今日一日でいろいろな話をしました。
SFのこと、漫画のこと、絵画や映画、舞台やゆるキャラ。
一冊の本を通じて多くの人といろいろな交流ができる機会はとても貴重です。
次回は8月4日の浴衣会です。
場所は清澄庭園 大正記念館
時間は 13:30受付 14:00開始
課題本は、永井荷風「つゆのあとさき」です。

今度はどんな話ができるのでしょうか。
皆さんに会える事を楽しみにしています。

写真:はねこ 文:みのり

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年6月28日 18:45~
  • 第149回名古屋アウトップット勉強会「あなたの人生の科学上・下」

2019年6月28日に、第149回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、ディヴィット・ブルックス著『あなたの人生の科学上・下』でした。



この本は架空の男女の一生をたどりながら無意識の選択が人生に大きな影響を及ぼすことを科学的に分析している本です。

今回の読書会は上下2巻であったにもかかわらず初参加5名を含む41名の方が参加されました。ありがとうございました!!



司会からの挨拶のあと、テーブルごとに進行役であるファシリテーターがトランプで選出されます。
引いた数字が多い人など各テーブルで自由にルールを決めて引きます。
(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)

ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。

・課題本の読了。(←絶対必須)
・他の参加者の意見を否定しないこと。(本の内容を批判するのは大丈夫です)

この二つを守っていただければ、どなたでも参加OKです!!



今回の課題本はページ数が多かったのですが、データや、分かりやすい例が多く様々な意見が交わされました。

・前回の課題本『ファクトフルネス』は思い込みをなくすことを主眼としていたが、この本は無意識について説いている。どこまで正しいのか。

・どのような老後が幸福なのか。リタイア後の人生には、生活の目的と他者とのコミュニケーションが必要だと思う。

・上巻はまだ自分と重ねることができたが、下巻の選挙のあたりから自分と関係なさ過ぎて入り込めなかった。

・子育てしているが、当てはまることと当てはらないことがまちまち。



・やはりアメリカと日本は大分違うのではないか。

・哲学、人文、その他諸々のことが書いてあって何が言いたいかわからなくなったが、章ごとにちょっとずつ人生のイベントが書いてあって面白かった。人種やジェンダー等、今のアメリカを前面に出しすぎている感じはある。

・結婚と夫婦の話がすっとばされている感じはある。子どもを産む産まないの意思決定の成り行きは気になった。

・エリカがストーリー上、上り詰めてしまった結果、知性が高ければ幸せかのようになってしまっている。



・果たしてエリカとハロルドは幸せだったのか。

・上巻は自分にとって身近な話題だったので理解しやすかったが、下巻はアメリカンサクセスストーリーで自己啓発的な内容だったので、ガッカリした。

・直接人に会って話すことが大事。特に一緒にご飯を食べてみることが大事。



・エリカは縦のつながりを重視し(男性的)、ハロルドは横のつながりを重視している(女性的)。

・ハロルドが人生の先生に出会う場面が一番面白かった。

・意識の方が人間的で、無意識は自動化すると人工知能っぽい感じがする。

最後に全員で記念撮影です!



読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、我らがリーダーおすすめの沖縄料理の「うりずん 琉球ダイニング」さんでした。
揚げ物が特に美味しいです!



懇親会では、美味しい沖縄料理を堪能しながら、各々共通のテーマで盛り上がりました。

皆様ご参加ありがとうございました。

次回7月の課題本はピーター・F・ドラッカー著『マネジメント(エッセンシャル版)基本と原則』 です。

これぞアウトプット!という王道の本です。ぜひ奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ゆっこ 写真:OPサポ全員

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関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 令和元年(2019年)6月22日(土) 受付:17時10分~ 読書会:17時半~ 懇親会:20時~
  • 第111回関西アウトプット勉強会『あなたの人生の意味』

関西アウトプット勉強会が、令和元年6月22日(土)に阪急梅田駅近くにある「ちゃやまちアプローズ」で開催されました。今回の課題本は、デイヴィッド・ブルックス著「あなたの人生の意味」。参加者は26名。うち初参加者2名でした。

人生の意味とは何なのでしょうか?あまり考えてこなかったこと。何かヒントは無いものかと読書会に足を踏み入れてみることに。

ここにも人生の意味について考える二人が・・・どうかは分かりませんが。



読書会は5~6名のグループに分かれて行われました。私が参加したテーブルでは、初めてお会いする人がいて少し緊張したり、久しぶりにお会いする人がいて少しほっとしたりと。

ファシリテーターの進行で読書会スタートです。



人間には「履歴書向きの美徳」と「追悼文向きの美徳」の2種類の美徳がある。どちらも大切だが、私たちは前者ばかり目を向けてないだろうか?課題本はこのような問いかけのもと、起伏に富んだ10人の生涯を通して「生きる意味」を問い直したものでした。



課題本でとりあげられ人物は、エネルギーが人一倍大きく、それ故に周囲との軋轢を生みやすかったのかなと思いました。しかし彼彼女らが、それを乗り越え自己をコントロールしていく姿には心打たれました。

私がいたテーブルでは仕事の話になり、尊敬している上司の話や、過去に仕事であった経験などが語られました。仕事の「価値観」について話すのが新鮮で、こういった事を語る機会が減ってきたことに気づいたり、人生における仕事の意味について考えさせられたり。

 読書会終了後には参加者全員で記念撮影。写真NGの方は課題本などで顔を隠していただいて大丈夫です。



読書会終了後は懇親会が行われました。そこで私と同じYouTubeを見ている方がいて、ついつい時間を忘れて話すことに。マニアックな趣味で語り合える楽しさを感じた一日となりました。これも人生の意味なのか・・・?





さて、本会でも告知しましたが7月の課題本は、フレデリック・ラルー著「ティール組織-マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」です。また8月は「聴く読書」という試みで、オーディオブックのオトバンクとのコラボ企画となっております。

あなたも読書会に参加してみませんか?きっと色々な出会いや発見があると思います。あなたのご参加お待ちしております。

※7月の読書会についてはこちら

※8月の読書会についてはこちら

 

 <文:よこ 写真:光流、みやっち>

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特別イベント

  • 2019年6月9日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京開催】猫町倶楽部の全てがわかる!初心者限定読書会

読書会って、どんな感じなんだろう?
参加してみたいけど、ちょっと勇気が出ないな…。
そういった方にも気軽に参加していただける、猫町倶楽部の初心者限定読書会。
今回は6月9日(日)に東京代官山で行われた、初心者読書会の様子をお伝えします。

 


 

東京猫町倶楽部には現在6つの分科会があります。
①アウトプット勉強会
②文学サロン月曜会
③シネマテーブル
④藝術部
⑤フィロソフィア
⑥アンダーグラウンド

初心者読書会では、こちらの6つの分科会のそれぞれの課題本の中からお好きなものを読了し、参加していただきます。

 


 

入り口で受付をすると、自分のテーブルを案内されます。

 


 

初めはみなさん緊張の面持ち。
「どんな人が参加しているんだろう?」
「何を話したらいいのかな?」
そんな期待と不安を胸に、いよいよ読書会が始まります。

 


 

猫町倶楽部の読書会のルールは、他人の意見を否定しないこと。
このルールを守った上で、色々な意見を交わしましょう。

 


 

今回は全分科会合わせて108名の参加者が集まり、各テーブル4〜9名の班に分かれ、読書会を行いました。
各テーブルには猫町倶楽部の運営サポーターも参加しており、読書会の進行役であるファシリテーターを務めます。

それでは、各分科会の読書会の様子を見ていきましょう。

 

【文学サロン月曜会】『斜陽』

おなじみ太宰治の代表作。貴族である一家の没落を描いた作品。

主人公であるかず子のたくましさ、弟直治の人間性、かず子が小説家上原に魅かれる理由といった登場人物の話や、その登場人物に投影されているであろう太宰自身の話など、時に脱線しながら様々な話題が飛び交いました。

自分が思ってもいなかった意見を聞くことができたという感想が多く聞かれ、皆さん読書会の醍醐味を味わえたようです。

 

【アウトプット勉強会】『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

変わりゆく世界の中を、自分はどれだけ正確にとらえているか。

自らの持つ本能、メディアによる報道の正確性といった要因を踏まえつつ、それらと現実とを見比べて、自分はいかなる判断をするべきか。

課題本の内容を現在起きている問題にあてはめたり、本に出てきた「レベル4」の上の「レベル5」があったとしたらどのようなものかを考えたり。

さらには参加者それぞれの経験なども語られ、複数の広い視点から本の内容について議論できました。

 

【シネマテーブル】『アメリカン・アニマルズ』

課題作は大学生が12億円の本を盗もうとしたという実話をもとにした映画。

中二病ならぬ大二病で、何かデカいことをして人生変えたい鬱屈した気持ちを上手く描いており、そこに感情移入してみてしまったという感想や、これまでに観たことない映画の構成についても話が出ました。

全編通して画がおしゃれで、主演のバリー・コーガンの演技のうまさも評価のポイント、また大島依提亜さんがデザインしたオシャレなパンフレットについても、今年1番級の出来だという話も。

また、参加者のおすすめ映画も共有しました。

 

【藝術部】『マルセルデュシャンとは何か』

「泉」で有名な芸術家マルセル・デュシャンの人生と作品などが語られている本。

表現が多岐に渡り、掴みどころがないようにも思えるデュシャン。

しかし彼の芸術とは、作品もさることながら、人々の常識や美意識を変えるという、彼のコンセプトそのものだったのではないか、という感想が聞かれました。

また、芸術はかつてのパトロンが求めるものを提供するものから、アーティスト自身の自己探求へと切り替わっているという、歴史的な話にも広がりました。

 

【フィロソフィア】『中動態の世界 意志と責任の考古学』

かつてのギリシア語などに存在した、能動態でも受動態でもない「中動態」についての研究を通して、現代社会の生き方を学びます。

失敗した時に自分の意思が弱いからと自分を責めてたけど、この本を読んで、自分の意思が絶対じゃないと気付いて、少し心が楽になったなどの、自分の意思に対して、別の見方をする事が出来たなどの意見がありました。

 

【UG(アンダーグラウンド)】『伯爵夫人』

文芸評論家である蓮實重彦の衝撃的な小説。

太平洋戦争直前、高校生が伯爵夫人らから性の手ほどきを受けます。

時代が生み出す緊張感と著者ならではの圧倒的な言葉による映画のような描写も特徴。

性的な表現が多くてびっくりしたとの率直な感想がありました。

普段読めない本を読むことができるという、猫町(特にUG)の良いところが出た読書会となりました。

 

さて、読書会の後は、東京猫町各分科会の紹介タイムです。

各分科会趣向を凝らしてのプレゼンが行われました。

 


 


 

皆さん興味津々で聞いています。次に参加したい会は見つかったでしょうか?

引き続き、同じ会場で懇親会になりました。

 


 


 

最初は初対面同士でちょっと緊張気味だった方も、読書会を通してそれぞれのお人柄が分かるようになり、楽しく交流されています。

読書会中の感想を言い合ったり、興味をもった他の分科会の話を聞きに行ったり。あちこちで話の輪が広がります。

 

読書会から懇親会まで4時間半と長丁場のイベントでしたが、まだまだ話し足りない様子の方々もいらっしゃる中、閉会となりました。

これをきっかけに読書会の魅力、猫町倶楽部の魅力を知っていただけたら、サポーター一同大変嬉しいです。

最後にサポーターで集合写真をパチリ。

 


 

初心者読書会から連続参加して、サポーターになった方もいます。

垣根は高くないので、何度か参加されたらサポーターに立候補してみるのもおすすめです。

次の初心者会で参加者をお迎えしているのは、あなたかもしれません。

 

記・写真:みつる たかはし マヤ

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関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年5月24日(日) 読書会16:30~懇親会19:30~
  • 第110回関西アウトプット勉強会『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』

夏の始まりを感じさせる暑い日々が続く5月24日(日)、第110回関西猫町OP勉強会がドルフィンズ 堺筋本町店にて開催されました。課題本は

「欲望会議 「超」ポリコレ宣言」 千葉 雅也, 二村 ヒトシ, 柴田 英里著


本書は、哲学者の千葉雅也氏、AV監督の二村ヒトシ氏、現代芸術家の柴田英里氏が、性(ジェンダー、セクシュアリティ)の観点から現代における人の在り方について鼎談した内容をまとめられた本です。なんと、今回は著者三名をゲストにお迎えした超豪華イベントでした!

オフィス街の一角にある煉瓦造り風の入り口を降りていくと、読書会運営のボランティアであるサポーターが受付でお出迎え。自分のテーブル番号を教えてもらいます。ちなみに、今回は総参加者48名、初参加者11名と多くの初参加者にご参加いただきました。



17:00より司会から読書会のルールと進行についての説明、猫町主催者のタツヤさんの挨拶、そして今回お越しいただいたゲストの紹介がされて読書会スタートです。



猫町読書会のルールは2つ
・課題本を読了してくること
・人の意見を批判しないこと (本に対する批判はOK)
です。それ以外の議論の進め方は基本的に各テーブルのファシリテーター及び参加者に委ねられます。同じ課題本を読んできた参加者同士でも、皆違う読み方・着目点を持っています。特に今回の課題本では人の性的欲望について様々な話題が取り扱われていたため、各テーブルでも
・ジェンダー, セクシャリティ
・ラディカルフェミニズム, リベラルフェミニズム
・性的マイノリティの立場
・メディア・SNSの性の問題に対する影響
等々、多様な話題で盛り上がっていました。

今回は読書会中にゲストの方々に各テーブルを回っていただき、課題本を読んでの質問・意見について解説していただきました。







読書会終了後は、今回だけの特別企画であるゲスト3名の座談会です。課題本の内容や参加者からの質問を基にさらに深い内容まで議論が掘り下げられた座談会により、参加者の皆さんの理解が一層深まったのではないでしょうか。



読書会終了後は、同会場にて懇親会を行いました。読書会での議論で打ち解けたメンバーでしばらく歓談した後は、猫町読書会恒例のテーマ別ゆる席替えです。今回のテーマは「話足りん」「お金の貯め方・殖やし方」「最近ドキッとしたこと」「足りない時間の作り方」「私のあかん恋愛観〜」「異性に言われたい言葉」と課題本にちなんで「欲望」が顕わになった6テーマでした。





懇親会終了後には関西猫町の各定例会(文学サロン月曜会、シネマテーブル、藝術部)の紹介と次回OP勉強会告知、全体での集合写真です。



皆様ご参加ありがとうございました&お疲れ様でした。

次回のOP読書会は6月22日(土) 17:30~ 、梅田のちゃやまちアプローズタワー13階 12号室で開催されます。課題本は

デイヴィッド ブルックス著『あなたの人生の意味』(上下巻)

です。是非ふるってご参加ください!

(文: みやっち、カメラ: そねっち、みやっち)

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  • ゲスト:二村ヒトシ『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(千葉雅也/二村ヒトシ/柴田英里)

特別イベント

  • 2019年5月24日(金) 
  • ゲスト:二村ヒトシ『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(千葉雅也/二村ヒトシ/柴田英里)

2019524日(金)に猫町倶楽部の読書会特別イベント(アウトプット勉強会・フィロソフィア共催)が開催されました。

課題本は、千葉雅也・二村ヒトシ・柴田英里「欲望会議-『超』ポリコレ宣言」(角川書店)で、著者の二村ヒトシ氏がゲストで来てくださいました。



会場は、ウインクあいちのすぐそば、おしゃれなレストランELLE HALL Dining(エルホールダイニング)です。今回の参加者は約40人で、顔ぶれをみると、アウトプット勉強会やフィロソフィア常連の方々と、二村ヒトシさんを以前から知っているファンの方々とがほどよくまじりあっていたように思います。



最初は、タツヤさんのあいさつから。過去の猫町倶楽部と二村さんとの関係が語られます。初めてゲストで来てくださったのはもう8年前とのこと!それ以来何回もゲストで来ているそうです。



二村さんにも簡単にあいさつしていただいた後で、読書会がスタートです。



今回の課題本は、著者3人の対談形式で主に「性的な欲望」をめぐって議論が展開されていきます。普段は、他人と話し合わないテーマですがどのような意見が出てきたでしょう。

・日本人は普段隠しているだけで、この本の議論は世界標準だと思う。柴田さんの意見を一方的に悪いものとするのはおかしいように思う。

#metoo運動は自分におきかえてもピンとこない感じがする。日本人は多様性がないのかなと考えた。

・個人的には非日常的な内容ばかりで抵抗がありました。 柴田さんはわざと過激にしゃべっているのだろうか?

・インターネットで海外から情報が入ってくるようになりこのような話題の扱い方も変わったのではないか。



欲望について語れる場があまりないので今日は楽しみにして来た。

フェミニズム運動などあえて強く告発することで社会が変わっていくと思う。

フェミニズム運動の告発する側と告発される側をそれぞれひとまとめにしていて違和感がある。

「たてがみを捨てたライオン」「キム・ジヨン」など最近の猫町倶楽部で課題本になったものも話題にあがりました。



・前回の二村さんイベントに参加して大ファンになったので、今回も是非と申し込んだ。

・「正義」と「暴力」がキーワードとして印象に残った。一面からだけの視点の正義を絶対的なものとするのは危険。

・善か悪か、白か黒か、で線引きするのが今の社会のように思う。テンプレートにはめ込んで判断した方が簡単だから?でもそれはプログラムされたAIと思考回路が同じなのでは。

・共感は大切。でも最近の共感は過剰に思う。ある対象に対して、理由は正反対なのにそれを悪とする点のみで繋がっていくのは怖い。



・柴田さんのKY力に驚いた。あのパワーはどこから来るのか。

・私は柴田さんが苦手でした。盛り上がっている話の論点を変えてしまうので。

・読書会が皆の欲望会議になると思ったが、あまり自己開示できない。お酒を飲んでから話した方がいいかも。

・ポリコレを強く主張する人達は、「みんな(自分と)同じにしたい」と思っているのか?こういったテーマだと「人類補完計画」を思い起こす。

 

著者の二村さんも順番にテーブルを回って読書会に参加してもらいました。

「この3人の対談に誰か加えるとしたら?」との質問への返答として、「千葉さんは、性別は男性だけどいわゆる男らしさとは違う。柴田さんも性別は女性だけど社会的に要求される女性性らしさではない。僕(二村さん)は性別男性で、まあ男らしいかな。するともう一人加えるならば女性らしい女性がバランスとれるのでは?ジェーン・スーさんとかどうだろう」といったお話もありました。



 読書会をいったん終了した後は、同じ会場での懇親会となります。みなさんでグラスを持って乾杯からスタートです。みなさんいい顔していますね。



今回のお料理はこんな感じ。素敵な盛り付けで、もちろんとても美味しかったですよ。



懇親会が始まって、みなさんが一通り食べられたかなとのタイミングで二村さんのトークショーに移りました。二村さんからの提案で、参加者から質問を受け付けてそれに答えながら進行していきます。



質問を受ける形式でしたが、途中からは質問者の「お悩み相談」のようになってきました。どんな話題でも的確に打ち返し、その場の人々に還元していく二村さんの話ぶりはなかなかすごいものでした。

 

著者の二村ヒトシさんに、サインを求める人もいました。



まだまだ話したりないような雰囲気でしたが、お店との約束の時間が来てしまいました。

最後まで残った方で集合写真を撮りお開きとなりました。参加者の熱気渦巻く素晴らしい雰囲気の読書会になったように思います。ゲストの二村さん、参加していただき本当にありがとうございました。

 

次回のアウトプット勉強会は、628日(金)で、課題本は、デイヴィッド・ブルックス「あなたの人生の科学(上下)誕生・成長・出会い」(ハヤカワ文庫NF)、会場はウインクあいち907会議室となります。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/68649

 

また次回のフィロソフィア名古屋は、717日(水)に藤が丘のJAZZ茶房青猫にて、中島義道「差別感情の哲学」(講談社学術文庫)で読書会を開催します。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/69453

      

会場設営・資料作成: Rui、ひら、たくま、HIROKO、ゆっこ (名古屋アウトプット勉強会)

開催レポート 文章:潤  写真:まりそる (フィロソフィア名古屋)

 

 

 

 

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月25日(土) 
  • 長編読書会『源氏物語』スピンオフ会 『あさきゆめみし』読書会

全国各地で8月並の最高気温を記録した2019年5月25日土曜日。
猫町倶楽部の本拠地「Jazz茶房 靑猫」では外気温を凌ぐ熱い熱い読書会が行われました。
 
 

2018年5月から2019年4月まで毎月開催した「名古屋文学サロン月曜会 長編読書会『源氏物語』」のスピンオフ企画、大和和紀さんの漫画『あさきゆめみし』(講談社)の読書会です。
長編読書会中から開催の要望が多く、今回の開催となりました。

当日は17名、うち男性が3名、関西猫町から1名のご参加をいただきました。
原作の「源氏物語」の読了は条件ではありませんでしたが、猫町で読了されたり、読了を目指して鋭意読書中だったりと、かなりの“源氏通”のみなさんが集まりました。

 

 
日にちが合わなくて泣く泣く断念した、という声もちらほらと聞こえ、この漫画が源氏物語のファンにも深く愛されていることを実感しました。

『あさきゆめみし』は1979年から月刊『mimi』(講談社)で連載開始、1993年に完結。現在は、コミックス(全13巻)、大型版(全7巻)、文庫版(全7巻)、完全版(全10巻)が出版され、累計売り上げは1700万部を超えています。(wikipediaより)

 
 

ということで、会場にはコミックス、文庫本、完全版がズラリと勢揃い。

参加者も、猫町で源氏物語を読了してから初めて読んだ人、『あさきゆめみし』で『源氏物語』を知った人、連載開始からリアルタイムで読んできた人(!)等幅広く、いやが上にも盛り上がりました。

 
 
こちらで笑いが起きたかと思えば
 

 
こちらでは真剣に話し合い。

源氏物語を読んできた猛者たちがどんな視点で『あさきゆめみし』を読んだのか、一部をご紹介します。
 
 

まずはしっかりと描きこまれた建物や衣装、調度品の数々、1コマ1コマに感嘆の声が上がります。
連載が始まった頃はまだ当時の生活様式についての資料が少なかったそう。
当時の衣装に詳しい参加者からは「ほとんど間違って描かれていないと思う」と賞賛の声。
どれだけのリサーチで書かれたのか、思いを馳せます。
 
 

次に、登場人物の描かれ方の違いについて。
長編読書会では賛否両論で盛り上がった、光源氏、薫、匂宮等の男君達のキャラクターが親しまれやすいように魅力的に描かれていることが指摘されました。
特に「あの薫がマイルドになっている!」という声が多数。
それは…物足りない?のでしょうか(笑)

 
 

紫の上、朧月夜、葵の上、六条御息所始めとする女君達はそれぞれの心理描写がより深くなって、思わず感情移入してしまったという感想がありました。
キャラクターのイメージが変わった、という人も多かったようです。
 
 


『あさきゆめみし』の中には原作にはない独自のエピソードが幾つもあります。
それらについて、なぜ必要だったのか、どういう効果を生んだのか、少女マンガというフィールドがどのように影響したのか、原作を逸脱しないための工夫やその緻密さについて等も熱く語り合いました。

関西猫町の課外活動で橋本治さんの「窯編源氏物語」を読まれている方からはこれまでの現代語訳との違いを伺い、そちらも大変興味深かったです。
 
 

そんなこんなを語っているうちにあっという間に終了の時刻。
「まだまだ話し足りない!」と参加者の顔にありありと書いてありました。

1年余に渡って盛り上がった「長編読書会『源氏物語』」は今回で一旦幕となります。
本当に多くの方にご参加いただき、サポーター一同、感謝感激の1年でした。
ありがとうございました!

また同窓会的に集れるイベントを企画したいと思っています。
情報はmixiにて公表しますので、mixi未登録の方はこれをきっかけにご登録いただき、「読書会◆名古屋文学サロン月曜会」のコミュニティにぜひ参加してください。

それでは、またどこかでお会いしましょう。
 

 

完。


文責:ゆうみ
撮影:okko、カノン、ゆうみ
源氏物語読書会サポーター:okko、あじさい、あきタマ、カノン、ジャスミン。、ゆうみ

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月19日(日) 
  • 柴田元幸が月曜会にやってくる! ポール・オースター『オラクル・ナイト』

2019519日、今年も藤が丘JAZZ茶房靑猫で、柴田元幸さんをお招きしての月曜会特別イベントが行われました!なんと今年で9年目となるこのイベントに、今回は61名の方にご参加いただきました。「毎年これが楽しみ!」、「今回初参加でドキドキしてる!」等等、会場が様々なワクワク感につつまれていましたね。

課題本はポール・オースターの『オラクル・ナイト』。不思議なブルーのノートをきっかけにいくつもの世界が重層的に絡み合う、魅力的な物語でした。
イベントは三部構成となっており、読書会・柴田先生のトークショー&翻訳教室・懇親会と盛り沢山の内容!

 

第一部の読書会では、様々な解釈が飛び交いました。

猫町倶楽部には「他人の意見を否定しない」というルールがあるので、気持ちよくアウトプットができますね。

「シドニーは見えない現実を、青いノートによって言葉にできて満足したのでは。」

「グレースとジョンは本当に関係があったのか?ノートに書いたことによって真実になってしまったのでは。」

「言葉が力を持つという箇所は日本の言霊(ことだま)に通じるものがあると思った。」

「いろんな時間の軸がずれてると思った。」

「チャンの存在は疑わしく、シドニーが自分のために作り出した存在かもしれない。」

「注釈が多いが、それを読むと物語への理解が深まる。」

「読み終えた時、低温やけどのような終わり方だと思った。」

「重層的に話が展開するが特に意味はないと思う。深読みせず気楽に読む話ではないか?」

「入れ子構造かと思ったら、物語がもっと複雑な絡み方をしていて驚いた。」

「この物語のように、私たちの人生も重層的にかさなりあって連続している。

 

読書会中には、柴田さんがテーブルを順番に回って直接質問に答えてくださる贅沢な時間もありました…!

Q「注釈が長いのは何故?」

A「人は物語を一貫して生きているのではなく、一つの物語から別の物語へ行き来している。その揺らぎを読者が追体験できる構造になっているのです。」

 

Q「チャンは一体何のために存在したのですか?」

A「チャンがどう考えているかよりも、チャンが物語をどう動かすかが重要。チャンは狂言回しのような存在です。」

 

読書会の終わりには、青猫マスターの高橋さんが課題本に合わせて選んだ「今日の一曲」を紹介してくれます。今回は、Billie Holiday “Am I Blue?”でした。

 

各テーブルから選ばれたベストドレッサーの方々はとっても素敵な装い。今回のドレスコードは「夜」。夜や星空をイメージする洋服や小物、なんとおもちゃのカンヅメも登場しました!

ベストドレッサーに選ばれた皆さま、おめでとうございます!


第二部は柴田さんのトークショー&翻訳教室。トークショーでは、参加者の方から寄せられた質問に答えてくださったりと、じっくり柴田さんのお話を聞くことができました。

 

Q「作中、シドニーがブルーのノートに書いている時に姿が消えているのは、彼が小説の中に入っているためですか?」

A「『人が何かを物語っている間、人はそこにはいない』というのがオースターの考えです。この心理を誇張表現しているのではないでしょうか。人は常にここにいながら、ここにいないですよね。例えば、サシで話していても、頭の中は違うこと考えているとか…。」

 

Q「英語初心者におすすめの小説はありますか?」

A「オーディオブックで聞くには、19世紀の物語がおすすめです。ラフカディオ・ハーンの『怪談』とか。原文に挑戦するなら、カズオイシグロの『日の名残り』、ポール・オースターの『ムーン・パレス』、AA・ミルンの『クマのプーさん』もおすすめです。」

 

Q「翻訳をする時、『自分』を入れますか?」

A「翻訳する時にはなるべく自分を入れないようにしています。けれど翻訳というのは意味の伝達である以上に、読んだ瞬間の快楽の伝達。自分が読んだ時の快感を伝える、そういう意味では自分を入れているとも言えます。目標は何も考えないことです。」


 

質問に答えていただいた後は、翻訳教室の時間です。今回の課題文は、ポール・オースターの新作『4321』の冒頭部分。


事前に課題文の翻訳に挑戦すると、柴田さんに添削してもらえるという何とも贅沢な企画です。今回は29名が翻訳にチャレンジ!柴田さんに直接ペン入れをしていただいて返却された答案は宝物ですね。

選ばれた何名かの訳は、前のスクリーンに映し出されて、その場で添削していただけました。

優秀な翻訳を提出した3名に柴田さんからプレゼントが贈られました。柴田さんが訳されたエドワード・ゴーリーの絵本と、村上春樹さんとの対談集『本当の翻訳の話をしよう』です。


トークショーの終わりには、柴田さんにギターの弾き語りをしていただきました。曲はクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。美しいギターの音色と優しい柴田さんの歌声が、青猫に響き渡りました。


第三部は懇親会!参加者同士で話足りないことを語り合ったり、柴田さんを囲んでトークショーでは質問できなかった話を聞いたり…おいしいご飯とお酒を片手に、お話しが止まらなかったですね。お互いに翻訳教室の答案を見せ合って、「そういう訳し方もあるのか!」とお話しされている方々もいました。


 


今年も充実した楽しいイベントになりましたね。また月曜会でお待ちしています!

 

猫町倶楽部 名古屋文学サロン月曜会はSNSmixi」のコミュニティを中心に情報交換をしています。コミュニティは承認制ですので、登録の上お気軽に申請してください。

 

mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

 

 

文責:おぜみさ

写真:月曜会11.5期サポーター一同

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月12日(日) 16:00~19:00読書会 19:00~21:00懇親会
  • 第14回月曜会第2会場「駒井組」 バルガス・リョサ「密林の語り部」

最初に言葉があった……世界を構築する「語り」の力に魅せられる
南米文学の巨匠バルガス・リョサの名作

第14回月曜会 第二会場(通称:駒井組)の課題本は
バルガス・リョサの『密林の語り部』です。
アマゾンの未開部族の中で語り部になっていったユダヤ人青年サウル、
そして、その足跡を追い、別の形で密林に魅せられていく主人公、
異なる文体の2つの物語が交錯する作品です。



課題本は、光文社古典新訳文庫の創刊編集長、駒井稔さんが選定しています。



駒井組では「世界文学」をテーマに世界各国の文学を取り上げています。
海外文学好きにも人気の高い南米文学は今回初!
満を持しての登場です。
いつものように駒井さんから関連書籍やおすすめの南米文学の紹介もありました。


会場である銀座のモンスーンカフェ

「これが少なくとも私の知っていることだ」

語り部であるサウルのパートは
部族の神話のような語りで始まります。
部族固有の名詞が頻出し、
時間と空間が入り混じる独特のリズムの文体。
この「語り」が読みづらかった人も多かったようですが……。
読みづらいところ、わかりにくかったところを
話し合って深く読んでいけるのが読書会の良いところ。



サウルの語りは部族の歴史を表すとともに、彼の物語でもあります。
そして、サウルの足跡を追う主人公も、サウルの物語を通して
自分の物語を紡いでいくのです。



「サウルはマチゲンガ族をどこに導こうとしていたのだろう?」
「サウルのパートは実は主人公の想像かもしれない……」
「語り部になったサウルとテレビでジャーナリストとして働いている主人公。
新旧のメディアの対比になっている」
「サウルの相棒の鳥『ザムザ』はカフカの変身からのわかりやすいメタファー」
「サウルはユダヤ教を本当に捨てたのだろうか?」
「『物語』こそ、共同体を結びつける一番大切なもの、あらゆる文化の核」
「放浪するマチゲンガ族と、離散したユダヤ教徒はよく似ている」
「サウルが語る神話は、人生における大切な『教え』に満ちている」
などなど、皆さん大いに語り合いました。

「物語についての物語」である本作はまさに
読書会にぴったりの作品です。


駒井組には毎回、課題本にちなんだドレスコードがあります。
今回のドレスコードはサウルの相棒の鳥にちなんで
「鳥」もしくは「スマートカジュアル」です。
さらに、各テーブルで特に素敵なコーディネートをしていた方が
「ベストドレッサー」として選ばれます。


ベストドレッサーの方々
意外とアクセサリーや服の模様にも多い「鳥」モチーフ。
複数取り入れている方もいました。

ベストドレッサーには特製のしおりと
副賞として光文社古典新訳文庫がプレゼントされます!
今回は、フリオ・コルタサルなど南米文学多めです。



読書会の後は懇親会です。
乾杯!


アジアン料理とお酒を楽しみながら……。




まだまだ語り足りない人々は三次会へ……
語り部たちの夜は長い。




次回、駒井組は7月15日(月・祝)開催。
課題本は、パレスチナの代表的な作家であるガッサーン・カナファーニーの
『ハイファに戻って/太陽の男たち』(河出文庫)。
パレスチナ文学に触れる良い機会です。
お楽しみに!

文章:かなこ 写真:真珠

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特別イベント

  • 2019年5月12日(日) 
  • ジェーン・スー ゲストイベント『私がオバさんになったよ』読書会

令和最初の猫町倶楽部ゲストイベントは、5月12日日曜日少し蒸し暑さを感じる午後の名古屋で開催。課題本「私がオバさんになったよ」の著者ジェーン・スーさんをゲストにお迎えしました。


本山駅からほど近く、歩道から続く階段を降りた「サロス」さんは、総勢120名を超える方々でいっぱいとなりました。初参加の方が約30名、遠くから足を伸ばしていただいた方もあるそうです。



今回の課題本は、ジェーン・スーさんがこれまでお付き合いのある方の中からガッツリお話してみたいと指名された7名、プラスこれまでに対談の機会がなかった能町みね子さんとの対談集です。
加えて、「生きるとか、死ぬとか、父親とか」を副読本としてご用意しました。半数以上の方が副読本も読んでの参加です。

始まるにあたって、ジェーン・スーさんのご挨拶。TBSラジオで毎日番組を持っておられるだけあって、とても流暢によどみのないトークに会場が一気に引き込まれてきます。ご自身のお名前とそれにまつわるお父様とのエピソードなどもはじめに披露していただきました。「ジェーン・スー」というインパクトのあるお名前にはこんな由来があったんですね。

ご挨拶に続けてサポーターとファシリテーターをサラッと紹介したあと、8人程のテーブルに分かれて読書会が始まります。
私が参加したテーブルでは、「中野先生のお話が自分にとってはとても新鮮で興味深い」「ペソかユーロか」問題で盛り上がりました。
他のテーブルでは、課題本や副読本を読んでどんなアウトプットがあったのでしょうか。







読書会の最中にも、スーさんが全テーブルを回り、参加者の感想や質問に直接答えて下さいました。
本を読んで感じた疑問を直接著者に聞くということは、ゲストイベントの醍醐味ですね。
そうこうするうちに、1時間半の読書会があっという間に終わります。まだ話したりなかったのにーーーぃ。





今回の読書会のドレスコードは「メガネ」。メガネユーザーの方にとっては、かえって難しかったかもしれませんね。いろいろなメガネが会場にあふれています。
テーブルごとのベストドレッサーをご紹介したほか、スーさんの心に残った「メガネ」を紹介していただきました。羽根付きって!







参加者の皆さんにもご協力を頂いて場面転換、楽しいトークイベントの時間が始まります。
皆さんに事前に書いていただいた質問用紙を手に、トークパートナーのyassweeさんからマシンガンのように質問が繰り出されます。
質問の合間に折り込まる相談にも丁寧に答えていただきます。
「自分自身を可愛がれ」「(30代で)全力投球して複雑骨折せよ」「筋トレ重要」など数々のパワーワード!







1時間のトークイベントがあっという間に終わってしまい、引き続き懇親会となりました。
会場のあちこちで、読書会の続きが繰り広げられたり、見知った参加者同士で近況を語り合ったりという中、傍らにはサインを求める列が。一体何人の方がサインを書いていただいたんでしょうか。
サインを書いて頂いている間「ラジオをよく聞いています」という方が本当に多くてびっくり。何人かは、名古屋銘菓「なごやん」をお土産に持参する方も。
読書会2日前にお誕生日を迎えられたスーさんにバースデイケーキ、というサプライズも。








楽しい時間はいつまでもは続かないもので名残は惜しいのですが、お開きとなりました。
今回の読書会にまつわるツイートは、ハッシュタグ「#読書会は踊る」でご覧いただけます。




(羽根付きメガネとサインの写真は、ご本人に提供いただきました。)

今回はじめて猫町倶楽部を体験した方には、6月に開催される初心者読書会に是非参加していただき、読書を共有するという体験をもっと味わっていただきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
http://www.nekomachi-club.com/schedule/60972


※twitterのハッシュタグ「#読書会は踊る」をまとめたtoggeterはこちらです!
https://togetter.com/li/1358223


(文:もし 写真:まりそる、もし)


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関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年5月11日(土) 
  • 第51回関西文学サロン月曜会 川端康成『眠れる美女』

5月11日(土)、大阪・四ツ橋 ラポーティアにて関西文学サロン月曜会が開催されました。



課題本は川端康成『眠れる美女』。

第48回の谷崎潤一郎、第49回の小林秀雄に続き、今回も日本近代文学がテーマになりました。川端は大阪・茨城で幼少期〜学生時代を過ごしており、記念館や通っていた高校なとゆかりの地もここ関西に多くあります。

 

参加者は満員御礼の50名。初参加のかたも11名おられました。たくさんのご参加ありがとうございます。

難解そうなイメージで、美しく切れ味鋭い川端康成の文章ですが、ストーリーは美少女と添い寝するための秘密の宿につどう老人たちのあわれさを描いており、意外にもセクシーなもの。ちょっと変態っぽいかも?!男性本位なのでは?色や匂いなどの濃厚な描写が好き!など、自由に意見が交わされます。

 



 

他人と正面からのコミュニケーションができない孤独な老人たちの姿や、手が届かない女神のような女性を崇拝することには、現代の私たちにも少しわかるなあという部分がありそうでした。

ドレスコード「深紅」に沿ったファッションにも注目。ベストドレッサー賞が決まりました。みなさん、それぞれに工夫を凝らしていますね。

 



 

つづいて40名のかたが参加した懇親会。食事をしながら各テーブルでテーマごとに分かれておしゃべりを楽しみます。映画、漫画、課題図書についてまだ話し足りない、性愛、婚活などのテーマがありました。

 



 



 

次回の関西文学サロン月曜会は、

7月6日(土)

課題本は、橋本治『蝶のゆくえ』

ドレスコードは『蝶』 です。

みなさまのご参加、ご入会をお待ちしています。

 

(文章:ハルカ  写真:パキスタン、しほ)

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  • 【名古屋】コアタイム・リブート『グッド・トリップ』&『コンテンポラリーダンスナイト』

特別イベント

  • 2019年5月6日(月) 
  • 【名古屋】コアタイム・リブート『グッド・トリップ』&『コンテンポラリーダンスナイト』

名古屋猫町倶楽部では2019年2月から月に1度『コアタイム・リブート』と称して、猫町倶楽部に一度でも参加したことのある人やその友人・パートナーを対象に、ここに来ればメンバーさんに会える「たまり場」的パーティを開催しています。
普段から読書会やシネマテーブルに参加している人だけでなく、猫町に来たばかりで知り合いのいない方も、ちょっとお酒を飲みにくる感覚で遊びに来てもらえると読書、映画や分科会の話ができますよ。
会場は栄の中心、錦のビルの中にあるSOUNDBAR JAP。





4/21(日)に行われたvol.3となる今回のイベントタイトルは『グッド・トリップ』。トリップといえば……サウナですね!
2019年最重要カルチャーのサウナ。東海地方最大級の音楽イベントである森道市場でも今年は10基のテントサウナが設置され、大盛り上がりだったそうです。
DJ陣は「熱い」アップテンポな曲をかけるタイムと「水風呂のように」ひんやりとしたチルアウトな曲をかける時間を交互に使い分け、さながら交互浴のよう。
フロアには「ととのい」が訪れました。



今回はスペシャルとして、サウナ発祥の地フィンランドの国民的ドリンク「ロンケロ」を再現したカクテルも。



エキシビジョンはサウナ・スパ健康アドバイザーによる『サウナ・トーク』。

前半の「入門編」では初心者に向けてサウナの楽しみ方をたっぷり語ってもらいました。



ロウリュウの実演も。



後半「フィンランド編」ではフィンランドのサウナツアーでのディープでプレミアムなお話を伺いました。




イベントの締めはオーガナイザーきょうへいさん(元月曜会サポーター)によるDJ。
この日のためにDJの猛練習を積んできたきょうへいさんの外気浴を表現した滑らかなプレイに、フロアは戸惑い&大盛り上がりの夜更けでした。




    - – - – - – - – - – - – - – - – -


4回目は5/6(月)。大型連休の最終日に『コンテンポラリーダンスナイト』。
猫町倶楽部主宰タツヤさんによる愛知県芸術劇場とのコラボイベントになりました。



まずは『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド』による読書会。





「著者の方のダンサーやカンパニーへの思い入れがそのまま書かれていて面白かった。興味を持つ最初の一歩としては取っ付きやすい内容だった」
「ダンスとはどこからがダンスなのか?表現方法として踊らないダンスもダンスなのか?という疑問を持った」
「youtubeで検索しながら読むとわかり易かった」
「同著者(乗越たかお)の『ダンスバイブル』がわかりやすかったので合わせて読むのをお勧め」
「自分が学生時代には体育で「創作ダンス」という授業が有ったが苦手であった。もっと低年齢のころから自己表現をする機会を多く続ければ、ダンスで表現することがしやすくなるかもしれない」

などといった意見が交わされました。



読書会のあとは愛知県芸術劇場シニアプロデューサーの唐津絵理さんをゲストにお迎えしてのレクチャータイム。





バレエとダンスの歴史、関係や代表的なコンテンポラリーダンスの紹介など課題本の総括的な内容で、課題本を読んでなくても全体がつかめ、読んでいる人には課題本を振り返って、より理解が深まりました。
直近に愛知芸術劇場で公演のあったローザスについての紹介ではローザスというダンスカンパニーの求めるもの、目指しているものをご紹介くださいました。
特に「ダンスと音楽の関係の追求」が興味深かったです。音楽を単にBGMとはしない。その曲へのリスペクトとして全曲をオリジナルのまま使用する、ダンサーは楽曲を楽譜の分析から始めるそう。また、至上の愛というジャズの曲をテーマとした理由として、ジャズの即興性と振り付けの関係を追求したかったからという点も興味深い。楽譜通りでない即興演奏に対して、どこまで事前の振り付けにし、どこまでをダンサーの即興に任せるのかをテーマとしているとお聴きして、そのあたりをどう演じているのか、この公演をこれから観に行く参加者にとってはたまらない内容に。

締めはDJタイムです。主宰によるブラックミュージック!




    - – - – - – - – - – - – - – - – -


コアタイム・リブートでは今後も分科会やベテラン・ビギナーに関わらず猫町倶楽部のメンバーが集って遊べるイベント・場所を月一回実施していきます。
次回は猫町UG(アンダーグラウンド)がオーガナイズするイベント『伯爵夫人』。
http://www.nekomachi-club.com/schedule/67807



第一部は元東大総長蓮見重彦による衝撃の官能小説『伯爵夫人』読書会、第二部はDJイベントを行います(DJイベントからの参加もok)。
なお今回はドレスコードが「仮面」になります。普段とは違う自分になって、ぜひ非日常を楽しんでみてください。
(仮面はAmazon等で容易に入手可能です。どうぞお好みでもう一人の自分を表現するペルソナをお選びください)
7月は二か月ぶりのDJメインのイベント! テーマは「夏フェス」の予定です。ご期待ください。



写真・文責:猫町倶楽部サポーター

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特別イベント

  • 2019年04月28日 受付開始16:30 読書会17:00~18:40 懇親会19:00-21:00
  • 関西藝術部第2回 若尾裕著『サステナブル・ミュージック』

平成31年4月28日(日)
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ゴールデンウィーク2日目。
平成最後記念に、第2回関西藝術部 若尾裕著『サステナブル・ミュージック』(本町・ATRIO CAFE)に参加!


猫町の読書会に参加してみよう。
と思ったのは、自分が今まで知らなかったことを知りたい、知的欲求と。年々休日に遊んでくれる友人が減り、新たな人間関係を構築したい人寂しさからだった。ふだん自分が手にしない本を読むのは苦しい。でも、苦労して読んだ後に、同じ経験をした人から、おんなじ感想や、思わぬ解釈やこぼれ話を聞くのは、めっちゃ楽しい。ビジネス本も文学本もソコソコ参加できたので、違う世界をのぞいてみたくて、今回の音楽本に走ってみたが…なじみがなさすぎて、読書会で、何を話したらいいのかわからない。。
受付から読書会までの待ち時間の所在なさから、靱公園沿いのおしゃれなカフェで課題本を読み返しながら、チョット帰りたくなっていた。


外観はヨーロッパな赤レンガ、内装はアジアンリゾートのステキなカフェでした。



せっかく本読んだし、なんかええことあるかも。
京町堀通りをテクテク歩くと、オレンジ色のまんまるの看板が見えた。細い小道を長めに歩くと、ガラス扉の向こうに受付と靱公園が見えた。


「京町堀1」交差点を西に行く道路沿い。



ちなみに、靱公園から行くなら、この白壁にこげ茶の二階建てが会場になります。


靱公園側。




ふつうの飲食店を貸し切った会場は、堅苦しさが一切なく、うちわのパーティに来たような穏やかな気持ちになった。明るい笑顔がキュートなサポーターから、ピアノと楽譜が描かれた名札を受け取り、読書会で呼ばれたい名前に、昔のあだ名を書いてみた。ちなみに、サポーターとは、みんなが楽しい読書会を目指して、運営に参加しているボランティアスタッフのことで、半年毎に募集している、とのことです。読書会中はおかわり自由とのことなので、久々にジンジャーエールにしてみた。ガラスのコップにシュワシュワしたはちみつ色の液体が注がれ、可憐な笑顔で渡された。人にいれて貰うのは久々だったので、それだけでうれしい。



今月の課題本と開催スケジュール




今日の読書会は、猫町がはじめての人はゼロで、24名参加。
40名の満員御礼が多い関西猫町では、珍しく少ない方だが、席配置がゆったりしているせいか、ほかのテーブルの話し声に悩まされることはなく、ふだんの声量で8人がけのテーブルで会話ができた。顔見知りがチラチラといるせいと、まだ明るい空と靱公園の緑が窓から盛大に覗くせいか、大人かわいいインテリアのアットホームな会場の雰囲気に、いつもよりリラックスした。紅白のギンガムチェックのテーブルクロスには、白地にアルファベットと、頭文字をもじった楽器が右下に描かれた席札が置いてあった。







華やかな女性の司会で読書会がはじまり、他の分科会のサポーターをしているという男性が、ファシリテーターとして、わたしのいるテーブルの進行をしてくれた。
『猫町の読書会では、どんな発言をされても構いませんが、参加者の意見を否定することは、禁止されています。後日、読書会の様子をホームページに載せさせていただきます。写真を掲載されたくない方はいますか?顔をうつさないように、カメラ担当者に伝えさせていただきます。』
ひとりずつ自己紹介と課題本の感想を伝え、最初はためらいがちに、会話がとまると、サポーターやファシリテーターが、課題本に関する紙面になかった情報や感想を、話してくれ、めいめい用意した感想を吐き出し、1時間40分の読書会の後半は、それぞれが好きな音楽の話になった。


その中でも印象的なのは、
会場で流れていた音楽が、課題本で紹介されたCDだったこと。
専門用語が多く、みんな読むのに苦労したこと。サステナブルミュージック(持続可能な音楽)として、音楽の歴史を辿り、音楽を生業として生きていく難しさや、音楽療法、今後どんな風にして音楽は生き残っていくのかの後半がぼんやりしていて、感想が浮かびにくい。数百年前の流行歌が現代ではクラシックとして、今も日常生活で流れていることの凄さ。
職場のカラオケで後輩が好きなアーティストの歌を歌って交流をはかってみる、好きなグループのチケットが思わぬラッキーで手に入ったこと、趣味でドラムを叩いていること、職場仲間と十数年前バンドを組んで、仕事内容を歌詞にした自作の曲がNHKにのった知り合いの話などなどを、ゆるゆると話して読書会は終わりました。









最後に、全員集合写真を、ぱちり。








明日の都合などなどで、帰られる人もいますが
ほぼ全員がそのまま懇親会に参加して、同じテーブル、同じメンバーでごはんを食べながら、いろんな話をします。

懇親会から、アルコール解禁で、フリードリンクです。
前菜に、ゆで卵とポテサラがのった生野菜のサラダ、からあげ、ナポリタン、クリームリゾットと流れるように料理が提供されます。よく見かけても会釈で終わって残念だった人達と同じテーブルだったので、本・猫町・職場・ゴールデンウィークの予定とみんなで楽しく話してるうちに、からあげが出され、テーマ別の席替えです。



からあげにハイボール。







今回は、『今後、藝術部でやりたいこと』『音楽』『お絵描きゲーム』。
わたしは、去年のクリスマスパーティでやったお絵描きゲームにしてみました。さすが藝術部!の絵心あり!!から、解読が悩ましい独創的…までのさまざまなイラストを堪能できました。ほかのテーブルも、この笑顔!!



テーマ別席替え後






ゴールデンウィーク2日目、予想外に楽しかった。
2ヶ月に1回開催なので、次回は6月。
次は、日本画だし、まずは読んでみよう。
美術館鑑賞のイベントもあるかも!!







みなさま。
令和もよろしくお願いします。





次回の藝術部は、
開催日      : 6月30日(日)16時半〜
開催場所 : ATRIO CAFE
課題本     :『奇想の系譜』辻維雄著  

内容の日本画に合わせて、課外活動を企画予定です!
まずは、mixiで『関西猫町藝術部』にご参加お待ちしています。


(文 : つぎ、写真 : ゆきちゃん、Miku、つぎ)

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年4月28日 読書会:16時30分~19時 懇親会:19時~21時
  • 第112回 東京文学サロン月曜会 橋本治『恋愛論(完全版)』

「恋愛って結局なんなのよ」「とりあえず今年は私もセーター編んでみようかしら」そんな思いを胸に、4月28日代官山chano-maカフェにて東京文学サロン月曜会第112回定例会は開かれました。




サポーターも楽しみにしている、毎回種類の違う可愛いウエルカムスイーツ。とても美味しいので是非皆さんもお一つどうぞ。

ちなみにドリンクはフリードリンク、セルフ制なので安心して沢山お話ができます。



続々と参加者の皆さんがいらっしゃいます。緊張の面持ちの方、久々の再開を喜び合う方、「昨日ぶりー」と笑顔の方。猫町倶楽部の読書会はいつも10~20%の方が初参加です。皆さんお一人参加なので是非気軽に参加してみて下さい。連続で3~4回参加されると交友関係がぐっと広まり、ますます楽しくなりますよ。



猫町倶楽部代表のタツヤさんの挨拶で会は幕開けです。今回はゲストで課題本である「恋愛論(完全版)」の解説を書かれた二村ヒトシさんにも来て頂きました。因みにこの二村さんがお召しになっている桃色のTシャツは、「ゲイ受けするピンク」との事です。今回のドレスコードである「モテ服」と「桃色」どちらも押さえてくるなんて、ナイスですね!


読書会は6~7人程度のグループに分かれ行われます。
—「終わっているか確かめる為に彼にシャンデリアのクリスタルを渡すシーンが素敵だった。」
—「橋本さんの恋愛に関する感性は本当に瑞々しい。比べて私は恋愛においてもう荒野だ。」
—「年齢を重ねるにつれて恋愛が段々分からなくなってきている」
—「実は昨日告白してきました」
本の話をしつつ、脱線しつつ、楽しく会は進んでいきます。




猫町倶楽部の読書会は、本への批判や他の人と違う意見は勿論OKですが高度な文学論を戦わせる会ではありません。参加者全員が同じ課題本を読了して、課題本を通して楽しくお話する会です。猫町倶楽部唯一の大事なルール『人の意見を否定しない』を守って皆で協力しながら会を盛り上げていきましょう。



さて、読書会が終わった後は今回のベストドレッサー賞の選出です。ドレスコードは洋服の他にも、アクセサリー、ブックカバー、置物等々皆さんに毎回色々な物で表現して頂いています。ベストドレッサーに選ばれると猫町倶楽部オリジナル名言しおりが貰えるので、是非狙ってみて下さいね。



今回のベストドレッサーの方々はこちらです。今回も感心あり、驚きあり、笑いありのベストドレッサーでした。



会の最後はビュッフェ形式の懇親会です。懇親会は席の移動が自由なので、初参加の方も参加回数が浅い方も是非色々な方と交流してみて下さい。気の合うお友達も見つかるかもしれません。

chano-maカフェのごはんは美味しいと毎回好評です。



「初恋の話」「好きなタイプの話」「デートの話」。読書会に引き続き恋愛トークが弾みます。


懇親会の合間には、本と本を交換する猫町古書店や運が良ければひっそりと紙芝居も行われます。そして、今回は今月の定例会で卒業のサポーター卒業式も行われました。




皆さんが打ち解けた頃、定例会終了の時間がやってきます。名残惜しいですが「次の定例会で」と約束をして閉会です。
「もうちょっと話したいなぁ」という方達は、タツヤさんと二村さんと共に笑い声を響かせながら三次会会場のある夜の恵比寿の街に消えて行きました。

次回の定例会は5月26日(日)代官山chano-maカフェにて開催です。
課題本は有吉佐和子「悪女について」。ドレスコードは「白黒」または「悪」となります。
皆様に会えることを楽しみにお待ちしています。

文:はねこ 写真:マヤ、みのり

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特別イベント

  • 2019年4月7日(日) 受付開始 15:00 読書会 15:30〜17:30
  • 第14回 フィロソフィア東京 フランクル『夜と霧』

第14回目のフィロソフィア東京の読書会を4月7日(日)に深川東京モダン館にて開催しました。

ポスター

今回の課題本はヴィクトール・フランクル著『夜と霧』です。ユダヤ人心理学者が自らの強制収容所体験を書き留めた本書は、これまでも猫町倶楽部で何度か課題本として取り上げられてきました。

『夜と霧』書影

会場には60名近くの参加者が集まりました。今回はフィロソフィア東京に初めて参加する方が比較的多かったです。(課題本の効果でしょうか?)

読書会の様子

読書会中の様子

フランクルの淡々とした、事実に即した客観的な記述は、かえって強制収容所の理不尽さを克明に描き出しています。

読書会での話題は多岐にわたりました。私のテーブルでは、実際にアウシュヴィッツに行ってきた話や、立場が変わることで人間はどのように変化してしまうのかという話や、自分が著者と同じ境遇に陥ったらどう振る舞うだろう? という話や、未来に期待が持てないときにはどうすればよいのかという話や、「髭を剃れ」という助言の意味の話や、翻訳の差(本書には2種類の邦訳があります)の話などが出ました。

読書会中の様子

ここが印象に残った、ここはよくわからなかった、ここはこう読めるんじゃないか……といった読書中に抱く様々な思いを、同じ本を読んだ人と共有し、相手の数だけのレスポンスを受け取ることができるのは、読書会ならではですね。

最後は参加者全員で記念撮影。

記念写真

読書会の後は会場近くのお店で懇親会を開催しました。余談ですが、私がいたテーブルでは各自のおすすめの本の話題で盛り上がり、結果として私の積ん読が増えました。

次回のフィロソフィア東京は6月16日(日)、課題本は大澤真幸著『社会学史』です。(詳細はこちら

次回も皆さんのご参加をお待ちしております。それでは。

文/写真 小山

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関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年4月6日(土) 受付開始16:30 読書会17:00~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第50回 関西文学サロン月曜会 J.L.ボルヘス『伝奇集』



桜の花が満開を迎えた4月6日(土)の午後、大阪・四ツ橋の会場ラポーティアにて、記念すべき第50回関西文学サロン月曜会が開催されました。




課題本はJ.L.ボルヘスの『伝奇集』。
名古屋文学サロン月曜会のガルシア・マルケス『百年の孤独』読書会を追いかけるように、関西もラテンアメリカ文学での読書会となりました。

前回3月の小林秀雄『モオツァルト・無常という事』読書会同様、今回も難解さに頭がパンクする人が続出。
そんななか、読了にこぎ着けた38名(初参加者3名)が集まりました。




開始前の時間もゆるゆると会話を楽しみながら過ごします。
今回は関西在住メンバーだけでなく、中国地方、東海地方、さらにはコロンビア出身の外国人参加者まで!
今までにないバラエティー豊かなメンバーでスタートです。




まずは司会から読書会についての説明がおこなわれます。
丁寧な説明の後に読書会が開始するので、読書会が初めての人でも安心。




各テーブルでファシリテーター(進行役)を決めるところから読書会スタート!
「他人の意見を否定しない」というルールを守りながら、それぞれの意見を交換していきます。




・綺麗な文章で、理想の芸術を描こうとしている
・引用が多くてイヤミで衒学的、脈絡がなくてわかりにくい
・キャラが駒に過ぎない
・ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』に似ている
・クトゥルフの影響を受けているのでは?




・バベルの図書館を再現したサイトがあるよ!
・記憶力がものすごく高い人の夢の話みたい
・夢は断片的なものだから、連続性のなさはそこからきているように感じた
・叙述トリックは当時は革新的だったのでは?
・プロットが濃密で、じっくり読まないと圧倒される
・ボルヘスは形而上学が好きそう





・スピノザの影響!!
・南米文学とはいえマジックリアリズムの文学ではないのでは?
・再読するより、スピノザ等の周辺図書を読むほうが理解に繋がる
・南米ではボルヘスは大学の教科書に載っている
・南米ではスペイン語という言語にさえ影響を及ぼしたほど偉大な作家
・固有名詞という概念から解き放たれた思考
名古屋フィロソフィアのスピノザ『エチカ』や東京フィロソフィアのヴィクトール・フランクル『夜と霧』など、他の地域の猫町倶楽部の課題本との横のつながりを感じた

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話の尽きない読書会ですが、そろそろベストドレッサー発表の時間です。
今回のドレスコード「幾何学」はなかなか難しかったようですが…工夫を凝らして参加された方がたくさん。




各テーブルから1名ずつ選ばれたベストドレッサーのみなさんが代表で表彰されます。
ベストドレッサーに選ばれた方には記念品の贈呈も!




その後は、参加者のみなさんで集合写真。
着物姿の方もちらほら…とても華やかな読書会となりました。




懇親会では料理を楽しみつつ、引き続き同じテーブルメンバーでおしゃべり。




少しお腹が膨れ始めたら、今度は席替えタイム!
テーマ別にテーブルを移動して席替えをおこないます。




今回の席替えテーマは「漫画」「旅行」「酒と芸術」「ダイエット」。
新旧ダイエット部部長による熱いトークが繰り広げられたり、特定の漫画について抜群の記憶力を発揮する女性たちが漫画テーブルをハックしたり。




忘れてはいけないのが、ラポーティアのソフトクリーム!
種類も豊富で甘すぎず、食事後でも軽くペロリといただけます。




懇親会後は、まだ帰りたくない人たちで、会場ラポーティア前の公園でお花見。
大阪W選の前日ということもあり(?)、いつもよりも熱くなっている人もいたりいなかったり。
その後、読書会参加者が主催のお泊まり企画スイートルームぱーりー(野郎会!)へと向かう人たちも!
読書会終了後も一緒に呑んでくれたり、朝まで話に付き合ってくれるメンバーがいたりするのが魅力の関西文学サロン月曜会です。

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次回の関西文学サロン月曜会は5/11(土)開催。
課題本は川端康成『眠れる美女』、ドレスコードは「深紅」です。
表題作だけでなく一冊すべて読了のうえ、ご参加ください。

また、猫町倶楽部関西文学サロン月曜会は承認制のmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。
今後のスケジュールも先行告知していますので、入会がまだの方はお気軽に申請ください。

関西猫町倶楽部では、今回の読書会後に開かれたお泊まり企画だけでなく、登山や芸術関連イベントのような「課外活動」と呼ばれる承認制のmixiコミュニティも運営しています。
一度でも関西猫町倶楽部の定例会に参加したことがある方は入会可能となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
今回熱いトークを繰り広げたダイエット部もあります!

みなさまのご参加、ご入会をお待ちしております。

(文章:まみ 写真:イッシキ、taisho)

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名古屋藝術部

  • 2019年04月06日 (土) 
  • 【名古屋藝術部】『マルセル・デュシャンとは何か』

明るい日差しのもと満開の桜並木を抜けてゆくと会場に辿りつきます。4月6日(土)
名古屋藝術部の読書会が藤が丘の「JAZZ茶房靑猫」で開催されました。


今回の課題本は平芳幸浩著「マルセル・デュシャンとは何か」、参加者は13名、初参加の方は2名でした。現代アートの元祖といわれるデュシャンの作品と人生、そして後世への影響がわかる決定版入門書です。一人のアーティストに焦点をしぼることで、読み進めていくうちに難解な現代アートの核心に近づいていける内容でした。4月頭の忙しい時期で少人数での開催でしたが、お互いの意見をじっくり聞いて話しあえる読書会になりました。



猫町読書会のルールはたった一つ、「他人の意見を否定しないこと」です。美術に興味はあるけど詳しいことは分からないという方、地元でも遠方でも気になる美術展は見にいくという方、大学時代に美術史を専攻していた方、美術関係の仕事をされている方、と美術についての知識も様々ですが、このルールのもと参加者の誰もが発言しやすい雰囲気が生まれます。それぞれの立場での感想や質問をきっかけに話が発展してゆき、自分では気づかなかった視点・論点・解釈などに出会う機会が生まれます。



さて、各テーブルではどんな意見が出たのでしょうか。
・デュシャンの「アートとは選択である」という言葉が印象的だった。
・彼の代表作である「大ガラス」の解説を読み進めるのに苦労した。解釈に正解はないし本に書かれている通りに作品を見る必要もまた無く、ただ見るだけで感動したり楽しめるものとは違い、現代アートは見る側に想像力・思考力を求めてくる。
・「網膜的な鑑賞」という概念が提示され、自分を含めて多くの人が美術館などで作品を見るときの一般的な鑑賞態度と、現代アートを見るときの鑑賞態度の違いを考えた。
・アートに対する価値観は、印刷や写真など複製技術の普及とタイミングで変化してきた。最近では3Dプリンタがそれに当たると思う。作家の技術の高さも評価対象だったが、作品自体が訴えるものが評価の対象になってきている。
・大学生が締切り数日前に取りかかって持ち込んだ稚拙な作品と、構想・製作に時間をかけて高度な技術で作り上げられた作品を、どちらも現代アートとして提示された場合にそれらとどう向き合うのか。
・アートの評価は難しい。多くの人は作品の取引価格や作家の知名度をあてにして鑑賞している気がする。
・他人に自分を規定されることを嫌い、そういったものと距離を取りながらも常にアートに関わり、傍流を歩んでいるようで最後には主役になっているデュシャン。それを淡々とおこなう知性・理性に感心した。



今回は途中でグループ替えもおこない、終了時刻いっぱいまで活発な意見交換が続きました。つかみどころのない印象がある現代アートについて、どのように理解すればいいか楽しめばいいのかなど話は尽きません。



読書会の後は場所を移して懇親会です。最近行った美術館の話、気になるアーティストや作品の話、読書以外の趣味や活動の話と、くつろぎながら盛り上がりました。



次回の名古屋藝術部読書会はコンテンポラリーダンスナイトです。愛知県芸術劇場シニアプロデューサーの唐津絵里さんをゲストにお招きして、サウンドバーJAPにて5月6日(月)に開催します。課題本は「コンテンポラリーダンス徹底ガイド」「バレエとダンスの歴史−欧米劇場舞踊史」「西麻布ダンス教室−ダンス徹底ガイド」の3冊からの選択制です。読書会とレクチャーのあとはDJタイムと、好評のコアタイムリブートとのジョイント企画です。コンテンポラリーダンスって何、と思っている方も是非ご参加ください。レクチャー付読書会は、ゲストの方から楽しく詳しくお話を聞ける貴重な機会です。お待ちしています。

文・写真:リュウセイ

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  • 特別イベント「菊地成孔『あたしを溺れさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』朗読/読書会&トークイベント」

特別イベント

  • 2019年3月31日 
  • 特別イベント「菊地成孔『あたしを溺れさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』朗読/読書会&トークイベント」

桜の花が咲き始めた3月31日(日)、猫町倶楽部の記念すべき第一回目のゲストでもある、ジャズミュージシャンで文筆家の菊地成孔さんを再びお迎えして、朗読・読書会・トークの特別イベントを開催しました。

会場はいつものJAZZ茶房靑猫。55名の方にご参加いただきました。
初参加の方が10名、中には関東や関西、東北地方からいらっしゃった方も!
 

 

課題本は『あたしをおぼれさせて。そして溺れ死ぬあたしを見ていて』。
本来新宿でしか購入できない(名古屋では手に入らない)ヴァイナル文學選書を、今回特別に会場で販売していただきました。
 

 

主宰のタツヤさんの挨拶で始まります。そしてなんと、サプライズゲストで小田朋美さんも来てくださいました!
 

 

前半は著者の菊地さん自らが朗読してくれるという贅沢な時間。良い声に皆さん心地よく聞きほれていました。
 

 

後半は各自で黙読です。その場で読んですぐ読書会をするのは、猫町倶楽部でも初めての試みです。
 

 

 

みなさんが読み終わったところを、各テーブルのファシリテーターが見計らって読書会がスタート!
「思ってた官能小説とは違った」
「究極の愛の形なのでは」
「言葉を通すから受け入れられる。映像だったらもっとショッキング」
「菊地さんの作品は音楽で感じることと同じものを感じ、泣ける」
「『溺れる』って比喩じゃなかったのか」
「この後の想像が広がる作品」
など、読んだ直後の新鮮な感想が飛び交う中、
菊地さんもテーブルを回って皆さんの質問に答えてくださいました。
 

 

 

その後はトークショーです。
小説は書かないと言っていた菊地さんが、なぜこの本を書いたのかという話や、フェティッシュな映画の話、副読本ともいえる蓮實重彦『伯爵夫人』についてなど、惜しまれつつ終了してしまったラジオ番組『粋な夜電波』さながらの軽快なトークで会場が沸きます。
 

 

 

 

今回のドレスコードは、菊地さんからの指定で「男性は片メガネ、女性はつけヒゲ」。
女性のつけヒゲは、デュシャンがダ・ヴィンチの《モナリザ》に口髭と顎鬚を付け加えた《L.H.O.O.Q》からということでしたが、ヒゲ姿の女性がたくさんいる様子は壮観でした。
ベストドレッサーはこちらの7名。人毛のヒゲや毛糸で編んだヒゲ、Tシャツの女の子の絵にヒゲを描いたりと、様々な工夫をされていました。男性の片メガネもかっこいいですね。
 

 

菊地さんに選んでもらったベストオブベストドレッサーは、こちらの方に。
あまりにナチュラルなイケメン振りに、会場の女性達から黄色い歓声が上がるほどでした。
 

 

懇親会は藤が丘のダイニングバー“ Torta due”
立食形式でいろいろな人と話がはずみます。菊地さんの本のファンの方、音楽のファンの方、ラジオ番組のファンの方、全く知らないけど参加してみましたという方まで、それぞれが菊地さんご本人の魅力に触れて、楽しんでくださったようです。
 

 

 

菊地成孔さん、小田朋美さん、ご参加の皆さま、濃厚な一日をありがとうございました!
 

 


文・しょうふう
写真・okko 、ジャスミン。

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月31日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 第111回 東京文学サロン月曜会 フランツ・カフカ『審判』

へいせい31ねん 3がつ 31にち にちようび

きょう、わたしは「どくしょかい」にさんかしました。

「どくしょかい」というのは、みんなでおなじほんをよんできて、はなしあうかいです。

きょうは、カフカというひとの、「しんぱん」というおはなしをよみました。

 



これから、どくしょかいのかんそうをかきたいとおもいます。

 

ばしょは、「だいかんやま」えきのちかくにある、chano-maというおみせです。



なかにはいるとききんちょうしましたが、「こんにちは。まやです。きょうはよろしくおねがいします」といったら、やさしそうなおねえさんとおにいさんがわたしのせきにあんないしてくれました。



 

おみせのなかにはひとがたくさんあつまっていたけど、わたしのはんは7にんで、「どくしょかい」ではこのぐるーぷではなすそうです。

さいしょに、ねこまちくらぶのさぽーたーのおにいさんとおねえさんが、「どくしょかい」のやりかたをおしえてくれました。



ぐるーぷのなかでしかいをするひとを「ふぁしりてーたー」というそうです。

「ふぁしりてーたー」はさんかしゃのなかからきめます。

わたしのはんは、めがねのおにいさんがやってくれることになりました。

それと、この「どくしょかい」ではほかのひとのいけんを「ひてい」したらだめだそうです。

それいがいなら、なにをはなしてもいいんだって。



「どくしょかい」がはじまると、さいしょにみんなでじこしょうかいをしました。

カフカの「へんしん」というおはなしをよんだことがあるというひとがいっぱいいました。

それから、「しんぱん」のかんそうをじゅんばんにはなしていきました。

わたしは、「しゅじんこうのきもちがよくわからなかった」といいました。

そうしたら、となりのおにいさんは「こわいゆめのなかにいるみたいだった」といっていました。

このおはなしのなかにはわからないことがいっぱいあるけれど、だからいろんなよみかたができるみたいです。

「ほうりつ」のはなしとか、むずかしいところもあったけど、しゅじんこうはなんでつかまったのかな、とか、「おきてのもん」はなにをあらわしているのかな、とか、みんなで「すいり」したのがたのしかったです。

さくしゃのカフカはどんなひとだったのかというはなしもしました。

わたしはこのさくしゃのことをよくしらなかったので、ほかのほんもよんでみたいなとおもいました。

2じかんってながいなとおもっていたけど、みんなではなしていたらすぐにおわりのじかんになりました。

さいごに、ぐるーぷのなかできょうの「べすとどれっさー」というのをきめました。



きょうの「どれすこーど」は「くろ」または「はな」だったから、わたしはさくらもようのくろいきものをきていったら、みんなが「べすとどれっさー」にえらんでくれました。



しゃしんをとられるのははずかしかったけど、しおりのぷれぜんとをもらってとてもうれしかったです。

「どくしょかい」がおわったあとは、「こんしんかい」がありました。

「こんしんかい」ではごはんをたべながら、どくしょかいではなしきれなかったこととか、すきなほんのはなしとかをできます。



じぶんのぐるーぷいがいのひとともはなせるので、おともだちをつくるちゃんすだとおもいました。

わたしは、いろんなひとに、すきなほんをきいてみました。

しらないほんをたくさんおしえてもらったので、これからじゅんばんによみたいです。

あと、「こんしんかい」では「こしょてん」というのがあって、じぶんのほんとほかのひとのほんをこうかんできるそうです。



おもしろそうなほんがあったけどわたしはほんをもってなかったので、ざんねんだなとおもったら、こしょてんのてんちょうさんが「こんどもってきてくれればいいよ」といってくれたので、「おもいでのマーニー」をもらいました。

それからこしょてんのてんちょうさんがかいたかみしばいをよんでもらいました。



てんちょうさんはいろんなほんをよんでいてすごいなあ、とおもいました。

こしょてんとはんたいがわのはじっこのほうではカフカについてもっとはなしたいというひとたちがあつまってはなしていて、すごくたのしそうでした。

 

わたしのおともだちはほんをあまりよまないけど、ここにはほんをすきなひとがいっぱいいて、はなせるのがいいなとおもいました。

きょうくるまえは「ちゃんとはなせるかな」としんぱいだったけど、きてみたらとてもたのしかったです。

またほかのほんをよんでさんかしたいなとおもいました。

つぎは4がつ28にちのにちようびにやるそうです。

「かだいぼん」は、はしもとおさむというひとの、「れんあいろん」だそうです。

わたしにはちょっとむずかしそうだけど、がんばってよんでみようとおもいます。

それで、またほんのすきなひとたちといっぱいはなしたいです。



ぶんしょう:まや しゃしん:はねこ、やま

 

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年3月30日(土) 読書会16:00~18:30懇親会19:00~
  • 第117回 東京アウトプット勉強会『日本語の作文技術』

第117回目の東京アウトプット勉強会が3月30日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。

今回の課題本は、本多勝一著『日本語の作文技術』です。


本書は1982年に発売以来ロングセラーとなっている文章術の本です。

「目的はただひとつ、読む側にとってわかりやすい文章を書くこと」と謳い、句読点の打ち方・助詞の使い方等の普段意識をしていない文章の細部を実践的に解説しています。

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸に作文技術の話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。


以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・句読点の使い方を習う機会がないので、この本を皆読んだ方がいい。

・インターネットやSNS上などで短文にしか触れないことが作文能力や読解力の低下に繋がっているのではないか。

・日本人として書く練習をする機会が如何になかったかを再認識し、教育のあり方を考えさせられた。

・言語は文化に依拠することを改めて感じた。

・名文や悪文といわれる文章にもっと触れてみたい。

・文章の方法論についての本なので、これを題材にして話すことあるかなと不安だったが、盛り上がってよかった。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話や最近の話題など各テーブル盛り上がりました。

その後の3次会へも15人程の参加者がなだれ込み、話の尽きない夜となりました。

さて、次回は4月27日(土)スコット・ギャロウェイ『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』を開催します。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

そして、開催レポートをお読み頂いて、猫町倶楽部東京アウトプット勉強会に興味を持って頂けたあなた、、サポーターとして東京アウトプット勉強会の運営を支えるメンバーになってみませんか?

新規サポーターを募集中ですので、ご興味ある方は読書会の際にサポーターの腕章をつけているメンバーへ声をかけてみてくださいね!

 

文章:たかひろ 写真:あつこ

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名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年3月27日(水) 読書会19:30~21:00 懇親会21:00~
  • 第103回 名古屋シネマテーブル水曜会『グリーンブック』

桜の咲き始めた宵に開催されました、名古屋シネマテーブル水曜会。
3/27に第103回の定例会を名古屋の伏見にて開催いたしました。
参加者数は58名、10名の初参加の方に参加していただきました。

課題映画は『グリーンブック』。
天才黒人ジャズピアニストと粗野なイタリア系白人運転手との旅の中で育まれる友情を描いた物語。
実話をもとに作られた第91回アカデミー賞作品賞受賞作です。
ドクター・ドン・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ
トニー・“リップ”・バレロンガ役に「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン

百花繚乱、各テーブルで尽きない話で盛り上がりました。

・奥さんと見に行ったら「私にも手紙書いてほしい」と言われた。
・品位を保つことが勝利である、と言い放つシャーリーがカッコいい。
・トニーが悩みながら手紙を書くエピソードが可愛かった。
・色々な場所に行って、行く先々で問題が起きるので飽きない。
・ワクワクした。ロードムービーの良さを知った。
など様々な意見が飛び出しました。

海外での生活や海外旅行で差別を意識したことが、話題になったテーブルもあったようです。

他の映画との比較も話題になり「シェイプ・オブ・ウォーター」でストリックランドが乗っていた車はキャデラック。
今回のシャーリーとトニーの乗っていた車もキャデラック。キャデラックはアメリカンドリームの象徴なのでしょうね。

定例会は21時で終了、その後は懇親会が行われました。

懇親会では毎回、自由に参加できる話題テーブル。
ひとつの映画をテーマにお話をする「話題映画テーブル」を設定しています。

今回は『スパイダーマン:スパイダーバース』

全体的に高評価でした。関連のアメコミ書籍を持ち込んで下さった方がみえて、理解が深まりました。
懇親会話題映画はmixiで告知しております。

関連映画やオススメ映画で話は尽きません。
ココでは話題になった作品を紹介します。
・『ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ』ケンタッキーフライドチキンからの連想
・『ブロンクス物語』1950~60年代アメリカが舞台
・『ブラック・クランズマン』今作と対になる映画
・『ヘルプ 心がつなぐストーリー』『ドリーム』黒人差別が大きなテーマ
・『最強のふたり』人種や階層の違う2人の交流という点で近似
・『トレバー・ノア 生まれたことが犯罪!?』南アで黒人と白人の混血児として生まれた筆者の自伝。
・『ドゥ・ザ・ライト・シング』ここでも黒人とイタリア移民。
・『アメリカン・ヒストリーX』人種問題。
・『LBJ ケネディの意志を継いだ男』ケネディの話から。
・『イースタン・プロミス』ほか、ヴィゴ・モーテンセン作品
・『國民の創生』白人視点で描かれた映画。「悪魔が映画をつくった」「ブラック・クランズマン」でも批判的に言及されています。
・ジェイムズ・ボールドウィン著『悪魔が映画をつくった』黒人の視点での映画エッセイ。『ビール・ストリートの恋人たち』『私はあなたのニグロではない』の原作者です。
・『デトロイト』黒人差別を白人監督が撮ったもの。『グリーンブック』の差別の描き方に批判が上がっていますが『デトロイト』もそれはそれで批判されました。
・『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド
・シドニー・ポワチエ『夜の大捜査線』『野のユリ』黒人男優初のアカデミー受賞者
他にも『キックス』『ドライビングMissデイジー』『8Mile』『水曜どうでしょう』『マンディンゴ』『ジャンゴ 繋がれざる者』などなど

さて次回の定例会課題映画は4月24日(水)19:30〜伏見にて開催いたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
年間に何百本と映画をご覧になる猛者もいらっしゃいますが、
課題作品さえ鑑賞済みなら1年に1~2本も映画をご覧にならない方もシネマテーブルは大歓迎です。
一緒に映画の話をしませんか

文章:Horike 協力:どんたく、イナガキ、月並流汐
撮影:名古屋シネマテーブルサポーター

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特別イベント

  • 2019年3月21日(日) 
  • 【名古屋】コアタイム・リブート vol.1&2

名古屋猫町倶楽部では2019年2月から月に1度『コアタイム・リブート』と称して、猫町倶楽部に一度でも参加したことのある人やその友人・パートナーを対象に、ここに来ればメンバーさんに会える「たまり場」的パーティを開催しています。

普段から読書会やシネマテーブルに参加している人だけでなく、猫町に来たばかりで知り合いのいない方も、ちょっとお酒を飲みにくる感覚で遊びに来てもらえると読書、映画や分科会の話ができますよ。

会場は栄の中心、錦のビルの中にあるSOUNDBAR JAP。

入口はこんな感じ。




照明が点いているとこんな感じです。




2/24、記念すべき初回のvol.1は「デリケートに好きして」。参加者は32人でした。
オーガナイザーはシネマテーブル代表のワカマツさん。
JPOPをテーマにした親しみやすいDJパーティーになりました。



DJ体験講座もあり。



今回がDJデビューのシネマテーブルサポーターのなおこさん。



「最近の曲はかけられないけど」と同じくDJデビューのmottyさん(盛り上がっていました!)



++++++++++++++++++

3/17、vol.2は『三文芝居』

元月曜会名古屋会場リーダーのろくさんがオーガナイザーとなり、「映画・ドラマ・舞台」をテーマにした選曲のDJパーティ。参加者は43人でした。

元アウトプットサポーターのあさこさん。NEON DEMON!



そしてエキシビジョンとしてチェーホフ『かもめ』の朗読劇を三幕行いました。





朗読劇には名古屋在住、猫町倶楽部とも縁の深い作家の吉川トリコさんも参加。



元シネマテーブルサポーターのベテランDJとーるさんは任侠映画のサンプリングで独自の世界観を展開。



いつ来てもいつ帰ってもいい出入り自由のパーティですが、初回も今回も23時のラストまで多くの人が残る盛り上がりを見せました。



++++++++++++++++++

次回は4/21(日)、vol.3『グッド・トリップ』
テーマはなんと<サウナ>。
各地で野外フェスが行われたりおしゃれな女性専用の施設も増え、2019年最重要トレンドともいわれているサウナ。音楽でどう表現するのか?
もちろんまだサウナ経験のない人も大歓迎!
読書会らしく「サ道」や「はじめてのサウナ」を始めとした入門書をテーブルに用意してお待ちしております。トークや寸劇もあるかも…。
猫町に慣れた人もこれからなじみたい人もDJパーティが初めてという人も、たまり場にたくさんの人が遊びに来ていただけるのをお待ちしています!
詳細&参加表明はこちらのmixiトピックからどうぞ。

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5323854&id=88750875

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名古屋藝術部

  • 2019年3月21日(木) 受付開始17:00~ シネマテーブル17:30~
  • 第23回関西シネマテーブル「天国でまた会おう」

桜の開花にはまだ少し早い3月21日、心斎橋のカフェ「ラポーティア」にて第23回関西シネマテーブルが開催されました。今回の課題映画は「天国でまた会おう」です。「その女アレックス」で有名なフランスのミステリー作家ピエール・ルメートルの原作を映画化した作品で、フランスでは大ヒットを記録しています。

会場の「ラポーティア」店内には公開記念特別パネルが展示されています。



シネマテーブルが始まりました!猫町倶楽部では「人の意見を否定しない」というルールがあります。参加者全員が自由に楽しく語り合えるようにするための大事なルールです。各テーブルでは劇中の衣装、印象的な仮面や登場人物について感想を語り合っています。特にエドゥアールの最後のシーンについては様々な意見が出ました。
・美的感覚に溢れていたから自分が戦争で負傷した顔を父親に晒したくなかった
・父親と分かりあえて満たされたため思い残すことがなくなったから
ユーモアのある芸術的な映像の中に、戦争に対する痛烈な風刺が込められていて、胸を打たれる作品でした。


さて、今回の関西シネマテーブルは特別ゲストをお迎えしています。配給会社広報の古野さんにお越しいだたき、ミニトークショーを開催しました!

どんなお話が聞けるのか楽しみです・・



映画館の支配人を経て、現在は広報を担当されている古野さんに、まずは「天国でまた会おう」の宣伝活動についてお話いただきました。今回は美術的に優れた作品のため、美術館やギャラリーにパンフレットやポスターを置く、書店とタイアップし原作本にオリジナルの特装ブックカバーを付けて販売、また、レストランとのコラボメニューによる宣伝等を行ったそうです。

トークは映画上映にまつわる裏話へと続きます。作品の選定方法から、「この世界の片隅に」ロングラン上映時の裏話、今ではすっかり市民権を得つつある応援上映の誕生秘話まで・・年間500本ほどの映画をご覧になるという古野さんに好きな映画をお聞きしました。古野さんの選んだ作品がこちらです!

「羊たちの沈黙」「遊星からの物体X」「マッドマックス怒りのデスロード」

3本ともただものではないキャラクターが出てくる作品です!!まだ見ていない、という方にはぜひご覧になることをお勧めします。古野さん、貴重な楽しいお話をどうもありがとうございました。いつでも関西シネマテーブルに遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。

ラポーティア特製、劇中の青い鳥の仮面をモチーフにした限定スイーツ!食べるのがもったいない美しさですが・・・いただきます。



関西シネマテーブル懇親会では、課題映画のほかに【話題映画】というテーブルを設けています。今回の話題映画はアカデミー賞の受賞も記憶に新しい「グリーンブック」です。

対照的な2人が互いへの偏見に気づき、信頼と友情を築きあげていく姿が感動的です。



話題映画のテーブルでは、劇中で気になったシーン、誰の中にもある偏見などについて意見が交わされました。マハーシャラ・アリ演じるピアニスト、ドクター・シャーリーのアルバムを買ったという方も!

関西シネマテーブルは2年前の発足以来、ラポーティアを開催の場としてきました。今回、ラポーティアの岡野店長より関西シネマテーブルとの2年間についてご挨拶をいただきました。


あたたかいお言葉をいただき感激です。おいしいお料理と心地よい空間を提供してくださるラポーティアという場所があってこその関西シネマテーブルです。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

第24回関西シネマテーブルは4月21日(日)17:30開催です。課題映画は「ビリーブ」話題映画は「ブラック・クランズマン」です。どちらも実話に基づく作品です。映画好きの方はもちろん、あまり詳しくないんだけど・・・という方も大歓迎です!楽しく参加できるような場所になっていますので、安心してご参加ください。来月もたくさんの方にお会いできることを楽しみにしています。
文:とむまつ  写真:こも、ジュリア


 

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名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年3月21日 受付開始18:00 読書会18:30~20:30
  • 第147回名古屋アウトプット勉強会 ケネス・J・アロー著『組織の限界』

2019年3月21日に、第147回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、1972年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者であるケネス・J・アロー著『組織の限界』でした。


この本では、個人を前提とした価格システムを経済としてとらえる弊害を指摘し、組織が個人の価値を高め、それが経済活動の向上に寄与するとの記述がありました。そして、組織は、硬直化や不服従といった別の問題も引き起こすといった内容について、考察しています。
今回の読書会は、23名の方が参加されました。

司会から挨拶のあと、グループごとに分かれて読書会開始です。グループごとに進行役であるファシリテーターがクジで選出され、初心者でも意見をアウトプットしやすいような環境になっています(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)。今回のくじは、サポーターが描いた著者ケネス・アローさんの似顔絵でした。



ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。
・課題本の読了。
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、自由に自分の意見をアウトプットしていただいて大丈夫です。



今回の課題本は、174ページと短いものでしたが、組織について様々な示唆に富んだ味わい深い内容でしたので、以下のような意見が出ました。

・「組織の限界」というタイトルを聞いて、人の体を考えた。人の体も組織も常に入れ替わりや新陳代謝が激しい。

・現代は当時に比べたら情報コストが下がり、色々な情報を手に入れることができるが、逆に情報量が多過ぎて個人の処理能力を超え始めた。

・解説を書かれた坂井豊貴先生の「多数決を疑う」も読むと、組織についてまた違う視点で考えられるから、おすすめできる。

・神や王などの権威を信じなくなった人が大半になった現代では、組織を成り立たせる権威が揺らいでいると思う。

・個人としての意思決定、個人でないものの意思決定についてどのような違いがあるのか、考えさせられた。

・不確定的財貨(コンテインジエント・コモデイテイ)といった、現代のブロックチェーン技術についての示唆が書かれていた点が面白かった。

また、今回は会の途中でグループメンバーの席替えを行い(ワールドカフェ方式)、読書会を継続したため、より他の方と意見交換ができて大いに盛り上がりました。



最後に参加者全員で記念撮影をしました。


読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、料理がお洒落でワインが豊富な「ワイン食堂 ウノ」でした。


懇親会に参加された皆さんは、提供された料理に舌鼓を打ちつつ、好きな本について話したり、各々共通のテーマで盛り上がったりしていました。

そして、読書会後の余韻に浸りつつ、懇親会の楽しい雰囲気の中、第147回名古屋アウトプット勉強会は幕を閉じました。


次回4月の読書会では、ハンス・ロスリング他著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』です。皆様も奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ポップコーンtakao 写真:HIROKO

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東京シネマテーブル水曜会

  • 2019年3月20日(水) 受付開始19時〜/シネマテーブル開始19時30分〜
  • 第52回 東京シネマテーブル 『女王陛下のお気に入り』

3月20日、渋谷のザギャンゲットバイモジャにて第52回東京シネマテーブル「女王陛下のお気に入り」が開催されました。



<ザギャンゲットバイモジャへの階段。この階段を下りて不安になった頃に入口があります。>



<フォックスサーチライト配給作品ならではのパンフレット。最後の方の本作以外のページも楽しめます。>

ギリシャ出身の鬼才(!?)ヨルゴス・ランティモス監督最新作、かつ第91回米アカデミー賞で最多10部門ノミネートということで日本でも公開前からかなり話題となっていた作品です。

ヨルゴス・ランティモス監督は前作「聖なる鹿殺し」、その前の「ロブスター」など、ある意味シュールかつ冷徹な世界観を淡々と描くという印象を持っていましたが(あくまで筆者個人の印象)、今回はいかに…!?とかなりの期待感をもって鑑賞しました。

本作はオリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズという女優三名の豪華共演も見どころのひとつということもあったのか、女性の参加者が非常に高い比率となっていました。



<今回のコスプレテーマ「ウサギ」>

まずは我らがサポーターリーダー、マサトの挨拶からシネマテーブルがはじまります!猫町倶楽部唯一のルール「他の参加者の意見を否定しない」を守りつつ、各テーブルの皆さんから自由な意見がどんどん出されました。

・主要人物が3人いたが、人によって誰に重きを置くか決まる。アビゲイルからだと駆け上がる、サラからだと陥れられる…等。

・議会の対立(トーリーVSホイッグ)をバックに据えた便宜、見返りのかけ引きが面白い。また、党派で髪の色が真っ二つに分かれていて、それに笑った。

・章立てを入れる効果は?→小説っぽいがなぜなのか?言葉が象徴的でもない。また、言い回しが普通ではない、奇異。

・ほとんどのシーンが自然光を利用して撮影されており、光の使い方がとても印象的。



などなど、話はつきないのですが21時からは食事タイムです!

ザギャンゲットバイモジャのメニューはおいしくてボリュームもあるので、食事も楽しみのひとつですね。



腹ごしらえの後は後半戦、懇親会ラウンドテーブル開始です。

今回のラウンドテーブルのテーマは、

・懇親会映画『グリーンブック』(懇親会映画は鑑賞は必須ではありません)

・アカデミー賞おさらい

・最近これ観た&これから観たい映画

の3テーマでした。参加者皆さんそれぞれが自分の話したいテーマのテーブルに移動して、語り合います。アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞の最優秀三冠に輝いた『グリーンブック』は多くの皆さんがご覧になったようで、急遽2テーブルにするほど盛況でした。鑑賞された皆さん、やはりケンタッキーフライドチキンが食べたくなったみたいですね(笑)。



そんなこんなで、今回のシネマテーブルも大盛況のうちにお開きとなりました。

3月でサポーター任期終了のカツミさん、大変お疲れ様でした!そして、これからのシネマテーブルを担って頂ける新たなサポーターを大募集中です。興味のある方は、ぜひmixiの募集ページを参照の上、立候補お待ちしております!

 

こんな感じで猫町倶楽部東京シネマテーブルの最新情報は、mixi、Twitterでも発信されていますので、ぜひフォローを。懇親会映画のお知らせや、mixiページでのみ開催ををお知らせする不定期の特別企画もあったりします。

参加を迷っている方(はい、今これを読んでいるあなたです!)は、まずはmixiの東京シネマテーブルコミュニティへの参加をオススメします。あとよく、「難しい分析や考察しないとダメ…?」と心配をされるのですが、ノープロブレム!映画好きが多いですが、そんな小難しく観る人は(ほとんど)いません。みんな楽しんで観て、良かった作品をオススメしあったりしていますよ。

猫町倶楽部東京シネマテーブルmixiコミュニティページ

猫町俱楽部シネマテーブル合同Twitterアカウント

さてさて、次回の定例会は4月10日(水)19時30分から課題映画『ブラック・クランズマン』です。「あの」スパイク・リー監督ということで、こちらも期待度がかなり高い作品ですね!



詳細&お申込みはコチラから

次回も皆さんのご参加、お待ちしています!

(写真:マーシー、文:ケイ)

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月6日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 G・ガルシア・マルケス『百年の孤独』

 むずかしい本であったというのは言うまでもありません。課題本になっていなければ出会えなかったし、仮に読もうとしても何ページか読んでそっと閉じていたことでしょう。だからこそ、読書会という場が有難いわけなのですが。

 らいねんどには(このレポートが掲載される時は今年度になると思いますが)平成が終わり、新年号となります。平静を振り返ってみるという番組がいくつかあって時代は変わっていくと感じさせますが名作は時代を超えていくんだ。そんな感じでしょうか。


 さっかとしての評価の一つである、ノーベル文学賞を受賞するような作品は単に面白いとか、すごいとかそんな感想を超越して、理解しがたいものでした。多分名作とか個展をたくさん読んでそのバックグラウンドがあって初めてこの本は文章を読むのではなくなる。一つ一つに意味があってそれを読み解いていくと文章がつながって更に味わい深い作品となるのだと思います。僕は文章を読むので精一杯でしたが。

 きっかけがなければ絶対に読めないし、仮に読む機会があったとしても読むのが難しいと思えた(あくまで一サポーターの感想です。)「百年の孤独はどうだったんでしょうか。

 あまたの意見があったのですが、その中でごく一部を紹介します。

・理屈抜きで面白かった。ストーリーテリングが力押しで洪水のようだった。
・男性陣は自分から孤独に向き合っている。
・「豚のしっぽ」というのは「唯一の愛」だったのではないか。
・ガブリエルという登場人物が、実はガルシア・マルケス自身である(名前やプロフィールが一致する)。
・一族の話だけで完結しており、他の人間関係がない。
・終わり方が最高。
・心情描写は少ないが、淡々と語られる事実の中にキャラクターの心情が見える時があって面白い。
・聖書のような物語だと思った。アルカディオとウルスラはアダムとイヴ。
・昔話や伝承の集合体のように感じた。繰り返しや因果応報の物語なのも、昔話っぽい。
・一族のことを気にしてるのは女性ばかり。男性はどうしようもないやつばっかり。

・読むのに時間がかかった。
・登場人物は多いけど、キャラが被っている人はいない。
・マコンドが本当にあったような気がしてくる。
・人間離れしているエピソードが多いけれど、人間味を感じる。
・アウレリャノはオタク、アルカディオはリア充。
・主人公は誰なのか…。→ウルスラが長生きだし、ウルスラに肩入れすると読みやすい。
・思わず笑ってしまうようなシーンが多い。
・血が繋いできたマイナスの気持ちを終わらせる結末。
・長くてしんどかったけれど、終わり方がこれ以上なく良い!
・心の通い合いが感じられないのが孤独なのかな。

 りづめで考えるか感性で行くのか迷った今回のドレスコードの輝いていた人はこんな感じ。


 がんばってますね。もう、ネタに走る覚悟がなければベスドレは難しいのかもしれません。

 とうぜんそのあとは、懇親会。どてカボチャで楽しく飲みました。

 うれしいことに、ボリューム感が半端ない。残念ながら写真が・・・。

※一部不自然な点がありますが、これは決して誤字脱字ではないのと今年度転勤で高山に行ってしまったサポーターと関係があるかもしれません。
また、日本語で「ん」から始まる単語がなかったので呼び捨てになってしまいました。それだけが心残りです。多分高山はいいところだと思うので頑張ってください。



猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。
※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!

●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

●mixiトピック『話し足りん!』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066

文責:手乗りきんかちょう
写真:名古屋月曜会11.5期サポーター

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年3月2日(土曜日) 8時30分東京駅集合 19時東京駅到着 19時~21時懇親会
  • 第110回 東京文学サロン月曜会 佐原日帰り旅行「桜の森の満開の下・白痴」

猫町倶楽部月曜会、今回はいつもの代官山chano-maを抜け出して、バス旅行に出かけました。例年は一泊旅行を開催していましたが、今回は初の試みとなる日帰り旅行です。行先は千葉県香取市。

絶好の旅行日和となった当日、東京駅近くに集合した参加者は、日程や旅先の紹介が記されたしおりをもらい、バスに乗り込みます。





行先は、ハワイ……?

9時になり、予定通り出発。バスの中では自己紹介。皆さん旅行への意気込みを語ります。猫町旅行に毎回参加している人、旅行は初めての人、猫町倶楽部自体が初めての人とさまざまです。



ところで、これから行く千葉県香取市は千葉県の北東部にある市です。香取神宮が立地し、中心部である佐原は江戸時代からの繁栄を感じさせる古い町並みが残されています。「しょうゆジェラートアイス」も売っています。


そんなことを話している間に、最初の目的地である香取神宮に到着しました。


大きい鳥居を抜け、参道を上ると朱色の楼門があります。


この楼門をくぐると漆黒の拝殿が現れますので、皆で参拝。参拝後は、おみくじを引いたり、鹿にエサをやったり、名物の団子を食べたり。




続いて一行は町並みの中心地へと向かいました。佐原の町並みは関東初の重要伝統的町並み保存地区に選定されており、最近は観光客も増えてきました。
まずは料亭「宮定」にてお食事。創業二百年を超える老舗で、元々は魚屋でした。



趣ある外観ですが、中も立派です。大広間で和食をいただきました。古い町に来た感じがして旅行気分も高まります。




食事を終えると、続いてグループに分かれて町並み散策の時間です。町の中心部を小野川が流れ、両岸に昔ながらの商家が軒を連ねます。川沿いの風景を眺めると心は和むというものです。




昼食場所の隣には、日本地図を作った伊能忠敬の旧宅が。忠敬は婿養子として佐原に来て、佐原の地では名主として町内をまとめ、天明の大飢饉では私財をなげうって町民を救ったというエピソードもあります。



一方こちらは江戸時代より続く酒造。酒造工程の説明を真剣に聞く参加者たち。見学後に試飲もできます(どぶろく美味しい!)。




また、この日はひな祭りの前日ということもあって、「さわら雛めぐり」が開催されていました。各店舗秘蔵の雛人形が町中に飾られていてにぎやかです。



他にも伝統ある店舗や、最近オープンしたコーヒーショップ、伊能忠敬の記念館、祭りの山車が展示されている施設など見所はたくさんありました。

町並みを楽しんだところで、読書会会場の「道の駅・川の駅水の郷さわら」に移動します。利根川に面し、防災施設を兼ねた「川の駅」を有する道の駅です。お土産を購入したところで、お待ちかねの読書会が始まります。

今回の課題本は坂口安吾の短編集『桜の森の満開の下・白痴』。



A「いきなり『風博士』だったからとまどいましたね。1冊全部この文体だったらどうしようかと思いました」
B「嗚呼、風博士はお気に召しませんでした乎。それは大変残念である。では好きな作品は何ですか?」
A「『桜の森の満開の下』のような、幻想的な話が好きでした。もうすぐ桜の季節だし」
B「やっぱり桜は特別な雰囲気ありますから、桜を見て人が変わってしまうのもわかる気がする」
A「あと戦争の話もいくつかありましたが、印象深かったです。他の作家の戦争もので見られるような、戦争の悲惨さを訴えるような内容とは雰囲気がだいぶ違っていて。風博士さんはどの作品が好きなんですか?」
B「ええと、私は別に風博士ではないんですが、『夜長姫と耳男』も人気でした。どの作品も女性の描かれ方が独特ですよね」
A「風博士さんは耳を切り落とすような女性が好みというわけですね。なるほど。確かに普通の男女の恋愛を描いた作品は少ないですね。『白痴』の男女も恋愛感情とは違う気がするし」
B「あと『アンゴウ』も好きです。ストーリーは(さっき日本酒飲みすぎたせいもあって)ここで言うことはできないですけど」
A「『アンゴウ』人気ありました。この短編集では異色な感じでしたが。それから……」


まだまだ話は尽きませんが、読書会はここまで。バスに乗って帰路につきます。

バスの中では旅行の感想を全員で語りました。観光での体験を話す人から、熱い文学論を語る人まで。いやあ盛り上がった旅行でしたねえ。あまりに盛り上がったので危うく全体写真を撮り忘れるところでした。酒々井パーキングエリアで仲良く撮影。



東京についた参加者のうち、希望者は懇親会に参加してすき焼きを堪能してから、一同自宅へと帰っていったのでした。

猫町旅行は、同じ趣味を持った人が観光地やバスの中で交流することで、知らない人同士でも一気に仲良くなれるイベントです。今回参加した方も、残念ながら参加できなかった方も、次の機会にはぜひご参加ください。

もちろん定例会にも来てくださいね。猫町倶楽部月曜会、次回は3月31日(日)に代官山chano-maで開催します。受付開始16:10、読書会開始16:30、課題本はフランツ・カフカ『審判』です。よろしくお願いします。

記:たかはし 写真:みのり

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特別イベント

  • 2019年2月24日(日) 受付開始16:30 読書会17:00~18:40 懇親会19:00~21:00
  • 第1回関西藝術部 岡本太郎『今日の芸術』

少しずつ春の兆しが感じられるようになってきた2月24日の日曜日、
記念すべき第1回関西藝術部が開催されました。
なんと初回から参加者42名(うち猫町倶楽部初参加者は3名)の満員御礼です!
(お集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございます)

初回の課題本は、岡本太郎さんの『本日の芸術-時代を創造するものは誰か-』。
岡本太郎さんといえば万博記念公園にある「太陽の塔」の製作者でもあり、関西にお住まいの方なら馴染みの深い芸術家でもありますよね。
課題本は1954年に出版され、ベストセラーになった本なのですが、「全く古臭くなくて65年も前に書かれた本とは思えない。今読んでもなるほどと思う」という声も多く挙がっていました。


名札も岡本太郎さんの作品に合わせた特別仕様、席札は和パステルでの作成。
こういったアイテムが藝術部らしいですね。


17:00、主催者タツヤさんの挨拶の後、やや緊張しながらも藝術部初めての読書会がスタート。
猫町倶楽部には2つの大切なルールがあります。それは「課題本の読了」、「参加者の意見を否定しないこと」(本の内容を批判するのはOK)。
もちろん本は一通り読んではいるのですが、全くと言っていいほど芸術には詳しくなく、「どんなことを話したらいいのやら・・」「もしかして何も話せないかも」と思っていましたが、杞憂に終わりました。
各テーブルで出た意見・話題を少しご紹介すると、
・「自己疎外」を克服するための芸術の役割とは?
・「きれい」と「美しさ」の違い
・学校などで芸術を教えること、学ぶことについて
・「自由に描いてごらん」「勝手に描いてみろ」と言われても、紙と鉛筆を渡された時点で、紙と鉛筆で描くということが決められているので、自由ではないと言えるのでは?
・(美術館や博物館などで)音声ガイドを使うのはアリ?ナシ?
などなど、様々な意見やエピソードが次々出てきて、約1時間半の読書会はあっという間に終了しました。

最後はみんなで記念撮影。


読書会終了後は懇親会。まずは先ほどの読書会のメンバーで、読書会の続きの話や自身の話で盛り上がりました。
その後、「お絵かきゲーム」「こんなことやってほしい」「古典芸能」「音楽」「話し足りん」「フリートーク」など、各テーブルに分かれて座談会。藝術部らしいテーマの座談会になり、これから藝術部でやってほしいことなど、いろいろな意見が出ました。博物館見学など、1人でもできるけど、みんなでやるからより面白さを感じられるイベントなど、これからの藝術部の活動がもっと楽しいものになりそうです。

猫町倶楽部には、年代も性別も職業も様々な方が参加されています。普段なら出会うことのないような人と共通のテーマでお話しすることで、「こんな考え方があったんだ」「これはこういう見方もできるのでは」など、自分ひとりでは考えもしなかったような意見や感想、今まで知らなかった世界の話を聞くことができます。そのことによって、自分自身の考えを広くし、深めていけるので、参加してよかったな…と思っています。

次回は4月28日(日)開催。
場所は初回と同じく「ATORIO CAFE」さんにて。
(靭公園に面した素敵なカフェです!)

課題本は未定。
音楽、書道、建築、美術等々、芸術のジャンルは幅広い。
どんな課題本になるのか、どんな雰囲気になるのか、今からとても楽しみです。
「芸術ってよくわからなくて…」「読書会なんてなんだか難しそう…」という方も大丈夫です!
ぜひ一度、参加してみてください。きっと新しい世界が広がりますよ。

(文:しゅがー / 写真:VANちゃん、あにき)

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特別イベント

  • 2019年02月23日(土) 17:00~19:00
  • 「福岡文学サロン月曜会 第36回『ヴェネツィアの宿』須賀敦子

今回から場所を変えまして、本のあるところ「ajiro」にて定例会を開催することになりました。

本のあるところ「ajiro」さんは、福岡で短歌やカフェ本等様々な本を手掛ける出版社「書肆侃侃房」が運営するブックカフェで、2018年の12月に福岡・天神にオープンしたばかり。




その書棚の並びは読書欲をそそられるような選び抜かれた名作・珍作の山!




参加者の皆さんも平台や書棚の本を見て「ここの本、素敵ですね」と。
あまり一般の書店にないような珍しい本がたくさんあったので、つい参加者の方が揃うまでの時間、本を手に取ってしまうこともしばしばありました。

今回は福岡のみならず、長崎、大分と県外から参加された方がなんと半数も…!なんと須賀敦子さんの読書会があることで広島から来てくださった方もいらっしゃいました。

地元には課題本形式の読書会がなかなかないようなので、これは出張猫町の出番か、と考えたり考えなかったり…。

本日の課題本は須賀敦子「ヴェネツィアの宿」です。

「ヴェネツィアの宿」は、アントニオ・タブッキ等の翻訳で知られるイタリア文学者の須賀敦子さんの代表的なエッセイ集の一つです。

須賀敦子さんは1991年に61歳で「ミラノ 霧の風景」でデビューしてから1998年に亡くなるまで作家活動はわずか8年著作は5作と少ないながらも、没後20年経っても特集や全集が刊行される等、読書家にはファンの多い作家として知られています。

この「ヴェネツィアの宿」はデビュー作『ミラノ 霧の風景』、次の『コルシア書店の仲間たち』に続く三作目にあたり、前二作は著者のイタリアでの生活を元にしていますが、当作は、イタリア生活に加え日本で過ごした少女時代、家族関係をベースしたエッセイが主となっています。

今回の司会(ファシリテーター)より、猫町倶楽部の唯一のルール、「人の意見を否定しないこと」の説明をしました。

初参加の方もいるので、まずは各々自己紹介。
好きな本や最近読んだことのある本を各々紹介しあって場を温めたら、いよいよ課題本について踏み込みます。



須賀敦子さんの本は初めてという人が多かったですが、今回の「ヴェネツィアの宿」の全体を通しての感想を伺うと、

「まるで娘から父への書簡のような小説」
「最後までエッセイだとわからなかった」
「光や音楽、風景の書き方がとても美しい」
「何度も読み返したい小説」

と参加者にはとても好評でした。

ヴェネツィアの宿は、時系列はバラバラですが、主に日本で過ごした少女時代、学生時代、留学、結婚を含むイタリアでの生活の3つのパートにあわかれています。

戦前の生まれながら、ミッション系の学校、大学に進み、卒業後はイタリアに留学という華麗な経歴に「うちの家とは世界が違う」との感想も(笑)

この本の軸とも言える須賀敦子さんの父は、日本で有数の実業家に生まれ育ち文学的教養もあり海外留学経験も豊富。

須賀敦子さんは、少女時代に一時期愛人のいる京都の別宅に出奔し、自分と母を捨てたこの父親に複雑な思いを抱きつつも、強い影響を受けたことが、最後の章「オリエント・エクスプレス」等でわかります。

学生時代に父親の出奔を経験しますが、ミッション学校に通う須賀さんの周りには多くの個性豊かなシスター達がいました。

今まで家族でしかなかった父親と母親が見せる人間くささを垣間見ながら、少女から大人に変わる時間を通して、須賀敦子さんはシスター達やイタリアの文化、芸術、信仰に強い興味を持ち続けることになります。

議論の中で、「この本を読むと須賀敦子はキリスト教と切っても切り離せない感じがする」という声がありました。

また須賀敦子さんの文庫本の表紙の多くには彫刻家・舟越桂の彫刻が使われており、舟越桂の父・舟越保武も著名な彫刻家かつ敬虔なカトリック教徒です。
表紙の舟越氏の表紙しかり、須賀敦子さんの背景を理解するにキリスト教の知識はやはり必要なものかもしれませんね。




大学時代、イタリア留学のパートの話には留学や旅行等自らの人生経験に照らして活発な意見交換が行われました。

「芯の強い人。非常に現代的な感覚の持ち主」
「日本から離れることで、自分の中の日本が見えることがある」
「現在の女性の働き方問題がこの時代にもある」

バックハッカーの話、自分の留学の話、自分の親子関係の話…。

本の内容をあれこれ語る面白さもありますが、本の内容から自分自身の経験、人生を、自分だけではなく他人と、それも今日初めてあったかもしれない他者と共有することができる。

それが課題本形式、読書会のとても面白い所の一つで、今回も皆さんと素敵な時間を過ごすことができました。

さてさて、宴もたけなわ、ベストドレッサー賞の発表です。

今回のベストドレッサー賞は、「ヴェネツィアの宿」の舞台、イタリアで買った赤いハイソックス(男性用)~~~~!!!



どこに履いていけばいいか、ととまどいそうなデザインですね。

初参加ながら、ベストトレッサー賞の獲得、おめでとうございます!!



最後はみんなで集合写真。




次回の猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏の課題本、アメリカ文学の金字塔、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。

2019年2月23日(土)17:00〜19:00  懇親会もあります(読書会だけの参加もOK)

場所は、福岡市天神の「本のあるところ ajiro」にて。

*学生の方は学割もあります。

皆さんのご参加お待ちしております。

猫町倶楽部@福岡文学サロン月曜会‏はmixiを中心に様々なSNSにて情報発信を行っています。

課外活動イベントの情報や課題本について深く話せたりできますので、ぜひご利用ください。

福岡猫町倶楽部mixiコミュニティ

http://mixi.jp/view_community.pl?id=6262623

福岡猫町倶楽部(twitter)

https://twitter.com/nekomachfukuoka

文責・写真 のuこ

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2月23日(土) 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 第116回 東京アウトプット勉強会 『ファクトフルネス』

116回東京アウトプット勉強会が2月23日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。
今回の課題本は、ハンス・ロスリング著『ファクトフルネスー10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣ー』です。

本書は今話題になっていますが、世界の認識をゆがませる人間の10の本能を解説し、そこから解放されることで事実に基づき正しく見ることができると書かれたものです。
あなたの”常識”は20年前で止まっているとして、実際のデータを用いた世界と我々の認識する世界の違いが明示され、まさに世界を見る目が変わる本として注目を浴びています。

話題の本だったためか、参加者は70名近くと盛況で、各テーブルでは課題本を軸にデータの見方や物の認識、実際の体験に基づいた感想等、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。



以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・同じ本でも視点が違う話が聞け、あまり気に留めなかった部分にも興味が喚起された。
・レベル1,2の国がなくなったら世界はどうなるといった議論が面白かった。
・日常で「ファクトフルネス」を実践するのは難しく、どうやったら実現できるか考えていきたい。
・色々な世代・背景の人から様々な話が出て、とても有意義な時間だった。
・20年前から認識がアップデートされていない知識に気づいたが、若い世代は実感がないようで世代間ギャップが面白かった。
・この本で紹介されている事例自体正しいか考えた方がよいという意見もあり勉強になった。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話以外にも趣味や仕事の話題など各テーブル盛り上がりました。

さて、次回は3月30日(土)本多勝一著『日本語の作文技術』を開催します。

↓詳細はこちら↓

http://www.nekomachi-club.com/schedule/66024

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

文章:とうこ 写真:マサキ

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  • 第146回名古屋アウトプット勉強会 佐久間裕美子『My Little New York Times』ほか2冊

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月22日 読書会19時15分~ 懇親会21時40分~
  • 第146回名古屋アウトプット勉強会 佐久間裕美子『My Little New York Times』ほか2冊

猫の日2月22日、ゲストに佐久間裕美子さんをお招きして第146回名古屋アウトプット勉強会がウィンクあいちにて開催されました。

今回の課題本は佐久間さんの著書、『My Little New York Times』、『ピンヒールははかない』、『ヒップな生活革命』の3冊からの選択制でした。



今回の読書会はゲスト会ということもあり80名近い方が参加され、特に女性の多い読書会になりました。平日開催なのに県外から多数の参加者も!!佐久間さん人気おそるべし・・・。

主催者タツヤさんの挨拶にはじまり、猫町倶楽部の2つのルール「課題本の読了」、「参加者の意見を否定しないこと」(本の内容を批判するのはOK)の説明ののち、佐久間さんからの挨拶。なんと佐久間さんは猫町倶楽部以外でも読書会に参加されるのは初めてで、アウェーな環境で緊張しているとおっしゃられていました。



では、各課題本のアウトプットをご紹介しましょう。

『My Little New York Times』(NUMABOOKS)はNY在住20年の佐久間裕美子さんが2017年7月5日から365日書き続けた日記で、ドナルド・トランプの大統領就任をきっかけに激動するアメリカ、日本、世の中の流れへの思いと、その日常を描いた本です。



・一部の日本人の中には在日外国人の人を差別しているが、自分たち日本人も外国に行ったら差別されることをあるということを知らないといけない。
・以前は出版業界も男が牛耳っていたため、セクハラ被害も広がらなかったが、最近はツイッターなどを通して、世間に対して声を上げやすくなった。
・セクハラの問題は異性間だけでなく、同性間で起きることもあり、同性間におけるセクハラ問題も考えなければいけない。

『ピンヒールははかない』(幻冬舎)はNYブルックリンひとり暮らしの佐久間さんが大都会で逞しく生きる女性達を描いたエッセイです。

・女性は年齢などで悩むことが多いが、日本だけではないのだなと思った。
・女性だけでなく男性も友人の幅や作り方、今後の生き方など自分におきかえられるところもあるのではないか。
・佐久間さんのように頼ったり頼られたりする幅広い友人がいるのはとても素敵。
・「幸福は、瞬間的に感じるもので、継続的な状態ではない」にぐっときた。
・勇気をだして恐怖心を克服すると確かに見方が変わる。そのように生きていきたい。
(ご自身の体験をシェアしてくださった方も!)

『ヒップな生活革命』(朝日出版社)大量生産・大量消費志向だったアメリカ人のライフスタイルや価値観に、サブプライム危機を経験した後、変化が現れている様子をレポートした本です。



・日本でもインディペンデントな職業への敷居は低くなっているのではないか。
・地産地消の考え方に賛成だが、コストが高くなる。所得水準が低い人にも広げられるように仕組みを作るべきでは。

また、読書会中には佐久間さんが各テーブルをまわられての質問コーナーもありました。



・日本では政治の話はタブーなイメージ。アメリカでは違うのですか?
佐久間さん:アメリカでは普通に意見を求められる。もともと子供の頃から自分の言いたいことは言う性格だったので、意見を求められるうちにそれが普通の感覚になった。



・この本(ピンヒールははかない)には先生の辛かったことがあまり深く書かれていないのでは?
佐久間さん:私自身、まだ辛かったことに向き合えていない。もともとの性格が天真爛漫なのでその部分をそのまま書いた。



読書会終了後、場所を変え懇親会&トークショーに移ります。懇親会参加率は過去最高の96%またまた佐久間さん人気おそるべし・・・。



トークショーでは子どものころおじいちゃんに年に30回はドラゴンズの応援に名古屋球場に連れて行かれた話、中学生の時から洋楽を聞いていた話、アメリカに渡ってからの勤め先の話など、佐久間さんのお人柄が伝わってくる魅力的なお話ばかりであっという間に時間が過ぎてしまいました!!



ここだけの話、SNSには書かないでねと言われたオフレコの話もあり、たいへん盛り上がりました。



最後に佐久間さんの挨拶で、「最初はアウェーな環境で緊張していたが、年齢も性別も職業も違う人たちが集まって活発にディスカッションすることは、まさにヒップではないですか!また参加したい!!」とおっしゃって頂きました。

佐久間裕美子さん本当にありがとうございました。

佐久間さんをもっと知りたい方は下記のメディアも要チェックです!!
佐久間さんのブログサイト sakumag(Webマガジン) https://www.sakumag.com/
ポッドキャスト http://podcast8.kiqtas.jp/future/
ヒップな生活革命の続編連載NewSphere https://newsphere.jp/author/yumiko-sakuma/

次回の第147回名古屋アウトプット勉強会は3月21日(木・祝)。課題本はケネス・J・アロー『組織の限界』です。祝日開催なのでいつもより早めの開始時間になります。

猫町倶楽部はあなたの参加を心よりお待ちしております。
初心者の方も大歓迎です!!

文 ゆっこ 写真 ひら・miyu

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関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月17日(日) 読書会17:30~懇親会20:00~
  • 第107回 関西アウトプット勉強会『FACTFULNESS』

突然ですが、あなたはサルより賢いですか?
え、そんな質問するなんて、バカにするなって?
しかし、この本は序盤から、
私達を、サルより世界を正しく認識出来ていないのではないかという現実に突き付けてくる、そんな本でした。

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去る2月17日(日)、第107回関西アウトプット勉強会が、
3か月ぶりにもはやお馴染みのちゃやまちアプローズ会場にて開催されました。

今回の開催レポートは運営サポーターとして最後の月になるのんこが、あい務めさせて頂きます。




受付では陽気なサポーターが、お出迎え。本日の参加テーブルを伝えてくれます。

今月の課題本は、ハンス・ロスリング『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』です。
初の日曜日開催ということでどうなるかなと思っていましたが、老若男女初参加者5名を含む42名の満員御礼での開催です!
なかなかゲスト会でなく、ちゃやまち会場は満員御礼にならないのですが、嬉しい限りです♪


まずは司会からの開会の挨拶と、読書会のルール説明です。


猫町倶楽部の特にアウトプット勉強会は、難しい課題本が多いですが、
課題本の読了さえしてきてくれば、読書会は和気あいあいと開催しておりますので、
難しい感想言えない、、、なんて思わずに気軽に参加が出来ます。
読書会中は鉄の掟「他人の意見の批判はNG(本の批判はOK)」がありますので、
他の人と異なる感想でも(感想なんてそもそも一緒になることなんてあるのか、、、?)、
遠慮なく感想をぶつけ合わせられるので、新しい発見・本の読み方を知ることが出来てとても楽しいですよ。


読書会は事前に決められた6~7人のテーブルごとに感想を語り合います。
テーブルにはファシリテーター(もちまわりです)という司会進行役がいるので、沈黙でどうしよう、、、といったことにもなりません。
(時には沈黙を楽しむべしという声も!?)


参加したテーブルにより、全く感想が異なるところも読書会の醍醐味。
サルより正解出来ていたか?
レベルが落ちることはあるのか?
放射能の話は本当にそうなのか?
平均のトリックで世界を見誤ってはいけない。

本の直接的な感想から、どんどん話は広がります。
現金主義の話、留学生の数の話、映画の話などなど、、

人の数だけ感想は異なる。

著者や人の価値観に合わせる必要はない。自分は自分でいい。

でも。

他人から影響を受けて、自分の考え・世界が広がるのも素敵なことだと思いませんか?
猫町倶楽部は生涯学習がテーマの一つです。


読書会の最後には、関西の他の分科会の、月曜会・シネマテーブル・藝術部の告知タイムなど。


最後は全員でパチリ★


まだまだ話足りないぞー!ということで、懇親会へとなだれこみます。
読書会で感想を語ると、初対面でもすぐに仲良くなれちゃうので、もうこの懇親会の頃には、昔からの友達のように話が弾みます。


途中でテーマ別席替えを毎回行いますので、人見知りでも、色々な人と話が出来るのも嬉しいところ。
今月のテーマは、「話したりん」「バレンタインの思い出/チョコイベントで買ったチョコの話」「お薦め映画」「ショッピング・消費増税前に買いたい物」「今の時期に行くべきお薦めの旅行先」「フリーテーマ」です。
毎回、サポーターが、半分悪ノリ?いえいえ、毎回のおもてなし心で決めております。

来月は、土曜日開催に戻りまして、
3月23日(土)、
課題本は、関西に住む我々にはなじみのある、小林一三がテーマの、
鹿島茂著『小林一三 – 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』となっております。
阪急ユーザーのあなたも、宝塚好きのあなたも、ふるってご参加お待ちしております!

最後になりますが、私を含む4名(この日参加は3名)が今回で運営サポーターを卒業しました。
サプライズで、博士帽子とお花のプレゼントまで!


今までたくさんの参加者の皆様に支えられて、続けてくることが出来ました。
本当にありがとうございます。


毎月必ず課題本を読むということはもちろん、
運営サポーターを続けてきて、多くのよき仲間に恵まれ、人としても大きく成長することが出来たのではないかと感じております。
(最近人気なので、すぐ埋まっちゃうのですが、多分半年後ぐらいにまた募集するはず、、)

猫町倶楽部は、誰にでも開かれており、
本人が望みさえすれば、いくらでも新しい体験・世界を広げてくれる場所です。

大好きな猫町倶楽部がこれからも続いていきますように!!
書を愛せ。人を愛せ。

愛をこめて。

文:のんこ 写真:えり、みやっち、ゆゆ

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月16日(土) 
  • 月曜会藤が丘本店 白岩玄『たてがみを捨てたライオンたち』

2月の藤が丘本店定例会は、気持ちよく晴れた土曜日のお昼に開催されました。
休日のゲストイベントという事もあり、満員御礼。70名が参加し、そのうち初参加は3名でした。

今回の課題本は白岩玄著「たてがみを捨てたライオンたち」。
専業主夫になるべきか悩む直樹、離婚して孤独をもてあます慎一、モテないアイドルオタクの幸太郎、この3人が主人公の小説です。テーマは「男らしさ」。

 

著者の白岩さんが特別ゲストとしてお越しくださいました。

皆さん自分の体験を交えて、<自己開示>しながら話をされていました。「この本は読書会向き」という感想もでるほど、大変盛り上がりました。代表的な意見をご紹介します。

・直樹は他者評価を気にしすぎではないか(大事なのは自己評価)
・直樹夫婦の話し合いができる所が、凄く良いと思った!
・綿貫さんは自分を貫いているところが良い!
・慎一は父親と和解しなくて良かった。話に締まりが出来た。
・親の世代のジェンダー感に左右され、納得できないものの、「そういう世代だから」という風に考えてしまいがちだった。

白岩さんも各テーブルを回って読書会に参加し、質問に答えてくださいました。

「自己開示しなかった人間が自己開示するようになったことが、<たてがみを捨てた>という事です」
「須田は他人に全く興味がないタイプで、一番書いていて楽しかったですね」

女性からの厳しいツッコミを受け、男性が自分の経験を重ねながら<自己開示>して、登場人物たちを弁護するようなシーンも。

・主人公の3人とも甘え過ぎ。まだそんな事でたてがみ(プライド、男としての尊厳?見栄?)にこだわるのかと呆れる。(女性の意見)
・もしも自分が専業主夫になってと言われたらショックだと思う…。(男性の意見)

 

今回のドレスコードは「自分らしくない服装」。

ベストドレッサーに選ばれたのは、こちらの皆さん。8人中6人が男性なのは珍しいです。サングラスをかけたり、髪の色を変えたり。「白岩さんによるベストドレッサー賞」に輝いたのは<男らしい>タンクトップ姿のワカさん。

マスターの一曲はジョン・レノン「ウーマン」でした。

読書会の後は、白岩さんのトークショー。

「この小説は男性の自己開示がテーマです」
「男性のプライド問題について、30代になってやっと書けるようになりました」
「男性が女性に押し付けてる事を事前にヒアリングして作品に盛り込みました」
「主人公3人ともに自分(白岩さん)の要素が入っています」
「男性が孤立してる感じを出すために、3人が関わらないようにしました」
「学生時代に運良くジャニーズ系枠に入れた事で人生変わりました」

トークショーの最後には、参加者からの質問に答えてくださいました。

 

この日のまとめとして、白岩さんから以下のコメントをいただきました。

「今日はいろんな意見を聞けて、勉強になりました。男性の生き方に幅が出てきたらいい。いろんな形の夫婦があっていいと思います。」

懇親会には50名以上が参加し、白岩さんと一緒に盛り上がりました。

タンクトップに直筆サイン!ライオンのイラスト付き!

次回は3月15日に定例会を予定しています。はじめての方も気軽にお越しください。

文:うえじ
写真:まりそる、ゆき

猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年2月13日(水) 受付開始19時00分~
  • 東京シネマテーブル『バーニング』

お久しぶりです。東京月曜会のはねこです。最近やっと寒さが和らいで来ましたね。皆様如何お過ごしでしょうか?今回は月曜会とシネマテーブルのコラボ企画という事で、私が2月13日に行われたシネマテーブルの開催報告をさせて頂きます。

課題映画はイ・チャンドン監督『バーニング』。原作の村上春樹「納屋を焼く」を大胆にアレンジし、現代韓国社会に暮らす若者たちの閉塞感をミステリータッチに書いた美しい作品です。
会場はおなじみ渋谷「ザ ギャンゲット バイ モジャ」。平日の夜でしたが今回も沢山の参加者の皆さんで賑わいました。

シネマテーブルは、少人数に分かれて課題映画について語る前半戦と、食事をしつつテーマごとに分かれて語る後半戦の2部構成になっています。尚、猫町倶楽部では珍しく前半戦からアルコールOKです(大人の会ですね)。



サポーターの挨拶でシネマテーブルの幕は上がります。

今回皆さんバーニングを観てどんな感想を持ったのでしょうか?少しご紹介させて頂きますね。



—「主人公とベンは同一人物?」 「ヘミは本当にヘミ?」

—-「納屋をビニールハウスにした意味は?」

—-「主人公が最後ヘミの部屋で書き始めた後の物語は実は…」

今回は「抽象的でラストまではっきりとは分からない、クエスチョンだらけの映画。」そのような感想が多くの方から聞かれました。しかし、『人の意見を否定しない』事を唯一のルールとして掲げる猫町倶楽部では、沢山の解釈の余地が残された物語の方が盛り上がります。一人ではもやもやして終わってしまう事も、沢山の人を通す事で何か掴める事もあるかもしれません。

さて、課題映画について存分に語るとお腹が空きます。安心してください。そんな頃、お洒落で美味しいと大好評モジャのお食事タイムです。



お食事でまったりしつつ後半戦のコールかかります。今回のテーマは…

●カビール・カーン監督『バジュランギおじさんと小さな迷子』

●村上春樹「納屋を焼く」

●もっとバーニングの話をしたい

●最近これ観た&これから観たい映画  上記4テーマでした 。

今回はどのテーマテーブルでも、もっと色んな人の意見を聞きたい&語りたいと思った方が多かったのか、引き続き『バーニング』の感想を別の切り口で語り合う場面が非常に多かった印象です。中にはストップウォッチを持って映画を観たという猛者も…。



楽しい時間はあっという間の過ぎていきます。お腹も心も満たされ、打ち解けた雰囲気の中「また来月の定例会で」そんな約束をしてシネマテーブルは終幕です。

次回の東京シネマテーブル課題映画はヨルゴス・ランティモス監督『女王陛下のお気に入り』です。3月20日(水)19時30分から「ザ ギャンゲット バイ モジャ」にて皆様と会えることを楽しみにお待ちしております。



詳細&お申し込みはコチラ

http://www.nekomachi-club.com/schedule/65694

文:はねこ 写真:ちゃんもり

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関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月9日(土) 受付開始16:30 読書会17:00〜19:00 懇親会19:00〜21:00
  • 第48回関西文学サロン月曜会「蓼喰う虫」

大寒波が日本列島を襲った三連休の初日。ここラポーティアには寒空の下、54名(初参加8人)もの参加者が集まりました。そんな日本列島よりも冷え切っていたのが、要、美佐子の夫婦仲! (すいません。急に講談調になりました笑)。


 

そう。今回の課題本は谷崎潤一郎の「蓼喰う虫」。もはや、愛し合うということがないにもかかわらず、別れを切り出せない2人。決断力にかけた2人は父親や親戚に頼ることでしか自分たちの将来が決められない。別れるのか、それとも別れないのか…読書会では2人の夫婦仲とは対照的に白熱した様子でした。女性は神か玩具か。人を愛するということとは。理想の夫婦像とは…この読書会のように2人も、思いの丈を素直に口に出せれば良かったんですが…参加者の皆さんは、2人の煮え切らない夫婦仲にやきもきされたことかと思います。




 

しかし、要、美佐子の煮え切らない夫婦仲以上に皆さんがやきもきさせられたものがあると思います。そう。それは今回のドレスコード「間男または娼婦」。月曜会サポーター陣の「悪意またはイタズラごころ」がヒシヒシと伝わる設定でした。難解なドレスコードを見事クリアし、映えあるベストドレッサーに選ばれたのが、写真の皆さんです!


 

最後は参加者の皆さんで記念写真。


 

読書会が終わると続いては懇親会。テーマごとに分かれての座談会になります。今回のテーマは「映画」、「話足りん!」、「働く」、「漫画」、「芸術」etc…そういえば、今年から藝術部も発足しますね。そちらも楽しみです。


 

「別れ」がテーマの課題本でしたが、「別れ」は月曜会サポーターにもありました。我らが月曜会サポーターのリーダー、しんちゃんが今期を持って退任されるとのことでした。このレポートを書いている私は、最初に参加した時のファシリテーターがしんちゃんでした。初参加の私に優しく接して下さったのをよく覚えています。月曜会に参加された方は私も含めて、皆さん、しんちゃんのお世話になったかと思います。4年という長い間、本当にお疲れ様でした。


 

なので、3月からは新体制で始まります。新しくリーダーになられたまみさんを筆頭として、運営を行っていきます。筆者の私も新しくサポーターとなりました。蓼の私ではありますが、皆さんから愛されるようにやって参りますので、どうかよろしくお願いします。

 

次回の関西文学サロン月曜会の開催は、

3月9日土曜日。課題本は、小林秀雄著『モオツァルト・無常という事』となっております。
お申し込みはコチラから。

皆様のご参加をおまちしています。

文:いぐち  写真:しん、カエ

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月6日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』

2019年2月6日、KAKO柳橋店のドアを開けると、素敵な美青年がお出迎え。

月曜会名古屋会場2月の課題本はワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』です。

美青年のドリアンは、快楽主義者のヘンリー卿に感化され、背徳的な生活を送り堕落していく。その中で、本人は美貌と若さを失わず、肖像画だけが醜くなっていき…という物語。

美貌の青年ドリアン、彼に魅了される画家のバジル、ヘンリー卿といった魅力的なキャラクターや耽美な物語に、読書会では様々な意見が飛び交いました。


「美しさは素晴らしいが、とらわれるのは愚かなことだというメッセージを感じた。」

「ヘンリーがウィットに富んでいて好き。」「ニヒルなヘンリー卿がいてこそ、この小説が成り立つ。」

「ヘンリーが正しいとは思わないが、彼の人を惹きつける力の強さは凄いと思う。」

「作者は戯曲家であり、この小説も各章が極めて戯曲的に作られている。」

「序文に、芸術とは何かが書かれていて面白い。『芸術が映し出すものは、作者の人生ではなく、観客である。』という、芸術からは観客が観たいものが観えてくるといった考えに共感した。」

「いつまでも若い見た目は幼さの裏返し?生き方が顔に出るから主人公は内面ペラペラ。」

「『美しいものが好き。それしかいらない。』となってしまう時が人生にはある。その時にドリアンはヘンリーと出会ってしまったからこのようになってしまった。」


「ヘンリー卿の立場になったらドリアンみたいな魅力的な人に影響を与えたくなるものわかる。」

「バジルはモラルを重んじ、ヘンリーは自由を重んじていて、自由のためにはモラルが邪魔だったのでは。」

「バジルに絵を見られることを一番恐れていた。バジルがいるからドリアンは苦しかったのだろう。」


参加者の中でヘンリー派とバジル派が割れたり、ドリアンは元々善人派と悪人派がいたりと、キャラクター談義も白熱しました。


さて、本日のドレスコードは「美青年」。

美青年メイクのために眉毛全剃り(!)で臨んでくれた方や、「美」しい「青」の服で来ました!という方など…様々な「美青年」解釈が見れて楽しかったですね~!


ベストドレッサーに選ばれた皆さま、おめでとうございます!


「美青年」読書会ということで、美青年代表の某有名俳優(?)の方も遊びに来て下さり、とっても豪華な会になりました。


懇親会では、読書会で話せなかったあんなことやこんなことを語らいました。

最近見た面白作品の話から、私生活で出会ったヘンリー卿的人物の愚痴(!?)などなど…読書会を経たからこそ話せるテーマで盛り上がれるのが懇親会の楽しい所ですね!

読書会で腹を割って話すことで、ハッと気づきがあったり、素敵な仲間に出会えるのが猫町倶楽部の魅力!

また、次の月曜会で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています~!


猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください!

●mixiコミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

●mixiトピック『話し足りん!』

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2226186&id=77626066



文責:おぜみさ
写真:名古屋月曜会11.5期サポーター

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特別イベント

  • 2019年2月3日(日) 
  • 第13回フィロソフィア東京 スピノザ『エチカ』

2月3日(日)第13回フィロソフィア東京 スピノザ『エチカ』(上下巻)が開催されました。『エチカ』の読書会は二回目。
一回目は本年1月6日(日)に下巻(第四部及び第五部)で行われました。
「なぜ下巻から?」と思われた方もいるかもしれません。 これは1月に引き続きゲストとしてお迎えした、國分功一郎先生が提唱されている読み方なのです。 猫町倶楽部では國分先生ご自身の著書『中動態の世界 : 意志と責任の考古学』でも読書会を開催し、その際もゲストとしてお越しいただきました。 またフィロソフィア東京の”名付け親”でもあり、フィロソフィア東京発足当時から何かとご縁がある方です。



会場である渋谷、THE GUINGUETTE by MOJAには、この日約90人の参加者が集まりました。 昨年2018年12月にNHK『100分de名著』で『エチカ』が取り上げられ、國分先生が講師として出演されていました。それがきっかけとなり『エチカ』を読まれた方もいましたが、とはいえ17世紀オランダの哲学者の本を、21世紀の日本でこれだけの人が読んでいるというのは、それだけでも何だかすごくないですか。

会場が参加者でほぼ埋まったところで、ちょうどオープニングの時間です。 猫町倶楽部主宰の多津也さんからの挨拶があり、通常であればここで読書会の始まりなのですが、今回は國分先生の講義からスタートです。



事前に参加者全員に「スピノザにおける意識の問題」と題された、今回の講義用に國分先生が特別に作られたレジュメが配られ、それを元に講義が進んでいきます。皆さん、食い入るように聴講していました。 1時間ほどの講義のあと、最後に質疑応答の時間が設けられました。最初に質問された方は···   AV監督の二村ヒトシさん。



(講義内容は、当日来られた方だけのヒミツです♥)

さあ、いよいよ読書会のスタートです。



「哲学書だけど、結構常識的なことが書いてあって、哲学書じゃないみたい。」「各自が自らの徳を追求すると、社会が成り立たないのでは?」「スピノザの汎神論における神とキリスト教の人格神の違いは分かるが、具体的にピンとこない…」「仏教とか密教とか、東洋思想的なモノを感じる。」「理性って言葉が何回も出てくるけど、そもそも理性って何なんだろう…?」「←能動的ということでは…?」などなど、課題本発表から当日まで約2ヶ月の間、みなさんこの難解な哲学書を読まれてきて、思ったこと·感じたことなどがどんどん出てきます。

それらを、読書会中に各班を回ってくださった國分先生に、直接ぶつけてみました。 参加者の疑問·質問に丁寧に答えてくださる國分先生。



(しかし、イケメンです…)

さて、あっという間に読書会の時間が終わり、当初の予定では國分先生による総括の時間だったのですが、会場に来られて読書会にも参加された文筆家の吉川浩満さん(近著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』は猫町倶楽部·アウトプット勉強会で課題本にさせていただきました)と國分先生との対談に急遽なりました。



···ここまでで、当日のプログラムはやっと中盤です。 このあとは、1月に続き今回も猫町ナイト!





國分先生はじめ、文化人の方々のDJで盛りあがります。
(以下、出演順)

鈴木淳史さん
二村ヒトシさん
吉川浩満さん
國分功一郎先生
柳樂光隆さん
なぞの新人 DJ MUSUKO
紫原明子さん

最後は再び國分先生のDJです。 “Don’t Stop Me Now”で大団円を迎えました。



(Tシャツはスピノザです)

7時間以上に渡る濃密で贅沢で楽しい時間を参加者の方々と、そして國分先生はじめお越しいただいた文化人の方々と共に過ごすことができました。

猫町倶楽部分科会フィロソフィア東京では、哲学や思想関連の本を毎回課題本にしています。
「哲学書は難しそう…」と参加に二の足を踏まれている方も、いらっしゃるかもしれません。大丈夫です。
参加されているほとんどの方が「最近になって興味を持ち始めた。」「何冊かは読んだことあるけれど、専門的に勉強したわけではない。」という方たちです。

猫町倶楽部のご参加にあたっては、大事なお約束はひとつだけ、「読了」です。
内容が難しくて分からなかったとしても、その分からない思いを持ちよって読書会でお話しませんか。 きっと日常では体験できない世界が広がると思いますよ。

次回の開催日は4月7日(日)、会場は深川東京モダン館。
課題本はヴィクトール・E・フランクル 『夜と霧』です。
猫町倶楽部で何回か課題本に取り上げている名著ですので是非ご参加ください。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


 

写真/文 こうとく

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東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 1月26日(土) 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~
  • 第114回 東京アウトプット勉強会『誰の為に法は生まれた』

新年一発目の東京アウトプット勉強会が1月26日(土)に「TKPスター会議室六本木」にて行われました。
今回の課題本は、木庭 顕著『誰の為に法は生まれた』です。

本書は「自転車泥棒」などの名作映画やギリシャ悲劇を通して法とは何かを作者である木庭先生が高校生に授業を行うという内容の本です。
参加された方の中には本書で出てきた合計6作品のギリシャ悲劇と映画を見られたという猛者の方もいらっしゃいました。

今回の読書会も各テーブルで課題本を軸に現代法とギリシャの法についての話から、派生、脱線した話題まで、和やか且つ熱のあるやり取りが2時間半にわたり繰り広げられました。

実際の会場の様子はこちら。



以下、読書会に参加者した皆さんの意見を紹介していきます。

・課題本の内容から脱線していろいろなニュースと絡めて話せて楽しかった。
・本の内容を共有することができ勉強になった。。
・今の憲法や法律についての話を聞けたのが興味深かった。
・自分とは違う考え方に触れられたのが最大の収穫でした。色々、お勧めの本を教えていただいて楽しみも増えました。
・普段読まない”法”に関する本を読み、議論出来て良い頭の体操になりました。
・法が生まれた背景を説き起こしていく内容で楽しく読めました、最後の自衛隊の合祀の判例では盛り上がりました。

読書会の最後には参加者全員で記念撮影!


そして会場を「小松」さんに移して懇親会へ!懇親会では本の話や最近の話題など各テーブル盛り上がりました。
その後の3次会へも20人程の参加者がなだれ込み、話の尽きない夜となりました。

さて、次回は2月23日(土)ハンス・ロスリング『ファクトフルネスー10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣ー』を開催します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

文章:らい 写真:たかひろ

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東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月27日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00 
  • 第108回 東京文学サロン月曜会 「蛍・納屋を焼く・その他の短編」

1月26日(日)、第108回東京文学サロン月曜会が代官山 chano-maにて開催されました。
今回の課題本は村上春樹の「蛍・納屋を焼く・その他の短編」です。



 

今回はその一編「納屋を焼く」原作の映画化作品『バーニング』が課題である、2月13日(水)に開催される東京シネマテーブル水曜会とのコラボ企画です。

 

長編「ノルウェイの森」の原型となった「蛍」。
彼の語る「納屋を焼く」とは。現実と虚構、存在と消滅が交差する物語「納屋を焼く」。
その他「踊る小人」「めくらやなぎと眠る女」「三つのドイツ幻想」。
さてさて、皆さんはどう読まれたのでしょうか。
それでは、読書会の様子をお伝えしたいと思います。

ちなみに、読書会1時間前に時間が空いてる人、頭の準備体操をしたい人などが集まり、自由に感想や意見の交換をすることができるちょっとお得な時間「欲張り読書会」も開かれています。

 
司会者による諸注意があり、、読書会のスタートです!
二人はシネマテーブルと月曜会のサポーターです。


 

猫町の読書会での大事なルールは1つ。
「他人の意見を否定しないこと」
時には脱線したりしながら課題本を中心にみんなで意見を交換していきます。

「春樹の描く自殺や死は”消える”という感じで、生々しさがない。」(蛍)
「納屋を焼くとはどんなメタファー?」「映画化が楽しみ」(納屋を焼く)
「仕事の描写が好き」「ファンタジー感がありつつ、妙なリアリティ」(踊る小人)
「春樹の住んでいた神戸を思わせる山と海の描写」(めくらやなぎと眠る女)
「全体的にほのぼのした話だからこそ、このくらい短いとおさまりが良い気がする。」(三つのドイツ幻想)

 


 

その他村上春樹作品で好きな作品だと、ノルウェイの森、世界の終わりと~、海辺のカフカなどを挙げた人が多かったです。翻訳物の和訳がいいとおすすめされる方も。

 


 

chano-ma特製スイーツで息をつきながら、さらに語り合います。

 

全作品を読破されている春樹好きの人から、今回初めて春樹を読んだ人まで様々な方にご参加いただきました。男女で意見の違いが見られたり、いろんな角度で作品を楽しめるのも読書会の醍醐味です。

 


 

読書会の最後にはベストドレッサー賞の発表があります。
東京文学サロン月曜会では毎回いろいろなテーマでドレスコードを決めています。
今回のテーマは、「80年代」または「キレイめカジュアル」。
ベストドレッサーは皆さんの投票で決定します。
そしてベストドレッサーに選ばれたのはこちらの皆さんです。

 


 

作品の登場人物をイメージしてコーディネートしていただいた方も。
素敵な衣装での参加、ありがとうございました!

 
課題本や映画について話し合う前半の部は終了。
 


 


 
読書会の後は東京猫町倶楽部の他の分科会の告知をはさんで、会の後半は食事と懇親会となります。
 


 
懇親会の最中に開催したのは「テーマ・トーク・テーブル」。
話したりない人達用の自由参加型の課題本読書会です。
違うグループの方と話せるのも魅力的です。
 
今回はシネマテーブル水曜会とのコラボ企画ならではの「最近見た映画・おススメの映画」テーブルができ大いに盛り上がりました。
 
そして、「猫町堂古書店」。
簡単に言うと本の物々交換です。
自分の本を持ってくればそこにある本と交換ができます。
交換する本を忘れた方は、次に参加した際に本を持ってくればOKです。
エッセイや新書などいろいろととりそろえていますので、ぜひ気軽に見ていってください。
 


 
自由に動き回って、たくさんの人と話すことができる懇親会。課題本や映画の話、共通の趣味の話などをしているうちに、あっという間にお開きの時間になってしまいました。
 

 
~東京文学サロン月曜会からのお知らせ~
日帰り読書会旅行  坂口安吾『桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』【千葉県香取市佐原】
 
3/2(土) は、都会の喧騒を抜け出して日帰りで佐原旅行に出かけます!
 


 
月曜会サポーターによる熱のこもった佐原プレゼン。
 
メインの読書会はもちろん、歴史的文化財も数多く残された街並みが堪能できる千葉県香取市佐原。月に一度の定例会と比べても、より一層メンバーと仲良くなれるのが月曜会の旅行企画。ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております!
 
写真と文:東京シネマテーブルサポーター マーシー

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特別イベント

  • 2019年1月23日(水) 
  • 第16回フィロソフィア名古屋 柄谷行人「探究Ⅰ」

平成31123日(水)

フィロソフィア名古屋1月定例会 開催レポート@JAZZ茶房青猫

1月の定例会といえば、ちょうど1年前のフィロソフィア名古屋が雪の降る寒く冷たい日だったのを思い出します。その日は積雪による交通機関の乱れもあり直前キャンセルの方もいました。今回は天候には恵まれて、冬らしい日ではありましたが、いくぶんか穏やかな気候であったように思います。

 


前回の定例会が10月でしたので、3カ月ぶりに開催されたフィロソフィア名古屋今回の課題本は、柄谷行人「探究Ⅰ」(講談社学術文庫)でした。12名の方に参加していただき、猫町倶楽部自体に初めて参加(それでフィロソフィアを選んでくれました!)の方が一名いたのと、他の分科会参加歴はあるが、フィロソフィア名古屋への参加が初めての方も数名いらっしゃいました。

 


主宰のタツヤさんから開会のあいさつがあり、その中で今回の課題本選定の一端が披露されました。過去にゲストイベントに講師で来てくださった、大澤聡さん、東浩紀さんの両名から「探究Ⅰ」は良い本ですよ、と推薦の言葉があったのがきっかけになったとのことでした。




柄谷行人著「探究Ⅰ」はどんな本でしょうか。1985年に「群像」にて連載を開始した評論が基になっています。Ⅰとあるのは、連載途中で本にまとまったからで、続編となる「探究Ⅱ」も出版されています。背表紙にもある「あとがき」より一部を引用してみましょう。

「あえて一言でいえば、本書は《他者》あるいは《外部》に関する探究である。それらの簡単な語は、自分自身を含むこれまでの思考に対する「態度の変更」を意味している」

わかりましたか?やっぱりよくわからないですか?参加者の感想として、「難しかった」「よくわからないところが多くある」との話が出ました。一方で、「20数年前に読んだときには、さっぱりわからなかったが、今回はよく理解できたよ」との感想も持つ人もいました。この難しさについて考えてみると、固有名詞とりわけ頻出する人名についての理解度が大きく関係しているように思うのです。「探究Ⅰ」は過去の多くの哲学者・思想家の文章を引用することによって成り立っています。順不同で記してみましょう。ウィトゲンシュタイン、クリプキ、マルクス、デカルト、スピノザ、フッサール、ハイデッガー、レヴィ=ストロース、ヤコブソン、ソシュール、バフチン、ドストエフスキー・・・等々。著者は初学者に優しく書いてくれていません。注釈や個別の説明なしに、多数の文献を引用しつつ自分の思考をドライブさせていきます。こうした人名から連想される思考の塊を掴むことができれば著者と並走することができるでしょう。逆に、個々の人名に引きつけられてしまうとなかなか思考が進まかったかもしれません。一方で論理展開を見てみると、提起している問題は単純であり「《他者》あるいは《外部》とは何か」を繰り返し思考していきます。

 


そのほかに出た意見としては、

「この文章が書かれた1985年はまだ東西冷戦時代であり、執筆動機にその頃の時代背景が関係しているのではないだろうか」

「ここで問われている《他者》の問題は、現在の社会問題に照らしてみれば、LGBTや障害を持つ人、または外国人への接し方に対して参考になるのではないか」

「論理的な構成はあまり考えずに、思考の赴くままに流れていくので、詩的な文章だなと思います。好きか嫌いか好みがわかれるのではないでしょうか」などがありました。

なかなかに読みがいと語りがいのある本であったように思います。




懇親会は、LaCrea(ラ・クレア)に移動して7名の参加でした。1テーブルを小さく囲んでとなりましたので、参加者からは主宰のタツヤさんに対して課題本リクエストが多くあげられました。みなさん、ここぞとばかりにたくさんの希望を述べていました。もちろんすべてが採用されるわけではありませんが、なかなか活発な感じでよかったです。

次回のフィロソフィア名古屋定例会は、3月を予定していますが現時点では日程・課題本、共に未定となっています。発表をお待ちください。

文章:潤

写真:まりそる、せんせー、潤

 

 ※猫町倶楽部-フィロソフィア名古屋ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

 

mixi –コミュニティ『猫町倶楽部フィロソフィア名古屋』

https://mixi.jp/view_community.pl?id=6236210

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特別イベント

  • 2019年1月20日(日) 受付開始:17:00 シネマテーブル:17:30
  • 関西シネマテーブル『ベスト&ワースト発表会』

1月20日(日)に関西シネマテーブル『ベスト&ワースト2018』がラポーティアにて開催されました!

受付では、フレディに扮したサポーターがみなさんをお出迎え。

 


 

今回はいつもとは違い課題映画はありません。2018年に劇場公開された新作映画から「ベスト3&ワースト」を発表するという企画です。映画をあんまり観ていないから敷居が高いという声をきくのですが、新作を3作観ていたら参加できる会です。そして、他の参加者の発表を聴くのが本当に楽しく、会が終わったあと、観たくなる映画がきっと増えますよ!

発表のルールは簡単です。事前に記載いただいた「ベスト3&ワースト、昨年最も印象に残ったシーン」を90秒で発表します。サポーターが開始時に「チーン」と合図、90秒後もう一度「チーン」と終了のベルを鳴らします。

では、発表の始まりです。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間内で話しきれなくて、「うっ」となる人、自分と同じ映画の話がでて、「うん、うん分かる」と頷く人、ワーストの説明を聞いて「観てみたいな~」という声も。ベスト3だけでなくワーストに選んだ映画も、思い入れの強い映画かもしれませんね。

みなさんの発表が終わったら、次は懇親会です。 途中、サポーターより2018年の課題映画から音楽などを取り上げたクイズ大会が実施されました。



 

 

 

 

 

 

 

 

そして、席替え!今回の席替えテーマは「話題映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』」、「話したりない」、「最近観た映画」、「フリー」の4テーマです。

 

話題映画の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、前作の方がビースト感があってよかった、ハリー・ポッターに出てきたキャラクターや設定がこの映画に出てきてうれしかったなどなど、話が広がりました。  

では、最後に「2018年 関西シネマテーブル ベスト3」の発表です!

第3位『シェイプ・オブ・ウオーター』

第2位『スリー・ビルボード』

第1位『ボヘミアン・ラプソディ』


 

今回は3作とも、課題映画となりました!!  

クイズ大会の優勝者と関西シネマテーブルベスト3の結果に最も近いベスト3を選んだ参加者には、無料参加権が進呈されました。おめでとうございます!  

  関西シネマテーブルのmixiコミュニティにみなさんが記載した発表シートを記載しています。ぜひご覧ください!  

https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6300590&id=88499985&fbclid=IwAR2bngiHV6jb3ed_B6G0r51Fd-YCMbZT5FFy86fPh-qgsdTQM4m6JMZlD7M#comment_id_1533910741

 

2月の関西シネマテーブルは220日(水)

受付開始 19時~、

シネマテーブル 19時30分 開始です。

課題映画は『バーニング』です。村上春樹氏の短編『納屋を焼く』を大胆に脚色したミステリーです。

 

2019年も関西シネマテーブルをよろしくお願いします。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(文:MIKOTO 写真:あきちゃん、とむまつ)

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  • 第106回 関西アウトプット勉強会 『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 平成31年1月19日(土) 受付開始17時10分から 読書会17時30分から19時30分 懇親会20時から22時
  • 第106回 関西アウトプット勉強会 『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』

人工知能や遺伝子工学の発展により、私たちの生活は大きく変わると言われています。しかし、日々の生活に追われ、そんな実感も無く過ごしているのは私だけでしょうか。

第106回関西アウトプット勉強会が、平成31年1月19日(土)、「梅田阪急ビルオフィスタワー」で開催されました。

今回の課題本は、ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』。科学技術の発展は私たちをどこに導くのか。著者がその思慮深い考察から、人類の未来を大胆に予想したものでした。



受付を済ませた後、グループごとに分かれて読書会となりました。今回の参加者は33名。内5名が初参加者。増席をした上での満員御礼となりました。



読書会では著者が予想する未来について、肯定的な意見もあれば、否定的な意見もありました。

・AIが公平な判断をしてくれるなら、個人データを提供する事で不正が無くなったり、公平な評価が可能となるのでは。

・新しい技術と折り合いをつけた生活をすれば良い。未来を良くするために、過去を踏まえて今をしっかり捉えていけば良い。

・AIによって正解が教えられるのであれば、「自分」は存在する必要があるのか。

・人間や社会の価値観は刻々と変化していくのに対して、過去のデータを元にAIが導く「現在の最適解」は、本当に「良い答え」なのか?





相反する意見があっても「他の参加者の意見を否定しない。」というルールを守る。この共通認識があるからこそ、自分の意見が言え、考えの違う意見から新た気づきを得ることが出来る。そこが猫町倶楽部の良さだと思いました。

最後に全員で集合写真。写真NGの方は本などで顔を隠していただいて大丈夫です。



読書会終了後は懇親会となりました。私のいたテーブルでは、課題本について語り足りなかった男達が集まり、熱くAIについて議論したり、自作のAIを披露したりと・・・非常に楽しかったです・・・。





人の営みは大きく変わるのでしょうか。それとも・・・時代の転換期を生きているのなら、読書会を通じて皆さんとその事を共有できたことは、良い思い出となるのでしょう。

さて、本会でも告知しましたが2月の課題本は、ハンス・ロスリング著『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 』です。データを正しく読み解くことで、思い込みを乗り越えて、本当の世界の姿を見ようというものです。



あなたも日々の生活から少し立ち止まってみて、読書会で語り合いませんか?きっと新しい発見や出会いがあると思います。

あなたの参加をお待ちしております。参加申し込みはこちらから。

※2月は日曜日の開催。会場も変更されていますのでご注意を。

<文:よこ 写真:のんこ、そねっち、きんちゃん>

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  • 月曜会藤が丘本店×名古屋シネマテーブルコラボ 村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月18日(金) 
  • 月曜会藤が丘本店×名古屋シネマテーブルコラボ 村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』

2019年1月18日、寒風吹きすさぶ中、年が明けて最初の月曜会藤が丘本店読書会が開催されました。

課題本は村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』。
収録されている短編のうち『納屋を焼く』は、2月のシネマテーブル課題映画『バーニング劇場版』の原作となっており、今回の読書会はシネマテーブルとのコラボ企画となっています。
名古屋シネマテーブルではお馴染みの課題作品に関する参考情報が書かれたプリントがあったり、「今回で村上春樹に興味を持った人が最初に読むべき一冊」・「村上春樹を好きな人におすすめの映画」を書いてもらうアンケートがあったりと、いつもとは少し違った雰囲気です。

 

読書会前にはJAZZ茶房青猫マスターによるジャズ講座が行われます。
今回はジャズの王道を行くAntonio Faraòの曲が紹介されました。
愛らしい“Walking With My Soul”、サックスが入ったジャズらしいスタイルの“Far Out”、聞くだけでその凄さがわかる“One Ww”の3曲をBGMに、ゆったりとした気分に浸ります。

 

ジャズ講座の後は、いよいよ読書会のスタートです。
普段はシネマテーブルをメインに通っている参加者も多い中で、どんな意見が交わされたのでしょうか。

「初めて村上春樹を読んだけれど、独特な文章だと思った。ふんわりもやもやしていて、明確な答えがないのがいい。」
「死や消えていくような話が多いね。」
「『螢』は文章が美しくて、ストーリーは切ない。」
「『螢』を読んで『ノルウェイの森』の「突撃隊」を思い出した。すごく和む。」

「『納屋を焼く』の主人公、リンゴ食べ過ぎじゃない?」
「最後は主人公が納屋を燃やしていたら話として締まったのに残念。」
「納屋を焼くという表現は殺人を意味しているのではないかな。」
「不在について考えた話なのでは。“ない”ということをどう考えるか。」

「『踊る小人』に登場した小人は、ファンタジーの小人?それとも中世の道化師に多かった小人症の人?」
「ファンタジーの小人は村上作品によく出てくるモチーフで今回もそう読み取っていた。小人症なんて思いもよらなかった!」
「『めくらやなぎと眠る女』は死のイメージが漂っている話なのに清潔感があって不思議。」
「『三つのドイツ幻想』に出てくる空中庭園の話が良かった!」

「村上春樹が描いているのは“持てるものの孤独”なのではないかな。主人公たちは、物質的には満たされているのに、何か満ち足りていないように感じる。」
「村上春樹の面白さは曖昧さにあるのだけれど、同時にその曖昧さをズルいとも思う。」

村上春樹が苦手という立場からは、登場人物にどうしても感情移入できないという意見も。
他にも、村上春樹作品が何故海外でも人気なのか、村上春樹はノーベル賞に相応しいのか、といった話題で盛り上がったようです。

 

青猫マスターの選ぶ今日の一曲は、Pat Methenyの“And time Goes On”。
初期の村上春樹作品に感じられるような寂寥感を味わえる曲です。

 

続いてベストドレッサーの発表です。
ドレスコードは「蛍」。
蛍をイメージしたお手製のアクセサリーや、コーディネートが光ります。

 

懇親会は、おしゃれなカフェダイニングの楽食FU-ZIでの開催です。

今回は「映画」と「村上春樹」の2つのテーマテーブルを設けました。
さらに、読書会中に書いていただいた「今回で村上春樹に興味を持った人が最初に読むべき一冊」・「村上春樹を好きな人におすすめの映画」の回答を皆で回し読み。
最初に読むべき一冊は、『ノルウェイの森』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『風の歌を聴け』、『羊をめぐる冒険』などが人気だったようです。
おすすめ映画は『グレート・ギャッツビー』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』、『恋する惑星』、『花とアリス』など多岐に渡っていました。

 

2月にはコラボ企画後編、『バーニング劇場版』でのシネマテーブルが開催されます。
今回の月曜会に参加されていない方でも参加できます。 ぜひ奮ってご参加ください!

写真:なおこさん・ゴーマー
文章:ゆき

 猫町倶楽部-名古屋文学サロン月曜会ではmixiコミュニティを中心に情報を発信しています。今回の読書会に初めて参加された方、これから月曜会に参加してみたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

※コミュニティは承認制です。管理人に承認されたメンバーが閲覧できるようになっています。まだ参加されてない方はお気軽にご申請ください。

●mixi – コミュニティ『名古屋文学サロン月曜会』

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2226186

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  • 東京文学サロン月曜会第2会場「駒井組」第12回定例会 ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月14日(月・祝) 読書会16:30-19:00・懇親会19:00-21:00
  • 東京文学サロン月曜会第2会場「駒井組」第12回定例会 ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」

冬の銀座は、なぜだかいつもより街の光が輝いてみえます。
寒さから逃げるように、少しだけ早足でモンスーンカフェ銀座に向いましょう。

さて、本日は、43名の参加者の皆さんにお集まりいただきました。
課題本は、ミハイル・ブルガーコフ「犬の心臓・運命の卵」です。

そして、今日の駒井組マスコットは、ハート(心臓)を抱えたワンちゃん。


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16:00受付開始時刻です。
ワンちゃんも、受付カウンターの上で皆さんをお迎えします。(見えますか?)


ちなみに、購入した本人は「絶対にイヌだ!」と信じて連れてきたのですが、参加者からは「……クマじゃない?」「どう見てもクマちゃんでは?」と驚きの声が上がりました。
真相はともかく、駒井組の公式見解としては『この子はワンちゃんです。』ということにまとまりました。ワンちゃんです。

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定刻の16:30になりました。

まずは、選書を担当された光文社古典新訳文庫の創刊編集長の駒井さんから、選書理由のご紹介です。本作は、20世紀ロシアを代表する名作……なのですが、世界での高い評価に対して日本での知名度は、いまひとつ。そんな「隠れた名作」の魅力を紐解いていきます。



日本で『ロシア文学』といえば、ゴーゴリ、トルストイ、ドストエフスキー、チェーホフといった『19世紀ロシア文学』を指すことが一般的ではないでしょうか。しかし、今回の課題本「犬の心臓・運命の卵」の作者であるミハイル・ブルガーコフは、20世紀において世界的にも最高の評価を得ている作家のひとりであると言えます。

ロシア文学の壮大な系譜の中で、1917年のロシア革命はどのような意味を持ったか。当時の作家は、ソビエト連邦をどのように捉えていたのか。
その一方で、文学があまりに政治的に語られる時代であったからこそ、そこに政治的背景を超越した、普遍の文学的価値を見出すこともできます。

皆さん、真剣な表情で聞き入っています。

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続いて、司会者から読書会のタイムスケジュールや注意点をご案内します。
猫町倶楽部の読書会は、このようなサポーターと呼ばれるボランティアスタッフによって運営されています。

ここで、猫町倶楽部のたったひとつのルールを紹介します。

【他人の意見を否定しないこと】

課題本を読了すれば、誰でも参加できるのが猫町倶楽部の良いところ。
このルールがあるから、猫町倶楽部では誰でも自分の意見を気兼ねなく発言することができるし、話がどんどんと盛り上がるんですね。

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ここで、なにやら面白そうなことが始まりました。

「はい。全員、手を挙げてください。」



実はこれ、各テーブルの進行役であるファシリテーターを選出しているのです。

ファシリテーターは、猫町倶楽部に3回以上参加したことある方から、その日のテーマに沿って選出されます。
今回のテーマは「参加回数が多い人」でしたが、もはや自分でもカウントできていない強者もたくさんいるようです。「30回……くらい?」「たぶん100回は超えてる気がする。」 おそるべし。

++++++++++++++++++

さて、ファシリテーターも決まりました。
簡単な自己紹介をしたら、いよいよ読書会のスタートです。
各テーブルの感想をこっそり聞いてみましょう。



「『犬の心臓』の博士とコロの関係って、すごく親子っぽくない? 言うことをきかそうとする親と反抗的な息子、みたいな。」

「このラストは、ループを匂わせるよね…。次は、どんな実験が行われるのかな。」

みんな本の感想をどんどん発言していきます。



今回は「犬の心臓」と「運命の卵」という2篇の中編を取り上げたため、両作品の類似点や相違点を取り上げるテーブルもありました。

「どちらの作品も、アメリカだったら人類全体の危機としてハリウッドで映画化されそうな大規模な災厄が起きてる割には、ご近所SF、お茶の間社会派に収まっているところが不思議な感覚で面白かった。」

「途中まで似たような展開だったのに、オチが真逆なのは驚いた。でも、ロシアの寒さには説得力があるね…。」



1時間経過。話は尽きず、読書会は、どんどん盛り上がっていきます。

「登場人物の誰に共感した??」
「誰にも共感できなかった!!!!」「私も……!」「あえて言うならコロかなぁ。」「コロかわいいよね。」「やっぱり、共感するなら助手じゃない?? どっちの助手も健気すぎる。」「分かる!」



他の作品とのリンクを楽しむテーブルもありました。

「『運命の卵』が、手塚治虫のSF漫画みたい。」

「『犬の心臓』は、『アルジャーノンに花束を』っぽくない? アルジャーノンより、かなり騒がしいけど!」

読書好きが集まるので、本にまつわる様々な情報が飛び交うのも猫町ならでは。その本、読んでないから今度挑戦してみようかなぁ、なんて、読みたい本がどんどん増えていきます。

自分で読書をするだけでは気づけないような新たな視点を得られるのも、読書会の楽しみのひとつではないでしょうか。

2時間に及ぶ読書会も、あっという間に終わってしまいました。

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さて、読書会の最後はベスト・ドレッサー賞の発表です。

本日のドレスコードは「ハート(心臓)」もしくは「スマートカジュアル」です。

各テーブルから選出されたベストドレッサーさんが、今日のコーディネートのポイントを紹介します。
ハート柄の洋服を取り入れたり、ソ連をイメージした真紅のドレスや毛皮の帽子、作中のコロフになってみたり、リアルな心臓のカフスボタンで勝負したり、新年のお着物も素敵です。そして「鳩」模様まで。鳩、ハト、ハト……ハート!!

ベストドレッサーさんで記念撮影。おめでとうございます!


ベストドレッサーさんには、副賞として猫町倶楽部特製のしおりと、駒井さん選書の光文社古典新訳文庫が贈呈されました。真剣に選んでいます。


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さて、19:00になると、お待ちかねの懇親会です。

かんぱ~~い!
窓には、銀座の街のイルミネーションがきらめいています。


引き続き課題本の話題で盛り上がるテーブルもあれば、最近読んだ本の話、ファッションの話、ムーミン谷の話など話題は尽きません。



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21:00です。名残惜しいですが、懇親会もお開きの時間となりました。
しかし、まだまだ話足りない、飲み足りないという方は三次会へと繰り出します。



三連休の最終日でしたが「明日、有給とってます!」なんて、気合の入った方も。
皆さん、気をつけてお帰りください。

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今日のおまけのコーナーです。

懇親会にて、本日のドレスコードである「ハート」のサングラスが大人気!
大人の雰囲気がただよう駒井組ですが、たまにはこんなノリも楽しいですね。
ワンちゃんも、大人気です。

……あれ、駒井さんまで????


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さて、次回の開催は3月10日(日)です。
課題本はチヌア・アチェベ「崩れゆく絆」です。

駒井組では、ドイツ、フランス、中国、ロシアと様々国の名作を課題本として取り上げてきましたが、次回はナイジェリアに進出します。

ご参加を心よりお待ちしております。

記:あいこ 写真:なみ, マッチュ

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東京シネマテーブル水曜会

  • 2018年1月12日(土) 
  • 東京シネマテーブル『ベスト&ワースト2018』

今年初の東京シネマテーブルが2019年1月12日(土)に開催されました。
会場はいつもお世話になっております渋谷「ザ・ギャンゲット・バイ・モジャ」です。

今回は新年会!なのでいつもとは違った形式です。

また、新年会のため、いつもはやらないドレスコードを定めました。

ドレスコードは『晴れ着』です。




 

当日のルールは以下の通り。
【2018年に公開された作品のうちベスト3&ワースト1と最も印象に残ったシーンをひとり90秒で発表。】

リーダーのマサトさんのあいさつの後、シネマテーブル代表のワカマツさんの乾杯の音頭で新年会がスタートしました!



 



好きな映画について熱く語る途中でも、制限時間の90秒で発表は終了となります。
誰かのベストが誰かのワーストだったりと、どれも楽しい発表ばかりです。



 



 

全員の発表が終わったら懇親会の始まりです。



 

発表内容や最近のおすすめ映画を語り合いました。



最後に結果発表です。1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計します。

【結果】
 1位 : スリー・ビルボード / 22ポイント
 2位 : ボヘミアン・ラプソディ / 18ポイント
 3位 : 寝ても覚めても / 13ポイント

なんと、ベスト3がすべて2018年の課題作品という快挙です。パチパチパチパチ

この結果にもっとも近いベスト3を挙げた参加者3名の方に、賞品としてミニシアター鑑賞券が渡されました。



 



 



そして、最後にベストドレッサーをサポーターが選定しました。



とっても素敵な色のドレスで、まさに「晴れ着」でした。


お、4位~10位は以下のようになりました。


 4位 : カメラを止めるな! / 12ポイント
 5位 : ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 / 9ポイント
 5位 : ワンダー 君は太陽 / 9ポイント
 7位 : レディ・バード / 8ポイント
 8位 : バーフバリ 王の凱旋 / 6ポイント
 8位 : パッドマン 5億人の女性を救った男 / 6ポイント
 8位 : 君の名前で僕を呼んで / 6ポイント

どれも素晴らしい作品です。
いやぁ~、映画って本当にいいもんですね!!

当日のみなさんの発表内容はmixiコミュニティにて掲載しています!
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=6184925&id=88325091

 

次回東京シネマテーブル次回定例会は2月13日(水)、課題映画は『バーニング 劇場版』です。
http://www.nekomachi-club.com/schedule/64849


皆さんのご参加を心よりお待ちしております。


文 : Katsumi
写真 : 東京シネマテーブルサポーター

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名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月9日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 筒井康隆『虚人たち』

写真の説明はありません。

この本は何なのか。SFなのか、それとも高度な暗喩を駆使してとてつもなく大掛かりな仕掛けがあるのか、それともただの筆者の自己満足なのか。一通り読んだだけではわからなかった。いや、わからないという事だけがわかった。今のところ小学生並の感想しか言えそうにない、そんな思いを抱えながら、読書会が始まろうとしていた。

頼んだコーヒーが届いて、それを飲んだとたん意識がはっきりしてわからないことを楽しめばいいんだと開き直る。

そうして、読書会が始まる。

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今回の読書会は23名とやや少数精鋭の読書会でした。

筒井康隆と言えば、フィロソフィアの課題本であった「文学部唯野教授」とか映画化されて話題になった「時をかける少女」といったどちらかと言えば読みやすい印象があった中で今回の作品はとても読書の幅を広げてくれる、読み応えのある本でした。

そんな、読書会の様子はどうだったのでしょうか。


・虚構の中で女性を、悲劇性を高めるために使っている
・カートボネカットがモチーフでは。
・すべての形式を無視していて玄人好みでは。
・ノワールのように事件が解決していない。どこまで壊すのか。
・最初と最後が整っている。

どうでもいいんですけど、このレポートもちょっとだけ最初と最後を意識しています。

画像に含まれている可能性があるもの:拓磨さん、座ってる

・主人公の意識の流れが延々と続く感じが、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』やジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を思い出した
・改行や読点がほとんどないため、読みづらかった。普段小説を読んでいる時、段落や句読点、章立てにいかに助けられているかわかった。
・主人公がどのキャラクターにも読者にも寄り添ってくれない感じがして、孤独な人物だと思った
・作者のエロのセンスが、笑える人には笑えるだろうし、合わない人はクスリともしないだろうと思った

エロのセンスがちょっと何言ってるかわからなかったですが、僕はサンドウィッチマンが結構好きです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、食事、テーブル、室内

そして、読書会のもう一つのメインベントであるドレスコード。今回は「実験」でした。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

実験と言ったら、白衣とかが思い浮かぶと思うのですが、今回は予想を超えて可愛いマウスのぬいぐるみ?を作ってくる人がいたり、本当に実験をする人がいたり、まさにドレスコードは裏切らない!(無理やり)

画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、立ってる(複数の人)、室内

そうやって楽しい読書会が韋駄天のように素早く終わり、懇親会へ移動しました。
会場はおいしい料理がまんぷくになるまで楽しめることが請け合いな、どてかぼちゃでした。
懇親会はいつもよりこじんまりとしていて、飲み物の注文が通りやすく、結構のむことができました。焼酎の水割りがおいしかったです。

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そうやって飲んでいると少しぼんやりとしてくる。
そうだった、ただ飲むんじゃなくて懇親を深めなければ。ぼんやりとそんなことを考えながら文学談義なり、過去の武勇伝なり、多分会社では話すことがない会話を楽しむ。
それは「読書会」という場だから話してしまったのかもしれない。しかしながら、自分は話すという役割を演じているわけではなく、ただ話したかったから話したのだ。

楽しい懇親会が終わり、アルコールでゆらゆら揺れる自意識の中無事に家にたどり着いて、寝る支度をする。明日も仕事だった気がする。そうやってぼんやりと考えながら目を閉じる。そうして、無事読書会は終了する。



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次回もお待ちしております!

文責:手乗りきんかちょう
写真:名古屋11.5期サポーター

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関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年12月29日(土) 15:00 受付開始、15:30~ 読書会、17:30~ 懇親会
  • 第105回 関西アウトプット勉強会 「今年一番自分にとって〇〇な本」

平成最後の年末も押し迫った12月29日(土)、2018年の最後となる関西アウトプット勉強会の定例会が開催されました。

今回は、普段のアウトプット勉強会の定例会からは少し趣を変えたスタイルでの開催です。
例えば、
● 課題本が無い!
● 代わりに「今年一番自分にとって〇〇な本」(〇〇の部分は参加の皆さんが自由に設定)を一人3分以内でエピソードと共に発表する!
● いつもの様な会議室では無く、靴を脱いで上がって直接床に座るスタイル!
● アルコールも含めたフリードリンクで、お酒を飲みながらの定例会参加もOK!
● 懇親会はインスタ映えしそうなケータリングサービスで!
などです。

さて、一体どのような定例会になったのでしょうか…

開催場所は、大阪市北区大淀南にある「セカンドスペース post831」です。
会場の建物は普通のマンションですので、間違って通り過ぎてしまう事の無い様に1Fでサポーターがお出迎えです。


受付を済ませて、少し足を進めると…


広がっているのは部屋の中に昭和レトロな真っ赤なポストのある空間!
ここが今回の定例会の会場です。


参加者の皆さんからの差し入れもあった中から飲み物を取って、定例会が始まるまではしばし歓談の時間です。


時間になって、リーダーから今回の定例会の趣旨の紹介があった後には、いよいよ読書会の開始です。
今回の参加者は26名。初参加の方も2名いらっしゃいました。