扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2019年6月9日(日) 読書会16:30~19:00 懇親会19:00~21:00
  • 【東京開催】猫町倶楽部の全てがわかる!初心者限定読書会

読書会って、どんな感じなんだろう?
参加してみたいけど、ちょっと勇気が出ないな…。
そういった方にも気軽に参加していただける、猫町倶楽部の初心者限定読書会。
今回は6月9日(日)に東京代官山で行われた、初心者読書会の様子をお伝えします。

 


 

東京猫町倶楽部には現在6つの分科会があります。
①アウトプット勉強会
②文学サロン月曜会
③シネマテーブル
④藝術部
⑤フィロソフィア
⑥アンダーグラウンド

初心者読書会では、こちらの6つの分科会のそれぞれの課題本の中からお好きなものを読了し、参加していただきます。

 


 

入り口で受付をすると、自分のテーブルを案内されます。

 


 

初めはみなさん緊張の面持ち。
「どんな人が参加しているんだろう?」
「何を話したらいいのかな?」
そんな期待と不安を胸に、いよいよ読書会が始まります。

 


 

猫町倶楽部の読書会のルールは、他人の意見を否定しないこと。
このルールを守った上で、色々な意見を交わしましょう。

 


 

今回は全分科会合わせて108名の参加者が集まり、各テーブル4〜9名の班に分かれ、読書会を行いました。
各テーブルには猫町倶楽部の運営サポーターも参加しており、読書会の進行役であるファシリテーターを務めます。

それでは、各分科会の読書会の様子を見ていきましょう。

 

【文学サロン月曜会】『斜陽』

おなじみ太宰治の代表作。貴族である一家の没落を描いた作品。

主人公であるかず子のたくましさ、弟直治の人間性、かず子が小説家上原に魅かれる理由といった登場人物の話や、その登場人物に投影されているであろう太宰自身の話など、時に脱線しながら様々な話題が飛び交いました。

自分が思ってもいなかった意見を聞くことができたという感想が多く聞かれ、皆さん読書会の醍醐味を味わえたようです。

 

【アウトプット勉強会】『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

変わりゆく世界の中を、自分はどれだけ正確にとらえているか。

自らの持つ本能、メディアによる報道の正確性といった要因を踏まえつつ、それらと現実とを見比べて、自分はいかなる判断をするべきか。

課題本の内容を現在起きている問題にあてはめたり、本に出てきた「レベル4」の上の「レベル5」があったとしたらどのようなものかを考えたり。

さらには参加者それぞれの経験なども語られ、複数の広い視点から本の内容について議論できました。

 

【シネマテーブル】『アメリカン・アニマルズ』

課題作は大学生が12億円の本を盗もうとしたという実話をもとにした映画。

中二病ならぬ大二病で、何かデカいことをして人生変えたい鬱屈した気持ちを上手く描いており、そこに感情移入してみてしまったという感想や、これまでに観たことない映画の構成についても話が出ました。

全編通して画がおしゃれで、主演のバリー・コーガンの演技のうまさも評価のポイント、また大島依提亜さんがデザインしたオシャレなパンフレットについても、今年1番級の出来だという話も。

また、参加者のおすすめ映画も共有しました。

 

【藝術部】『マルセルデュシャンとは何か』

「泉」で有名な芸術家マルセル・デュシャンの人生と作品などが語られている本。

表現が多岐に渡り、掴みどころがないようにも思えるデュシャン。

しかし彼の芸術とは、作品もさることながら、人々の常識や美意識を変えるという、彼のコンセプトそのものだったのではないか、という感想が聞かれました。

また、芸術はかつてのパトロンが求めるものを提供するものから、アーティスト自身の自己探求へと切り替わっているという、歴史的な話にも広がりました。

 

【フィロソフィア】『中動態の世界 意志と責任の考古学』

かつてのギリシア語などに存在した、能動態でも受動態でもない「中動態」についての研究を通して、現代社会の生き方を学びます。

失敗した時に自分の意思が弱いからと自分を責めてたけど、この本を読んで、自分の意思が絶対じゃないと気付いて、少し心が楽になったなどの、自分の意思に対して、別の見方をする事が出来たなどの意見がありました。

 

【UG(アンダーグラウンド)】『伯爵夫人』

文芸評論家である蓮實重彦の衝撃的な小説。

太平洋戦争直前、高校生が伯爵夫人らから性の手ほどきを受けます。

時代が生み出す緊張感と著者ならではの圧倒的な言葉による映画のような描写も特徴。

性的な表現が多くてびっくりしたとの率直な感想がありました。

普段読めない本を読むことができるという、猫町(特にUG)の良いところが出た読書会となりました。

 

さて、読書会の後は、東京猫町各分科会の紹介タイムです。

各分科会趣向を凝らしてのプレゼンが行われました。

 


 


 

皆さん興味津々で聞いています。次に参加したい会は見つかったでしょうか?

引き続き、同じ会場で懇親会になりました。

 


 


 

最初は初対面同士でちょっと緊張気味だった方も、読書会を通してそれぞれのお人柄が分かるようになり、楽しく交流されています。

読書会中の感想を言い合ったり、興味をもった他の分科会の話を聞きに行ったり。あちこちで話の輪が広がります。

 

読書会から懇親会まで4時間半と長丁場のイベントでしたが、まだまだ話し足りない様子の方々もいらっしゃる中、閉会となりました。

これをきっかけに読書会の魅力、猫町倶楽部の魅力を知っていただけたら、サポーター一同大変嬉しいです。

最後にサポーターで集合写真をパチリ。

 


 

初心者読書会から連続参加して、サポーターになった方もいます。

垣根は高くないので、何度か参加されたらサポーターに立候補してみるのもおすすめです。

次の初心者会で参加者をお迎えしているのは、あなたかもしれません。

 

記・写真:みつる たかはし マヤ

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