扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年10月5日(土) 受付16:30、読書会17:00~18:40、懇親会19:00〜21:00
  • 関西文学サロン月曜会 第55回 太宰治『人間失格』

暑さの厳しかった夏も一段落。・・・したとは思えないほど、2019年10月5日の「猫町倶楽部関西文学サロン月曜会」は熱かった!!

その熱気の理由を明らかにすべく、我々はアマゾンの奥地・・・ではなく、おなじみのカフェバー「ラポーティア」へと向かった。


 

店内に一歩入ると、にこやかな運営スタッフが受付をしてくれる。


 

リラックスできる落ち着いた雰囲気の店内。ここまではいつも通りだ。だが・・・何かがおかしい。何かが気になるのだ。そういえば、心なしか着物を着用している参加者が多いような気もする。


 

そこまで考えを巡らせたところで、私ははっと気が付いた。そうだ、今回はいつもの読書会とは一味違うのだ。今回の課題本は太宰治の『人間失格』。関西シネマテーブルとのコラボ企画であり、次回の関西シネマテーブルでは『人間失格』を題材とした映画『人間失格 太宰治と三人の女たち』が取り上げられる・・・まさに太宰好きにはたまらない会!


 

「『人間失格』、初めて読んだのはいつ?」

「太宰って結構好き嫌い分かれませんか?ちなみに僕は大好きです!」

読書会が始まる前から話が盛り上がるのは猫町倶楽部ではよくあることだが、今回はすごい。参加者58名(うち初参加者7名)それぞれの太宰への熱い思いが伝わってくるようだ。司会が登場し、簡単な説明が行われたところでいよいよ読書会スタート。

「主人公も太宰治本人も、女をここまで惹きつける魅力はどこにあるのか?ダメな部分も自己開示するからでは?」


 

「昔読んだときの印象と違っていた。自分が大人になってみると共感できるところが増えた」


 

「世の中は明るく前向きが求められる中、これだけ読まれているのは、みんな少なからず共感があるからでは」

「道化を演じる事、常に世間の目を気にすることは芸能人にも通じるところがありそう」

・・・はっ、いけないいけない。あまりの楽しさに当初の目的を忘れてしまっていた。私はこの読書会の熱気の謎を知るためにここにいるのだ。ベストドレッサーの発表が始まるようなので、ここで一度クールダウンしてゆっくり考えをまとめてみよう。

参加者それぞれが「文豪」「vivid」というテーマで自分の装いについて発表していく。


 

同じテーマでも、参加者によって全く異なるアプローチで作り上げられた装いはどれをとっても素晴らしく、個性的だ!


 

しかし、今回は何といっても艶やかな着物姿が美しい・・・はっ、またやってしまった。全く熱気の謎は解けていないが、どうやら読書会は終了し、懇親会がスタートするようだ。


 


 

美味しい料理を囲むと、自然と笑顔が増えてくる。さっきまで初対面だったとは思えないほど打ち解けた参加者の面々は、思い思いに話に花を咲かせているようだ。

ここで恒例の席替えタイム!今回のトークテーマは「映画」「グルメ・酒」「旅行」「恋愛」「話し足りん」「フリートーク」「最近読んだ本」など。行きたいテーブルがたくさんあって迷ってしまう。だが、私には熱気の謎を解き明かすという使命が・・・・目的が・・・・・!

「『ボヘミアン・ラプソディ』が去年のベストかな~」

「最近行った美味しいお店ってありますか?」

「太宰って、生きてたらYoutuberとかになってそうな気がする!」


 

「素敵な出会いってどこにあるのかな~」

・・・楽しかった。ひとしきり「恋愛」のテーブルでおしゃべりを楽しんだ後、私は思った。結局最後まで熱気の謎は解けなかったが、それ以上の心地よい疲労感と充実感が私を包んでいた。だが、これでは駄目だ。このレポートの目的が全く果たされていない。

我々は、決して諦めない。猫町倶楽部の何がここまで人々を惹きつけ、熱気を生み出すのか。その謎を解くために、まずは10/27(日)開催の関西シネマテーブル(課題映画は『人間失格 太宰治と三人の女たち』、会場は引き続きラポーティアです)に参加しなければ。そして、11月17日(日)の特別イベント(文学サロン月曜会と関西藝術部コラボ!『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を課題本として、読書会の後に作者の大島真寿美さんによるトークショー&文楽の観劇があります!)にも参加しよう、と決意しながら、私は家路に着いた。


 

最後に、今回ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

また猫町倶楽部でお会いしましょう!

(文:しほ、写真:タクミ、Tomomi、ジュリア)

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