扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2019年3月21日 受付開始18:00 読書会18:30~20:30
  • 第147回名古屋アウトプット勉強会 ケネス・J・アロー著『組織の限界』

2019年3月21日に、第147回名古屋アウトプット勉強会が、ウィンク愛知にて開催されました。
今回の課題本は、1972年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者であるケネス・J・アロー著『組織の限界』でした。


この本では、個人を前提とした価格システムを経済としてとらえる弊害を指摘し、組織が個人の価値を高め、それが経済活動の向上に寄与するとの記述がありました。そして、組織は、硬直化や不服従といった別の問題も引き起こすといった内容について、考察しています。
今回の読書会は、23名の方が参加されました。

司会から挨拶のあと、グループごとに分かれて読書会開始です。グループごとに進行役であるファシリテーターがクジで選出され、初心者でも意見をアウトプットしやすいような環境になっています(ファシリテーターになる方は4回以上参加されている方のみです)。今回のくじは、サポーターが描いた著者ケネス・アローさんの似顔絵でした。



ここで猫町読書会のルールを2つ説明します。
・課題本の読了。
・他の参加者の意見を否定しないこと(本の内容を批判するのは大丈夫です)。
この二つを守っていただければ、自由に自分の意見をアウトプットしていただいて大丈夫です。



今回の課題本は、174ページと短いものでしたが、組織について様々な示唆に富んだ味わい深い内容でしたので、以下のような意見が出ました。

・「組織の限界」というタイトルを聞いて、人の体を考えた。人の体も組織も常に入れ替わりや新陳代謝が激しい。

・現代は当時に比べたら情報コストが下がり、色々な情報を手に入れることができるが、逆に情報量が多過ぎて個人の処理能力を超え始めた。

・解説を書かれた坂井豊貴先生の「多数決を疑う」も読むと、組織についてまた違う視点で考えられるから、おすすめできる。

・神や王などの権威を信じなくなった人が大半になった現代では、組織を成り立たせる権威が揺らいでいると思う。

・個人としての意思決定、個人でないものの意思決定についてどのような違いがあるのか、考えさせられた。

・不確定的財貨(コンテインジエント・コモデイテイ)といった、現代のブロックチェーン技術についての示唆が書かれていた点が面白かった。

また、今回は会の途中でグループメンバーの席替えを行い(ワールドカフェ方式)、読書会を継続したため、より他の方と意見交換ができて大いに盛り上がりました。



最後に参加者全員で記念撮影をしました。


読書会終了後、希望者のみで懇親会を行いました。懇親会の会場は、料理がお洒落でワインが豊富な「ワイン食堂 ウノ」でした。


懇親会に参加された皆さんは、提供された料理に舌鼓を打ちつつ、好きな本について話したり、各々共通のテーマで盛り上がったりしていました。

そして、読書会後の余韻に浸りつつ、懇親会の楽しい雰囲気の中、第147回名古屋アウトプット勉強会は幕を閉じました。


次回4月の読書会では、ハンス・ロスリング他著『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』です。皆様も奮ってご参加ください。
初心者の方も大歓迎です。

文:ポップコーンtakao 写真:HIROKO

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