扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

特別イベント

  • 2019年06月30日 受付開始16:00 読書会16:30~18:20 懇親会18:30~20:30
  • 関西藝術部第3回 辻 惟雄著『奇想の系譜』

第3回目の関西藝術部課題本は、初版は1970年に刊行された美術史家・辻惟雄さんによる『奇想の系譜』。

岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳と言った、明治以降の日本美術史研究の中では正当な評価を受けていなかったユニークな作風を持つ画家たちをとりあげ、「奇想の画家たち」として再評価を促した本。日本美術に詳しい方だけでなく、余り日本美術に馴染みの無い方にもたくさんご参加頂き、合計28名(内1名は初参加の方)の方に足を運んで頂きました。

会場は、大阪の本町にある靭公園の緑に囲まれた居心地の良いカフェ「ATRIO CAFE」。「京町堀1」交差点を西に行く道路沿いにありますが、入り口が若干奥まっていて分かりにくいのでご注意下さい。




ちなみに、靱公園から店内に入る事も可能です。その場合は下の写真にある白壁にこげ茶の二階建てを目指して下さい。


会場の入り口では、サポーターと呼ばれる運営ボランティアスタッフがお出迎え。1期生である僕たち7名は、元々は関西アウトプット勉強会や関西月曜会に参加していたメンバーで構成されているのですが、現代アートが好きな人や古典芸能が好きな人、建築が好きな人も居る一方、自分のように藝術とは全く無縁の人生を送ってきたメンバーで構成されており、決して藝術の専門家集団ではありません。
ただ、みんなでより良い会にしていこうという思いだけは強く抱いているつもりですし、参加者も年齢層や職業など様々ですが、みんなが対等な立場で仲良く楽しく本の感想や芸術に対する思いなどを共有出来る場を作っていきたいと思っています。
各テーブルに極力一人はサポーターを配備するようにしていますし、初参加の方や参加回数が少ない方が疎外感を感じないよう配慮して運営しておりますので、最初のうちは緊張するかと思いますが気軽にご参加頂けると嬉しいです。


会場に入り、ネームカードにその場で呼ばれたい名前(本名である必要はありません)を書いて頂いた上で、6~8人ごとに分かれたテーブルへ。



また、各テーブルには、サポーターとは別に、ファシリテーターという各テーブルを取り仕切るボランティアの司会進行役も居ます。ファシリテーターの方は毎回変わりますが、対象者は過去に猫町倶楽部に参加した事がある方で、立候補して下さった方もしくはサポーターからお願いさせて頂いた方の2通りがあります。
どちらの場合も、受付開始時間の少し前に会場入りして頂き、全ての参加者が楽しみながら心地よく発言できるような雰囲気を作り出し、饒舌な方の独演会にならないように配慮しつつ、有意義な会となるよう奮闘してくださっております。



そんなこんなで読書会がスタート。

課題本自体は文庫本タイプでしたが、比較的たくさんの方が、5,400円する大判フルカラーのバージョンや、参考資料として「奇想の系譜展 図録 江戸絵画ミラクルワールド」「奇想の画家たち」などを持参して下さいました。

やっぱり、大判カラーで見ると全く印象が変わってきますね♪


参加者の半数近くはこれまで余り日本画に触れた事が無かったという方だったような気がしますが、この本をきっかけに姫路市の「五大浮世絵師展」に足を運んだ方が何人か居ましたし、京都のお寺の襖絵になっているものが多いという事を知り、京都のお寺巡りをしたくなったと言っていた方も居ました。


そういう自分自身、これまで日本画には全く興味が無く、江戸時代の画家と言うと葛飾北斎くらいしか知らないレベルだったんですが、チームラボのついでに行った姫路市の「五大浮世絵師展」はむしろチームラボ以上に楽しかったですし、信楽の「MIHO MUSEUM」に行った際にも、課題本に名前が出てきた池大雅や円山応挙、長沢蘆雪、与謝蕪村、伊藤若冲の作品を見つけるたびに、遠い親戚のおじさんの名前を見つけた如く(笑)、一人でテンション上がってしまいました☆
基本、自分は感性で絵画を楽しむというよりは、その作品が生まれた歴史的背景であったり画家の生きた人生とセットで絵画を楽しむタイプなので、ホントこの本を読んで良かったです♪


読書会終了後は、関西にある猫町倶楽部の各種イベント告知。
関西で開催している猫町倶楽部では、「関西藝術部」のほか、ビジネス書がメインの「関西アウトプット勉強会」、文学書がメインの「関西文学サロン月曜会」、課題映画のある「関西シネマテーブル」と4つの分科会があります。多くの参加者が複数の分科会に参加していますし、普段読まないジャンルの本や映画に手を取る良い機会ですので、是非とも一つの分科会だけでなく、複数の分科会に参加して新しい世界を切り開いてみて下さい♪



最後に、参加者全員で集合写真。ちなみに、顔出しNGの方については、自由に課題本でお顔を隠して頂いて構いませんのでご安心下さい。


読書会終了後は、アルコール解禁でフリードリンクの懇親会がスタート。


そして、この日の懇親会では、大学時代に日本画を専攻されていた参加者のmegumiさんによるご厚意により、日本画の絵具体験も実施されました♪


日本画の絵具は、便利さを追求してチューブタイプにはせず、昔のまま色素とのりが分かれているとのこと。実際にその場で指で混ぜて絵の具を作ったのですが、この手触りがまた新鮮で良かった☆

第1回の課題本である岡本太郎さんの『今日の芸術』にも書いてありましたが、誰かが描いた絵を見るのも良いですが、たまには自分で絵を描いてみるというのも良いものですね♪




冒頭に記載したように、僕たちサポーターと呼ばれる運営ボランティアスタッフたちは、決して藝術の専門家集団ではありません。ただ、みんなでより良い会にしていこうという思いだけは強く頂いていますし、これからも、サポーターやファシリテーターだけで無く、参加者皆さんの力で盛り上げていきたいと思っています♪直近で言うと、関西藝術部mixi限定イベントとして、8/25(日) 12:00より、 『メアリー・エインズワース浮世絵コレクション(大阪・天王寺、大阪市立美術館)』にみんなで行き、浮世絵摺り体験をしようというイベントも企画しています♪こちらの方は、mixiの『関西猫町藝術部』コミュニティにて、参加申請お願いします☆

なお、次回の藝術部は、
開催日 : 8月31日(土)16時半〜
開催場所 : ATRIO CAFE
課題本 : 五十嵐太郎著『日本建築入門』
となっています。引き続き、皆さんのご参加をお待ちしています♪

(文 : VANちゃん  写真 : あにき、しば、のんこ)

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