扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年1月9日(水) 
  • 月曜会名古屋会場 筒井康隆『虚人たち』

写真の説明はありません。

この本は何なのか。SFなのか、それとも高度な暗喩を駆使してとてつもなく大掛かりな仕掛けがあるのか、それともただの筆者の自己満足なのか。一通り読んだだけではわからなかった。いや、わからないという事だけがわかった。今のところ小学生並の感想しか言えそうにない、そんな思いを抱えながら、読書会が始まろうとしていた。

頼んだコーヒーが届いて、それを飲んだとたん意識がはっきりしてわからないことを楽しめばいいんだと開き直る。

そうして、読書会が始まる。

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今回の読書会は23名とやや少数精鋭の読書会でした。

筒井康隆と言えば、フィロソフィアの課題本であった「文学部唯野教授」とか映画化されて話題になった「時をかける少女」といったどちらかと言えば読みやすい印象があった中で今回の作品はとても読書の幅を広げてくれる、読み応えのある本でした。

そんな、読書会の様子はどうだったのでしょうか。


・虚構の中で女性を、悲劇性を高めるために使っている
・カートボネカットがモチーフでは。
・すべての形式を無視していて玄人好みでは。
・ノワールのように事件が解決していない。どこまで壊すのか。
・最初と最後が整っている。

どうでもいいんですけど、このレポートもちょっとだけ最初と最後を意識しています。

画像に含まれている可能性があるもの:拓磨さん、座ってる

・主人公の意識の流れが延々と続く感じが、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』やジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』を思い出した
・改行や読点がほとんどないため、読みづらかった。普段小説を読んでいる時、段落や句読点、章立てにいかに助けられているかわかった。
・主人公がどのキャラクターにも読者にも寄り添ってくれない感じがして、孤独な人物だと思った
・作者のエロのセンスが、笑える人には笑えるだろうし、合わない人はクスリともしないだろうと思った

エロのセンスがちょっと何言ってるかわからなかったですが、僕はサンドウィッチマンが結構好きです。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、食事、テーブル、室内

そして、読書会のもう一つのメインベントであるドレスコード。今回は「実験」でした。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

実験と言ったら、白衣とかが思い浮かぶと思うのですが、今回は予想を超えて可愛いマウスのぬいぐるみ?を作ってくる人がいたり、本当に実験をする人がいたり、まさにドレスコードは裏切らない!(無理やり)

画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、立ってる(複数の人)、室内

そうやって楽しい読書会が韋駄天のように素早く終わり、懇親会へ移動しました。
会場はおいしい料理がまんぷくになるまで楽しめることが請け合いな、どてかぼちゃでした。
懇親会はいつもよりこじんまりとしていて、飲み物の注文が通りやすく、結構のむことができました。焼酎の水割りがおいしかったです。

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そうやって飲んでいると少しぼんやりとしてくる。
そうだった、ただ飲むんじゃなくて懇親を深めなければ。ぼんやりとそんなことを考えながら文学談義なり、過去の武勇伝なり、多分会社では話すことがない会話を楽しむ。
それは「読書会」という場だから話してしまったのかもしれない。しかしながら、自分は話すという役割を演じているわけではなく、ただ話したかったから話したのだ。

楽しい懇親会が終わり、アルコールでゆらゆら揺れる自意識の中無事に家にたどり着いて、寝る支度をする。明日も仕事だった気がする。そうやってぼんやりと考えながら目を閉じる。そうして、無事読書会は終了する。



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次回もお待ちしております!

文責:手乗りきんかちょう
写真:名古屋11.5期サポーター

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