扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋シネマテーブル水曜会

  • 2019年9月25日(水) シネマテーブル:19時30分~ / 懇親会:21時10分~
  • 第109回:名古屋シネマテーブル『ガーンジー島の読書会の秘密』

私はジュリエット・アシュトン。ロンドンで作家をしています。

ロンドンから遠く離れたナーゴヤー島という場所で、映画をテーマにした読書会のような催し「猫町倶楽部 名古屋シネマテーブル」が開催されるという情報を手に入れた私は、さっそく行ってみることにしました。



名古屋シネマテーブルは今回でもう109回目を数えるイベントで、課題映画はマイク・ニューウェル監督、リリー・ジェームズ主演「ガーンジー島の読書会の秘密」という映画でした。

【「ガーンジー島の読書会の秘密」あらすじ】

第二次世界大戦が終わったばかりのイギリス。主人公ジュリエットは、ひょんなことから「ガーンジー島 読書とポテトピールパイの会」の参加者ドーシーと文通を交わすようになる。次第に読書会とドーシーの人柄に興味を持ったジュリエットは、意を決してガーンジー島を訪れる。ドーシーをはじめとする島の人々と交流するうちにこの読書会にはある秘密が隠されていることに気づく。

なんだかこの映画の主人公ジュリエットは私に似ているわね…、全然他人とは思えない!?

名古屋シネマテーブルの会場は、ナーゴヤー島の伏見駅からほど近い「Nov. CAFE」



暗くて落ち着いた雰囲気の内装



隠れ家感のある穴ぐらのような壁



こんな素敵なカフェでした。

今日のシネマテーブルのために集まった参加者は54名もいて大盛況。その中には初参加の人も7名いらっしゃいました。

そしてこの猫町倶楽部のシネマテーブルにはとても大事な「ルール」があることを、私を含めた初参加の皆さんは教えてもらいました。

それは「他の参加者の意見を否定しないこと」。

 



このルールのおかげで、初参加の人や、人前で自分の意見を話すことに慣れていない人でも安心して自分が映画を見た感想を話すことができるのね。

それはとても大切なことだし、このシネマテーブルという会の大きな魅力ね。100回以上も続いている理由も分かる気がするわ。

そしてシネマテーブルでは、ポテトピールパイならぬNov.CAFE名物のサンドイッチも人気の理由のひとつ。



私もおいしくいただきました!

さて、「ガーンジー島の読書会の秘密」について、シネマテーブル参加者の皆さんから出たお話をまとめてみますね。

・どの登場人物もルックスがハマり役でとても良かった! エンタメ要素盛りだくさんで、ロマンスであり、ミステリーであり、歴史ものでもある。ガーンジー島の自然は美しいし、主演女優は可愛くて、ドーシーはイケメンでうっとり。

・戦時中という厳しい状況の中、読書会というのはパッと出た嘘だったのだと思うけれど、そこに逃げ込めるというか文学の方に救いを求めるということができて、その間だけは戦争を忘れられたのかもしれない。

・ポテトピールパイを作ったり自家製ジンを飲んだり豚を隠れて飼育したり、人間はどういった状況でも楽しみを見つけられるし生きてゆけるのだと。

・マークとジュリエットが上手く意思疎通できていないように見えた。婚約者なのに。別に昨日から付き合い始めたばかりのカップルという訳じゃないんだから。

・風船が天井にあたるというシーンがあったが、あれは「人生が頭打ちになる」という暗示だったのでしょうか?

・シャーロットがジュリエットの指輪をじろじろ見ていたのは金目のものに目がくらんだのではなく、彼女は敬虔なキリスト教で、婚約指輪をした女性が1人で島を訪れているという状況を怪訝に思ったからなんだと思います。

・書いちゃダメって言われてもどうしても書きたい作家のさが、業を描いている。

・劇中でも外出禁止令等により島民は人との繋がりに飢えていましたが、SNS社会で直接的な人間関係が希薄となった現在でも、繋がりを求める人に読書会は一定の需要があると思います。



※関連作品
『ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど』
『きみに読む物語』
『ヒトラーの忘れ物』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『嵐が丘』(本)
『朗読者』(本)

会が始まって1時間半、楽しい時間はあっという間に過ぎ時刻は21時に。

シネマテーブルは一旦ここで〆になるのだけれど、この後は近くのブリティッシュパブ「Elephant’s Nest」に会場を移して懇親会が始まります。



まだまだ話足りない、もっと映画の話をしたい、という参加者はこの懇親会をとても楽しみにしているみたいね。だいたい8割くらいの参加者がそのまま懇親会に行きました。もちろん私もね!







懇親会では、映画について本当に気ままに話題フリーで話すことができるのだけれど、毎回一卓だけ「話題映画テーブル」を置いています。



今日の懇親会話題映画は、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。



レオナルド・ディカプリオ、そしてブラッド・ピットというハリウッドの2大トップスターを主演に迎えた話題作ね。

こちらについても参加者の皆さんから出たお話を簡単にまとめてみますね。

・ブラピがとにかくかっこいい。歳を重ねてもずっとかっこいい。
・タランティーノ10作品で引退説があるものの、今回の作品はいわば「彼がハリウッドで見聞きし、経験したことの集大成」と言っても良い、もし10作品目があるとしたら一体何をテーマにするのか、ひょっとして本当に今作で引退してしまうのではないか不安。
・衝撃的なあの事件について、史実とは異なる映画の展開に、タランティーノの「こうであって欲しかった」という思いが汲み取れ、涙しそうになった。
・シャロン・テート事件を知っている分、話が進むにつれて本当にドキドキした。
・劇中に出てくるハリウッドの過去作を知っていればもっと楽しめたかも。その分過去作品にも興味が湧いた。「大脱走」はディカプリオがうまく合成にはめ込まれていて、本当に実在する映画なのか、今作のための架空の映画なのかわからなかった。
・シャロンの映画ではロマンポランスキーの「吸血鬼」が彼女が本当に美しいのでオススメ。
・ディカプリオが8歳の天才子役女優に「あなたよくやったわよ」と言われ涙するという感動的な一幕がありましたが、けっきょく男ってやつは女性からの承認を得るために頑張っているのだなと。女性の年齢は関係ないです。今回のように少女でもそうだし大人の女性でもそうなのですが、女性から承認を与えられると「ああ俺はまだ大丈夫なんだ」と思える。

懇親会は明確な終わりの時間が決まっていないのだけれど、22時を過ぎると少しずつ人が減りはじめて、23時にはほとんどの人が帰ります。でも今回は(今回も?)終電まで頑張っている参加者もいたんですって! でも私はその前に帰りましたけどね。

さて…、実は最後に皆さんに謝らなければいけないのだけど、私がナーゴヤー島だって思いこんでいた今回の開催地…、名古屋市だったみたい。ゴメンなさい!

とにかく言えることは、今回初めて名古屋シネマテーブルに参加してみて、最初は不安もあったけど映画好きの参加者の皆さんと話し合うことができて、お互いに理解を深め交流することができたのはとても大きな収穫でした。次の機会にもこうして皆さんとお話しできることを願っています。

それではまた、シネマテーブルの会場でお会いしましょう!
愛をこめて
ジュリエット
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次回のシネマテーブルは10月30日(水)、
課題映画は「JOKER(ジョーカー)」

第76回ベネチア国際映画祭で、アメコミ映画史上初となる最高賞にあたる金獅子賞を受賞した本作。すでに来年のアカデミー賞でも有力候補になるのではないかと噂されています。

10月4日(金)よりミッドランドスクエアシネマほか全国の劇場で上映開始です。

そして懇親会話題映画は、是枝裕和監督の「真実」
こちらは10月11日(金)からミッドランドスクエアシネマほか各館で公開
が始まります。

※懇親会話題映画の鑑賞は任意です。未鑑賞の方でも定例会・懇親会のどちらにもご参加いただけます。

 

定例会申し込みはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://www.nekomachi-club.com/schedule/73155

名古屋シネマテーブルのmixiコミュニティはこちらから
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://c.mixi.jp/cinematable

 

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