扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2019年2月16日(土) 
  • 月曜会藤が丘本店 白岩玄『たてがみを捨てたライオンたち』

2月の藤が丘本店定例会は、気持ちよく晴れた土曜日のお昼に開催されました。
休日のゲストイベントという事もあり、満員御礼。70名が参加し、そのうち初参加は3名でした。

今回の課題本は白岩玄著「たてがみを捨てたライオンたち」。
専業主夫になるべきか悩む直樹、離婚して孤独をもてあます慎一、モテないアイドルオタクの幸太郎、この3人が主人公の小説です。テーマは「男らしさ」。

 

著者の白岩さんが特別ゲストとしてお越しくださいました。

皆さん自分の体験を交えて、<自己開示>しながら話をされていました。「この本は読書会向き」という感想もでるほど、大変盛り上がりました。代表的な意見をご紹介します。

・直樹は他者評価を気にしすぎではないか(大事なのは自己評価)
・直樹夫婦の話し合いができる所が、凄く良いと思った!
・綿貫さんは自分を貫いているところが良い!
・慎一は父親と和解しなくて良かった。話に締まりが出来た。
・親の世代のジェンダー感に左右され、納得できないものの、「そういう世代だから」という風に考えてしまいがちだった。

白岩さんも各テーブルを回って読書会に参加し、質問に答えてくださいました。

「自己開示しなかった人間が自己開示するようになったことが、<たてがみを捨てた>という事です」
「須田は他人に全く興味がないタイプで、一番書いていて楽しかったですね」

女性からの厳しいツッコミを受け、男性が自分の経験を重ねながら<自己開示>して、登場人物たちを弁護するようなシーンも。

・主人公の3人とも甘え過ぎ。まだそんな事でたてがみ(プライド、男としての尊厳?見栄?)にこだわるのかと呆れる。(女性の意見)
・もしも自分が専業主夫になってと言われたらショックだと思う…。(男性の意見)

 

今回のドレスコードは「自分らしくない服装」。

ベストドレッサーに選ばれたのは、こちらの皆さん。8人中6人が男性なのは珍しいです。サングラスをかけたり、髪の色を変えたり。「白岩さんによるベストドレッサー賞」に輝いたのは<男らしい>タンクトップ姿のワカさん。

マスターの一曲はジョン・レノン「ウーマン」でした。

読書会の後は、白岩さんのトークショー。

「この小説は男性の自己開示がテーマです」
「男性のプライド問題について、30代になってやっと書けるようになりました」
「男性が女性に押し付けてる事を事前にヒアリングして作品に盛り込みました」
「主人公3人ともに自分(白岩さん)の要素が入っています」
「男性が孤立してる感じを出すために、3人が関わらないようにしました」
「学生時代に運良くジャニーズ系枠に入れた事で人生変わりました」

トークショーの最後には、参加者からの質問に答えてくださいました。

 

この日のまとめとして、白岩さんから以下のコメントをいただきました。

「今日はいろんな意見を聞けて、勉強になりました。男性の生き方に幅が出てきたらいい。いろんな形の夫婦があっていいと思います。」

懇親会には50名以上が参加し、白岩さんと一緒に盛り上がりました。

タンクトップに直筆サイン!ライオンのイラスト付き!

次回は3月15日に定例会を予定しています。はじめての方も気軽にお越しください。

文:うえじ
写真:まりそる、ゆき

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