扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2018年11月10日(土) 10:00~19:30
  • 関西文楽特別イベント 文楽鑑賞会&読書会『あやつられ文楽鑑賞』


芸術の秋らしい爽やかな秋晴れの一日、関西猫町倶楽部の課外活動として関西文楽特別イベントを開催しました。

こちらのイベント、当初は35名の募集定員だったところ、どんどん希望者が増えたため、初参加者6名を含むぎりぎりいっぱいの50名まで定員を増やして満員御礼。
「文楽に興味があって」という方もいらっしゃれば、「猫町倶楽部のイベントだから…」「文楽はハードルが高い気がしていたけど、みんなと一緒なら一度見てみたいと思って」という方まで、参加の動機はそれぞれ。
「猫町倶楽部初参加です」という方や、「かなり久しぶりに参加しました」という方も多く、関西圏以外の方もたくさんおられ、参加者の文楽に対する興味がうかがえます。

当日のスケジュールはこんな感じ。
9:45 受付開始
10:00 技芸員さんによる事前解説(人形遣い 吉田玉助さん)
10:30 質疑応答
11:00 11月公演第一部 蘆屋道満大内鑑 鑑賞
12:31~12:56 休憩
13:00 11月公演第一部 桂川連理柵 鑑賞
15:20 読書会開始 課題本:三浦しをん 『あやつられ文楽鑑賞』
17:00 読書会終了
17:30 懇親会 「たこ焼き えびす」にてたこ焼き食べ放題
19:30 懇親会終了
まるまる一日、文楽漬けの素敵な一日です。


技芸員さんによる事前解説は、主遣いの吉田玉助さんをはじめ、左遣い、足遣いの3名の人形遣いの方が来てくださり、文楽の歴史、3人遣いになった歴史、サインをどうやって出し合うか、人形の動かし方、表情の作り方…などなど、実際に人形を動かしながら説明してくださいました。同じ方々が動かしているのに、お姫様の人形と男の人形では全く動きが違うことにびっくり。質疑応答の時間もたっぷりとっていただきましたが、皆さん熱心に質問され、質問が止まらない!東京と大阪の雰囲気の違い、主役をできるまで何年かかるのか?どうやって練習するのか?どうやって役が決まるのか?などなど、普段聞けないお話が満載でした。
個人で文楽を観に来たとしても、こうしてレクチャーしていただけることはまずないと思いますので、とってもいい経験となりました。


さて、技芸員さんのレクチャーの後はいよいよ文楽鑑賞。事前に課題本を読んで文楽について知り、さらにレクチャーをしていただいてからなので、いつもより理解度が上がっているうえに、サポーターによる手作りのあらすじ付き。文楽初心者でも楽しめるように…との心遣いが嬉しいですね。

今回鑑賞したのは、
・蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)
葛の葉子別れの段/信田森二人奴の段
・桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
六角堂の段/帯屋の段/道行朧の桂川

『蘆屋道満大内鑑』は、手作りのあらすじによると、「陰陽師として有名な安倍清明のご両親のロマンスと、偉大なる陰陽師へと歩み出す彼の第一歩までを描く物語。伝説を元にこんなに話を膨らませちゃう文楽のお家芸大発揮な一作」とのこと。
実際、今回の公演ポスターにもなっていたお姫様の衣装からの狐への早変わりなど、華やかな演出など、見どころ満載でした。(ぜひ実際に見ていただきたい!)
お昼を挟んでの『桂川連理柵』は、課題本の十章「『桂川連理柵』を見る」でも詳しく内容が書かれているのですが、帯屋の長右衛門が、妻のある身でありながら、隣の家の娘(十四才だ!)と男女の仲になり、心中するという物語です。舞台を見ながらしをんさんの口調で、「おまえは泣いている場合か!」「あんたよく眠れるな、この状況で。」「なんつうかもう、昔っから情けない男だったんだな、きみは。」と、頭の中でツッコミが鳴りやまない…という状況でした、私は。


たっぷり文楽を楽しんだ後は読書会。おやつには文楽せんべい、名札はこのイベント特製の文楽仕様、テーブル名は「葛の葉姫」「安倍堂子」など、今回の演目の登場人物。細やかな心配りで、開始前から盛り上がります。(もちろん「帯屋右長衛門」の名もあったのですが、そのグループの男性参加者からは、「あの情けない長衛門とは…なんか嫌だ…」という声があったとか…(笑))
「実際に文楽を観る前と後では、課題本に対する印象が変わった」「事前に課題本を読んでいたから楽しめた」「(本にあったように)歌舞伎と見比べてみたい!」「内子座に行ってみたい!」といった話から、「なぜ長右衛門は心中しないといけなかったのかに対する洞察」など、幅広い話題が飛び交っていたようです。


最後は笑顔で記念撮影。
今回は月曜会で行っているドレスコードはありませんが、文楽イベントに合わせてお着物の方もいらっしゃって素敵でした。

懇親会会場は、国立文楽劇場の目の前、「たこ焼き えびす」にてたこ焼き食べ放題!名古屋や淡路島など、遠方からはるばるいらっしゃった方もいて、みんなでわいわい言いながら食べるたこ焼きは今日の懇親会にぴったり。先程の文楽、読書会の話をつまみに大盛り上がり、楽しい一日はあっという間に幕を閉じたのでした。

 

さて関西猫町倶楽部では、4分科会合同のクリスマス読書会&パーティーが12月8日に開催されます。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/61804

あいにく既に定員になってしまっているのですが、こちらも盛り上がること間違いなし!

関西猫町倶楽部の年内の予定は、

12月26日(水)にシネマテーブル 「メアリーの総て」

http://www.nekomachi-club.com/schedule/63021

12月29日(土)にアウトプット勉強会 課題本を設けずに「今年一番自分にとって〇〇な本」を発表

http://www.nekomachi-club.com/schedule/63299

まだまだ2018年は終わりませんよ!

皆様のご参加お待ちしております。

 

文:しゅがー 写真:VANちゃん、しば

開催結果レポート一覧に戻る

最新の開催結果
第20回関西シネマテーブル 「ボヘミアン・ラプソディ」
第20回関西シネマテーブル 「ボヘミアン・ラプソディ」
開催結果をすべて見る
  • 入会・参加方法
  • メディア掲載実績
  • 取材について
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 名古屋シネマテーブル水曜会

このページのTOPに戻る