扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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特別イベント

  • 2019年5月24日(金) 
  • ゲスト:二村ヒトシ『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』(千葉雅也/二村ヒトシ/柴田英里)

2019524日(金)に猫町倶楽部の読書会特別イベント(アウトプット勉強会・フィロソフィア共催)が開催されました。

課題本は、千葉雅也・二村ヒトシ・柴田英里「欲望会議-『超』ポリコレ宣言」(角川書店)で、著者の二村ヒトシ氏がゲストで来てくださいました。



会場は、ウインクあいちのすぐそば、おしゃれなレストランELLE HALL Dining(エルホールダイニング)です。今回の参加者は約40人で、顔ぶれをみると、アウトプット勉強会やフィロソフィア常連の方々と、二村ヒトシさんを以前から知っているファンの方々とがほどよくまじりあっていたように思います。



最初は、タツヤさんのあいさつから。過去の猫町倶楽部と二村さんとの関係が語られます。初めてゲストで来てくださったのはもう8年前とのこと!それ以来何回もゲストで来ているそうです。



二村さんにも簡単にあいさつしていただいた後で、読書会がスタートです。



今回の課題本は、著者3人の対談形式で主に「性的な欲望」をめぐって議論が展開されていきます。普段は、他人と話し合わないテーマですがどのような意見が出てきたでしょう。

・日本人は普段隠しているだけで、この本の議論は世界標準だと思う。柴田さんの意見を一方的に悪いものとするのはおかしいように思う。

#metoo運動は自分におきかえてもピンとこない感じがする。日本人は多様性がないのかなと考えた。

・個人的には非日常的な内容ばかりで抵抗がありました。 柴田さんはわざと過激にしゃべっているのだろうか?

・インターネットで海外から情報が入ってくるようになりこのような話題の扱い方も変わったのではないか。



欲望について語れる場があまりないので今日は楽しみにして来た。

フェミニズム運動などあえて強く告発することで社会が変わっていくと思う。

フェミニズム運動の告発する側と告発される側をそれぞれひとまとめにしていて違和感がある。

「たてがみを捨てたライオン」「キム・ジヨン」など最近の猫町倶楽部で課題本になったものも話題にあがりました。



・前回の二村さんイベントに参加して大ファンになったので、今回も是非と申し込んだ。

・「正義」と「暴力」がキーワードとして印象に残った。一面からだけの視点の正義を絶対的なものとするのは危険。

・善か悪か、白か黒か、で線引きするのが今の社会のように思う。テンプレートにはめ込んで判断した方が簡単だから?でもそれはプログラムされたAIと思考回路が同じなのでは。

・共感は大切。でも最近の共感は過剰に思う。ある対象に対して、理由は正反対なのにそれを悪とする点のみで繋がっていくのは怖い。



・柴田さんのKY力に驚いた。あのパワーはどこから来るのか。

・私は柴田さんが苦手でした。盛り上がっている話の論点を変えてしまうので。

・読書会が皆の欲望会議になると思ったが、あまり自己開示できない。お酒を飲んでから話した方がいいかも。

・ポリコレを強く主張する人達は、「みんな(自分と)同じにしたい」と思っているのか?こういったテーマだと「人類補完計画」を思い起こす。

 

著者の二村さんも順番にテーブルを回って読書会に参加してもらいました。

「この3人の対談に誰か加えるとしたら?」との質問への返答として、「千葉さんは、性別は男性だけどいわゆる男らしさとは違う。柴田さんも性別は女性だけど社会的に要求される女性性らしさではない。僕(二村さん)は性別男性で、まあ男らしいかな。するともう一人加えるならば女性らしい女性がバランスとれるのでは?ジェーン・スーさんとかどうだろう」といったお話もありました。



 読書会をいったん終了した後は、同じ会場での懇親会となります。みなさんでグラスを持って乾杯からスタートです。みなさんいい顔していますね。



今回のお料理はこんな感じ。素敵な盛り付けで、もちろんとても美味しかったですよ。



懇親会が始まって、みなさんが一通り食べられたかなとのタイミングで二村さんのトークショーに移りました。二村さんからの提案で、参加者から質問を受け付けてそれに答えながら進行していきます。



質問を受ける形式でしたが、途中からは質問者の「お悩み相談」のようになってきました。どんな話題でも的確に打ち返し、その場の人々に還元していく二村さんの話ぶりはなかなかすごいものでした。

 

著者の二村ヒトシさんに、サインを求める人もいました。



まだまだ話したりないような雰囲気でしたが、お店との約束の時間が来てしまいました。

最後まで残った方で集合写真を撮りお開きとなりました。参加者の熱気渦巻く素晴らしい雰囲気の読書会になったように思います。ゲストの二村さん、参加していただき本当にありがとうございました。

 

次回のアウトプット勉強会は、628日(金)で、課題本は、デイヴィッド・ブルックス「あなたの人生の科学(上下)誕生・成長・出会い」(ハヤカワ文庫NF)、会場はウインクあいち907会議室となります。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/68649

 

また次回のフィロソフィア名古屋は、717日(水)に藤が丘のJAZZ茶房青猫にて、中島義道「差別感情の哲学」(講談社学術文庫)で読書会を開催します。

http://www.nekomachi-club.com/schedule/69453

      

会場設営・資料作成: Rui、ひら、たくま、HIROKO、ゆっこ (名古屋アウトプット勉強会)

開催レポート 文章:潤  写真:まりそる (フィロソフィア名古屋)

 

 

 

 

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