扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2018年11月18日 16:30~21:00
  • 2018年11月 東京猫町倶楽部 初心者読書会



2018年11月18日 日曜日、秋も一段と深まる中、名古屋に続いて「東京猫町倶楽部初心者読書会」が代官山chano-maで開催されました。実に9カ月ぶりの開催です!

初心者読書会とは、猫町倶楽部定例会の参加回数が0~1回の人が参加できる、猫町倶楽部の魅力を知ってもらうためのイベントです。


さて、今回の課題作品は、全部で6作品。

リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』。
カミュ『異邦人』。
國分巧一郎『暇と退屈の倫理学』。
長谷川長蔵,大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門2』。
鹿島茂『SとM』。
大森立嗣「日日是好日」。

以上の書籍5作品・映画1作品の中から1作品を選んだ約80名の方が参加してくださいました!(パチパチ)。

それでは、それぞれのテーブルからのレポートをお届けします。

・16:30~ 読書会が始まりました!


サポーターによる司会の流れの案内と、と主宰のタツヤさんからのあいさつの後、いよいよ読書会が始まります。




課題本:カミュ『異邦人』……東京サロン月曜会
 この本はムルソーという主人公を通して理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。テーブルでは、ムルソーという風変わりな主人公についての感想が多く出ました。ムルソーと作品に共感できたか、第一部・第二部のどちらにより共感するか、といったことから話から始まり、共感した、という声もある一方で「なんだこいつ、めんどくさい奴だな」と思った、理屈っぽい知人男性の顔が浮かんだ、大人なら訓練ができていて嘘もつけるが、この人は未成熟な感じ、等々の声も出ました。また、詩的な描写の美しさは評価する声が多かったです。作品の時代背景から、社会と個、ファシズムと自由、といった観点からの議論や、また参加者にクリスチャンの方がいらっしゃったので、キリスト教を踏まえたコメントもありました。


課題本:リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』……東京アウトプット勉強会
 「利己的な」遺伝子を読んだ素直な感想から始まり、人間を機械に見なした解釈が怖いといった感想から、学生時代の専攻と近く抵抗なく読めた、などの感想も。本の中では追及されていない現代の遺伝子操作についてどう思う?といった話題や、人類も自然淘汰されて、ジャンクフードばっかり食べていると、どうなんだろう?という私達に身近な話題にもなりました。


課題本:國分巧一朗『暇と退屈の倫理学』……フィロソフィア東京
 猫町倶楽部では、何度も課題本になっているこちらの本。「なぜ人は退屈するのか?」という問題に迫る人気哲学者國分巧一郎さんの著書です。ハイデガーの暇の分類は納得できた?著者の消費社会分析をどう思う?という硬めの話から、引用された映画「ファイト・クラブ」の感想、最近暇と退屈を感じることは?明日急に会社が休みで暇になったらどうする?といったような自分にひきつけた話までいろんな話題で盛り上がりました。



課題本:長谷川長蔵,大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門2』
 こちらの本は、ヒップホップの聴き方がわかる入門書の第二弾で、ヒップホップの変遷や、鼎談を収録が収録された濃い1冊。ヒップホップ初心者の方からヒップホップ好きの方まで盛り上がりました。


課題本:鹿島茂『SとM』……東京UG(アンダーグラウンド)
 こちらの本は、「サディズム」と「マゾヒスム」の欲望を比較する文明論。「西洋人は苦痛を介して神に出会う、日本人は自由の拘束を介して共同幻想に至る」という一節から「今現在自由かどうか」「自由について」熱く語り合いました。SMには全く興味がなかったにもかかわらず徐々に楽しんでいってもらえたようで読書会の意義を感じました。サポーターが鞭と縄を持参しアンダーグラウンドな読書会だったようです。


課題映画:日日是好日……東京シネマテーブル水曜会
 今回唯一の映画作品からのテーブルです。茶道についての映画ですが、知らない人でも楽しめる作品です。「自分では観ない映画でしたが、 観たら思いのほか良かった」や「共感しすぎて、最初から泣いていた」などの感想があり、茶道経験者からはふくさのさばきや初釜などの茶道あるあるが満載でした、という意見も。茶道についての映画ですが知らない人でも楽しめ、テーブルは盛り上がったようです。


参加された方は単純に読書が好きな方や、課題本、課題映画に興味があった方、作品について話してみたかった方、中には利己的な遺伝子に挫折してきてくださった方もいました。色々な人同じテーブルで同じ作品について話すので、会はとても盛り上がっていきました。


・18:30~各分科会のプレゼンコーナー。

話も弾んでいる中時間は過ぎ、各分科会の個性が伝わる熱いプレゼンが繰り広げられました。今回参加した分科会以外の魅力もお伝えできるのが初心者読書会のいいところです。ぜひ他の分科会にも足を運んでみてください!



・19:00~たっぷり話し込んだ後、懇親会に突入です!


懇親会では、課題作品の縛りなく、料理とグラスを片手に興味のあるテーブルへ。乾杯と美味しいものを食べ共通の話題を見つけて歓談を楽しんでくれたようです。


およそ5時間にもなった初心者読書会大いに盛り上がりましたね。時間が経つのもあっという間だったと思います。

また、猫町倶楽部でお会いできることを楽しみにしています!サポーターの皆さんもサポートありがとうございました!


(写真:真珠、やま 文章:raimi)




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